大阪府警と群馬県警は16日、暴力団からの脱退を希望していた組員を軟禁し、組事務所への住所変更を強要するなどしたとして、指定暴力団・
山口組系「二代目
章友会」会長、
新井錠士こと
松岡錠司容疑者(51)=大阪市阿倍野区=や配下組員ら計14人を組織犯罪処罰法違反(組織的強要)などの疑いで逮捕した。認否は明らかにしていない。
松岡容疑者らは共謀し、昨年9月12~19日、大阪市北区の組事務所で、脱退希望の30代の男性組員に「無期限謹慎の処分を言い渡す」などと言って事務所での寝泊まりを強要し、バリカンで丸刈りにした疑い。
府警によると男性は9月19日、隙をみて事務所から群馬県内に逃走し、その後脱退した。