極東会系岡崎会事務所での幹部2人死亡事件 来週にも容疑者死亡のまま書類送検
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茨城県警ひたちなか署は、指定暴力団・極東会系「三代目岡崎会」の本部事務所=茨城県ひたちなか市北神敷台=で、2022年6月にいずれも岡崎会の結城嘉則幹部(当時54)と、桜井増美幹部(当時72)の2人が死亡した事件で、来週にも桜井幹部を容疑者死亡のまま、殺人と銃刀法違反の容疑で書類送検する方針を固めた。

岡崎会の事務所(事件当時)

県警は、現場に居合わせた岡崎会組員らへの聴取や拳銃の鑑定結果などから、死亡した2人が金銭トラブルについて話し合う中で、桜井幹部が結城幹部を銃撃して殺害後、自殺を図ったと結論づけた。
桜井幹部は2022年6月7日午後3時ごろ、3階建ての岡崎会本部事務所の1階で、結城幹部の胸付近を自動式拳銃で撃って殺害した疑いが持たれている。事件直後に2人は病院に救急搬送されたが、発砲した桜井幹部は脳損傷、銃撃された結城幹部は胸部の出血などで死亡が確認された。
ひたちなか市は、岡崎会本部事務所の使用禁止を求める仮処分を水戸地裁に申し立てている。
茨城県警ひたちなか署は、指定暴力団・極東会系「三代目岡崎会」の本部事務所=茨城県ひたちなか市北神敷台=で、2022年6月にいずれも岡崎会の結城嘉則幹部(当時54)と、桜井増美幹部(当時72)の2人が死亡した事件で、来週にも桜井幹部を容疑者死亡のまま、殺人と銃刀法違反の容疑で書類送検する方針を固めた。

岡崎会の事務所(事件当時)

県警は、現場に居合わせた岡崎会組員らへの聴取や拳銃の鑑定結果などから、死亡した2人が金銭トラブルについて話し合う中で、桜井幹部が結城幹部を銃撃して殺害後、自殺を図ったと結論づけた。
桜井幹部は2022年6月7日午後3時ごろ、3階建ての岡崎会本部事務所の1階で、結城幹部の胸付近を自動式拳銃で撃って殺害した疑いが持たれている。事件直後に2人は病院に救急搬送されたが、発砲した桜井幹部は脳損傷、銃撃された結城幹部は胸部の出血などで死亡が確認された。
ひたちなか市は、岡崎会本部事務所の使用禁止を求める仮処分を水戸地裁に申し立てている。
絆会系「二代目川田組」組長の射殺事件 現場から複数の人物が逃走
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6日夜に埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンション敷地内での駐車場で、指定暴力団・絆會若頭補佐で「二代目川田組」の鈴木頼一組長(55)が銃撃され死亡した事件で、事件後に現場から複数の人物が逃走していたことが分かった。埼玉県警は狭山警察署に捜査本部を設置し、複数人による犯行の可能性もあるとみて捜査を進めている。

埼玉県警狭山警察署
事件は6日午後7時15分ごろ発生。鈴木組長は家族4人と車で食事に行った帰りで、自宅マンションの駐車場から建物に向かう途中で、何者かに複数回銃撃され病院に搬送されたが、およそ5時間後に死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は臓器損傷による出血性ショックだった。
事件後、現場から複数人が逃走していたという。また、事件直前に「現場付近にヘルメットをかぶった不審者がいた」という目撃情報もあり、防犯カメラの映像を解析するなどして、犯人の特定を急いでいる。
6日夜に埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンション敷地内での駐車場で、指定暴力団・絆會若頭補佐で「二代目川田組」の鈴木頼一組長(55)が銃撃され死亡した事件で、事件後に現場から複数の人物が逃走していたことが分かった。埼玉県警は狭山警察署に捜査本部を設置し、複数人による犯行の可能性もあるとみて捜査を進めている。

埼玉県警狭山警察署
事件は6日午後7時15分ごろ発生。鈴木組長は家族4人と車で食事に行った帰りで、自宅マンションの駐車場から建物に向かう途中で、何者かに複数回銃撃され病院に搬送されたが、およそ5時間後に死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は臓器損傷による出血性ショックだった。
事件後、現場から複数人が逃走していたという。また、事件直前に「現場付近にヘルメットをかぶった不審者がいた」という目撃情報もあり、防犯カメラの映像を解析するなどして、犯人の特定を急いでいる。
絆会系川田組組長の射殺事件 黒色ヘルメットの不審人物がバイクで逃走
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埼玉県警は7日、6日夜に埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンション敷地内での駐車場で、指定暴力団・絆會若頭補佐で「二代目川田組」の鈴木頼一組長(55)が、拳銃で複数回撃たれ死亡した事件で、殺人事件として狭山署に捜査本部を設置して捜査を始めた。

事件後の現場周辺

鈴木組長は家族4人で食事に行った帰りで、駐車場で車から降りたところを襲撃されたという。鈴木組長は病院に搬送されたが、およそ5時間後に死亡が確認された。
現場付近の防犯カメラには、黒いフルフェースのヘルメットをかぶり、黒っぽいバイクにのった不審な人物が現場から逃走するところが映っていて、県警は、黒ヘルメットの人物が鈴木組長を待ち伏せして銃撃したとみて、暴力団同士の抗争の可能性も含めて捜査している。
埼玉県警は7日、6日夜に埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンション敷地内での駐車場で、指定暴力団・絆會若頭補佐で「二代目川田組」の鈴木頼一組長(55)が、拳銃で複数回撃たれ死亡した事件で、殺人事件として狭山署に捜査本部を設置して捜査を始めた。

事件後の現場周辺

鈴木組長は家族4人で食事に行った帰りで、駐車場で車から降りたところを襲撃されたという。鈴木組長は病院に搬送されたが、およそ5時間後に死亡が確認された。
現場付近の防犯カメラには、黒いフルフェースのヘルメットをかぶり、黒っぽいバイクにのった不審な人物が現場から逃走するところが映っていて、県警は、黒ヘルメットの人物が鈴木組長を待ち伏せして銃撃したとみて、暴力団同士の抗争の可能性も含めて捜査している。
マンションで拳銃発砲 搬送された絆会系「二代目川田組」組長が死亡
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6日午後7時15分ごろ、埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンションで指定暴力団・絆會若頭補佐で「二代目川田組」の鈴木頼一組長(55)が拳銃で撃たれた事件で、病院に搬送された鈴木幹部は、その後、死亡が確認された。

事件のあった現場周辺

事件当時、30代の女性から「夫が拳銃で胸を撃たれた」との119番通報を受け、救急隊が現場に駆け付けたところ、マンションの屋外で鈴木組長が胸などから血を流して倒れていた。鈴木組長は胸に2カ所と背中に1カ所の銃創のような傷があり、意識がもうろうとした状態で病院に搬送されていた。搬送時は意識がはっきりしない様子だったという。
銃撃犯は拳銃を持って逃走中で、県警は殺人事件として行方を追っている。
6日午後7時15分ごろ、埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンションで指定暴力団・絆會若頭補佐で「二代目川田組」の鈴木頼一組長(55)が拳銃で撃たれた事件で、病院に搬送された鈴木幹部は、その後、死亡が確認された。

事件のあった現場周辺

事件当時、30代の女性から「夫が拳銃で胸を撃たれた」との119番通報を受け、救急隊が現場に駆け付けたところ、マンションの屋外で鈴木組長が胸などから血を流して倒れていた。鈴木組長は胸に2カ所と背中に1カ所の銃創のような傷があり、意識がもうろうとした状態で病院に搬送されていた。搬送時は意識がはっきりしない様子だったという。
銃撃犯は拳銃を持って逃走中で、県警は殺人事件として行方を追っている。
遺体無き殺人事件 山口組傘下元組員が懲役20年の一審判決不服で控訴
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2016年3月に埼玉県川口市内の飲食店で従業員男性=当時(24)=に暴行を加えて殺害し、遺体を解体して焼却したとして、殺人の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)=上尾市柏座=が、一審判決に不服があるとして1月4日付で控訴した。

東京高等裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めたり踏みつけたりして殺害し、遺体を解体して焼却したとされる。
一審さいたま地裁は2022年12月20日の判決で、「島田被告の犯行に関する関係者の供述は具体的で信用できる」としたうえで、「殺害に至るような事情もない被害者を抵抗なく殺害していて厳しい非難に値する」、「徹底した証拠隠滅により遺族は遺骨を前に冥福を祈ることさえできず、処罰感情は苛烈」などとして、検察側の求刑通り懲役20年の判決を言い渡していた。
2016年3月に埼玉県川口市内の飲食店で従業員男性=当時(24)=に暴行を加えて殺害し、遺体を解体して焼却したとして、殺人の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)=上尾市柏座=が、一審判決に不服があるとして1月4日付で控訴した。

東京高等裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めたり踏みつけたりして殺害し、遺体を解体して焼却したとされる。
一審さいたま地裁は2022年12月20日の判決で、「島田被告の犯行に関する関係者の供述は具体的で信用できる」としたうえで、「殺害に至るような事情もない被害者を抵抗なく殺害していて厳しい非難に値する」、「徹底した証拠隠滅により遺族は遺骨を前に冥福を祈ることさえできず、処罰感情は苛烈」などとして、検察側の求刑通り懲役20年の判決を言い渡していた。
フィリピン逃亡の元幹部殺害 元極東会幹部に求刑通り懲役20年の判決
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横浜地裁(丹羽敏彦裁判長)で23日、2001年11月に相模原市で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判が開かれ、遠山被告に懲役20年の判決を言い渡した。

遠山勇二被告(逮捕当時)
判決で丹羽裁判長は、「違法な手段で物事を解決しようとする暴力団特有の凶悪事犯」と指摘。そのうえで、「事態を発展させるきっかけとなるような指示を首謀者の意をくみながら自らの判断で下したので、その責任は同等といえる」として、検察側の求刑通り、懲役20年の判決を言い渡した。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
横浜地裁(丹羽敏彦裁判長)で23日、2001年11月に相模原市で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判が開かれ、遠山被告に懲役20年の判決を言い渡した。

遠山勇二被告(逮捕当時)
判決で丹羽裁判長は、「違法な手段で物事を解決しようとする暴力団特有の凶悪事犯」と指摘。そのうえで、「事態を発展させるきっかけとなるような指示を首謀者の意をくみながら自らの判断で下したので、その責任は同等といえる」として、検察側の求刑通り、懲役20年の判決を言い渡した。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
「工藤会」総裁と会長 一審判決を不服とする控訴趣意書を提出
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一審判決後に控訴して12月20日が控訴趣意書の提出期限だった、4件の市民襲撃事件で殺人罪などに問われ、一審の福岡地裁で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団・工藤會総裁・野村悟被告(76)と、無期懲役を言い渡された工藤會会長・田上不美夫被告(66)の弁護側が、判決を不服とする内容の控訴理由を記した控訴趣意書を福岡高裁に提出した。

左:野村悟被告
右:田上不美夫被告
野村被告と田上被告は2021年8月の判決後に福岡高裁に控訴していたが、今年7月の控訴趣意書の提出期限を前に、一審で両被告の弁護を担当した計約10人の弁護人が解任され、控訴趣意書の提出期限は12月になり、新しく選任された弁護人が趣意書を出した。
一審判決後に控訴して12月20日が控訴趣意書の提出期限だった、4件の市民襲撃事件で殺人罪などに問われ、一審の福岡地裁で死刑判決を受けた特定危険指定暴力団・工藤會総裁・野村悟被告(76)と、無期懲役を言い渡された工藤會会長・田上不美夫被告(66)の弁護側が、判決を不服とする内容の控訴理由を記した控訴趣意書を福岡高裁に提出した。

左:野村悟被告
右:田上不美夫被告
野村被告と田上被告は2021年8月の判決後に福岡高裁に控訴していたが、今年7月の控訴趣意書の提出期限を前に、一審で両被告の弁護を担当した計約10人の弁護人が解任され、控訴趣意書の提出期限は12月になり、新しく選任された弁護人が趣意書を出した。
遺体無き殺人事件 山口組系元組員に懲役20年の判決
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さいたま地裁は20日、2016年に埼玉県川口市のバーで従業員の男性を殺害したとして、殺人の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)=上尾市柏座=の裁判で、求刑通りの懲役20年の判決を言い渡した。

さいたま地方裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めたり踏みつけたりして殺害し、遺体を解体して焼却したとされる。
これまでの裁判で島田被告は「いきすぎた暴行は認めるが殺人の部分は行っていない」などと起訴内容を否認し、検察側は「島田被告は伊藤さんを殺害後、超低温冷凍庫に搬入し解体して 焼却施設で焼却した」などと指摘していた。
さいたま地裁は判決で、「島田被告の犯行に関する関係者の供述は具体的で信用できる」としたうえで、「殺害に至るような事情もない被害者を抵抗なく殺害していて厳しい非難に値する」、「徹底した証拠隠滅により遺族は遺骨を前に冥福を祈ることさえできず、処罰感情は苛烈」などとして、検察側の求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。
さいたま地裁は20日、2016年に埼玉県川口市のバーで従業員の男性を殺害したとして、殺人の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)=上尾市柏座=の裁判で、求刑通りの懲役20年の判決を言い渡した。

さいたま地方裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めたり踏みつけたりして殺害し、遺体を解体して焼却したとされる。
これまでの裁判で島田被告は「いきすぎた暴行は認めるが殺人の部分は行っていない」などと起訴内容を否認し、検察側は「島田被告は伊藤さんを殺害後、超低温冷凍庫に搬入し解体して 焼却施設で焼却した」などと指摘していた。
さいたま地裁は判決で、「島田被告の犯行に関する関係者の供述は具体的で信用できる」としたうえで、「殺害に至るような事情もない被害者を抵抗なく殺害していて厳しい非難に値する」、「徹底した証拠隠滅により遺族は遺骨を前に冥福を祈ることさえできず、処罰感情は苛烈」などとして、検察側の求刑通り懲役20年の判決を言い渡した。
京都地検:「王将」創業者の次男を任意聴取 発生9年に夜明け前から献花
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京都地検は、2013年に「餃子の王将」を全国展開する「王将フードサービス」本社前で、当時社長・大東隆行さん=当時72=が射殺された事件で、創業家出身の元役員(69)に任意で事情聴取した。創業家出身の元役員は、田中被告の逮捕後、捜査本部が求めた任意での事情聴取を拒否した。その後、京都地検が求めた任意の事情聴取には応じたが、有力な供述は得られなかった。

夜明け前から献花が相次いだ
この事件は、2013年12月19日午前5時45分ごろ、同本社前駐車場で大東さんが拳銃で胸などを4発撃たれ殺害されたもの。発生9年を迎え、19日の同本社前では事件発生時刻に合わせて男性ら4人が花束を手向け、夜明け前から献花が相次いだ。
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は今年10月28日、特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄被告(56)=殺人罪などで起訴=を事件の実行犯として逮捕。背後に指示役や共犯者らがいる組織的犯行とみて捜査を続けている。
王将の不透明な資金流出は、創業家と関係が深い企業グループと不適切取引が繰り返されていて、射殺事件を受けて同社が設置した第三者委員会の調査で、創業家出身の元役員が一連の取引を主導したと指摘された。大東さんが社長に就任する前、福岡県の企業経営者やその企業グループとの間で計260億円の不透明な貸し付けや不動産取引などを繰り返し、うち約170億円が回収不能になったとされる。京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、海外にいたこの元役員からも任意で事情を聴いたが、事件への関与を否定したという。
王将の不透明な資金流出は、射殺事件を受けて同社が設置した第三者委員会の調査で明らかになった。同社は大東さんが社長に就任する前、福岡県の企業経営者やその企業グループとの間で計260億円の不動産取引などを繰り返し、うち約170億円が回収不能になったとされる。当時、経理担当役員だった創業者の次男が主導したとされ、大東さんはこの不適切な取引を清算し、企業経営者との関係を絶とうとしていた時に、事件に巻き込まれた。
田中被告は取り調べの中で、過去に京都市を旅行で訪れたといった雑談には応じたが、事件に関係する質問には黙秘していて、背後関係の捜査は難航している。
京都地検は、2013年に「餃子の王将」を全国展開する「王将フードサービス」本社前で、当時社長・大東隆行さん=当時72=が射殺された事件で、創業家出身の元役員(69)に任意で事情聴取した。創業家出身の元役員は、田中被告の逮捕後、捜査本部が求めた任意での事情聴取を拒否した。その後、京都地検が求めた任意の事情聴取には応じたが、有力な供述は得られなかった。

夜明け前から献花が相次いだ
この事件は、2013年12月19日午前5時45分ごろ、同本社前駐車場で大東さんが拳銃で胸などを4発撃たれ殺害されたもの。発生9年を迎え、19日の同本社前では事件発生時刻に合わせて男性ら4人が花束を手向け、夜明け前から献花が相次いだ。
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は今年10月28日、特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄被告(56)=殺人罪などで起訴=を事件の実行犯として逮捕。背後に指示役や共犯者らがいる組織的犯行とみて捜査を続けている。
王将の不透明な資金流出は、創業家と関係が深い企業グループと不適切取引が繰り返されていて、射殺事件を受けて同社が設置した第三者委員会の調査で、創業家出身の元役員が一連の取引を主導したと指摘された。大東さんが社長に就任する前、福岡県の企業経営者やその企業グループとの間で計260億円の不透明な貸し付けや不動産取引などを繰り返し、うち約170億円が回収不能になったとされる。京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、海外にいたこの元役員からも任意で事情を聴いたが、事件への関与を否定したという。
王将の不透明な資金流出は、射殺事件を受けて同社が設置した第三者委員会の調査で明らかになった。同社は大東さんが社長に就任する前、福岡県の企業経営者やその企業グループとの間で計260億円の不動産取引などを繰り返し、うち約170億円が回収不能になったとされる。当時、経理担当役員だった創業者の次男が主導したとされ、大東さんはこの不適切な取引を清算し、企業経営者との関係を絶とうとしていた時に、事件に巻き込まれた。
田中被告は取り調べの中で、過去に京都市を旅行で訪れたといった雑談には応じたが、事件に関係する質問には黙秘していて、背後関係の捜査は難航している。
元幹部殺害でフィリピン逃亡 元極東会幹部に懲役20年を求刑
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横浜地裁で19日、2001年11月に、相模原市で飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判の論告で、検察側は暴力団犯罪の特徴がよく表れているとしたうえで「積極的に暴行に参加し、殺害や遺棄を指示していた」とし、遠山被告が果たした役割の大きいとして懲役20年を求刑した。

遠山勇二被告(逮捕当時)

遠山勇二被告(1997年)
一方、弁護側は、「当時の組長の意図にそってやったものであり、首謀者ではない。また、事実をすべて自供し深い後悔と反省をしている」とし、懲役15年が相当と訴え、遠山被告は「罪を犯したにもかかわらず、逃げて申し訳なかった」と謝罪の言葉を述べた。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
判決は、今月23日に言い渡される予定。
横浜地裁で19日、2001年11月に、相模原市で飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の裁判員裁判の論告で、検察側は暴力団犯罪の特徴がよく表れているとしたうえで「積極的に暴行に参加し、殺害や遺棄を指示していた」とし、遠山被告が果たした役割の大きいとして懲役20年を求刑した。

遠山勇二被告(逮捕当時)

遠山勇二被告(1997年)
一方、弁護側は、「当時の組長の意図にそってやったものであり、首謀者ではない。また、事実をすべて自供し深い後悔と反省をしている」とし、懲役15年が相当と訴え、遠山被告は「罪を犯したにもかかわらず、逃げて申し訳なかった」と謝罪の言葉を述べた。
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
判決は、今月23日に言い渡される予定。
川口市の遺体無き殺人事件 山口組系元組員に懲役20年を求刑
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さいたま地裁(中桐圭一裁判長)で12日、2016年3月に埼玉県川口市内の飲食店で従業員男性=当時(24)=に暴行を加えて殺害するなどしたとして、殺人の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)=上尾市柏座=の裁判員裁判の論告求刑公判が開かれ、検察側は島田被告に懲役20年を求刑した。

さいたま地方裁判所
検察側は論告で、公判で行われた証人尋問の内容は、具体的で迫真性もあり、態度も真摯などとして、おおむね信用性があると認定し、両手やロープで首を絞めたとする証言を採用。島田被告の犯行態様は「長時間暴行を加え、被害者の人格権を無視してもてあそんだ苛烈な犯行」と指摘。島田被告は主導的な役割で「罪証隠滅を図っており、反省もない」と述べ、「極めて残虐かつ無慈悲で悪質」として懲役20年を求刑した。
一方弁護側は弁論で、島田被告が殺人行為を行った「具体的な証明がない」と主張。現場にいた別の人物による殺害の可能性もあるとし、殺害への関与を改めて否定した。
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めたり踏みつけたりして殺害し、遺体を解体して焼却したとされる。
共謀したバーの男性経営者は、伊藤さんに対する傷害容疑で2021年10月に逮捕され、同月28日に埼玉県警川口署の留置場内で首をつって自殺している。
判決は12月20日に言い渡される予定。
さいたま地裁(中桐圭一裁判長)で12日、2016年3月に埼玉県川口市内の飲食店で従業員男性=当時(24)=に暴行を加えて殺害するなどしたとして、殺人の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)=上尾市柏座=の裁判員裁判の論告求刑公判が開かれ、検察側は島田被告に懲役20年を求刑した。

さいたま地方裁判所
検察側は論告で、公判で行われた証人尋問の内容は、具体的で迫真性もあり、態度も真摯などとして、おおむね信用性があると認定し、両手やロープで首を絞めたとする証言を採用。島田被告の犯行態様は「長時間暴行を加え、被害者の人格権を無視してもてあそんだ苛烈な犯行」と指摘。島田被告は主導的な役割で「罪証隠滅を図っており、反省もない」と述べ、「極めて残虐かつ無慈悲で悪質」として懲役20年を求刑した。
一方弁護側は弁論で、島田被告が殺人行為を行った「具体的な証明がない」と主張。現場にいた別の人物による殺害の可能性もあるとし、殺害への関与を改めて否定した。
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めたり踏みつけたりして殺害し、遺体を解体して焼却したとされる。
共謀したバーの男性経営者は、伊藤さんに対する傷害容疑で2021年10月に逮捕され、同月28日に埼玉県警川口署の留置場内で首をつって自殺している。
判決は12月20日に言い渡される予定。
元幹部殺害でフィリピン逃亡の元極東会幹部 初公判で起訴内容認める
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横浜地裁で12日、2001年11月に、相模原市で飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の初公判(裁判員裁判)が始まり、遠山被告は起訴された内容について、「その通りです」と起訴内容を認めた。

遠山勇二被告(59)
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
検察側は冒頭陳述で、事実に争いはなく争点は量刑としたうえで、「犯行は悪質で結果は重大。 被告人の役割は重要だった」と指摘。 一方、弁護側は「個人的な恨みはなく、殺すことになるとは思っていなかった。 突発的に起きた事件だった」と主張した。
判決は、12月23日に言い渡される予定。
横浜地裁で12日、2001年11月に、相模原市で飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、その後フィリピンに逃亡していた、犯行当時・指定暴力団・極東会傘下組織の組長代行・遠山勇二被告(59)の初公判(裁判員裁判)が始まり、遠山被告は起訴された内容について、「その通りです」と起訴内容を認めた。

遠山勇二被告(59)
遠山被告は2001年11月22日午前0時半ごろ、ほかの極東会傘下組員らと共謀して、現在の相模原市緑区の路上で極東会系の元幹部で、飲食店経営者・山田正一さん(当時52)の頭に拳銃2発を発射して殺害し、同日未明に山田さんの遺体を車両に乗せて同市中央区の路上まで運んだうえ、畑に埋めて遺棄したとしている。
遠山容疑者は犯行の約1週間後にフィリピンに出国。およそ20年にわたってフィリピンに滞在し、神奈川県警が国際手配を行い行方を追っていたところ、2021年7月に「日本に早く帰りたい」などとフィリピン当局に出頭。2021年12月2日に成田空港へ向かう飛行機内で逮捕された。
検察側は冒頭陳述で、事実に争いはなく争点は量刑としたうえで、「犯行は悪質で結果は重大。 被告人の役割は重要だった」と指摘。 一方、弁護側は「個人的な恨みはなく、殺すことになるとは思っていなかった。 突発的に起きた事件だった」と主張した。
判決は、12月23日に言い渡される予定。
大阪・ミナミで弘道会系野内組幹部を殺害 ペルー人の男を再逮捕
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大阪府警は7日、大阪・ミナミの雑居ビル敷地内で今年5月、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下野内組幹部で「関興業」の関将孝組長(当時48)が遺体で見つかった事件で、既に逮捕、起訴されているウエス・ギネス・リカルド・アンキー容疑者(49)=ペルー国籍=を、殺人と生命身体加害略取の疑いで再逮捕した。調べに対しリカルド容疑者は黙秘している。

ウエス・ギネス・リカルド・アンキー容疑者(49)
リカルド容疑者の再逮捕容疑は5月8日午後2時ごろ、大阪市中央区東心斎橋2丁目の雑居ビル5階の非常階段で、関組長の頭をビール瓶のようなもので殴り、13メートル下の地面に落としたなどというもの。
事件当日、リカルド容疑者と関組長はビルの飲食店でトラブルになったといい、関組長に暴行したとして既に逮捕、起訴されている。他のペルー人の男2人も、関組長を飲食店からビルのエレベーターに連れ出した生命身体加害略取容疑で逮捕、起訴された。
関組長は事件の5日後の朝、隣の雑居ビルとの約70センチの隙間で死亡しているのが発見された。
大阪府警は7日、大阪・ミナミの雑居ビル敷地内で今年5月、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下野内組幹部で「関興業」の関将孝組長(当時48)が遺体で見つかった事件で、既に逮捕、起訴されているウエス・ギネス・リカルド・アンキー容疑者(49)=ペルー国籍=を、殺人と生命身体加害略取の疑いで再逮捕した。調べに対しリカルド容疑者は黙秘している。

ウエス・ギネス・リカルド・アンキー容疑者(49)
リカルド容疑者の再逮捕容疑は5月8日午後2時ごろ、大阪市中央区東心斎橋2丁目の雑居ビル5階の非常階段で、関組長の頭をビール瓶のようなもので殴り、13メートル下の地面に落としたなどというもの。
事件当日、リカルド容疑者と関組長はビルの飲食店でトラブルになったといい、関組長に暴行したとして既に逮捕、起訴されている。他のペルー人の男2人も、関組長を飲食店からビルのエレベーターに連れ出した生命身体加害略取容疑で逮捕、起訴された。
関組長は事件の5日後の朝、隣の雑居ビルとの約70センチの隙間で死亡しているのが発見された。
遺体無き殺人事件 初公判で「殺意はない」と起訴内容を否認
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さいたま地裁で29日、2016年に埼玉県川口市のバーで、男性従業員を殺害した罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)の初公判が開かれ、島田被告は「過剰な暴行は認めるが、殺意は持っていない」と起訴内容を否認した。

さいたま地方裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めるなどして殺害した罪に問われている。
検察側は冒頭陳述で、「犯行態様は残虐かつ無慈悲」と主張した上で、「島田被告は金銭トラブルを理由に暴行し、警察に通報されることを恐れ、殺害するしかないと考えた末の犯行」とし、伊藤さんの遺体が見つかっていないことについては、殺害したあと超低温冷蔵庫に搬入し、解体して焼却施設で焼却した」と指摘。
一方、弁護側は、「暴行については認め反省している」とした上で、「事件関係者の捜査段階の供述がそれぞれ異なっている」「殺人行為があったかどうかは極めて疑問に思う」などと主張した。
この事件では2021年10月までに、島田被告を含む男女7人が傷害容疑で逮捕されていて、島田被告と共謀した男性経営者は、逮捕後の10月28日に埼玉県警川口署の留置場内で首をつって自殺している。
さいたま地裁で29日、2016年に埼玉県川口市のバーで、男性従業員を殺害した罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下の元組員・島田一治被告(55)の初公判が開かれ、島田被告は「過剰な暴行は認めるが、殺意は持っていない」と起訴内容を否認した。

さいたま地方裁判所
島田被告は2016年3月18日未明から明け方にかけて、川口市西川口1丁目の「ハワイアンバーLapule」の男性経営者(52)と共謀の上、同店従業員の伊藤竜成さん(当時24)に殴る蹴るの暴行を加えた上、首を絞めるなどして殺害した罪に問われている。
検察側は冒頭陳述で、「犯行態様は残虐かつ無慈悲」と主張した上で、「島田被告は金銭トラブルを理由に暴行し、警察に通報されることを恐れ、殺害するしかないと考えた末の犯行」とし、伊藤さんの遺体が見つかっていないことについては、殺害したあと超低温冷蔵庫に搬入し、解体して焼却施設で焼却した」と指摘。
一方、弁護側は、「暴行については認め反省している」とした上で、「事件関係者の捜査段階の供述がそれぞれ異なっている」「殺人行為があったかどうかは極めて疑問に思う」などと主張した。
この事件では2021年10月までに、島田被告を含む男女7人が傷害容疑で逮捕されていて、島田被告と共謀した男性経営者は、逮捕後の10月28日に埼玉県警川口署の留置場内で首をつって自殺している。
「餃子の王将」社長射殺 工藤会系「石田組」を家宅捜索
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京都、福岡両府県警の合同捜査本部は3日、2013年に京都市内で起きた「餃子の王将」社長射殺事件で、殺人容疑などで逮捕した特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄容疑者(56)が所属する「石田組」事務所を、午前9時過ぎから捜索は約40人態勢で家宅捜索した。

石田組を家宅捜索

機動隊を動員し警戒態勢

家宅捜索は機動隊を動員する厳重な警戒態勢で行われ、午前11時半ごろに家宅捜索は終了した。捜査本部は、田中容疑者の逮捕後、創業家の長男ら複数の元役員の自宅を家宅捜索し任意聴取していていた。
捜査本部は、第三者委員会が指摘した創業家が経営していた時代に、特定の企業グループの経営者と不動産売買など260億円に上る王将の「不適切な取引」との関連性などを詳しく調べている。
京都、福岡両府県警の合同捜査本部は3日、2013年に京都市内で起きた「餃子の王将」社長射殺事件で、殺人容疑などで逮捕した特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」幹部・田中幸雄容疑者(56)が所属する「石田組」事務所を、午前9時過ぎから捜索は約40人態勢で家宅捜索した。

石田組を家宅捜索

機動隊を動員し警戒態勢

家宅捜索は機動隊を動員する厳重な警戒態勢で行われ、午前11時半ごろに家宅捜索は終了した。捜査本部は、田中容疑者の逮捕後、創業家の長男ら複数の元役員の自宅を家宅捜索し任意聴取していていた。
捜査本部は、第三者委員会が指摘した創業家が経営していた時代に、特定の企業グループの経営者と不動産売買など260億円に上る王将の「不適切な取引」との関連性などを詳しく調べている。
「餃子の王将」不適切取引指摘で創業者の長男宅を家宅捜索
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京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの前社長・大東隆行さん(当時72)が2013年に京都市山科区の本社前で射殺された事件で、王将創業者の長男らの自宅を事件の関係先として家宅捜索したことが分かった。

京都府警察本部
創業家が経営を担っていた時代に、特定の企業グループの経営者と巨額の不適切取引をしたと指摘されていて、捜査本部は事件との関連の有無を調べている。経営者は創業家の知人で、捜査本部は長男やこの経営者のほか、王将の元役員らからも任意で事情聴取している。
殺人容疑などで逮捕された特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)と、大東さんや王将側との接点は確認されていない。
王将を巡っては事件後の2016年、同社が設置した第三者委員会が、創業家とこの企業グループとの不適切取引が長年存在していたとする報告書を公表。長男らに代表権が移った1994年ごろから、王将側から200億円超が流出し、約176億円が未回収になっていることが明らかになった。
報告書によると、大東さんは2000年の社長就任後、不適切取引の解消に乗り出し、2012年からは王将内部で不適切取引について調査を進め、2013年11月に調査報告書がまとまったが、ほとんどの役員と情報が共有されないまま、約1カ月後に大東さんは殺害された。
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの前社長・大東隆行さん(当時72)が2013年に京都市山科区の本社前で射殺された事件で、王将創業者の長男らの自宅を事件の関係先として家宅捜索したことが分かった。

京都府警察本部
創業家が経営を担っていた時代に、特定の企業グループの経営者と巨額の不適切取引をしたと指摘されていて、捜査本部は事件との関連の有無を調べている。経営者は創業家の知人で、捜査本部は長男やこの経営者のほか、王将の元役員らからも任意で事情聴取している。
殺人容疑などで逮捕された特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)と、大東さんや王将側との接点は確認されていない。
王将を巡っては事件後の2016年、同社が設置した第三者委員会が、創業家とこの企業グループとの不適切取引が長年存在していたとする報告書を公表。長男らに代表権が移った1994年ごろから、王将側から200億円超が流出し、約176億円が未回収になっていることが明らかになった。
報告書によると、大東さんは2000年の社長就任後、不適切取引の解消に乗り出し、2012年からは王将内部で不適切取引について調査を進め、2013年11月に調査報告書がまとまったが、ほとんどの役員と情報が共有されないまま、約1カ月後に大東さんは殺害された。
「王将」前社長射殺にイタリア製小型拳銃 「不適切な取引」関連で任意聴取
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京都検察は30日、「餃子の王将」の運営会社・王将フードサービス前社長・大東隆行さん(当時72)を射殺したとして逮捕された特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)を、勾留請求の手続きのため、一時、京都地裁へ身柄を移送し、勾留が認められた。

田中幸雄容疑者(56)
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、田中容疑者が銃撃に使用した拳銃は見つかっていないが、銃撃に使われたのはイタリアの銃器メーカーが製造している25口径の自動式拳銃で発射されたと結論づけた。25口径は銃口の直径が約6ミリで、発射時の反動が少なく、殺傷能力は低いが発射音が小さくて扱いやすいとされている。警察官が通常携帯している38口径の拳銃よりやや小型で、流通量は少なく暴力団関係の銃撃事件で使用されることは珍しい。
また、同本部は29日、「不適切な取引」を指摘された福岡を拠点とする企業グループの当時の経営者から任意で事情聴取した。
2013年12月の田中容疑者による大東さん射殺事件の後、2016年に王将フードサービスが設置した第三者委員会の報告書では、特定の企業グループと不動産の売買など約260億円の不適切な取引を繰り返していたと公表し、大東さんはこうした状況を改善し、この企業グループとの関係を断ち切ろうと動いていたとした。
同本部は「不適切な取引」と、「大東さん射殺事件」との関連を調べるため、企業グループの当時の経営者を任意で事情聴取したとみられる。
京都検察は30日、「餃子の王将」の運営会社・王将フードサービス前社長・大東隆行さん(当時72)を射殺したとして逮捕された特定危険指定暴力団・工藤會系石田組幹部・田中幸雄容疑者(56)を、勾留請求の手続きのため、一時、京都地裁へ身柄を移送し、勾留が認められた。

田中幸雄容疑者(56)
京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、田中容疑者が銃撃に使用した拳銃は見つかっていないが、銃撃に使われたのはイタリアの銃器メーカーが製造している25口径の自動式拳銃で発射されたと結論づけた。25口径は銃口の直径が約6ミリで、発射時の反動が少なく、殺傷能力は低いが発射音が小さくて扱いやすいとされている。警察官が通常携帯している38口径の拳銃よりやや小型で、流通量は少なく暴力団関係の銃撃事件で使用されることは珍しい。
また、同本部は29日、「不適切な取引」を指摘された福岡を拠点とする企業グループの当時の経営者から任意で事情聴取した。
2013年12月の田中容疑者による大東さん射殺事件の後、2016年に王将フードサービスが設置した第三者委員会の報告書では、特定の企業グループと不動産の売買など約260億円の不適切な取引を繰り返していたと公表し、大東さんはこうした状況を改善し、この企業グループとの関係を断ち切ろうと動いていたとした。
同本部は「不適切な取引」と、「大東さん射殺事件」との関連を調べるため、企業グループの当時の経営者を任意で事情聴取したとみられる。