「宅地建物取引業」の免許更新を虚偽内容で申請 不動産会社社長を逮捕
愛知県警中警察署は11日、「宅地建物取引業」の免許更新の際に、虚偽内容の申請書を愛知県に提出し免許を不正取得したとして、不動産取引会社「ジェイワン」社長・高山美男容疑者(51)=名古屋市北区=を逮捕した。県警による暴力団の資金の流れを捜査する中で不正が発覚した。

中警察署
高山容疑者は2022年3月、不動産の売買や賃貸などの取引に必要な「宅地建物取引業」の免許更新の際、虚偽内容の申請書を県に提出して、免許を不正に取得した疑いが持たれている。「ジェイワン」では2022年4月以降、キャバクラ店など90件以上の不動産取引をしていて、会社の売上の一部は暴力団の資金源になっていたとみられている。
不動産取引をする会社は独立した場所に設置するよう法律で定められているが、高山容疑者の会社は名古屋市中村区にある事務所に独立した本店事務所があるかのように装っていた。この事務所内には、同じフロアで親族が経営する会社など少なくとも5つの法人が営業していた。
調べに対し、高山容疑者は黙秘しているが、県警は売上金の一部が暴力団の資金源になっていたとみて、金の流れや不動産取引の実態などを詳しく調べている。

中警察署
高山容疑者は2022年3月、不動産の売買や賃貸などの取引に必要な「宅地建物取引業」の免許更新の際、虚偽内容の申請書を県に提出して、免許を不正に取得した疑いが持たれている。「ジェイワン」では2022年4月以降、キャバクラ店など90件以上の不動産取引をしていて、会社の売上の一部は暴力団の資金源になっていたとみられている。
不動産取引をする会社は独立した場所に設置するよう法律で定められているが、高山容疑者の会社は名古屋市中村区にある事務所に独立した本店事務所があるかのように装っていた。この事務所内には、同じフロアで親族が経営する会社など少なくとも5つの法人が営業していた。
調べに対し、高山容疑者は黙秘しているが、県警は売上金の一部が暴力団の資金源になっていたとみて、金の流れや不動産取引の実態などを詳しく調べている。
無免許取引で神戸に続々と「別宅」 山口組直系組長6人を逮捕
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兵庫県警は2日、指定暴力団・六代目山口組の二次団体組長らに、神戸市内の「別宅」を販売し、無免許で不動産取引をしたなどとして、二次団体組長6人を含む計7人を宅建業法違反(無免許事業)や詐欺の疑いで逮捕した。
また、山口組系四代目山健組組長で不動産会社「東洋信用実業」の代表取締役・井上邦雄容疑者(62)=同市中央区=と、不動産仲介会社員(46)についても宅建業法違反容疑で逮捕状を取り、行方を捜している。
山口組には「直参」と称する二次団体組長が85人いるが、6人が一斉に逮捕されるのは異例で、県警は2日午前9時前から、山口組総本部など計約30カ所の捜索を行った。
逮捕されたのは、いずれも山口組の二次団体の二代目健心会会長・江口健治(57)=大阪市浪速区、大同会会長・森尾卯太男(57)=鳥取県米子市、光生会会長・光安克明(50)=福岡市博多区、三代目稲葉一家総長・田中三次(55)=熊本市、國領屋一家総長・富田丈夫(67)=浜松市中区、二代目浜尾組組長・浜田重正(62)=横浜市中区=の6容疑者と、元二次団体の清田会会長・清田隆紀容疑者(45)=長崎市。江口、森尾、光安の3容疑者は東洋信用実業の取締役や監査役を務めている。
山健組組長・井上容疑者ら同社側の4人と不動産仲介会社員は共謀し、2008年~今年2月、計約4千万円で購入した神戸市北区のマンション4戸を田中、富田、清田の3容疑者と、別の二次団体組長(47)=横浜市中区=に計約3千万円で転売。兵庫県知事の免許を得ずに宅地建物取引業を営んだ疑いがもたれている。
また、田中容疑者ら購入側の3人と浜田容疑者は、管理組合費の引き落としのため、暴力団関係者の口座開設を受け付けない都市銀行で、身元を隠して口座を作り詐取した疑いがある。
山口組の篠田建市(通称・司忍)組長が、組員に拳銃を持たせたとされる銃刀法違反の罪が確定して収監された直後の2006年1月から、二次団体組長らが神戸市内に別宅を次々に開設するようになった。
県警はこれまでに約30戸の別宅を確認していて、地方に拠点を構えていて山口組総本部へ毎日通う直参組長らが利用しているとみられる。
一連の捜査には、住民に危険を及ぼす可能性がある別宅の増加に歯止めをかけ、来春に予定される篠田組長の出所前に山口組の弱体化を図る狙いがあるとみられる。
暴力団対策法では、抗争中の暴力団が事務所を使うことは禁じられているが、居宅を規制する規定はない。
兵庫県警は2日、指定暴力団・六代目山口組の二次団体組長らに、神戸市内の「別宅」を販売し、無免許で不動産取引をしたなどとして、二次団体組長6人を含む計7人を宅建業法違反(無免許事業)や詐欺の疑いで逮捕した。
また、山口組系四代目山健組組長で不動産会社「東洋信用実業」の代表取締役・井上邦雄容疑者(62)=同市中央区=と、不動産仲介会社員(46)についても宅建業法違反容疑で逮捕状を取り、行方を捜している。
山口組には「直参」と称する二次団体組長が85人いるが、6人が一斉に逮捕されるのは異例で、県警は2日午前9時前から、山口組総本部など計約30カ所の捜索を行った。
逮捕されたのは、いずれも山口組の二次団体の二代目健心会会長・江口健治(57)=大阪市浪速区、大同会会長・森尾卯太男(57)=鳥取県米子市、光生会会長・光安克明(50)=福岡市博多区、三代目稲葉一家総長・田中三次(55)=熊本市、國領屋一家総長・富田丈夫(67)=浜松市中区、二代目浜尾組組長・浜田重正(62)=横浜市中区=の6容疑者と、元二次団体の清田会会長・清田隆紀容疑者(45)=長崎市。江口、森尾、光安の3容疑者は東洋信用実業の取締役や監査役を務めている。
山健組組長・井上容疑者ら同社側の4人と不動産仲介会社員は共謀し、2008年~今年2月、計約4千万円で購入した神戸市北区のマンション4戸を田中、富田、清田の3容疑者と、別の二次団体組長(47)=横浜市中区=に計約3千万円で転売。兵庫県知事の免許を得ずに宅地建物取引業を営んだ疑いがもたれている。
また、田中容疑者ら購入側の3人と浜田容疑者は、管理組合費の引き落としのため、暴力団関係者の口座開設を受け付けない都市銀行で、身元を隠して口座を作り詐取した疑いがある。
山口組の篠田建市(通称・司忍)組長が、組員に拳銃を持たせたとされる銃刀法違反の罪が確定して収監された直後の2006年1月から、二次団体組長らが神戸市内に別宅を次々に開設するようになった。
県警はこれまでに約30戸の別宅を確認していて、地方に拠点を構えていて山口組総本部へ毎日通う直参組長らが利用しているとみられる。
一連の捜査には、住民に危険を及ぼす可能性がある別宅の増加に歯止めをかけ、来春に予定される篠田組長の出所前に山口組の弱体化を図る狙いがあるとみられる。
暴力団対策法では、抗争中の暴力団が事務所を使うことは禁じられているが、居宅を規制する規定はない。