ナマコ密漁 山口組系「旭導会」幹部ら10人を逮捕
北海道警旭川中央署は1日、去年8月にオホーツク海側の雄武町南雄武の沖でナマコを密漁したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「旭導会」幹部・山中一彦容疑者(57)と、旭導会組員や知人の水産加工会社経営の男ら10人を漁業法や水産資源保護法違反の疑いで逮捕した。10人の認否を明らかにしていない。

北海道警旭川中央署
山中容疑者らは去年8月24日から25日にかけて、雄武町南雄武の沖でナマコを密漁した疑いなどが持たれている。現場の近くをパトロールしていた警察官が海岸に不審な車数台が止まっているのを見つけ、その場にいた数人に職務質問していたところ、沖合から潜水器具などを積んだボートで、ほかの容疑者ら数人が戻ってきたが、密漁したナマコは見つからなかった。容疑者らの数人は現場で密漁をしていたことは認めたが、「ナマコがないから証拠がない」などと主張していた。
その後の捜査で、携帯電話の情報や車の走行ルートなどから裏付け捜査を進め、約半年が経過した3月1日に10人を逮捕した。

北海道警旭川中央署
山中容疑者らは去年8月24日から25日にかけて、雄武町南雄武の沖でナマコを密漁した疑いなどが持たれている。現場の近くをパトロールしていた警察官が海岸に不審な車数台が止まっているのを見つけ、その場にいた数人に職務質問していたところ、沖合から潜水器具などを積んだボートで、ほかの容疑者ら数人が戻ってきたが、密漁したナマコは見つからなかった。容疑者らの数人は現場で密漁をしていたことは認めたが、「ナマコがないから証拠がない」などと主張していた。
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ナマコ密漁2億円、首謀者の組長逮捕、「無関係」と否認/北海道
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暴力団組員らによる青森県むつ市川内町沖でのナマコ密漁事件で、県警組織犯罪対策課が19日に漁業法違反などの疑いで逮捕した暴力団組長の男が、2015年3月以降だけで、実行犯グループから約2億円の「売り上げ」を受け取っていたとみられることが同日、同課への取材で分かった。一方、男は「密漁に全く関係していない。納得がいかない」と容疑を否認している。
同課は、既に摘発した実行犯グループは14年9月から川内町沖でナマコを密漁していたことを解明しており、組長の男には、さらに多額の現金が渡っていた可能性があるとみて捜査を進める。
漁業法違反、水産資源保護法違反容疑で逮捕されたのは、指定暴力団6代目山口組系暴力団(4次団体)組長で無職、紙谷亘容疑者(43)=北海道函館市。一連の事件で14人目の逮捕者で、実行犯グループを主導したとされる男(44)=6日に実刑判決=の弟。
逮捕容疑は15年10月、実行犯グループ8人と共謀し、許可なくナマコ約960キロを捕り、川内町漁協の漁業権を侵害などした疑い。実行役は函館市の買い受け業者の男(68)=起訴済み=への売却を始めた15年3月以降、密漁品の「売り上げ」を紙谷容疑者の口座に入金していたもようだ。同月以前の密漁ナマコは、別の売却先があったとみられる。
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