コロナ貸付金詐取 山口組系平井一家を家宅捜索 組員2人を逮捕
大阪府警は24日、暴力団組員であることを隠して新型コロナ対策の貸付金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系十一代目平井一家傘下組員・久保貴久磨容疑者(40)と、同組員・榎本和展容疑者(46)の2人を詐欺の疑いで逮捕し、平井一家の組事務所を家宅捜索した。

平井一家を家宅捜索

平井一家傘下組員を逮捕

久保容疑者ら2人は、新型コロナの影響で生活が困窮した世帯を支援する国の貸付制度を悪用し、2021年3月までに大阪府の社会福祉協議会から4回にわたり無利子で借り入れできる貸付金を組員であることを隠して申請し、合わせて155万円をだまし取った疑いが持たれている。
久保容疑者は容疑を否認、榎本容疑者は黙秘しているが、府警は組織的な犯行の可能性も視野に調べている。

平井一家を家宅捜索

平井一家傘下組員を逮捕

久保容疑者ら2人は、新型コロナの影響で生活が困窮した世帯を支援する国の貸付制度を悪用し、2021年3月までに大阪府の社会福祉協議会から4回にわたり無利子で借り入れできる貸付金を組員であることを隠して申請し、合わせて155万円をだまし取った疑いが持たれている。
久保容疑者は容疑を否認、榎本容疑者は黙秘しているが、府警は組織的な犯行の可能性も視野に調べている。
コロナ対策「緊急小口資金」20万円詐取 住吉会傘下幹部を逮捕
栃木県警栃木署は16日、新型コロナウイルスの影響で減収した世帯などに貸し付ける生活福祉資金特例貸付制度の緊急小口資金20万円をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部で自称清掃業・廻谷浩二容疑者(63)=栃木市今泉町1丁目=を詐欺の疑いで逮捕した。

栃木県警栃木警察署
廻谷容疑者は2020年7月28日、暴力団員であることを隠して栃木市社会福祉協議会に虚偽の申込書を提出し、同年8月5日に県社会福祉協議会から自身の口座に20万円を振り込ませてだまし取った疑い。

栃木県警栃木警察署
廻谷容疑者は2020年7月28日、暴力団員であることを隠して栃木市社会福祉協議会に虚偽の申込書を提出し、同年8月5日に県社会福祉協議会から自身の口座に20万円を振り込ませてだまし取った疑い。
82歳の住吉会系向後睦会幹部 持続化給付金詐欺で逮捕「生活困窮していた」
警視庁荻窪署は13日までに、新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会系「向後睦会六代目」幹部・垂井省三郎容疑者(82)=東京都杉並区=を詐欺容疑で逮捕した。

垂井省三郎容疑者(82)
垂井容疑者は2020年8月、新型コロナウイルス対策の個人事業主向けの持続化給付金を電子申請する際に「暴力団員に該当しない」とする誓約事項欄にチェックして、自らが暴力団組員であることを隠して申請し、国の持続化給付金100万円を詐取した疑いが持たれている。事業を営んでいた実態も確認されなかった。
荻窪署が暴力団員の身辺調査の一環で垂井容疑者の収入状況を調べ、不審な入金があったことから発覚。垂井容疑者は給付金を家賃などの生活費に充てており、「生活の資金繰りに困窮していた」と容疑を認めている。

垂井省三郎容疑者(82)
垂井容疑者は2020年8月、新型コロナウイルス対策の個人事業主向けの持続化給付金を電子申請する際に「暴力団員に該当しない」とする誓約事項欄にチェックして、自らが暴力団組員であることを隠して申請し、国の持続化給付金100万円を詐取した疑いが持たれている。事業を営んでいた実態も確認されなかった。
荻窪署が暴力団員の身辺調査の一環で垂井容疑者の収入状況を調べ、不審な入金があったことから発覚。垂井容疑者は給付金を家賃などの生活費に充てており、「生活の資金繰りに困窮していた」と容疑を認めている。
「営業時間短縮協力金」416万円詐取 山口組系弘道会傘下幹部らを再逮捕
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大阪府警捜査4課は1日、新型コロナウイルス対策で営業時間の短縮要請に応じた事業者に支給される大阪府の協力金約400万円を不正に受給したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下、「野内組」幹部・川口東作容疑者(66)=大阪市西成区山王=と、妻・京子容疑者(52)=同=を詐欺容疑で再逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

大阪府警察本部
2人は共謀して昨年2月~5月の3回にわたり、居酒屋に暴力団組員が関わっていないとする虚偽の申請を行い、同6月25日までに協力金計416万円をだまし取ったとしている。
川口容疑者は京子容疑者が経営していた居酒屋に勤務していたが、協力金は暴力団員や関係者が経営に関わる事業者は受給できない。申請書類を受け取った府が府警に照会し、川口容疑者が暴力団員と発覚。府警は今年2月、別の時期の営業時間短縮に関する協力金60万円をだまし取ろうとしたとして、川口容疑者らを詐欺未遂容疑で逮捕していた。
大阪府警捜査4課は1日、新型コロナウイルス対策で営業時間の短縮要請に応じた事業者に支給される大阪府の協力金約400万円を不正に受給したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下、「野内組」幹部・川口東作容疑者(66)=大阪市西成区山王=と、妻・京子容疑者(52)=同=を詐欺容疑で再逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

大阪府警察本部
2人は共謀して昨年2月~5月の3回にわたり、居酒屋に暴力団組員が関わっていないとする虚偽の申請を行い、同6月25日までに協力金計416万円をだまし取ったとしている。
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「営業時間短縮協力金」詐取未遂 山口組傘下幹部ら逮捕
大阪府警捜査4課は9日までに、新型コロナウイルス対策で営業時間の短縮に応じた事業者に支給される「営業時間短縮協力金」を不正に受給しようとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下、「野内組」幹部・川口東作容疑者(65)=大阪市西成区山王=と、妻・京子容疑者(52)=同=を詐欺未遂容疑で逮捕した。府警は2人の認否を明らかにしていない。

大阪府警察本部本庁舎
2人は共謀し2021年11月2日、暴力団員との関わりがないと大阪府に虚偽の申請を行い、同年10月上旬から下旬にかけて営業時間を短縮したとして協力金60万円をだまし取ろうとしたとしている。川口容疑者は京子容疑者が経営する居酒屋で勤務。協力金は暴力団員や関係者が経営に関わる事業者は受給できない。2人は別の時期も協力金の申請を行っていたといい、同課は余罪を調べている。

大阪府警察本部本庁舎
2人は共謀し2021年11月2日、暴力団員との関わりがないと大阪府に虚偽の申請を行い、同年10月上旬から下旬にかけて営業時間を短縮したとして協力金60万円をだまし取ろうとしたとしている。川口容疑者は京子容疑者が経営する居酒屋で勤務。協力金は暴力団員や関係者が経営に関わる事業者は受給できない。2人は別の時期も協力金の申請を行っていたといい、同課は余罪を調べている。
新型コロナ「総合支援資金」詐取 極東会傘下幹部を逮捕
警視庁は、新型コロナの影響で収入が減った世帯向けの「総合支援資金」を詐取したなどとして、指定暴力団・極東会傘下幹部・朝日伸一容疑者(60)=東京都港区麻布台2丁目=を詐欺容疑で逮捕した。朝日容疑者は「申請内容は正当だった」と容疑を否認している。
朝日容疑者は2021年5~7月、暴力団員であることを隠したうえで、解体業の収入が新型コロナの影響で激減したとする虚偽の書類を東京都社会福祉協議会に提出し、総合支援資金計45万円をだまし取った疑いが持たれている。総合支援資金は保証人が不要で、無利子で貸し付けを受けられるが、暴力団員の申請は認められていない。
警視庁は、朝日容疑者が福島県からも同様の支援金65万円を詐取した疑いもあるとみて捜査している。
朝日容疑者は2021年5~7月、暴力団員であることを隠したうえで、解体業の収入が新型コロナの影響で激減したとする虚偽の書類を東京都社会福祉協議会に提出し、総合支援資金計45万円をだまし取った疑いが持たれている。総合支援資金は保証人が不要で、無利子で貸し付けを受けられるが、暴力団員の申請は認められていない。
警視庁は、朝日容疑者が福島県からも同様の支援金65万円を詐取した疑いもあるとみて捜査している。
コロナ対策「無担保融資制度」詐取 山口組系組員を逮捕
暴力団対策課と灘署は25日、国が新型コロナウイルス感染拡大で売り上げが減少した中小企業に対する無担保融資制度を悪用し、審査を通すため、経営状況が実態よりも悪化したように装って金融機関から3000万円を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員・鹿野村昭博容疑者(50)=大阪市此花区春日出北=を詐欺容疑で逮捕した。

兵庫県警察本部
調べに対し鹿野村容疑者は「暴力団員であることを隠して融資を申し込んだことは間違いないが、経営状況を低く見積もって申請したことなどはよく覚えていません」などと容疑の一部を否認している。
逮捕容疑は2020年11月~2021年2月、暴力団員であることを隠した上、経営する建設会社の売り上げが大幅に減少したように装った虚偽の書類を大阪市に提出して、民間金融機関を通じて行う中小企業への資金繰り支援制度に、信用保証協会の保証を得て3000万円の融資を受けた疑い。
資金繰り支援制度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが前年より15%以上減少していれば、民間金融機関から3年間無利子で最大6000万円の融資を受けられ、保証料も全額補助される国が行う中小企業に対する無担保融資制度。県警によると、この制度を悪用した容疑者の逮捕は全国初とみられる。

兵庫県警察本部
調べに対し鹿野村容疑者は「暴力団員であることを隠して融資を申し込んだことは間違いないが、経営状況を低く見積もって申請したことなどはよく覚えていません」などと容疑の一部を否認している。
逮捕容疑は2020年11月~2021年2月、暴力団員であることを隠した上、経営する建設会社の売り上げが大幅に減少したように装った虚偽の書類を大阪市に提出して、民間金融機関を通じて行う中小企業への資金繰り支援制度に、信用保証協会の保証を得て3000万円の融資を受けた疑い。
資金繰り支援制度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが前年より15%以上減少していれば、民間金融機関から3年間無利子で最大6000万円の融資を受けられ、保証料も全額補助される国が行う中小企業に対する無担保融資制度。県警によると、この制度を悪用した容疑者の逮捕は全国初とみられる。
コロナ対策「貸付金」詐取未遂 山口組傘下組員を逮捕
埼玉県警熊谷署は19日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入が減少した世帯に貸し付ける「緊急小口資金」と「総合支援資金」あわせて65万円を、暴力団員であることを隠して受け取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員で会社員・羽田竜二容疑者(52)=住居不詳=を詐欺未遂の疑いで逮捕した。調べに対し、羽田容疑者は「申請はしたが私は暴力団員ではない」と供述し容疑を否認している。

埼玉県警熊谷警察署
羽田容疑者は2021年10月13日、埼玉県社会福祉協議会に暴力団員であることを隠して虚偽の申請をして、暴力団員への貸し付けが認められていない緊急小口資金20万円と総合支援資金45万円をだまし取ろうとした疑い。

埼玉県警熊谷警察署
羽田容疑者は2021年10月13日、埼玉県社会福祉協議会に暴力団員であることを隠して虚偽の申請をして、暴力団員への貸し付けが認められていない緊急小口資金20万円と総合支援資金45万円をだまし取ろうとした疑い。
新型コロナ「緊急小口資金」詐取 バー経営の住吉会系幹部を逮捕
警視庁荏原署は、暴力団組員である事を隠して新型コロナ貸付金制度「緊急小口資金」を申し込み、現金80万円をだまし取ったとして、バーを経営する指定暴力団・住吉会系幹部・小林芳晴容疑者(55)を逮捕した。

小林芳晴容疑者(55)
小林容疑者は茨城県内でバーを経営していて、2020年に新型コロナの影響で収入が減った人が利用できる緊急小口資金の貸付制度に、暴力団組員である事を隠して申請し、現金80万円を騙し取った疑いが持たれている。調べに対して「コロナで店の売り上げが無く、生活できなくなった。金は生活費に使った」と容疑を認めている。

小林芳晴容疑者(55)
小林容疑者は茨城県内でバーを経営していて、2020年に新型コロナの影響で収入が減った人が利用できる緊急小口資金の貸付制度に、暴力団組員である事を隠して申請し、現金80万円を騙し取った疑いが持たれている。調べに対して「コロナで店の売り上げが無く、生活できなくなった。金は生活費に使った」と容疑を認めている。
「緊急小口資金」を詐取 山口組系秋良連合会傘下組員を逮捕・起訴
大阪府警は、暴力団であることを隠して新型コロナウイルス対策の「緊急小口資金」を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会傘下「早崎会」組員・長畑彰被告(39)を詐欺の罪で逮捕・起訴した。長畑被告は「暴力団ではありません」と容疑を否認している。

長畑彰被告(39)
長畑被告は昨年10月、新型コロナウイルス対策として無利子で貸し付ける「緊急小口資金」を、暴力団であることを隠して「建築業を営んでいる」と偽り、大阪市内の社会福祉協議会に申請し20万円をだまし取ったとされる。 「緊急小口資金」は、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯などが対象で、暴力団組員は借り入れ出来ない。長畑被告が他にも100万円以上の貸付金をだまし取った疑いがあるとみられている。

長畑彰被告(39)
長畑被告は昨年10月、新型コロナウイルス対策として無利子で貸し付ける「緊急小口資金」を、暴力団であることを隠して「建築業を営んでいる」と偽り、大阪市内の社会福祉協議会に申請し20万円をだまし取ったとされる。 「緊急小口資金」は、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯などが対象で、暴力団組員は借り入れ出来ない。長畑被告が他にも100万円以上の貸付金をだまし取った疑いがあるとみられている。
「感染拡大防止協力金」詐取 杉東会幹部ら2人を逮捕
警視庁組織犯罪対策4課などは、昨年7月に新型コロナウイルス対策に応じた事業者らへ支払う東京都の「感染拡大防止協力金」50万円を詐取したとして、暴力団・杉東会幹部・高田晴尉容疑者(48)=東京都板橋区幸町=と、露天商・大木将平容疑者(35)=東京都杉並区和泉=を詐欺の疑いで逮捕した。

高田晴尉容疑者(48)
高田容疑者らは、暴力団員などに該当しないことが申請要件になっている東京都の感染拡大防止協力金に虚偽の申請を行い、昨年7月28日に協力金50万円を詐取した疑い。高田容疑者と大木容疑者は容疑を認めている。
同課によると、高田容疑者はたこ焼き屋など6つの屋台を営んでいて、大木容疑者も高田容疑者の下で的屋を営んでいた。新型コロナの影響で祭りが中止になるなどしたため収入が減り、協力金を申請したとみられ他の協力金の申請も行っていてた。詐取した金額は総額300万円にのぼるとみられている。

高田晴尉容疑者(48)
高田容疑者らは、暴力団員などに該当しないことが申請要件になっている東京都の感染拡大防止協力金に虚偽の申請を行い、昨年7月28日に協力金50万円を詐取した疑い。高田容疑者と大木容疑者は容疑を認めている。
同課によると、高田容疑者はたこ焼き屋など6つの屋台を営んでいて、大木容疑者も高田容疑者の下で的屋を営んでいた。新型コロナの影響で祭りが中止になるなどしたため収入が減り、協力金を申請したとみられ他の協力金の申請も行っていてた。詐取した金額は総額300万円にのぼるとみられている。
新型コロナ「緊急小口資金」詐取 姉ヶ崎会系幹部を逮捕
警視庁は、新型コロナの影響で収入が減少した世帯への貸付金「緊急小口資金」をだまし取ったとして、暴力団・姉ヶ崎会系幹部・西和弘容疑者(50)=東京都江東区=を詐欺の疑いで逮捕した。

西和弘容疑者(50)
西容疑者は去年12月、暴力団員であることを隠し、新型コロナの影響で収入が減少した世帯を対象とした「緊急小口資金」を申し込み、東京都社会福祉協議会から現金20万円をだまし取った疑いがもたれている。
西容疑者は建設会社の従業員として貸付金を申請していた。調べに対し西容疑者は容疑を認めた上で、「駄目だと分かっていたが、生活費に困って申請をしました」と供述している。

西和弘容疑者(50)
西容疑者は去年12月、暴力団員であることを隠し、新型コロナの影響で収入が減少した世帯を対象とした「緊急小口資金」を申し込み、東京都社会福祉協議会から現金20万円をだまし取った疑いがもたれている。
西容疑者は建設会社の従業員として貸付金を申請していた。調べに対し西容疑者は容疑を認めた上で、「駄目だと分かっていたが、生活費に困って申請をしました」と供述している。
山口組傘下幹部のコロナ貸付金詐欺容疑 故意認めず無罪判決
金沢地裁(大村陽一裁判官)で1日、暴力団組員であることを隠して新型コロナ対策の貸付制度「緊急小口資金」で計95万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部(66)=金沢市=の判決公判が行われ、暴力団を対象外とする要件について「申込書の文言を読み飛ばしたり、見落としたりする可能性がある」として故意を認めず、無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。幹部は今年4月13日、石川県警金沢西署に詐欺容疑で逮捕され、5月21日に金沢地検に同罪で起訴されていた。
判決によると、幹部は昨年4~7月、県社会福祉協議会に「緊急小口資金」と「総合支援資金」の貸付を申請し、計95万円を受け取った。申請申込書には暴力団組員でないことを支給要件とする確認する欄があり、署名押印して申請していた。
大村裁判官は、確認欄は、■文字が小さく、下線がない、■複数の留意事項があるがチェック欄はない―と指摘。
「10万円の特別定額給付金は誰でも受け取れたため、貸付も制限がないと思い込んだ」とする被告の主張は理解できると述べ、「常識に照らしておよそあり得ないとは言えない」とし、故意を認めず無罪とした。
判決によると、幹部は昨年4~7月、県社会福祉協議会に「緊急小口資金」と「総合支援資金」の貸付を申請し、計95万円を受け取った。申請申込書には暴力団組員でないことを支給要件とする確認する欄があり、署名押印して申請していた。
大村裁判官は、確認欄は、■文字が小さく、下線がない、■複数の留意事項があるがチェック欄はない―と指摘。
「10万円の特別定額給付金は誰でも受け取れたため、貸付も制限がないと思い込んだ」とする被告の主張は理解できると述べ、「常識に照らしておよそあり得ないとは言えない」とし、故意を認めず無罪とした。
服役中だった弘道会傘下組員 新型コロナ「緊急小口資金」を詐取
暴力団組員であることを隠し、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯への「緊急小口資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員・北村敬二容疑者(46)=京都府八幡市=を詐欺の疑いで逮捕した。
北村容疑者は今年3月、京都府社会福祉協議会に対し暴力団組員であることを隠して「去年3月の収入が20万円だったが、今年2月は5万円に減少した」と虚偽の申請を行い、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯に向けた緊急小口資金20万円をだまし取った疑いが持たれている。北村容疑者は去年3月は刑務所に服役中だった。
調べに対し、北村容疑者は「社会福祉協議会を騙して20万円を借り入れた。しかし借入時は事務所などにも行っておらず組員ではない」と容疑を一部否認している。
北村容疑者は今年3月、京都府社会福祉協議会に対し暴力団組員であることを隠して「去年3月の収入が20万円だったが、今年2月は5万円に減少した」と虚偽の申請を行い、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯に向けた緊急小口資金20万円をだまし取った疑いが持たれている。北村容疑者は去年3月は刑務所に服役中だった。
調べに対し、北村容疑者は「社会福祉協議会を騙して20万円を借り入れた。しかし借入時は事務所などにも行っておらず組員ではない」と容疑を一部否認している。
「持続化給付金」詐取 弘道会系野内組傘下組長を逮捕
警視庁は、国の新型コロナウイルス対策「持続化給付金」200万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下、野内組幹部で「坂田組」組長・坂田勝良容疑者(59)を逮捕した。調べに対し、坂田容疑者は黙秘している。

坂田勝良容疑者
坂田容疑者は今年7月、暴力団組員であることを隠した上、実質的に経営する排水管清掃会社の収入が減ったとウソの申請をし、持続化給付金200万円をだまし取った疑いが持たれている。
坂田容疑者は2018年10月以降、自身の会社から従業員を移籍させた謝礼の名目で毎月30万円を別の清掃会社から受け取っていた。このうち8万円を会社の口座に振り込ませ、2つの口座に分けて振り込ませることで、口座上で収入が半減したように偽装していた。

坂田勝良容疑者
坂田容疑者は今年7月、暴力団組員であることを隠した上、実質的に経営する排水管清掃会社の収入が減ったとウソの申請をし、持続化給付金200万円をだまし取った疑いが持たれている。
坂田容疑者は2018年10月以降、自身の会社から従業員を移籍させた謝礼の名目で毎月30万円を別の清掃会社から受け取っていた。このうち8万円を会社の口座に振り込ませ、2つの口座に分けて振り込ませることで、口座上で収入が半減したように偽装していた。