勾留中の「ルフィ」と「JPドラゴン」幹部をビデオ通話でつなぎ証拠隠滅 男性弁護士を書類送検
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警視庁捜査1課は19日、日本人グループによる一連の特殊詐欺事件や、全国で相次いだ広域強盗事件に指示役として関与したとして逮捕・勾留されていた、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=と接見した際、今村被告と複数の人物をビデオ通話でつなぐなどして証拠を隠滅したとして、広島県東広島市の男性弁護士(49)を証拠隠滅の疑いで書類送検した。
警視庁本部
男性弁護士は、今村被告の弁護を担当してはいないが自ら接見を申し込んみ、2023年2月下旬ごろから原宿警察署内で今村被告と複数回にわたって接見し、その際に自身のスマートフォンを使って、事件の関係者とされる複数の人物と今村被告をビデオ通話でつなぎ、口裏合わせをさせるなどして証拠を隠滅した疑いが持たれている。
今村磨人被告(39)
ビデオ通話の相手は、フィリピンの首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」の幹部ら数人とみられ、今村被告に対して「面倒を見るから余計なことを話すな」などと、自分たちの特殊詐欺事件への関与について供述しないよう口止めしたという。
警視庁は、男性弁護士が「JPドラゴン」の幹部らの意向を伝える目的で、複数回にわたって今村被告と接見したとみて、2023年11月に男性弁護士の東広島市の自宅と事務所を家宅捜索し、押収品の解析を進めていた。
今村被告は、特殊詐欺事件に関与したとして逮捕された後、全国で相次いだ強盗事件で「ルフィ」などと名乗り犯行を指示したとして、これまでに8回逮捕・起訴されていて、警視庁は引き続き、一連の特殊詐欺事件や強盗事件などの全容解明を進めている。
警視庁捜査1課は19日、日本人グループによる一連の特殊詐欺事件や、全国で相次いだ広域強盗事件に指示役として関与したとして逮捕・勾留されていた、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=と接見した際、今村被告と複数の人物をビデオ通話でつなぐなどして証拠を隠滅したとして、広島県東広島市の男性弁護士(49)を証拠隠滅の疑いで書類送検した。
警視庁本部
男性弁護士は、今村被告の弁護を担当してはいないが自ら接見を申し込んみ、2023年2月下旬ごろから原宿警察署内で今村被告と複数回にわたって接見し、その際に自身のスマートフォンを使って、事件の関係者とされる複数の人物と今村被告をビデオ通話でつなぎ、口裏合わせをさせるなどして証拠を隠滅した疑いが持たれている。
今村磨人被告(39)
ビデオ通話の相手は、フィリピンの首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」の幹部ら数人とみられ、今村被告に対して「面倒を見るから余計なことを話すな」などと、自分たちの特殊詐欺事件への関与について供述しないよう口止めしたという。
警視庁は、男性弁護士が「JPドラゴン」の幹部らの意向を伝える目的で、複数回にわたって今村被告と接見したとみて、2023年11月に男性弁護士の東広島市の自宅と事務所を家宅捜索し、押収品の解析を進めていた。
今村被告は、特殊詐欺事件に関与したとして逮捕された後、全国で相次いだ強盗事件で「ルフィ」などと名乗り犯行を指示したとして、これまでに8回逮捕・起訴されていて、警視庁は引き続き、一連の特殊詐欺事件や強盗事件などの全容解明を進めている。
台湾マフィア構成員が愛媛の民家で覚醒剤密造 初公判で起訴内容認める
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松山地裁で18日、愛媛県松山市郊外の民家を製造工場にして覚醒剤の製造をしたとして、覚醒剤取締法違反の罪に問われた、台湾マフィア構成員・呉明修(ウーミンショー)被告=台湾国籍=の初公判が開かれ、呉被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
押収品
呉被告は2023年5月24日頃から30日にかけて、複数の男らと共謀して松山市浅海原の民家を製造工場として、覚醒剤約103グラム(末端価格およそ640万円相当)を製造した覚醒剤取締法違反の罪に問われている。
押収品
検察側は冒頭陳述で、元暴力団幹部と台湾マフィアが巨額の利益を得るため覚醒剤の製造を計画したと指摘。台湾マフィア構成員で多額の借金を抱えていた呉被告が製造役として日本に派遣され、鼻炎の治療薬などを使い覚醒剤を製造していたことを明らかにした。
逮捕当時、呉容疑者は過去にも数回、覚醒剤を製造する目的で来日したことがあると話し、「作り方は来日前に教わった。お金がもらえると聞いてやった」などと供述。地検は2023年7月に呉容疑者らを同法違反(所持)で起訴し、8月下旬に同法違反(営利目的製造)に訴因変更していた。
裁判は19日結審し、今月25日に判決が言い渡される予定。
松山地裁で18日、愛媛県松山市郊外の民家を製造工場にして覚醒剤の製造をしたとして、覚醒剤取締法違反の罪に問われた、台湾マフィア構成員・呉明修(ウーミンショー)被告=台湾国籍=の初公判が開かれ、呉被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
押収品
呉被告は2023年5月24日頃から30日にかけて、複数の男らと共謀して松山市浅海原の民家を製造工場として、覚醒剤約103グラム(末端価格およそ640万円相当)を製造した覚醒剤取締法違反の罪に問われている。
押収品
検察側は冒頭陳述で、元暴力団幹部と台湾マフィアが巨額の利益を得るため覚醒剤の製造を計画したと指摘。台湾マフィア構成員で多額の借金を抱えていた呉被告が製造役として日本に派遣され、鼻炎の治療薬などを使い覚醒剤を製造していたことを明らかにした。
逮捕当時、呉容疑者は過去にも数回、覚醒剤を製造する目的で来日したことがあると話し、「作り方は来日前に教わった。お金がもらえると聞いてやった」などと供述。地検は2023年7月に呉容疑者らを同法違反(所持)で起訴し、8月下旬に同法違反(営利目的製造)に訴因変更していた。
裁判は19日結審し、今月25日に判決が言い渡される予定。
忠誠のためか「JP DRAGON」のタトゥー 日本が「JPドラゴン」幹部の引き渡し要求 強制送還へ
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フィリピン入国管理局は15日、首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)について、日本側が窃盗容疑で逮捕状を取って引き渡しを求めており、日本に強制送還する予定であることを明らかにし、送還時期について「予定はまだ決まっていない」とした。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者のパスポートの本籍は「北海道」と記載されていて、2019年にフィリピンに入国、日本の当局からの情報に基づき、2020年にブラックリストに入れられていた。フィリピン入国管理局は今月4日にも日本当局が窃盗容疑で指名手配していたJPドラゴン幹部・鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束していて、鹿児嶋容疑者は手続きが整い次第、日本に送還される予定。
「JPドラゴン」は、指定暴力団・山口組系の元幹部が約10年前にフィリピンで組織化した犯罪グループとみられ、「ルフィ」などと名乗り一連の事件を起こした日本人グループの幹部らを統括していた黒幕とされ、「ルフィ」グループが特殊詐欺でだまし取ったとされる約60億円以上の被害金の一部が、JPドラゴンにも流れていたとみられる。JPドラゴンのメンバーは、忠誠のためか手にタトゥーを入れられ、小山容疑者や鹿児嶋容疑者の左手にも「JP DRAGON」のタトゥーが入っていた。
鹿児嶋孝之容疑者(55)
鹿児嶋容疑者のタトゥー
JPドラゴンのトップは警察官を買収して、フィリピンに進出してきた「ルフィ」グループのトップとされ「フォー」と呼ばれていた渡邉優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=を脅し、拘束されたくなければ上納金を払うよう迫り、当初は毎月500万円程の上納金をだったが、その後はJPドラゴンからルフィグループにメンバーを派遣して稼ぎを監視するようになり、多い月には5000万円を上納させていた。JPドラゴンは、ルフィグループの幹部らが日本に強制送還された後、マニラに残された日本人メンバー20人ほどを束ね、同様の特殊詐欺を仕掛けるようになったという。
渡辺優樹被告(39)
小山容疑者は、フィリピン国内での詐欺容疑で今年1月に、マニラの日本料理店にいるところをフィリピン警察に逮捕され、その際に拳銃や実弾のほか、違法薬物とみられる物も所持していたとして、危険薬物法違反の疑いも持たれている。日本への強制送還については、フィリピン国内での詐欺容疑の取り下げが前提となる。
現在、小山容疑者と鹿児嶋容疑者は、「ルフィ」事件の日本人容疑者と同じマニラの入管施設に収容されている。
フィリピン入国管理局は15日、首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)について、日本側が窃盗容疑で逮捕状を取って引き渡しを求めており、日本に強制送還する予定であることを明らかにし、送還時期について「予定はまだ決まっていない」とした。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者のパスポートの本籍は「北海道」と記載されていて、2019年にフィリピンに入国、日本の当局からの情報に基づき、2020年にブラックリストに入れられていた。フィリピン入国管理局は今月4日にも日本当局が窃盗容疑で指名手配していたJPドラゴン幹部・鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束していて、鹿児嶋容疑者は手続きが整い次第、日本に送還される予定。
「JPドラゴン」は、指定暴力団・山口組系の元幹部が約10年前にフィリピンで組織化した犯罪グループとみられ、「ルフィ」などと名乗り一連の事件を起こした日本人グループの幹部らを統括していた黒幕とされ、「ルフィ」グループが特殊詐欺でだまし取ったとされる約60億円以上の被害金の一部が、JPドラゴンにも流れていたとみられる。JPドラゴンのメンバーは、忠誠のためか手にタトゥーを入れられ、小山容疑者や鹿児嶋容疑者の左手にも「JP DRAGON」のタトゥーが入っていた。
鹿児嶋孝之容疑者(55)
鹿児嶋容疑者のタトゥー
JPドラゴンのトップは警察官を買収して、フィリピンに進出してきた「ルフィ」グループのトップとされ「フォー」と呼ばれていた渡邉優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=を脅し、拘束されたくなければ上納金を払うよう迫り、当初は毎月500万円程の上納金をだったが、その後はJPドラゴンからルフィグループにメンバーを派遣して稼ぎを監視するようになり、多い月には5000万円を上納させていた。JPドラゴンは、ルフィグループの幹部らが日本に強制送還された後、マニラに残された日本人メンバー20人ほどを束ね、同様の特殊詐欺を仕掛けるようになったという。
渡辺優樹被告(39)
小山容疑者は、フィリピン国内での詐欺容疑で今年1月に、マニラの日本料理店にいるところをフィリピン警察に逮捕され、その際に拳銃や実弾のほか、違法薬物とみられる物も所持していたとして、危険薬物法違反の疑いも持たれている。日本への強制送還については、フィリピン国内での詐欺容疑の取り下げが前提となる。
現在、小山容疑者と鹿児嶋容疑者は、「ルフィ」事件の日本人容疑者と同じマニラの入管施設に収容されている。
違法ネットカジノで逮捕の山口組系弘道会傘下「稲葉地一家」幹部を不起訴処分
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鹿児島地検は、2023年11月に鹿児島市のインターネットカジノ店が摘発され5人が逮捕された事件で、今年2月に常習賭博の疑いで逮捕された、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下十代目稲葉地一家幹部(65)=鹿児島市武=について、今月12日付けで不起訴処分とした。地検は、不起訴の理由について「諸般の事情を考慮した」としている。
鹿児島地方検察庁
この事件は2023年11月、鹿児島市樋之口町などの集合住宅の一室でインターネットカジノ店を運営し、客に金を賭けさせてバカラやスロットなどの賭博をさせていたとして5人が逮捕されていた。県警のその後の捜査から、幹部と会社員の男が事件に関与していたとして、今年2月20日に常習賭博の疑いで逮捕していた。
鹿児島地検は、2023年11月に鹿児島市のインターネットカジノ店が摘発され5人が逮捕された事件で、今年2月に常習賭博の疑いで逮捕された、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下十代目稲葉地一家幹部(65)=鹿児島市武=について、今月12日付けで不起訴処分とした。地検は、不起訴の理由について「諸般の事情を考慮した」としている。
鹿児島地方検察庁
この事件は2023年11月、鹿児島市樋之口町などの集合住宅の一室でインターネットカジノ店を運営し、客に金を賭けさせてバカラやスロットなどの賭博をさせていたとして5人が逮捕されていた。県警のその後の捜査から、幹部と会社員の男が事件に関与していたとして、今年2月20日に常習賭博の疑いで逮捕していた。
「ルフィ」らの黒幕 フィリピン拠点の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部を拘束
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「ルフィ」などと名乗る日本人グループによる一連の特殊詐欺事件に絡み、首都マニラ周辺で活動する犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)が、フィリピンでの詐欺事件に関与したとして、フィリピン司法当局者が今年1月24日に拘束していたことがわかった。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関与したとして、首都マニラで現地フィリピン警察に拘束され、その後1~2週間で入国管理局に引き渡されて施設に収容されている。
「JPドラゴン」は指定暴力団・山口組系の元幹部ら、元暴力団組員らで結成された首都マニラ周辺で活動する犯罪組織で、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの特殊詐欺グループを運営していた黒幕とみられる。
今村磨人被告(39)
2019年に日本側がフィリピン側に通告した容疑者リスト10人の中に、今村被告らと共に小山容疑者や逃亡中のJPドラゴントップの男(53)らも含まれていて、日本当局から窃盗容疑で逮捕状が出され指名手配されている。
「ルフィ」などと名乗る日本人グループによる一連の特殊詐欺事件に絡み、首都マニラ周辺で活動する犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)が、フィリピンでの詐欺事件に関与したとして、フィリピン司法当局者が今年1月24日に拘束していたことがわかった。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関与したとして、首都マニラで現地フィリピン警察に拘束され、その後1~2週間で入国管理局に引き渡されて施設に収容されている。
「JPドラゴン」は指定暴力団・山口組系の元幹部ら、元暴力団組員らで結成された首都マニラ周辺で活動する犯罪組織で、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの特殊詐欺グループを運営していた黒幕とみられる。
今村磨人被告(39)
2019年に日本側がフィリピン側に通告した容疑者リスト10人の中に、今村被告らと共に小山容疑者や逃亡中のJPドラゴントップの男(53)らも含まれていて、日本当局から窃盗容疑で逮捕状が出され指名手配されている。
暴力団員と知りながら明太子や熊手購入し利益供与 13の事業者と「極東会」傘下組員に勧告
新潟県公安委員会は3月上旬、暴力団の活動資金などになると知りながら明太子を販売したほか、明太子や熊手を購入していた新潟県上越地区の飲食店経営業など13の事業者と、指定暴力団・極東会傘下組員に対し、県暴力団排除条例に基づき勧告した。
新潟県警察本部
勧告を受けた上越地区の13事業者のうち、1事業者の食料品販売会社は2023年12月19日、極東会傘下組員に対し、暴力団の活動資金などになると知りながら明太子35箱を販売したとされ、他の飲食店経営業、自動車販売業、建築業など12事業者は同年12月下旬頃、購入金額より高く上乗せをした金額で明太子または熊手を購入し、極東会傘下組員にあわせて現金十数万円の利益供与をしたとされる。
新潟県警察本部
勧告を受けた上越地区の13事業者のうち、1事業者の食料品販売会社は2023年12月19日、極東会傘下組員に対し、暴力団の活動資金などになると知りながら明太子35箱を販売したとされ、他の飲食店経営業、自動車販売業、建築業など12事業者は同年12月下旬頃、購入金額より高く上乗せをした金額で明太子または熊手を購入し、極東会傘下組員にあわせて現金十数万円の利益供与をしたとされる。
特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕の稲川会系「七熊一家」幹部を不起訴処分
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京都地検は、高齢者から多額の現金をだまし取った特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕されていた、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部(44)=千葉県習志野市=について、13日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由は明らかにしていない。
京都地方検察庁
幹部は仲間と共謀して2022年10月5日、札幌市で一人暮らしの無職女性(当時89)の自宅に、息子やその上司などを装って電話をかけ「のどが痛くて病院に来ている。財布と携帯電話をなくし、キャッシュカードが使えなくなった。今日までの会社の支払いに間に合わない」などとウソを言い、女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして2023年11月7日逮捕されていた。
幹部は千葉県を拠点とする特殊詐欺グループの首謀者とみられていた。
京都地検は、高齢者から多額の現金をだまし取った特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕されていた、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部(44)=千葉県習志野市=について、13日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由は明らかにしていない。
京都地方検察庁
幹部は仲間と共謀して2022年10月5日、札幌市で一人暮らしの無職女性(当時89)の自宅に、息子やその上司などを装って電話をかけ「のどが痛くて病院に来ている。財布と携帯電話をなくし、キャッシュカードが使えなくなった。今日までの会社の支払いに間に合わない」などとウソを言い、女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして2023年11月7日逮捕されていた。
幹部は千葉県を拠点とする特殊詐欺グループの首謀者とみられていた。
山口組系「國領屋一家」傘下組長らの露店出店を手助け 「静岡県西部街商協同組合」理事長を逮捕
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静岡県警は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、「静岡県西部街商協同組合」の理事長の男(79)を詐欺ほう助の疑いで逮捕した。県警は理事長の認否を明らかにしていない。
静岡県警察本部
理事長の男は2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした疑いが持たれている。男は組合の理事長という立場を利用して犯行に及んだとみられ、見返りをもらっていたとみられている。
また、県警は、今年の初詣期間に露店出店する権利を、暴力団関係者という身分を隠して静岡県森町の小國神社からだまし取ったとして、浜松市浜名区の男女3人を、詐欺の疑いで書類送検した。
静岡県警は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、「静岡県西部街商協同組合」の理事長の男(79)を詐欺ほう助の疑いで逮捕した。県警は理事長の認否を明らかにしていない。
静岡県警察本部
理事長の男は2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした疑いが持たれている。男は組合の理事長という立場を利用して犯行に及んだとみられ、見返りをもらっていたとみられている。
また、県警は、今年の初詣期間に露店出店する権利を、暴力団関係者という身分を隠して静岡県森町の小國神社からだまし取ったとして、浜松市浜名区の男女3人を、詐欺の疑いで書類送検した。
性風俗店から「用心棒代」受け取りで幹部を送検 稲川会系「紘龍一家」本部事務所を家宅捜索
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宮城県警は13日、宮城県仙台市の路上で性風俗店経営者から「用心棒代」名目で現金7万円を受け取ったとして、指定暴力団・稲川会系二代目紘龍一家幹部で、「櫻中組」組長・櫻中正彦容疑者(57)=仙台市青葉区宮町=が宮城県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕された事件で、櫻中容疑者を送検し、関係先として福島県郡山市にある「紘龍一家」本部事務所を家宅捜索した。
櫻中正彦容疑者(57)
櫻中容疑者は今年1月25日、仙台市青葉区立町の路上で性風俗店の女性経営者(40代)から「用心棒代」名目で、現金7万円を受け取った疑いが持たれていて、県警は紘龍一家の組織的関与や資金源になっていた可能性があるとみて、紘龍一家本部事務所を家宅捜索し、書類数点を押収した。
紘龍一家を家宅捜索
県警は、「捜査に支障が出る」として櫻中容疑者の認否を明らかにしていないが、櫻中容疑者が20年ほど前から同様の行為を繰り返していたとみていて、他の店からも用心棒代などを受け取っていた可能性があるとみて、余罪や「用心棒代」で得た金の流れなど捜査を進めている。
宮城県警は13日、宮城県仙台市の路上で性風俗店経営者から「用心棒代」名目で現金7万円を受け取ったとして、指定暴力団・稲川会系二代目紘龍一家幹部で、「櫻中組」組長・櫻中正彦容疑者(57)=仙台市青葉区宮町=が宮城県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕された事件で、櫻中容疑者を送検し、関係先として福島県郡山市にある「紘龍一家」本部事務所を家宅捜索した。
櫻中正彦容疑者(57)
櫻中容疑者は今年1月25日、仙台市青葉区立町の路上で性風俗店の女性経営者(40代)から「用心棒代」名目で、現金7万円を受け取った疑いが持たれていて、県警は紘龍一家の組織的関与や資金源になっていた可能性があるとみて、紘龍一家本部事務所を家宅捜索し、書類数点を押収した。
紘龍一家を家宅捜索
県警は、「捜査に支障が出る」として櫻中容疑者の認否を明らかにしていないが、櫻中容疑者が20年ほど前から同様の行為を繰り返していたとみていて、他の店からも用心棒代などを受け取っていた可能性があるとみて、余罪や「用心棒代」で得た金の流れなど捜査を進めている。
マッチングアプリ悪用で飲食代金「ぼったくり」男性から37万円恐喝 リーダー格の男を逮捕
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北海道警札幌中央署は12日、2023年6月、マッチングアプリを使って誘い出した男性から、現金37万円を脅し取ったとして男女2人が逮捕された事件で、新たにリーダー格の無職・藤柊太朗容疑者(23)=東京都新宿区西新宿8丁目=を恐喝容疑で逮捕した。
札幌中央警察署
近藤容疑者は2023年6月19日夜、すでに逮捕されている19歳の女=札幌市=ら男女2人と共謀し、マッチングアプリで誘い出した男性(31)を札幌市の歓楽街・ススキノの飲食店で酒を飲ませたうえ、法外な料金を支払わせようと「近くのコンビニで金を下ろして」などと差し向けて、現金37万円を脅し取った疑いが持たれている。
この事件では、男性を誘い出した19歳の女と18歳の男の2人が既に逮捕されていて、その後の捜査からリーダー格の近藤容疑者の関与が浮上し逮捕した。
同署は、「捜査に支障がある」として近藤容疑者の認否を明らかにしていないが、背後に暴力団の関与あるとみて、脅し取った金の流れなど、実態解明を進めている。
北海道警札幌中央署は12日、2023年6月、マッチングアプリを使って誘い出した男性から、現金37万円を脅し取ったとして男女2人が逮捕された事件で、新たにリーダー格の無職・藤柊太朗容疑者(23)=東京都新宿区西新宿8丁目=を恐喝容疑で逮捕した。
札幌中央警察署
近藤容疑者は2023年6月19日夜、すでに逮捕されている19歳の女=札幌市=ら男女2人と共謀し、マッチングアプリで誘い出した男性(31)を札幌市の歓楽街・ススキノの飲食店で酒を飲ませたうえ、法外な料金を支払わせようと「近くのコンビニで金を下ろして」などと差し向けて、現金37万円を脅し取った疑いが持たれている。
この事件では、男性を誘い出した19歳の女と18歳の男の2人が既に逮捕されていて、その後の捜査からリーダー格の近藤容疑者の関与が浮上し逮捕した。
同署は、「捜査に支障がある」として近藤容疑者の認否を明らかにしていないが、背後に暴力団の関与あるとみて、脅し取った金の流れなど、実態解明を進めている。
「浪川会」系幹部宅に手榴弾投げ込み爆発 新たに「道仁会」傘下組員を逮捕
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佐賀県警は12日、指定暴力団・浪川会系幹部の自宅に手榴弾が投げ込まれ爆発した事件で、新たに指定暴力団・道仁会傘下組員(40)=佐賀市木原2丁目=を組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂など)の疑いで逮捕した。県警は男の認否を明らかにしていない。この事件での逮捕者は9人目となった。
被害にあった浪川会幹部宅
男は、既に逮捕されている道仁会幹部の「三代目前田一家」総長らと共謀して2023年1月14日午前4時10分ごろ、浪川会系幹部を殺害しようと、佐賀市大財1丁目にある幹部の自宅に手榴弾を投げ込み爆発させた疑いが持たれている。
幹部宅は3階バルコニーの床面や外壁が損壊し、窓ガラスが割れるなどの被害があったものの、ケガ人はいなかった。
佐賀県警は12日、指定暴力団・浪川会系幹部の自宅に手榴弾が投げ込まれ爆発した事件で、新たに指定暴力団・道仁会傘下組員(40)=佐賀市木原2丁目=を組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂など)の疑いで逮捕した。県警は男の認否を明らかにしていない。この事件での逮捕者は9人目となった。
被害にあった浪川会幹部宅
男は、既に逮捕されている道仁会幹部の「三代目前田一家」総長らと共謀して2023年1月14日午前4時10分ごろ、浪川会系幹部を殺害しようと、佐賀市大財1丁目にある幹部の自宅に手榴弾を投げ込み爆発させた疑いが持たれている。
幹部宅は3階バルコニーの床面や外壁が損壊し、窓ガラスが割れるなどの被害があったものの、ケガ人はいなかった。
殺人未遂で逮捕の「絆會」若頭 拳銃と実弾所持の銃刀法違反で起訴
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長野地検松本支部は12日、今年2月に仙台市のアパートの一室で拳銃1丁と実弾10発を所持していたとして、指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤茂樹こと金成行被告(55)を銃刀法違反の罪で起訴した。検察は金被告の認否を明らかにしていないが、警察の調べに対しては、黙秘を続けている。
金澤茂樹こと金成行容疑者
金容疑者は今年2月1日、潜伏先の宮城県仙台市若林区沖野の住宅街にあるアパートで逮捕されていて、アパートの室内に拳銃1丁と実弾10発を不法に所持していた疑いが持たれている。金容疑者の逮捕後に、同日行われたアパートの家宅捜索で拳銃と実弾が発見され、再逮捕されていた。
金容疑者は2020年9月28日、長野県上伊那郡宮田村の飲食店駐車場に停められた車の中で、当時・絆會傘下だった「四代目竹内組」の宮下聡組長(51・当時48)の脇腹を拳銃で撃ち、殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕・送検されている。押収された拳銃と実弾は、宮下組長への殺人未遂事件で使用された拳銃とは違うものとみられている。
◀◀三瓶組若頭射殺事件
金容疑者を巡っては、宮下組長への殺人未遂事件で逃走中の2022年1月、茨城県水戸市元吉田町の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組」の3階建て事務所の2階にいた三瓶組の神部達也若頭(当時40)を銃撃して殺害した疑いがあるとして、茨城県警が逮捕状を取っていて捜査を続けている。
長野地検松本支部は12日、今年2月に仙台市のアパートの一室で拳銃1丁と実弾10発を所持していたとして、指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤茂樹こと金成行被告(55)を銃刀法違反の罪で起訴した。検察は金被告の認否を明らかにしていないが、警察の調べに対しては、黙秘を続けている。
金澤茂樹こと金成行容疑者
金容疑者は今年2月1日、潜伏先の宮城県仙台市若林区沖野の住宅街にあるアパートで逮捕されていて、アパートの室内に拳銃1丁と実弾10発を不法に所持していた疑いが持たれている。金容疑者の逮捕後に、同日行われたアパートの家宅捜索で拳銃と実弾が発見され、再逮捕されていた。
金容疑者は2020年9月28日、長野県上伊那郡宮田村の飲食店駐車場に停められた車の中で、当時・絆會傘下だった「四代目竹内組」の宮下聡組長(51・当時48)の脇腹を拳銃で撃ち、殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕・送検されている。押収された拳銃と実弾は、宮下組長への殺人未遂事件で使用された拳銃とは違うものとみられている。
◀◀三瓶組若頭射殺事件
金容疑者を巡っては、宮下組長への殺人未遂事件で逃走中の2022年1月、茨城県水戸市元吉田町の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組」の3階建て事務所の2階にいた三瓶組の神部達也若頭(当時40)を銃撃して殺害した疑いがあるとして、茨城県警が逮捕状を取っていて捜査を続けている。
山中の倉庫に拳銃と実弾を保管 神戸山口組系「古川組」組長を不起訴処分
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神戸地検は、兵庫県西宮市の山中の倉庫に拳銃3丁や実弾39発を保管したとして、銃刀法違反容疑などで逮捕された特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「四代目古川組」組長(64))について、12日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。
神戸地方検察庁
組長は知人の飲食店経営の男(67)=兵庫県尼崎市=らと共謀して2023年5月17日、西宮市山口町の山中にある倉庫内で回転式拳銃2丁と自動装塡式拳銃1丁、実弾39発を保管所持していたとして、今年1月に銃刀法違反容疑などで逮捕されていた。
この倉庫は、共謀したとされる飲食店経営の男が管理していて、2023年5月17日に男が銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されていて、逮捕時に「拳銃は1~2年前にあることを知った。組(古川組)の者が置いていったものと思う」と説明していた。男はその後、処分保留で釈放されている。
神戸地検は、兵庫県西宮市の山中の倉庫に拳銃3丁や実弾39発を保管したとして、銃刀法違反容疑などで逮捕された特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「四代目古川組」組長(64))について、12日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。
神戸地方検察庁
組長は知人の飲食店経営の男(67)=兵庫県尼崎市=らと共謀して2023年5月17日、西宮市山口町の山中にある倉庫内で回転式拳銃2丁と自動装塡式拳銃1丁、実弾39発を保管所持していたとして、今年1月に銃刀法違反容疑などで逮捕されていた。
この倉庫は、共謀したとされる飲食店経営の男が管理していて、2023年5月17日に男が銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されていて、逮捕時に「拳銃は1~2年前にあることを知った。組(古川組)の者が置いていったものと思う」と説明していた。男はその後、処分保留で釈放されている。