山口組系「東北の拠点」没収、購入時に詐欺容疑
指定暴力団・山口組系暴力団が福島県喜多方市に詐欺行為で組事務所を開設しようとしたとみて、同県警が暴力団関係者を詐欺容疑で逮捕し、組織犯罪処罰法に基づき、福島地裁会津若松支部に組事務所用とみられる土地・建物の没収保全命令を請求、同支部から命令が出ていたことがわかった。
県警によると、同法に基づき土地・建物が没収保全命令の対象になるのは異例。県警は暴力団が山口組の2次団体「弘道会」の東北の拠点にしようとしたとみて調べている。
捜査関係者によると、同県南会津町の暴力団関係者(60)ら2人が2008年、喜多方市内の土地・建物を2200万円で購入することで同市の男性と合意したが、「節税対策になる」などと言って、1200万円で書面上の契約を締結。1184万円分しか払わなかったとして県警は先月、2人を詐欺容疑で逮捕した。
没収保全命令は先月29日付。県警は、会津若松市に事務所を置く暴力団組長(53)が指示した疑いがあるとみて逮捕状を取り行方を追っている。同法に基づく没収保全命令は、犯罪行為で得た金銭や不動産などの処分を禁じるもの

県警によると、同法に基づき土地・建物が没収保全命令の対象になるのは異例。県警は暴力団が山口組の2次団体「弘道会」の東北の拠点にしようとしたとみて調べている。
捜査関係者によると、同県南会津町の暴力団関係者(60)ら2人が2008年、喜多方市内の土地・建物を2200万円で購入することで同市の男性と合意したが、「節税対策になる」などと言って、1200万円で書面上の契約を締結。1184万円分しか払わなかったとして県警は先月、2人を詐欺容疑で逮捕した。
没収保全命令は先月29日付。県警は、会津若松市に事務所を置く暴力団組長(53)が指示した疑いがあるとみて逮捕状を取り行方を追っている。同法に基づく没収保全命令は、犯罪行為で得た金銭や不動産などの処分を禁じるもの
