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暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿

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工藤会ナンバー3の公判 総裁への尊敬の念を口にして組織的な関与を否認

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 福岡地裁で25日、特定危険指定暴力団工藤会トップ・野村悟被告(75)の指揮命令の下で実行された「4つの市民襲撃事件」のうち3つの事件に関与したとされ、そのほか「暴力団排除標章」を掲げた飲食店に配下組員に指示して放火するなど、あわせて6つの事件で罪に問われている工藤会のナンバー3で「五代目田中組」組長・菊地敬吾被告(50)の公判が行われた。

菊地敬吾被告
菊地敬吾被告

 公判の被告人質問で菊地被告は、弁護側の「総裁という肩書きについてどう思う?尊敬すべき人?」との質問に対し、「もちろん、見守っていただけるような存在」--と野村被告への尊敬の念を口にし、「野村被告の工藤会での権限は?」との質問に対し、「権限がないとかではなく、口出しはしません」--と答えた。

 2012年4月の「元警部銃撃事件」について、弁護側の「野村被告から指示を受けた?」との質問に「覚えてない」--、「田上被告からは?」との質問に「ありません」--、「あなたが指示した?」との質問に「ありません」--と答え、元警部銃撃事件への工藤会トップ3人の関与を否認した。

 事件の実行役に指示を出したとされる田中組幹部・田口義高被告については、弁護側の「どうして起こしたか心当たりはある?」との質問に「事情は分からない」--、「田口被告は指示なくこんなことが起こせるのか?」との質問に「だから起きたんじゃ?」、「指示がないから起こせたのでは?」、「私たちが知れば止める立場にある」と返答した。次の被告人質問は2月3日に予定されている。

 福岡地裁は2021年8月の一審判決で、4つの市民襲撃事件について野村被告を頂点とした工藤会の組織的関与を認定し、総裁・野村被告に死刑、ナンバー2の会長・田上不美夫被告には無期懲役の判決を言い渡した。野村・田上両被告は一貫して無罪を主張し、控訴している。

山口組系一心会傘下幹部が組事務所内で撃たれ死亡 犯人は逃走

 茨城県水戸市元吉田町で17日午後1時45分ごろ、「パンパンと拳銃のような音が聞こえた」と通行人の男性から110番通報があった。

山口組傘下幹部が組事務所内で撃たれ死亡 犯人は逃走
「三瓶組」組事務所

 茨城県警水戸署によると、水戸市元吉田町にある特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組」の3階建て事務所の2階にいた三瓶組神部達也若頭(40)=同市千波町=が、何者かに拳銃で撃たれ頭から血を流しているのを発見。神部幹部は病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。室内には事件に使われたとみられる拳銃1丁が残されていたが目撃者はいなかった。発砲したとみられる容疑者は逃走している。

2001年の男性射殺事件 フィリピン逃亡の元・極東会系組幹部を起訴

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 横浜地検は22日、2001年11月に飲食店経営の男性を射殺し遺体を遺棄したなどとして、フィリピンに逃亡していた、犯行当時・極東会系組幹部・遠山勇二被告(58)=住所不詳=を殺人や銃刀法違反(拳銃加重所持)、死体遺棄の罪で起訴した。認否は明らかにしていない。

 遠山被告は共犯の男5人と共謀して、2001年11月22日未明、城山町(現・相模原市緑区)の路上で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭を拳銃で2発撃って殺害し、遺体を同市内の畑に埋めて遺棄したとされる。

 遠山被告は事件後、フィリピンに逃亡したが、同国当局に拘束され、神奈川県警が今月2日に殺人などの疑いで逮捕した。

病院置き去り死亡事件 死因は「外傷性くも膜下出血」

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 神奈川県警は、今月3日に横浜市中区の病院に意識不明状態の北川典聖さん(38)=住所・職業不詳=が運び込まれ、その後死亡した事件で、6日に北川さんの司法解剖を行い、体に複数の刺し傷があったが、死因は頭部を打撲したことによる「外傷性くも膜下出血」だったと明らかにした。

病院置き去り死亡事件2
暴行された店の現場検証
病院置き去り死亡事件

 この事件は12月3日、横浜市中区の雑居ビルの店舗内で北川さんの顔や胸を殴ったうえ、刃物で刺すなどして殺害したとして、指定暴力団・稲川会系幹部・臼井裕太容疑者(36)=横浜市磯子区洋光台=が殺人の疑いで逮捕された。

 臼井容疑者は暴力団員とみられる数人の男らと共に、意識不明の北川さんを病院に運び、その際に臼井容疑者が病院の職員に自分の氏名を明らかにしたうえで複数の車に乗ってその場から立ち去った。

 県警は、組織的な犯罪の可能性があるとみていて、暴行された現場周辺の防犯カメラなどの捜査を続けている。

男性殺害し病院に置き去りの稲川会系幹部 殺人容疑で送検

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 神奈川県警は5日、今月3日午後に神奈川県横浜市中区の病院に北川典聖さん(38)が意識不明の状態で運び込まれ、その後死亡した事件で、逮捕された指定暴力団・稲川会系幹部・臼井裕太容疑者(36)=横浜市磯子区洋光台=を、殺人の疑いで横浜地検に送検した。臼井容疑者は事件直後に北川さんを病院に運んだ際、病院の職員に対し自分の氏名を明らかにしたうえで立ち去ったという。臼井容疑者の認否は明らかにしていない。

男性殺害し病院に置き去りの稲川会系幹部・臼井裕太容疑者を殺人容疑で送検
臼井裕太容疑者(36)

 臼井容疑者は3日正午ごろ、横浜市中区の雑居ビルの店舗内で北川さんの頭や胸などを殴ったり、刃物のようなもので数回刺すなどして殺害した疑い。臼井容疑者は翌4日に逮捕された。

 県警は6日以降、北川さんの司法解剖を行い死因を調べるとともに、組織的な犯行の可能性もあるとみて調べている。

病院置き去りの男性死亡事件 稲川会系幹部を殺人容疑で逮捕

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 神奈川県警暴力団対策課と加賀町署は4日、3日午後に神奈川県横浜市中区の病院に男性が意識不明の状態で運び込まれ、その後死亡した事件で、指定暴力団・稲川会系幹部・臼井裕太容疑者(36)=横浜市磯子区洋光台=を殺人容疑で逮捕した。

病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走
意識不明の男性置き去り
その後死亡が確認された
病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走

 臼井容疑者は、3日正午ごろ、横浜市中区の店舗内で、北川典聖さん(38)の頭や胸などを殴ったり、刃物のようなもので数回刺すなどして殺害した疑いがもたれている。

 北川さんは、横浜市中区の病院に車で運び込まれ、そのまま置き去りにされていた。すでに心肺停止の状態で、別の病院に搬送され死亡が確認された。暴力団員とみられる数人の男らが、顔などに大ケガをした北川さんを連れて現れ、うち1人が「殴って刺した」などと告げたという。男らは間もなく複数の車に乗ってその場から逃走、通報で捜査員が駆けつけたときにはすでに立ち去っていて、神奈川県警が殺人容疑などで北川さんを運び込んだ男の行方を追っていた。

 県警は、他にも関与した人物がいるとみて行方を追っている。

病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走

 3日午後4時25分ごろ、神奈川県横浜市中区本牧町1丁目の病院職員から「男性患者が運ばれてきた。30代くらいの男が『自分で殴って刺した』と言っている」と110番通報があった。消防には打撲のほか腕に刺し傷があると通報があった。

病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走
意識不明の男性 病院で死亡
顔に打撲、腕に刺し傷
病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走

 運ばれたのは住所・職業不詳・北川聖典さん(38)。北川さんは意識不明で顔に打撲痕があり、同病院から救急救命のため別の病院に搬送されたが、同5時15分ごろに死亡が確認された。

病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走
男らはその場から逃走
病院に置き去り 意識不明の男性死亡 「殴って刺した」複数の男ら逃走

 同病院によると暴力団員とみられる数人の男らが、顔などに大ケガをした北川さんを連れて現れ、うち1人が「殴って刺した」などと告げたという。男らは間もなく複数の車に乗ってその場から逃走、捜査員が駆けつけたときにはすでに立ち去っていた。

 神奈川県警暴力団対策課は、北川さんは別の場所で暴行を受け病院に運び込まれたとみて、周辺の防犯カメラの映像などをもとに、立ち去った男らの行方を追っている。今後、司法解剖を行って詳しい死因を調べるとともに、北川さんと男らとの間に何らかのトラブルがあったとみて捜査を進める方針。暴力団対策課が、傷害致死や殺人容疑を視野に捜査する。

元幹部を射殺して土中に遺棄 フィリピン逃亡の極東会系幹部を逮捕

 神奈川県警暴力団対策課と相模原署は2日、2001年に知人で元・指定暴力団・極東会傘下幹部を殺害し、遺体を土の中に埋めてフィリピンに逃亡していた、犯行当時・極東会系組幹部・遠山勇二容疑者(58)=住所不詳=を殺人と死体遺棄の疑いで逮捕した。遠山容疑者は犯行後、およそ20年間フィリピンに滞在していたと見られ、調べに対し「全て間違いない」と容疑を認めている。

元幹部を射殺して土中に遺棄 フィリピン逃亡の極東会系幹部・遠山勇二容疑者を逮捕
2日午後11時過ぎ
遠山勇二容疑者
遠山勇二容疑者
指名手配されていた
遠山勇二容疑者(当時)

 遠山容疑者は、犯行当時に同じく極東会系組長だった佐藤伸一受刑者(61)=同罪で服役中=ら組員5人と共謀のうえ、2001年11月22日午前0時半ごろ、現在の相模原市緑区の路上で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明ごろ、山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。

 遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。同課が国際手配を行い行方を追っていたところ、今年7月にフィリピン入管当局から遠山容疑者の身柄を確保したとの連絡があり、遠山容疑者は「日本に早く帰りたい」などと供述していた。2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。

 殺害された山田さんは事件以前は極東会系元幹部で、山田さんが組を辞めた後の振る舞いに、遠山容疑者らが不満を持っていたのが動機とみられ、トラブルになっていたことが佐藤受刑者らの公判で明らかになっている。

神戸山口組幹部射殺の山口組系元組員 控訴棄却で2審も無期懲役

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 大阪高等裁判所(和田真裁判長)で29日、2019年に兵庫県尼崎市で対立する特定抗争指定暴力団神戸山口組古川恵一幹部(当時59)を自動小銃で殺害したとして、殺人や殺人予備などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目竹中組」の元組員・安東久徳被告(54)=旧姓・朝比奈久徳=控訴審判決があった。和田真裁判長は無期懲役とした一審・神戸地方裁判所の判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

神戸山口組の古川恵一幹部射殺事件に使われた自動小銃や拳銃
事件に使われた自動小銃や拳銃
旧姓:朝比奈久徳こと安東久徳被告(逮捕当時)
旧姓:朝比奈久徳こと
安東久徳被告(逮捕当時)

 弁護側は9月27日の控訴審初公判で、「犯行は個人的なものにもかかわらず、一審判決は暴力団関係者であることを前提としていて、量刑が不当」と主張し、有期刑が相当と控訴していた。

 今年2月の神戸地方裁判所での一審判決によると、被告は2019年11月に阪神尼崎駅近くの路上で実弾15発を撃ち、神戸山口組古川恵一幹部を殺害。さらに別の神戸山口組幹部を殺害しようと自動小銃などを積んだ車で京都市内に移動、発砲事件を受けて警戒していた京都府警南署員が発見。逮捕時には警察官に銃口を向けた。

 一審の神戸地方裁判所は、裁判員らに危害が及ぶ恐れがあるとして裁判員裁判の対象から除外。「残虐きわまりない犯行。一般市民にも被害が及びかねなかった」として検察側の求刑通り無期懲役を言い渡した。被告が山口組側への個人的な忠誠心から犯行に及んだと判断していた。

 判決で大阪高裁は「強固な殺意に基づく極めて危険な態様だ」と非難。組織的な背景を否定し、有期の懲役刑が相当とした被告側の主張を「自動小銃を使った犯行態様は周囲を巻き込む危険性が極めて高く非常識極まりない。暴力団組織に所属していたとしても、量刑は無期懲役以上しか考えられない」と断じた。

飲食店従業員殺害 山口組系組員を起訴 匿名情報で殺害と特定

 さいたま地検は4日、2016年に埼玉県川口市の飲食店で、従業員・伊藤竜成さん(当時24)=東京都豊島区目白5丁目=に暴行を加えた後に殺害したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・島田一治被告(54)=埼玉県上尾市柏座3丁目=を殺人罪で起訴した。

さいたま地方検察庁
さいたま地方検察庁

 事件からおよそ2年後の2018年12月、埼玉県警に「西川口の飲食店で関係者が暴行後に殺害され、遺体を遺棄された」と匿名の情報提供があり事件が発覚。後の捜査で被害者の伊藤さんを特定し、2019年2月に父親から行方不明届を受理。今年に入って関係箇所を家宅捜索するなどして島田被告が川口市西川口1丁目の飲食店「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、2016年3月18日未明から明け方にかけて、同店内で従業員の伊藤さんに殴る蹴るの暴行を加え、全治不詳の傷害を負わせたとして、今年10月8日~15日までに、島田被告を含む男女7人を傷害容疑で逮捕していた。

 県警は、これまでに延べ2千人以上の捜査員を投入。関係者らの供述や携帯電話の通信履歴などから、殺人容疑も視野に捜査を進めていた。伊藤さんの遺体は見つかっていないものの捜査の結果、殺害されたと特定し事件発生から約5年7カ月が経過し立件に至った。

 島田被告は傷害容疑について容疑を認める一方で、殺人容疑については否認している。島田被告と共謀した同店の男性経営者は、逮捕後の10月28日に川口署の留置場内で首をつって自殺した。

 県警は伊藤さんは島田被告や男性経営者との間に金銭トラブルを抱えていたとみられ、殺害された後に店内から運び出され、いずれかの場所に遺棄されたとみられている。県警は10月29日付で川口署に特別捜査班を設置して、遺体を捜索するとともに経緯を詳しく調べている。

神戸山口組幹部の銃殺 無期判決の元山口組系組員 控訴審初公判

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 大阪高裁で27日、2019年に兵庫県尼崎市で特定抗争指定暴力団神戸山口組古川恵一幹部(当時59)に自動小銃を発射し、殺害した罪などに問われ、神戸地裁の1審判決で無期懲役を言い渡された特定抗争指定暴力団山口組系「二代目竹中組」の元組員・旧姓:朝比奈久徳こと安東久徳被告(54)の控訴審初公判が行われた。安東久徳被告は養子縁組をしたため、姓が「朝比奈」から「安東」に変わっていた。

旧姓:朝比奈久徳こと安東久徳被告
旧姓:朝比奈久徳こと
安東久徳被告(逮捕当時)

 安東被告は2019年11月、尼崎市の路上で対立抗争状態にあった神戸山口組の古川幹部に対し、自動小銃15発を発射して殺害した罪などに問われている。

 1審では、安東被告は「山口組を裏切った神戸山口組の人間を殺して、男になりたかった」などと起訴内容を認め、神戸地裁は判決で「一般市民にも被害が及ぶ危険性があり、残虐極まりない犯行。組織的な犯行ではなかったとしても、有期刑の余地はない」と指摘、「強い殺意に基づく残虐な犯行」として求刑通り無期懲役を言い渡した。

 弁護側は27日の控訴審初公判で、「犯行は個人的なものにもかかわらず、1審の判決は暴力団関係者であることを前提としていて、量刑が不当」と主張し、有期刑を求めた。一方、検察側は控訴の棄却を求め、裁判は即日結審し11月29日に判決が言い渡される。

いわき市小名浜の刺殺事件 暴力団関係などを捜査

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 福島県警いわき東署捜査本部は、9月4日に田邉憲司さん(56)がいわき市小名浜の自宅近くで刺殺された事件は、11日で1週間となり、暴力団の加入や脱退を巡ってのトラブルが事件に発展した可能性もあるとみて、田邉さんの交友関係を中心に捜査し、逃げた犯人の行方を追っている。

暴力団組員が刃物で刺され病院搬送後に死亡2

 田邉さんは車を降りて徒歩で帰宅途中、貨物鉄道の線路内で襲われたとみられ、遺体には数十カ所の刺し傷や切り傷があり、日本刀などの刃の長い凶器が使われたとみられる。

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 いわき市では、今年2月に指定暴力団・住吉会の四次団体、丸唐会小名一家傘下の組事務所に銃弾が撃ち込まれる事件が発生していて、捜査本部は今回の事件との関連も調べている。
福島県いわき市の暴力団事務所で発砲事件
2月27日発砲事件の現場
福島県いわき市の暴力団事務所で発砲事件



いわき市刺殺事件 刺し傷など全身に10カ所以上 短時間の犯行

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 9月4日夜、福島県いわき市小名浜で暴力団関係者・田邉憲司さん(56)が、何者かに刃物のようなもので腹など複数カ所を刺されて殺害された事件で、司法解剖が9月6日に行われ、田邉さんの身体には胸や腹などに刺し傷と、全身に10カ所以上の切り傷があったことが分かった。

暴力団組員が刃物で刺され病院搬送後に死亡1
刃物で刺され病院搬送後に死亡
暴力団組員が刃物で刺され病院搬送後に死亡2

 現場の状況から田邉さんは帰宅途中に10分程度の短時間で襲われ、複数の人が現場から徒歩で立ち去ったとみられる。

 県警では暴力団同士のトラブルが事件に発展し、複数犯が関与した可能性があるとして逃げた犯人の特定を急いでいる。

暴力団組員が刃物で刺され病院搬送後に死亡

 福島県警いわき東署に4日午後9時40分頃、福島県いわき市小名浜林ノ上地内の民家でケンカが起きていると通報があり、駆け付けた署員が職業不詳・田邉憲司さん(56)=同市小名浜=が自宅南側で腹を刺されて倒れているのを発見した。田邉さんは刃物のようなもので腹などを刺されていた。

 田邉さんは暴力団員とみられていて、駆け付けた警察により病院に運ばれ、治療を受けていたが約12時間後の5日午前9時半過ぎに死亡が確認された。

 犯人は刃物を持ったまま逃走中とみられ、同署は現場の状況から殺人事件として、5日午前10時に捜査本部を設置。100人体制で逃げた犯人の行方を追っている。

自宅アパートで男性を殴り殺害 山口組傘下幹部を逮捕

 警視庁小松川署は29日、50代ぐらいの男性を殴って殺害したとして、現場にいた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系幹部・阿部正春容疑者(54)=東京都江戸川区平井=を殺人の疑いで逮捕した。阿部容疑者は黙秘している。

殺人容疑で阿部正春容疑者を逮捕1
事件のあったアパート
殺人容疑で阿部正春容疑者を逮捕2
阿部正春容疑者を逮捕
殺人容疑で阿部正春容疑者を逮捕3

 阿部容疑者は29日午前0時ごろ、江戸川区平井の自宅アパートで50歳ぐらいの男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認された。自宅で一緒に飲酒していたとみられ、阿部容疑者が男性の頭などを何らかの凶器で殴り殺害したとして、同署は男性の身元や経緯を調べている。

 同署によると、阿部容疑者本人が事件の約45分後に「早く来て」と110番通報。居間で倒れていた血まみれの男性を署員が発見した。現場にいたのは被害者の男性と阿部容疑者の2人だけだった。

「工藤会」総裁と会長に再び接見禁止を決定

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 福岡地裁は、市民襲撃4事件で殺人や組織犯罪処罰法違反などの罪に問われ死刑判決を受けた、特定危険指定暴力団工藤会総裁・野村悟被告(74)と、無期懲役を言い渡された会長・田上不美夫被告(65)について接見禁止を決定した。

 両被告は24日の判決公判で、判決言い渡し後に裁判長へ向け「あんた、生涯後悔するぞ」「公正やないね」などと発言したのを踏まえ、組員らを通じて関係者を脅すなどして証拠隠滅を図る恐れが否定できないと判断したとみられる。

 接見禁止は、被害者や証人への圧力による罪証隠滅の恐れがある場合に認められている。また両被告は既に控訴していて、控訴審への影響を考慮したものとみられる。

 両被告の接見禁止は1審の証拠調べが終わった2020年9月に約6年ぶりに解除され、工藤会関係者や福岡県内外の暴力団幹部が相次いで接見に訪れていた。

工藤会裁判 判決不服で控訴 裁判長への発言に「脅しや報復の意図はない」

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 特定危険指定暴力団工藤会が関わったとされる一般市民襲撃4事件で、殺人と組織犯罪処罰法違反などの罪に問われ、死刑判決を受けた工藤会総裁・野村悟被告(74)と、無期懲役とされた会長・田上不美夫被告(65)は、地裁判決を不服として25日付で福岡高裁に控訴した。

工藤会裁判 判決不服で控訴 裁判長への発言に「脅しや報復の意図はない」
左:野村悟被告
右:田上不美夫被告

 4事件は1998年の元漁協組合長射殺(殺人)、2012年の元福岡県警警部銃撃、2013年の看護師襲撃、2014年の歯科医襲撃(いずれも組織犯罪処罰法違反)。24日の地裁判決は、無罪主張を退け4事件全てで野村被告の関与を認定。「首謀者」として極刑はやむを得ないと結論付けた。

 弁護人は24日の判決直後と26日に野村被告と面会、気落ちした様子はなく4事件について改めて「無実です。先生、本当に知らないんですよ。私は頑張ります」と述べたという。

 また、弁護団は26日、野村被告が判決言い渡し後に裁判長に「生涯、このこと後悔するよ」などと発言したことについて、「公正な裁判をお願いしたのに推認、推認で有罪を認定した。こんな判決では裁判官としての職務上、生涯後悔することになるという趣旨だった。脅しや報復の意図はない。言葉が切り取られている」という趣旨の説明をした。

 福岡県警は「司法関係者に危害が及ぶ恐れがある」と判断し、これまで以上に警戒を強化した。

福岡県警:工藤会総裁の死刑判決で裁判官や証人らの保護対策徹底

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 福岡県警は25日、特定危険指定暴力団工藤会の総裁・野村悟被告(74)に死刑を言い渡した24日の福岡地裁の判決公判で、判決直後に野村被告が裁判長に「生涯後悔するぞ」などと威圧するような発言をしたことを受け、、担当の裁判官や公判に出廷した証人らの保護対策を徹底し警備範囲を拡大、改めて警戒を強めよう通知した。

福岡県警:工藤会総裁の死刑判決で裁判官や証人らの保護対策徹底
福岡県警察本部

 これまでの野村被告の公判では、工藤会系組員も証人の男性を面会や電話で威迫したとして、組織犯罪処罰法違反(証人威迫)の疑いで逮捕、起訴されている。

 福岡地裁は24日の判決公判で、四つの市民襲撃事件で殺人罪などに問われた野村被告に死刑、ナンバー2で会長・田上不美夫被告(65)に無期懲役の判決を言い渡した。直後に野村被告は、「全然公正じゃない」などと強い口調で発言。田上被告も「あんたたち恥ずかしくないんか」と検察側に詰め寄っていた。

 県警は、組織犯罪対策課内の「保護対策室」の約100人を中心に対応に当たっており、判決後の工藤会の動向を注視している。警察庁などとも連携し、県内外の保護対象者の安全確保にも当たる方針。

【判決要旨】工藤会総裁に死刑判決 会長に無期懲役

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 福岡地裁で24日午前10時に始まった特定危険指定暴力団工藤会による一般市民を標的とした4件の殺傷事件で、殺人などの罪に問われた工藤会トップで総裁・野村悟被告(74)と、工藤会ナンバー2の会長・田上不美夫被告(65)の判決公判は、「主文」の言い渡しが後回しとなり、判決理由から述べられた。野村被告は認定事実が読み上げられる間、ときおり首をかしげ、隣にいた田上被告は苦笑いを浮かべるなどしていた。

左・野村悟被告 右・田上不美夫被告
左・野村悟被告
右・田上不美夫被告

 午後4時頃に「主文」が言い渡され閉廷が告げられると、両被告の態度は一変。
 野村被告は退廷間際、足立勉裁判長に向かって「公正な判断をお願いしたのに全然公正じゃない」「あんた、生涯後悔するぞ」などと、脅すように大きな声を上げ退廷。
 無期懲役が言い渡された田上被告も「ひどいな、あんた。足立さん」「東京の裁判官になって良かったね」などと、威圧ともとれる発言を残して退廷した。

 足立裁判長は2019年の初公判から今年3月の結審まで計62回の公判を担当。4月に東京高裁に異動したが、この日は出張して判決を読み上げていた。

 一般市民襲撃4事件で野村被告を死刑、会長・田上被告を無期懲役とした福岡地裁の判決要旨は次の通り。

【工藤会と被告】
 野村被告は1986年ごろ、工藤連合の2次団体の組長となり、90年に工藤連合(二代目)が発足した際、田上被告を序列2位に抜てきした。2011年に五代目工藤会が発足し、野村被告が総裁、田上被告が会長となり、序列が厳格に定められていた。
 野村被告は最上位の扱いを受け、特別な存在として見られ、工藤会内で実質的にも最上位の立場で、重要事項についての意思決定に関与していたと推認できる。重要事項に関し、執行部が両被告の意向を無視し、実行することは組織のありようから考え難い。

【元漁協組合長射殺】
 事件は両被告が被害者一族の利権に重大な関心を抱き、交際を拒絶される中で起こった。動機が十分にあり、両被告の関与がなかったとは考えられず、共謀が認められる。弁護人は起訴は公訴権を乱用した極めて不当かつ違法なもので無効だと主張するが失当だ。

【元福岡県警警部銃撃】
 工藤会の最高幹部と直接会話できる数少ない捜査員だった被害者を襲撃するのは、工藤会にとって重大なリスクがあることは容易に想像でき、両被告に無断で起こすとは到底考えられない。

【看護師襲撃】
 野村被告は被害者が勤める美容形成クリニックで受けた施術や対応に不満を抱いており、動機があった。他の組員に動機はなく、無断で実行した可能性はない。

【歯科医襲撃】
 田上被告は港湾建設工事に影響力を有するとみられていた被害者一族の利権に注目し、被害者の父親に利権交際に応じるよう要求したが、父親は応じなかった。野村被告の関心事である利権介入に大きく関係し、多数の組員を組織的に動かす犯行を、田上被告が野村被告の関与なしに指示するとは到底考え難い。

【量刑理由】
 野村被告は巨額の利権を継続的に得ようと、組員らと共謀して漁協の元組合長を殺害した。他の3事件も組織的・計画的で人命軽視の姿勢は著しい。体感治安が著しく悪化する甚大な社会的影響が生じた。暴力団の組織力を利用し、首謀者として関与した。極刑の選択はやむを得ない。
 田上被告の責任は野村被告に次いで重く、無期懲役刑を科すのが相当だ。検察官は、元警部銃撃事件で経済的利益獲得に資するという目的も併せ持っていたとして罰金刑も主張したが、飛躍があり、科すことはしない。

【主文】
 野村悟被告を死刑、田上不美夫被告を無期懲役とする。

 両被告の弁護側は控訴する方針。

福岡地裁:工藤会総裁・野村被告に死刑判決

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 福岡地裁(足立勉裁判長)は24日、全国で唯一の特定危険指定暴力団工藤会が関与したとされる市民襲撃4事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた工藤会トップで総裁の野村悟被告(74)と、工藤会ナンバー2で会長の田上不美夫被告(65)の判決公判で、足立裁判長は求刑通り、野村被告に死刑を言い渡した。田上被告にも無期懲役(求刑無期懲役、罰金2000万円)を言い渡した。指定暴力団トップへの死刑判決は初めて。

 午前10時から始まった判決公判で、足立裁判長は「主文」の言い渡しを後に回し、判決理由の朗読から始めた。その中で足立裁判長は、4事件すべてで両被告と実行役らとの共謀があったと認定。うち唯一死亡者が出て両被告が殺人罪などに問われている元漁協組合長射殺事件では「野村被告は首謀者として関与した」と指摘した。

 各事件は野村被告が意思決定し、「指揮命令系統を利用して組織的に行われた」と指摘。野村被告について「極刑をもって臨まなければ社会正義を実現できない」とし、田上被告に対しても「刑事責任は野村被告に次いで重い」と批判した。

 午後4時ごろ、死刑判決を言い渡された野村被告は、「公正な判断をお願いしたんだけど、全部追認、追認。こんな裁判あるんか。あんた、生涯、この事後悔するよ」と足立勉裁判長に向かって強い口調で発言。無期懲役を言い渡された田上被告は「ひどいな、あんた、足立さん」と述べ、足立裁判長は2度、「退廷してください」と求めた。

 4事件の実行に関わった組員らは既に有罪判決が出て一部は確定しており、両被告の直接的な指示を示す証拠がない中、両被告と組員らとの共謀が成立するかが最大の争点だった。

 野村被告は工藤会への上納金を脱税したとして2018年7月に懲役3年、罰金8000万円の判決を受け、2021年2月に最高裁で上告を棄却されている。

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