住基ネット個人情報漏洩事件 手配中の暴力団関係者が出頭・逮捕
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警視庁捜査2課は6日までに、東京都杉並区で起きた住民基本台帳ネットワークシステムの個人情報漏洩事件で、逮捕状を取り行方を捜していた、暴力団関係者で職業不詳・大野淳志容疑者(36)=住居不定=が、5日午前に警視庁杉並署に出頭してきたため、住民基本台帳法違反(秘密保持義務)容疑で逮捕した。同課は大野容疑者の認否を明らかにしていない。

大野淳志容疑者(36)
大野容疑者は2021年4月から2022年2月にかけて、知人の男(35)を通じて当時、東京都杉並区役所の職員だった男(33)=懲戒免職=に、都外に住む男女2人の個人情報の検索を依頼し、区職員の男が住民基本台帳ネットワークシステムの専用端末を操作して、住所などを漏洩した疑いがもたれている。
元区役所職員の男は2018年5月以降、およそ20件の個人情報を不正に取得していて、中には暴力団関係者とトラブルになっている人物などが含まれていた。警視庁は、大半は大野容疑者が知人の男を通じて漏洩を依頼したとみている。
事件を巡っては、住基ネットで調べた個人情報を漏洩させたとして、2022年11月に杉並区役所の元職員(33)と知人の男(35)を住民基本台帳法違反容疑で逮捕し、いずれも今年2月28日に、東京地裁で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けている。
警視庁捜査2課は6日までに、東京都杉並区で起きた住民基本台帳ネットワークシステムの個人情報漏洩事件で、逮捕状を取り行方を捜していた、暴力団関係者で職業不詳・大野淳志容疑者(36)=住居不定=が、5日午前に警視庁杉並署に出頭してきたため、住民基本台帳法違反(秘密保持義務)容疑で逮捕した。同課は大野容疑者の認否を明らかにしていない。

大野淳志容疑者(36)
大野容疑者は2021年4月から2022年2月にかけて、知人の男(35)を通じて当時、東京都杉並区役所の職員だった男(33)=懲戒免職=に、都外に住む男女2人の個人情報の検索を依頼し、区職員の男が住民基本台帳ネットワークシステムの専用端末を操作して、住所などを漏洩した疑いがもたれている。
元区役所職員の男は2018年5月以降、およそ20件の個人情報を不正に取得していて、中には暴力団関係者とトラブルになっている人物などが含まれていた。警視庁は、大半は大野容疑者が知人の男を通じて漏洩を依頼したとみている。
事件を巡っては、住基ネットで調べた個人情報を漏洩させたとして、2022年11月に杉並区役所の元職員(33)と知人の男(35)を住民基本台帳法違反容疑で逮捕し、いずれも今年2月28日に、東京地裁で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けている。
身分隠し祭りの出店権利を詐取 「桜井総家」総長を逮捕
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静岡県警裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と捜査4課は6日、静岡県東部の複数の祭り会場での露店の出店権を不正に取得したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系藤友会組員らが逮捕された詐欺事件で、暴力団員であることを隠して出店する権利をだまし取ったとして、新たに暴力団・「櫻井總家」総長・仁藤晴任容疑者(59)=静岡県富士市今泉=を詐欺の疑いで逮捕した。

静岡県警察本部
仁藤容疑者は2022年7月30、31両日に開かれた「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と、同年8月15~17日に開催された「三嶋大祭り」で、既に逮捕された藤友会組員や「県東部イベント商業協同組合」の代表などと共謀し、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、主催者側に「出店申込書」や「誓約書」などを提出し、不正に出店の権利をだまし取った疑いがもたれている。これらの祭りは、独自ルールで暴力団員や関係者らの出店を禁じている。
東部イベント商業組合は仁藤容疑者が実質的に支配していて、露店の出店についても決定権があったといい、出店料を各露店あたり3万円から5万円、計約1200万円以上を得ていたとみられていて、県警は、暴力団の資金源になっていたとみて詳しい金の流れを調べている。
静岡県警裾野、御殿場、沼津、三島、富士宮各署と捜査4課は6日、静岡県東部の複数の祭り会場での露店の出店権を不正に取得したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系藤友会組員らが逮捕された詐欺事件で、暴力団員であることを隠して出店する権利をだまし取ったとして、新たに暴力団・「櫻井總家」総長・仁藤晴任容疑者(59)=静岡県富士市今泉=を詐欺の疑いで逮捕した。

静岡県警察本部
仁藤容疑者は2022年7月30、31両日に開かれた「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と、同年8月15~17日に開催された「三嶋大祭り」で、既に逮捕された藤友会組員や「県東部イベント商業協同組合」の代表などと共謀し、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、主催者側に「出店申込書」や「誓約書」などを提出し、不正に出店の権利をだまし取った疑いがもたれている。これらの祭りは、独自ルールで暴力団員や関係者らの出店を禁じている。
東部イベント商業組合は仁藤容疑者が実質的に支配していて、露店の出店についても決定権があったといい、出店料を各露店あたり3万円から5万円、計約1200万円以上を得ていたとみられていて、県警は、暴力団の資金源になっていたとみて詳しい金の流れを調べている。
池袋サンシャイン乱闘事件 新たに「中華龍」メンバーら4人を逮捕
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警視庁は6日、2022年10月に東京都豊島区池袋の高層ビル「サンシャイン60」にある料理店内で乱闘騒ぎを起こしたとして、新たに準暴力団・チャイニーズドラゴン幹部・藤岡剛容疑者(42)=東京都江東区豊洲=と、埼玉県などで活動する新興勢力「中華龍」のリーダー格・陳龍容疑者(30)=埼玉県川口市栄町=ら男4人を建造物侵入と威力業務妨害の疑いで逮捕した。

藤岡剛容疑者(42)

陳龍容疑者(30)

事件当時(2022年10月16日)
4人は2022年10月16日、サンシャインの58階にあるフランス料理店に押しかけ、その場にいたチャイニーズドラゴンの別のメンバーらに殴りかかり、会場裏にあった皿を投げつけるなどして店の業務を妨害した疑いがもたれている。4人のうち3人は中華龍のメンバーで、警視庁は組織同士の関係や実態解明を進めている。
店には当時、東京都北区赤羽などを拠点とするグループを中心に約100人が集まり、懲役刑を終えたグループ元トップの「出所祝い」が開かれていて、ほかのグループ幹部らが出席していたが、藤岡容疑者は招待されなかったため、交友があった中華龍のメンバーとともに乱入し、トラブルになったという。中華龍は10~30代の若者が中心で、反社会的行為を繰り返していて、警察当局が動向を注視している。
この事件をめぐっては、2022年12月にも同じく会場に侵入し店の業務を妨害したとして、警視庁が別のチャイニーズドラゴンのメンバーら5人を逮捕していて、いずれも処分保留で釈放されている。
警視庁は6日、2022年10月に東京都豊島区池袋の高層ビル「サンシャイン60」にある料理店内で乱闘騒ぎを起こしたとして、新たに準暴力団・チャイニーズドラゴン幹部・藤岡剛容疑者(42)=東京都江東区豊洲=と、埼玉県などで活動する新興勢力「中華龍」のリーダー格・陳龍容疑者(30)=埼玉県川口市栄町=ら男4人を建造物侵入と威力業務妨害の疑いで逮捕した。

藤岡剛容疑者(42)

陳龍容疑者(30)

事件当時(2022年10月16日)
4人は2022年10月16日、サンシャインの58階にあるフランス料理店に押しかけ、その場にいたチャイニーズドラゴンの別のメンバーらに殴りかかり、会場裏にあった皿を投げつけるなどして店の業務を妨害した疑いがもたれている。4人のうち3人は中華龍のメンバーで、警視庁は組織同士の関係や実態解明を進めている。
店には当時、東京都北区赤羽などを拠点とするグループを中心に約100人が集まり、懲役刑を終えたグループ元トップの「出所祝い」が開かれていて、ほかのグループ幹部らが出席していたが、藤岡容疑者は招待されなかったため、交友があった中華龍のメンバーとともに乱入し、トラブルになったという。中華龍は10~30代の若者が中心で、反社会的行為を繰り返していて、警察当局が動向を注視している。
この事件をめぐっては、2022年12月にも同じく会場に侵入し店の業務を妨害したとして、警視庁が別のチャイニーズドラゴンのメンバーら5人を逮捕していて、いずれも処分保留で釈放されている。
身分を隠して銀行口座を開設 「道仁会」最高顧問を再逮捕
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熊本県警熊本中央署は、暴力団幹部であることを隠して自ら経営する会社の預金口座を開設したとして、指定暴力団・道仁会最高顧問で「四代目平野組」総裁・篠塚信之容疑者(68)=玉名郡玉東町=を詐欺の疑いで再逮捕した。

熊本県警熊本中央署
篠塚容疑者は、2022年2月に熊本県玉名市の金融機関で、暴力団とは無関係と偽り、自分が実質的に経営している運送会社「玉商」の口座開設を申し込み、通帳とキャッシュカードを発行させ騙し取った疑いが持たれている。
篠塚容疑者は今年2月、虚偽の臨時株主総会の議事録を法務局に提出し、運送会社の登記を不正に変更したとして、電磁的公正証書原本不実記録と供用の疑いで逮捕されていて、その捜査の中で今回の事件が発覚した。
同署は、篠塚容疑者の認否を明らかにしていないが、運送会社の金が暴力団に流れていた可能性があるとみて調べている。
熊本県警熊本中央署は、暴力団幹部であることを隠して自ら経営する会社の預金口座を開設したとして、指定暴力団・道仁会最高顧問で「四代目平野組」総裁・篠塚信之容疑者(68)=玉名郡玉東町=を詐欺の疑いで再逮捕した。

熊本県警熊本中央署
篠塚容疑者は、2022年2月に熊本県玉名市の金融機関で、暴力団とは無関係と偽り、自分が実質的に経営している運送会社「玉商」の口座開設を申し込み、通帳とキャッシュカードを発行させ騙し取った疑いが持たれている。
篠塚容疑者は今年2月、虚偽の臨時株主総会の議事録を法務局に提出し、運送会社の登記を不正に変更したとして、電磁的公正証書原本不実記録と供用の疑いで逮捕されていて、その捜査の中で今回の事件が発覚した。
同署は、篠塚容疑者の認否を明らかにしていないが、運送会社の金が暴力団に流れていた可能性があるとみて調べている。