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全国の暴力団・任侠・極道・準暴力団・匿名・流動型犯罪グループ関連の事件・ニュース速報

殺人未遂で逮捕の「絆會」若頭 拳銃と実弾所持の銃刀法違反で起訴

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 長野地検松本支部は12日、今年2月に仙台市のアパートの一室で拳銃1丁と実弾10発を所持していたとして、指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤茂樹こと金成行被告(55)を銃刀法違反の罪で起訴した。検察は金被告の認否を明らかにしていないが、警察の調べに対しては、黙秘を続けている。

全国指名手配・金澤成樹こと金成行容疑者
金澤茂樹こと金成行容疑者

 金容疑者は今年2月1日、潜伏先の宮城県仙台市若林区沖野の住宅街にあるアパートで逮捕されていて、アパートの室内に拳銃1丁と実弾10発を不法に所持していた疑いが持たれている。金容疑者の逮捕後に、同日行われたアパートの家宅捜索で拳銃と実弾が発見され、再逮捕されていた。

 金容疑者は2020年9月28日、長野県上伊那郡宮田村の飲食店駐車場に停められた車の中で、当時・絆會傘下だった「四代目竹内組」の宮下聡組長(51・当時48)の脇腹を拳銃で撃ち、殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕・送検されている。押収された拳銃と実弾は、宮下組長への殺人未遂事件で使用された拳銃とは違うものとみられている。

◀◀三瓶組若頭射殺事件
 金容疑者を巡っては、宮下組長への殺人未遂事件で逃走中の2022年1月、茨城県水戸市元吉田町の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組」の3階建て事務所の2階にいた三瓶組神部達也若頭(当時40)を銃撃して殺害した疑いがあるとして、茨城県警が逮捕状を取っていて捜査を続けている。

山中の倉庫に拳銃と実弾を保管 神戸山口組系「古川組」組長を不起訴処分

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 神戸地検は、兵庫県西宮市の山中の倉庫に拳銃3丁や実弾39発を保管したとして、銃刀法違反容疑などで逮捕された特定抗争指定暴力団神戸山口組系「四代目古川組」組長(64))について、12日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。

神戸地方検察庁
神戸地方検察庁

 組長は知人の飲食店経営の男(67)=兵庫県尼崎市=らと共謀して2023年5月17日、西宮市山口町の山中にある倉庫内で回転式拳銃2丁と自動装塡式拳銃1丁、実弾39発を保管所持していたとして、今年1月に銃刀法違反容疑などで逮捕されていた。

 この倉庫は、共謀したとされる飲食店経営の男が管理していて、2023年5月17日に男が銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されていて、逮捕時に「拳銃は1~2年前にあることを知った。組(古川組)の者が置いていったものと思う」と説明していた。男はその後、処分保留で釈放されている。

レンタル倉庫に拳銃や実弾所持で傘下会長ら逮捕を受け 住吉会本部を捜索

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 埼玉県警は6日、埼玉県川口市のレンタル倉庫を「武器庫」として拳銃2丁と実弾68発を所持していたとして、指定暴力団・住吉会系「三代目村田会」幹部で、「二代目圡方会」会長・市田雅裕容疑者(52)=埼玉県川口市=と、圡方会幹部3人や組員1人の計5人が銃刀法違反(組織的な加重所持)と火薬類取締法違反の疑いで5日に逮捕された事件で、関係先として住吉会本部事務所の家宅捜索を行った。

レンタル倉庫に拳銃、実弾、覚醒剤を所持 住吉会傘下組員を再逮捕
押収された拳銃と実弾
レンタル倉庫に拳銃、実弾、覚醒剤を所持 住吉会傘下組員を再逮捕1

 市田容疑者ら5人は共謀して2023年6月27日、川口市にあるコンテナ型のレンタル倉庫の一室に、38口径の米国製回転式拳銃1丁と25口径の密造した回転式拳銃1丁、それぞれに適合する実弾計68発を組織的に隠し持っていた疑いが持たれていて、県警は市田容疑者らが暴力団抗争などに備え、レンタル倉庫を組織的に武器庫としていたとみている。

 レンタル倉庫の捜索では、拳銃や実弾のほか、覚醒剤約52グラム(末端価格約326万円相当)も見つかっていて、県警はこれらの入手経路や関与した人物の特定など詳しく調べている。

レンタル倉庫の「武器庫」に拳銃や実弾所持 住吉会系村田会傘下「圡方会」会長ら5人を逮捕

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 埼玉県警は5日、埼玉県川口市のレンタル倉庫を「武器庫」として拳銃2丁と実弾68発を所持していたとして、指定暴力団・住吉会系「三代目村田会」幹部で、「二代目圡方会」会長・市田雅裕容疑者(52)=埼玉県川口市=と、圡方会幹部3人や組員1人の計5人を銃刀法違反(組織的な加重所持)と火薬類取締法違反の疑いで逮捕した。県警は、5人の認否を明らかにしていない。

市田雅裕容疑者(52)
市田雅裕容疑者(52)

 5人は共謀して2023年6月27日、川口市にあるコンテナ型のレンタル倉庫の一室に、38口径の米国製回転式拳銃1丁と25口径の密造した回転式拳銃1丁、それぞれに適合する実弾計68発を組織的に隠し持っていた疑いが持たれている。同課はこのトランクルームが抗争などに備えた武器庫とみていて、拳銃や実弾の入手経路を調べている。

レンタル倉庫に拳銃、実弾、覚醒剤を所持 住吉会傘下組員を再逮捕
押収された拳銃と実弾
レンタル倉庫に拳銃、実弾、覚醒剤を所持 住吉会傘下組員を再逮捕1

 この事件は、「拳銃がある」との情報を得た県警が2023年6月、レンタル倉庫を捜索して拳銃や実弾、覚醒剤約52グラム(末端価格約326万円相当)を発見。契約者情報などから圡方会組員(49)=埼玉県川口市西新井宿=を銃刀法違反(加重所持)と覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の容疑で逮捕していたが、さいたま地検が同年11月に不起訴処分としていた。

 県警はその後も捜査を継続していて、関係者の供述や関係先周辺の防犯カメラの映像解析などから、市田容疑者らの関与が強まり逮捕した。

富山市の民家に拳銃発砲 元暴力団組員に懲役6年6か月、指示役の男に懲役11年の実刑判決

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 富山地方裁判所(梅澤利昭裁判長)は29日、2018年に富山市の住宅に拳銃を発砲したとして、銃刀法違反などの罪に問われた、元暴力団組員で別事件で服役中の横堀正人被告(49)=本籍・射水市=と、建設業・梶川裕之被告(55)=高岡市=の2人の判決公判が開かれ、横堀被告に懲役6年6か月、梶川被告に懲役11年の判決を言い渡した。

富山地方裁判所
富山地方裁判所

 横堀被告は梶川被告の指示のもと、2018年11月と12月に富山市の住宅に拳銃を発砲し窓ガラスや壁などを損壊したとされ、拳銃の発砲が2人の共謀かどうかが裁判の争点となっていた。

 判決で梅澤裁判長は、「元暴力団員であった横堀被告は、犯行前に梶川被告に送ったメールで、 拳銃を意味するとみられる”道具”という言葉を使ったうえ、複数にわたる下見など入念な準備が必要なことを報告していた。また、梶川被告もメールに疑問を持っていないことから、拳銃を使用することを認めていたと考えられる」と指摘。そのうえで、拳銃の発砲に意思疎通があり共謀が認められるとして、横堀被告に懲役6年6か月、梶川被告に懲役11年の判決を言い渡した。

 弁護側は控訴について「被告と相談して決める」としている。

殺人未遂容疑で逮捕の「絆會」若頭 拳銃と実弾所持で再逮捕

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 長野・愛知県警の合同捜査本部は21日午後、長野県上伊那郡宮田村で発生した殺人未遂事件で、今月1日に宮城県仙台市内で逮捕された指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤茂樹こと金成行容疑者(55)を銃刀法違反の疑いで再逮捕した。

全国指名手配・金澤成樹こと金成行容疑者
金澤茂樹こと金成行容疑者

 金容疑者は今月1日に潜伏先の宮城県仙台市若林区沖野の住宅街にあるアパートで逮捕されていて、アパートの室内に拳銃1丁と実弾10発を不法に所持していた疑いが持たれている。金容疑者の逮捕後に、同日行われたアパートの家宅捜索で拳銃と実弾を発見し、押収されていた。金容疑者は宮田村の殺人未遂事件については黙秘を続けている。

 金容疑者は2020年9月28日、長野県上伊那郡宮田村の飲食店駐車場に停められた車の中で、当時・絆會傘下だった「四代目竹内組」の宮下聡組長(51・当時48)の脇腹を拳銃で撃ち、殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕・送検されていた。押収された拳銃と実弾は、宮下組長への殺人未遂事件で使用された拳銃とは違うものとみられている。

◀◀三瓶組若頭射殺事件
 金容疑者は逃走中の2022年1月に、茨城県水戸市元吉田町の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組」の3階建て事務所の2階にいた三瓶組神部達也若頭(当時40)を銃撃して殺害した疑いもあり、茨城県警が逮捕状を取っている。

拳銃3丁と実弾39発を山中の倉庫に保管 神戸山口組系「古川組」組長を逮捕

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 兵庫県警暴力団対策課と尼崎北署は17日までに、兵庫県西宮市内の山中にある倉庫に拳銃や実弾を保管していたとして、銃刀法違反(複数所持、実包所持)などの疑いで、特定抗争指定暴力団神戸山口組系「四代目古川組」組長・玉城吉広こと親泊吉広容疑者(64)を逮捕、送検した。調べに対し親泊容疑者は「まったく知りません」と容疑を否認している。

兵庫県警察本部
兵庫県警察本部

 親泊容疑者は知人の飲食店経営の男(67)=兵庫県尼崎市=らと共謀して2023年5月17日、西宮市山口町の山中にある倉庫内で回転式拳銃2丁と自動装塡式拳銃1丁、実弾39発を保管所持していた疑いが持たれている。飲食店経営の男は倉庫を管理していた。

 男は2023年5月17日に銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕され、その後処分保留で釈放されたが、逮捕時に「拳銃は1~2年前にあることを知った。組(古川組)の者が置いていったものと思う」と説明していた。

 倉庫はトタンで作られた平屋で、脚立やスコップなどがあり、拳銃や実弾は箱に入れて隠すような形で置かれていた。同課はこの倉庫が古川組の武器庫として使用されていたとみていて、拳銃などの入手経路を調べている。

レンタル倉庫に拳銃2丁、実弾68個、覚醒剤52グラム所持の住吉会系三代目村田会傘下「圡方会」組員を不起訴処分

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 さいたま地検は、埼玉県川口市にあるレンタル倉庫に拳銃2丁や大量の実弾、覚醒剤などを隠し持っていたとして、銃刀法違反(拳銃加重所持)と火薬類取締法違反、覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕されていた、指定暴力団・住吉会系三代目村田会傘下「二代目圡方会」組員で塗装工の男性(49)=埼玉県川口市西新井宿=について、22日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。

レンタル倉庫に拳銃、実弾、覚醒剤を所持 住吉会傘下組員を再逮捕
押収された拳銃と実弾
レンタル倉庫に拳銃、実弾、覚醒剤を所持 住吉会傘下組員を再逮捕1

 男性は今年6月27日、米国製38口径の回転式拳銃1丁、密造した25口径の回転式拳銃1丁と、それぞれの銃に適合する実弾計約68発、覚醒剤約52グラム(末端価格約326万円相当)などを川口市内にあるコンテナ型のレンタル倉庫に隠して所持していた疑いとして、今年7月18日に県警捜査4課と川口署の合同捜査班に逮捕されていた。

 男性は同日、暴力団組員であることを隠して2021年12月に川口市内のアパートの賃貸契約を結んだとして、詐欺容疑で逮捕され、捜査の過程でこのレンタル倉庫を捜索し、工具などの道具とともに拳銃や実弾、三つに小分けされた覚醒剤が一緒に入ったビニール袋が発見されていた。

 県警は、レンタル倉庫の契約者が別人物だったことから、組織的に使用されていたとみて引き続き調べるとともに、拳銃や覚醒剤などを所持していた経緯などを捜査している。

自宅に安土桃山時代の刀剣や19世紀の古式銃を所持 住吉会系「中村会」幹部を逮捕

 警視庁薬物銃器対策課と小金井署は28日までに、およそ200年前に作られた芸術的価値が高い刀剣や古式銃などを無登録で所持したとして、指定暴力団・住吉会系「四代目中村会」幹部・大島克之容疑者(51)=東京都台東区松が谷=を銃刀法違反(所持)などの容疑で逮捕した。

自宅に安土桃山時代の刀剣や19世紀の古式銃を所持 住吉会系「中村会」幹部を逮捕
押収された古式銃や刀剣
自宅に安土桃山時代の刀剣や19世紀の古式銃を所持 住吉会系「中村会」幹部を逮捕2

 大島容疑者は今年7月、無登録で刀剣や古式銃などを自宅アパートに所持し、8月7日には東京都立川市の組事務所に、実包375発、銃用の雷管121個、無煙火薬約105グラムを所持した疑いが持たれている。

 押収された古式銃や刀、槍は、刀は刃渡り53.9センチ、槍は全長約2メートル(刃渡り31.7センチ)、古式銃は全長99.3センチで、東京都教育委員会に鑑定を依頼した結果、銃は1800年代半ばにアメリカで製造された「シャープス銃」で、幕末に日本に持ち込まれたとみられ、刀と槍は安土桃山時代(1573~1603年)に作られたものとみられる。特に古式銃は保存状態が良く、古美術品として価値があるとみられる。

 いずれも芸術的価値が高く、銃や刀剣類は一定の条件を満たし、自治体の教育委員会で登録手続きを経て、認められれば自宅などで芸術品としての所持が許されているが、大島容疑者は無登録で所持していた。 

 大島容疑者は「自分の物で間違いない」と容疑を認めているが、事務所で発見された実包や火薬類は古式銃に使えるものではなく、警視庁は実包や火薬類などの用途を調べるとともに、銃や刀剣類の所持の目的や入手経路などを調べている。

自宅のタンスに拳銃とライフル銃を所持 元暴力団組員を不起訴処分

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 東京地検は6日、自宅のタンスの中に拳銃とライフル銃を隠し持っていたとして、今年10月12日に銃刀法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕されていた元暴力団組員の男性(52)を不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。

東京地方検察庁
東京地方検察庁

 男性は今年9月20日、茨城県坂東市の自宅に殺傷能力のある自動式拳銃1丁とライフル銃1丁を所持した疑いが持たれている。拳銃はメーカーなどが刻印された部分が削り取られていて、実弾は見つかっていない。

 前日の19日に警視庁の警察官が、東京都千代田区内で車に乗っていた男性を職務質問した際に、違法薬物の使用が疑われたことから男性の自宅を家宅捜索したところ、室内の洋服ダンスにあったスポーツバッグから銃2丁が発見された。

自宅に拳銃1丁と実弾19発 山口組系幹部を逮捕 免許証に不実記載の家宅捜索で発覚

 愛知県警は、自宅に自宅に拳銃1丁と実弾19発を隠し持っていたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系幹部・松原雄司容疑者(75)=岐阜県各務原市鵜沼羽場町=を銃刀法違反(加重所持)の疑いで逮捕した。調べに対し松原容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。

自宅に拳銃1丁と実弾19発 山口組傘下幹部を逮捕 免許証に不実記載の家宅捜索で発覚
押収された拳銃と実弾
自宅に拳銃1丁と実弾19発 山口組傘下幹部を逮捕 免許証に不実記載の家宅捜索で発覚

 松原容疑者は運転免許証を更新する際に、実際には住んでいない住所を記した申請書を提出し、免許証に不実記載をさせた免状不実記載の疑いで10月11日に逮捕され、この事件で同日正午すぎに行われた岐阜県各務原市の自宅マンションの家宅捜索で、38口径の回転式で密造されたものとみられる拳銃1丁と実弾19発が発見された。

 県警は、拳銃と実弾を所持していた動機や入手経路などを調べている。

アパートに拳銃8丁・実弾325発を所持 稲川会傘下幹部ら3人を逮捕 大麻とコカインも所持

 神奈川県警川崎署は31日、神奈川県川崎市のアパートの一室に拳銃8丁と実弾325発を隠し持っていたとして、指定暴力団・稲川会傘下幹部・金城嘉人容疑者(44)=住所不詳=と、同組員・沼田尚裕容疑者(42)ら3人を銃刀法違反(加重所持)などの容疑で逮捕した。

神奈川県警川崎警察署
川崎警察署

 この事件は川崎署が2022年12月8日、3人とは別の稲川会系関係者の覚醒剤取締法違反事件で、川崎市川崎区にある自宅アパートを家宅捜索した際、室内にあったキャリーケースの中から自動式拳銃6丁と回転式拳銃2丁、実弾325発を発見して押収、殺傷能力の有無を鑑定していた。

 県警は、マンション周辺の防犯カメラ映像などから3人を特定し、この部屋に持ち込んだと判断した。このマンションに住んでいた男についても銃刀法違反容疑で近く逮捕する方針。県警はこのアパートの一室が組の「武器庫」として使われていた可能性があるとみて、組織的な関与についても調べている。

 このアパートの室内からは、大麻約5グラムと微量のコカインも発見されていて、県警は同日、3人を大麻取締法違反などの容疑でも逮捕した。

西宮の社員寮発砲事件 実行犯の山口組系「兼一会」幹部に懲役7年の判決

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 神戸地裁(入子光臣裁判長)で20日、兵庫県西宮市で2021年3月にかつて暴力団組事務所として使われていた運送会社社員寮に銃弾が撃ち込まれた事件で、銃刀法違反(加重所持、発射)と建造物損壊などの罪に問われた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目兼一会」幹部・儀保幸徳被告(54)=大阪市東淀川区=と、無職・山本勝己被告(54)=東淀川区井高野=に対する裁判員裁判の判決公判が開かれ、入子裁判長は儀保被告に懲役7年(求刑懲役9年)、山本被告に懲役5年(同8年)の実刑判決を言い渡した。

神戸地方裁判所
神戸地方裁判所

 両被告は2021年3月3日午前2時前、当時・山口組の二次団体で2015年8月以降、特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下となった侠友会(2022年12月解散)の傘下組織が、10年以上前に組事務所として使用していた西宮市の運送会社社員寮に銃弾4発を発砲し、シャッターを損壊したとされる。また儀保被告は事件で使用された軽自動車のレンタカーに付けていた偽装用のナンバープレートを盗んだとされる。

 公判では実行役の両被告と、犯行の指示役とされる兼一会幹部で「名倉組」組長・名倉教文被告(一審で実刑判決)との共謀が争点となった。

 入子裁判長は、指示役の車が発砲前に社員寮前を4回通過し、両被告の車とも連携した動きで現場周辺を走っていたことなどから、「互いに協力して一緒にやるという意思を通じ合っていた」と共謀の成立を認め、事件の背景として暴力団の抗争に触れ、「人の生命身体に重大な危害を生じさせかねない」などと指摘した。

自宅に拳銃1丁と実弾21発を所持 住吉会系「幸平一家」傘下組員を逮捕

 警視庁薬物銃器対策課は17日までに、東京都板橋区の自宅マンションに拳銃1丁と実弾21発を所持していたとして、指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家」傘下組員・十川幹仁容疑者(21)=東京都板橋区板橋4=を銃刀法違反(加重所持)容疑で逮捕した。同課は十川容疑者の認否を明らかにしていない。

自宅に拳銃1丁と実弾21発を所持 住吉会系「幸平一家」傘下組員を逮捕
押収された拳銃と実弾
十川幹仁容疑者(21)
十川幹仁容疑者(21)

 十川容疑者は今年9月27日、自宅で米国製の自動式拳銃1丁(スミス・アンド・ウェッソン38口径)と、実弾21発を所持した疑いが持たれている。

 警視庁が、別の違法薬物事件で十川容疑者の自宅を家宅捜索したところ、クローゼットから中から金属製のメタルケースに入れられ、タオルにくるまれた状態の拳銃と実弾が発見された。自宅の家宅捜索では乾燥大麻も見つかっていて、警視庁は近く、販売する目的で乾燥大麻を隠し持っていたとして大麻取締法違反(営利目的所持)容疑でも再逮捕する方針。

 警視庁は、拳銃の入手経路や組織的な関与などについても調べを進めている。

自宅に拳銃やライフルを所持 元暴力団組員の男を逮捕

 警視庁薬物銃器対策課は12日、自宅で拳銃とライフル銃を所持したとして、元暴力団組員で職業不詳・佐藤明弘容疑者(52)=茨城県坂東市逆井=を銃刀法違反(所持)の疑いで逮捕した。同課は佐藤容疑者の認否を明らかにしていない。

自宅に拳銃やライフルを所持 元暴力団組員の男を逮捕
押収された拳銃とライフル
佐藤明弘容疑者(52)
佐藤明弘容疑者(52)

 佐藤容疑者は今年9月20日、坂東市の自宅で殺傷能力のある自動式拳銃1丁とライフル銃1丁を所持した疑いが持たれている。拳銃はメーカーなどが刻印された部分が削り取られていて、入手ルートを隠そうとした可能性もあるといい、現時点で実弾は見つかっていない。

 前日の19日に警視庁の警察官が、東京都千代田区内で車に乗っていた佐藤容疑者を職務質問した際に、違法薬物の使用が疑われたことから佐藤容疑者の自宅を家宅捜索したところ、室内の洋服ダンスにあったスポーツバッグから銃2丁が発見された。

 同課は、銃の使用形跡や入手した経緯、背後に暴力団の関与などについて調べている。

池田組組長使用の車に発砲 山口組系山健組傘下「妹尾組」幹部に懲役7年の実刑判決

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 岡山地裁で28日、2022年10月に岡山市で対立抗争中の特定抗争指定暴力団池田組の組長が使用する車に銃弾を撃ち込んだとして、器物損壊と銃刀法違反の罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下「三代目妹尾組」本部長・福岡一彦被告(58)の裁判が開かれ、宇田美穂裁判長は懲役7年(求刑・懲役8年)の実刑判決を言い渡した。

池田組組長使用の車に発砲 山口組系山健組傘下「妹尾組」幹部に懲役7年の実刑判決
事件当時の様子
池田組組長使用の車に発砲 山口組系山健組傘下「妹尾組」幹部に懲役7年の実刑判決

 福岡被告は2022年10月6日午後9時20分頃、池田組池田孝志組長が住む岡山市北区のマンション駐車場に止まっていた池田組関係者所有の車に向け、拳銃で弾丸5発を発射して車のフロント部分を壊したとされる。

 宇田裁判長は判決で、「周辺は学校などが立ち並ぶ地域で、立て続けに5発発砲しており、一般市民に危害を及ぼしかねない危険な犯行であることは明らかで、社会に多大な恐怖と不安を与えた」とした一方で、「犯行後直ちに自首し反省の弁を述べている」などとして、福岡被告に対し懲役8年の求刑に対して懲役7年の判決を言い渡した。

運送会社の社員寮発砲事件 実行役2人が指示役との共謀を黙秘や否定

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 神戸地裁(入子光臣裁判長)で26日、2021年3月に兵庫県西宮市で、かつて暴力団の組事務所として使われていた運送会社の社員寮に銃弾が撃ち込まれた事件で、銃刀法違反(加重所持、発射)と建造物損壊などの罪で起訴された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目兼一会」幹部・儀保幸徳被告(54)=大阪市東淀川区=と、無職・山本勝己被告(54)=東淀川区井高野=に対する裁判員裁判の初公判が開かれた。

神戸地方裁判所
神戸地方裁判所

 2人は事件の実行役とされ、山本被告は発砲などについては認めたものの、犯行の指示役とされる兼一会幹部で「名倉組」組長・名倉教文被告(一審で実刑判決)とは「面識がない」などと主張。儀保被告も、山本被告との共謀は認めたが、指示役との接触など「それ以外は黙秘します」と述べた。

 2人は指示役の名倉被告と共謀して2021年3月3日午前2時前、西宮市にある運送会社の社員寮に銃弾4発を発砲し、シャッターを損壊したとされる。また儀保被告は、事件で使用された軽自動車のレンタカーに付けていた、偽装用のナンバープレートを盗んだとされる。発砲された運送会社の社員寮は、10年以上前にかつては山口組の二次団体だった侠友会の傘下組織が組事務所として使用していた。

 検察側は冒頭陳述で「犯行直前に両被告が指示役の車に先導され、犯行現場の状況や逃走経路を下見していた」などと指摘し、「強固な犯意に基づく危険な犯行」と主張した。

 一方、弁護側は裁判員らに対し、起訴内容の一部を黙秘する儀保被告について「黙秘権の行使を不利益に扱ってはならない」などと訴えた。

ベトナムから国際郵便で実弾500発を密輸入 ベトナム国籍の男逮捕

 警視庁は13日、ベトナムから国際郵便を使って拳銃の実弾500発を密輸入したとして、すでに実弾所持で逮捕されているベトナム国籍の会社員の男(26)=静岡市駿河区=を銃刀法違反(拳銃実包輸入)の疑いで再逮捕した。

警視庁本部
警視庁本部

 男は仲間と共謀して今年8月中旬、インターネットを使ってベトナムの売人に実弾を発注し、実弾500発を隠した荷物をベトナムから国際郵便で密輸入した疑いが持たれている。税関職員の検査で発覚した。

 荷物の宛先は静岡県内のアパートで、情報提供を受け、警視庁が今年8月下旬に男の自宅を家宅捜索した際に実弾を発見、男の関与が浮上し、銃刀法違反(拳銃実包所持)の疑いで逮捕していた。

 一度に密輸された実弾の量としては異例の多さで、調べに対し、男は「銃が好きだった。日本で禁止されているのは知っていた」などと話し、趣味で持っていたと供述している。警視庁は国際的な犯罪組織が関与しているとみて解明を進めている。

京都市内の倉庫に拳銃3丁と実弾27個を所持 男2人を逮捕

 滋賀県警は12日、拳銃3丁と実弾を京都市内の倉庫に隠し持っていたとして、建設業・鈴木守容疑者(53)=京都市右京区=と、会社員・藤井城作容疑者(53)=北九州市=の2人を銃刀法違反(加重所持)容疑で逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

倉庫から押収した拳銃と実弾
押収された拳銃と実弾

 2人は2022年11月22日、京都市右京区の倉庫内に回転式拳銃3丁と、これに適合する実弾27個を保管、所持した疑いが持たれている。同年9月ごろに拳銃所持の情報提供を受け、県警が11月に倉庫内を捜索し、ポリ袋や紙袋で何重にも包まれ、工具などと一緒に段ボールに入っていた拳銃や実弾を発見、押収した。

 その後の捜査から、倉庫を契約していた鈴木容疑者と、知人の藤井容疑者が拳銃の所持に関わった疑いがあるとして逮捕に至った。押収された拳銃は、アメリカなどの銃器メーカーの刻印はあるものの、造りが精巧ではないことから、密造されたものとみられている。

 県警は、暴力団が関わっているとみて、入手経路など詳しい経緯を調べている。

池田組組長使用の車に発砲 山口組系山健組傘下「妹尾組」幹部に懲役8年求刑

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 岡山地裁で4日、2022年10月に岡山市で特定抗争指定暴力団池田組の組長が使用する車に銃弾を撃ち込んだとして、器物損壊と銃刀法違反の罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下「三代目妹尾組」本部長・福岡一彦被告(57)の裁判が開かれ、岡山地検は「住民らを巻き込みかねない危険な状況」「再犯防止のためには短期間の懲役刑では不十分」などとして、福岡被告に懲役8年を求刑した。

池田組組長使用の車に発砲 山口組系山健組傘下「妹尾組」幹部に懲役8年求刑
発砲された車(当時)
池田組組長使用の車に発砲 山口組系山健組傘下「妹尾組」幹部に懲役8年求刑

 福岡被告は2022年10月6日午後9時20分頃、、池田組池田孝志組長が住む岡山市北区のマンション駐車場に止まっていた池田組関係者所有の車に向け、拳銃で弾丸5発を発射して車のフロント部分を壊したなどとされている。

 弁護側は「通行人や住民がいないことを確認してから犯行に及んだ」などとして懲役5年程度が相当と主張。最後に福岡被告が「いろいろな方に心配をかけたことは反省しております。この場を借りてお詫びします」などと話した。

  判決は9月28日に言い渡される予定。

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