<みかじめ料>要求の工藤会幹部ら逮捕 福岡県警
特定危険指定暴力団に適用される「警戒区域」内でみかじめ料(用心棒代)を要求したとして、福岡県警特別捜査本部は16日、特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部、鷺田(さぎた)国男(41)=同市八幡西区▽同組組員、吉岡淳(32)=同県水巻町--の両容疑者を暴力団対策法違反容疑で逮捕した。
容疑は6月5日、北九州市内で飲食店を経営する男性(57)に「6月分のお金をもらってくるよう頼まれたんやけど」などと、警戒区域で暴力団の威力を示して金銭を要求したとしている。県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。
県警によると、男性は約10年前から複数の飲食店を経営し1店舗月5万円、年間百数十万円のみかじめ料を払ってきた。6月16日に工藤会総裁、野村悟被告(68)が所得税法違反容疑で逮捕され、県警本部長が「決別のチャンス」と訴えたのをニュースで見て、17日に警察署に相談したという。
改正暴対法には特定危険指定暴力団の組員が警戒区域内で不当要求をした場合、中止命令を経ずに即逮捕できる「直罰規定」が盛り込まれており、同規定による逮捕は4件目。

容疑は6月5日、北九州市内で飲食店を経営する男性(57)に「6月分のお金をもらってくるよう頼まれたんやけど」などと、警戒区域で暴力団の威力を示して金銭を要求したとしている。県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。
県警によると、男性は約10年前から複数の飲食店を経営し1店舗月5万円、年間百数十万円のみかじめ料を払ってきた。6月16日に工藤会総裁、野村悟被告(68)が所得税法違反容疑で逮捕され、県警本部長が「決別のチャンス」と訴えたのをニュースで見て、17日に警察署に相談したという。
改正暴対法には特定危険指定暴力団の組員が警戒区域内で不当要求をした場合、中止命令を経ずに即逮捕できる「直罰規定」が盛り込まれており、同規定による逮捕は4件目。
