「総合支援資金」詐取 住吉会傘下幹部を逮捕
警視庁は、新型コロナで収入が減った人が受けられる東京都の「総合支援資金」をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部・莊司信彦容疑者(59)を詐欺の疑いで逮捕した。
莊司容疑者は、暴力団員であることを隠し、東京都社会福祉協議会に「総合支援資金」の申請を行い、去年9月から11月にかけて現金45万円をだまし取った疑いがもたれている。
「総合支援資金」は、生活に困った人に当面の生活費を無利子で貸し出す制度で、去年3月から新型コロナの影響で収入が減った人なども給付を受けられるよう要件が緩和されていた。
莊司容疑者は「生活が苦しかった」と容疑を認めていて、警視庁は、他の複数の支援金もだまし取っていたとみて余罪を捜査している。
莊司容疑者は、暴力団員であることを隠し、東京都社会福祉協議会に「総合支援資金」の申請を行い、去年9月から11月にかけて現金45万円をだまし取った疑いがもたれている。
「総合支援資金」は、生活に困った人に当面の生活費を無利子で貸し出す制度で、去年3月から新型コロナの影響で収入が減った人なども給付を受けられるよう要件が緩和されていた。
莊司容疑者は「生活が苦しかった」と容疑を認めていて、警視庁は、他の複数の支援金もだまし取っていたとみて余罪を捜査している。


露天商の準会員証詐取 山口組系「茶谷政一家」組員を逮捕
北海道警札幌南署は25日、北海道街商協同組合から露天商の準会員証をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「茶谷政一家」組員・紙弘幸容疑者(55)=札幌市東区=と、知人の建設作業員・砂庭悟容疑者(34)=札幌市清田区=を詐欺容疑で逮捕した。

「北海道神宮例祭」
※写真はイメージ
2人は2018年2月から5月にかけて、砂庭容疑者が自分名義で北海道街商協同組合へ入会を申し込み、紙容疑者が実質的に活動する意図を隠して誓約書を提出し、準会員証1通をだまし取った疑い。同組合では、暴力団員や関係者の入会を認めていない。
2018年6月に、「北海道神宮例祭」にあわせて札幌市中央区の中島公園で「肉巻きおにぎり」の露店を出店させようとしていたが、仕込み中に組合とともに巡回していた警察官が紙容疑者と砂庭容疑者の2人が店付近で一緒にいるのを見つけ発覚した。
砂庭容疑者は「紙容疑者に頼まれてやった」、紙容疑者は「暴力団員では会員になれないので頼んだ」などと容疑を認めている。

「北海道神宮例祭」
※写真はイメージ
2人は2018年2月から5月にかけて、砂庭容疑者が自分名義で北海道街商協同組合へ入会を申し込み、紙容疑者が実質的に活動する意図を隠して誓約書を提出し、準会員証1通をだまし取った疑い。同組合では、暴力団員や関係者の入会を認めていない。
2018年6月に、「北海道神宮例祭」にあわせて札幌市中央区の中島公園で「肉巻きおにぎり」の露店を出店させようとしていたが、仕込み中に組合とともに巡回していた警察官が紙容疑者と砂庭容疑者の2人が店付近で一緒にいるのを見つけ発覚した。
砂庭容疑者は「紙容疑者に頼まれてやった」、紙容疑者は「暴力団員では会員になれないので頼んだ」などと容疑を認めている。


住宅ローン詐取 共政会系組員と海自隊員ら3人を逮捕
広島県警捜査4課と廿日市署は23日、暴力団員のための住宅購入資金として融資を受ける意図を隠して住宅ローン契約を結び、金融機関から約3千万円をだまし取ったとして、指定暴力団・六代目共政会系「二代目荒瀬組」組員・佐々木渉容疑者(48)=広島市西区己斐大迫3丁目=と、内縁関係で露天商・松本幸枝容疑者(47)=同=、海上自衛隊潜水艦隊所属・西浦大輔容疑者(48)=同市東区尾長東1丁目=の3人を詐欺の疑いで逮捕した。3人の認否は明らかにしていない。
佐々木容疑者ら3人は共謀して2014年9月21日、佐々木容疑者が一戸建て住宅を購入する際、暴力団組員で融資を受けられないため、西浦容疑者が住宅ローンの申込書や暴力団組員に該当しないと確約する書面などを作成。同10月20日、広島市の金融機関と契約し、西浦容疑者名義の口座に3020万円を振り込ませてだまし取った疑い。
海上自衛隊呉地方総監部によると、西浦容疑者の階級は3曹で、呉基地を母港とする潜水艦救難艦「ちはや」の乗員。県警は同基地内で西浦容疑者を逮捕した。佐々木、西浦両容疑者は知人同士だった。
佐々木容疑者ら3人は共謀して2014年9月21日、佐々木容疑者が一戸建て住宅を購入する際、暴力団組員で融資を受けられないため、西浦容疑者が住宅ローンの申込書や暴力団組員に該当しないと確約する書面などを作成。同10月20日、広島市の金融機関と契約し、西浦容疑者名義の口座に3020万円を振り込ませてだまし取った疑い。
海上自衛隊呉地方総監部によると、西浦容疑者の階級は3曹で、呉基地を母港とする潜水艦救難艦「ちはや」の乗員。県警は同基地内で西浦容疑者を逮捕した。佐々木、西浦両容疑者は知人同士だった。


偽名でホテルに宿泊 山口組系「大石組」幹部らを逮捕
北海道警北見署は、2020年4月、暴力団員であることを隠して北見市のホテルに宿泊した疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目大石組」傘下「松平興業」幹部・松澤修(旧姓:河岸修)容疑者(58)と、会社役員・藤本博幸容疑者(54)=北見市北進町=、アルバイト従業員・日下健太容疑者(37)=札幌市白石区北郷=ら3人を逮捕した。
松澤容疑者らは去年4月、大石組の所要で日下容疑者が運転する車で北見を訪れ、藤本容疑者が手配した暴力団員の施設利用が禁じられている北見市内のビジネスホテルに、偽名を使って宿泊した疑いが持たれている。
警察は3人の認否を明らかにしていない。また、藤本容疑者と日下容疑者は大石組の名簿に名前の記載はなく、警察は2人と暴力団との関係を詳しく調べている。
松澤容疑者らは去年4月、大石組の所要で日下容疑者が運転する車で北見を訪れ、藤本容疑者が手配した暴力団員の施設利用が禁じられている北見市内のビジネスホテルに、偽名を使って宿泊した疑いが持たれている。
警察は3人の認否を明らかにしていない。また、藤本容疑者と日下容疑者は大石組の名簿に名前の記載はなく、警察は2人と暴力団との関係を詳しく調べている。


新型コロナ貸付金詐欺 松葉会系組員2人を逮捕
群馬県警高崎署は、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯が対象の「生活福祉資金貸付制度」に、暴力団組員であることを隠して申請しだまし取ったとして、いずれも指定暴力団・松葉会系組員・関口朋呂容疑者(53)=群馬県高崎市=と、田中隆我容疑者(21)=同=の2人を詐欺の疑いで逮捕した。
2人は去年5月から8月にかけて新型コロナウイルスの影響で生活に困っている人が当面の生活費を無利子で借りられる「緊急小口資金」という国の制度を悪用し、関口容疑者は65万円、田中容疑者は60万円、あわせて125万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれている。「緊急小口資金」は暴力団員の利用が禁止されていて、2人は申請の書類に「暴力団員ではない」という項目に印をつけていた。
申請を受けた群馬県の社会福祉法人が「貸し付けに暴力団員が来たかもしれない」などと警察に相談したことで発覚した。
調べに対し、田中容疑者は、「分かりません」などと話し、また関口容疑者は、「借りたのはまちがいないが暴力団組員ではない」と話し、いずれも容疑を否認している。
2人は去年5月から8月にかけて新型コロナウイルスの影響で生活に困っている人が当面の生活費を無利子で借りられる「緊急小口資金」という国の制度を悪用し、関口容疑者は65万円、田中容疑者は60万円、あわせて125万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれている。「緊急小口資金」は暴力団員の利用が禁止されていて、2人は申請の書類に「暴力団員ではない」という項目に印をつけていた。
申請を受けた群馬県の社会福祉法人が「貸し付けに暴力団員が来たかもしれない」などと警察に相談したことで発覚した。
調べに対し、田中容疑者は、「分かりません」などと話し、また関口容疑者は、「借りたのはまちがいないが暴力団組員ではない」と話し、いずれも容疑を否認している。


新型コロナ貸付金など詐取 山口組系組員ら4人を相次いで逮捕
愛知県警捜査4課は28日、暴力団員であることを隠して新型コロナ対策の貸付金を騙し取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員で、自称土木作業員・中野幸一容疑者(43)=大阪府東大阪市菱屋東=、自称解体作業員・柴田剛成容疑者(34)=神奈川相模原市南区東大沼=、無職・宇野公博容疑者(61)=茨城県常陸太田市塙町=、自称左官業・曽根義博容疑者(40)=愛知県一宮市赤見=ら4人を詐欺の疑いで逮捕した。
中野容疑者は去年5月から9月にかけて、暴力団組員であることを隠して、富山県の社会福祉協議会に新型コロナ関連の貸付金制度「緊急小口資金」や「総合支援資金」を申請し、あわせて80万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれている。
柴田容疑者も同様に去年5月、神奈川県の社会福祉協議会から「緊急小口資金」の20万円をだまし取った疑いが持たれている。
取り調べに対し、柴田容疑者は容疑を認め、ほかの3人はいずれも「私がヤクザというのは間違い」「自分は組員ではない」などと容疑を否認している。
被害額は、あわせて213万円余りに上る。4人はいずれも直接の面識はないが、暴力団組員による不正受給が全国で相次いでおり、指南役やマニュアルにより組織的に制度を悪用している可能性もあるとみて捜査している。

中野容疑者は去年5月から9月にかけて、暴力団組員であることを隠して、富山県の社会福祉協議会に新型コロナ関連の貸付金制度「緊急小口資金」や「総合支援資金」を申請し、あわせて80万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれている。
柴田容疑者も同様に去年5月、神奈川県の社会福祉協議会から「緊急小口資金」の20万円をだまし取った疑いが持たれている。
取り調べに対し、柴田容疑者は容疑を認め、ほかの3人はいずれも「私がヤクザというのは間違い」「自分は組員ではない」などと容疑を否認している。
被害額は、あわせて213万円余りに上る。4人はいずれも直接の面識はないが、暴力団組員による不正受給が全国で相次いでおり、指南役やマニュアルにより組織的に制度を悪用している可能性もあるとみて捜査している。

高級食材取り込み詐欺 新たに資金提供した男を逮捕
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警視庁は27日、和牛などの高級食材6000万円相当をだまし取ったとみられる取り込み詐欺グループに資金を提供していたとして不動産業・高梨裕史容疑者(48)=東京都港区=を詐欺の疑いで逮捕した。
高梨容疑者は、すでに逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目益田組」幹部・坂田宏樹容疑者(41)ら9人とともに、実態のない食品会社をかたり、代金を支払うつもりがないのに福岡県の食肉会社などから黒毛和牛などの高級食材を仕入れてだまし取った疑いがもたれている。
詐欺グループは、事務所に架空の海外出張の予定を書き込んだホワイトボードを設置するなどして取り引き先を信用させていたとみられ、高梨容疑者は詐欺に使われた備品などの購入費を提供していたという。

警視庁は27日、和牛などの高級食材6000万円相当をだまし取ったとみられる取り込み詐欺グループに資金を提供していたとして不動産業・高梨裕史容疑者(48)=東京都港区=を詐欺の疑いで逮捕した。
高梨容疑者は、すでに逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目益田組」幹部・坂田宏樹容疑者(41)ら9人とともに、実態のない食品会社をかたり、代金を支払うつもりがないのに福岡県の食肉会社などから黒毛和牛などの高級食材を仕入れてだまし取った疑いがもたれている。
詐欺グループは、事務所に架空の海外出張の予定を書き込んだホワイトボードを設置するなどして取り引き先を信用させていたとみられ、高梨容疑者は詐欺に使われた備品などの購入費を提供していたという。

「佐賀型県境ストップ支援金」詐取 道仁会系組長らを逮捕
福岡県警は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自主的に休業した飲食店に給付する佐賀県独自の支援金をだまし取ったとして、指定暴力団・道仁会系「三代目池田組」組長、松隈達也容疑者(52)=福岡県久留米市寺町=と、元妻の松隈真由美容疑者(43)=同=ら2人を詐欺の疑いで逮捕した。2人の認否を明らかにしていない。
松隈容疑者ら2人は共謀のうえ去年6月、佐賀県鳥栖市の真由美容疑者名義のたこ焼き店について、達也容疑者が実質経営者で暴力団員であることを隠し、佐賀県の「佐賀型県境ストップ支援金」15万円をだまし取った疑いがもたれている。2人は佐賀県への申請書類に「暴力団員ではない」と記入した誓約書を同封し郵送していた。
「佐賀型県境ストップ支援金」は去年のゴールデンウィーク期間中、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、休業要請などの直接の対象ではない飲食店のうち、福岡県境を中心に自主休業した事業者に交付されていた。

松隈容疑者ら2人は共謀のうえ去年6月、佐賀県鳥栖市の真由美容疑者名義のたこ焼き店について、達也容疑者が実質経営者で暴力団員であることを隠し、佐賀県の「佐賀型県境ストップ支援金」15万円をだまし取った疑いがもたれている。2人は佐賀県への申請書類に「暴力団員ではない」と記入した誓約書を同封し郵送していた。
「佐賀型県境ストップ支援金」は去年のゴールデンウィーク期間中、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、休業要請などの直接の対象ではない飲食店のうち、福岡県境を中心に自主休業した事業者に交付されていた。

取り込み詐欺 山口組系「三代目益田組」を家宅捜索
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警視庁は22日、食品販売会社の社員を装い、和牛や海産物などの高級食材6000万円相当をだまし取ったとみられる取り込み詐欺グループが摘発された事件で、だまし取った商品を換金した金が流れたとみられる特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目益田組」の事務所を捜査員約25人で家宅捜索を行った。

「三代目益田組」を家宅捜索


左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
益田組幹部・坂田宏樹容疑者(41)や、山下純一容疑者(41)ら9人は、実態のない食品会社をかたり、代金を支払うつもりがないのに福岡県の食肉会社などから黒毛和牛などの高級食材を仕入れてだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されていた。全国の10の業者からおよそ6000万円相当の食材をだまし取ったとみられ、警視庁は暴力団の資金源になっていたとみて捜査している。

警視庁は22日、食品販売会社の社員を装い、和牛や海産物などの高級食材6000万円相当をだまし取ったとみられる取り込み詐欺グループが摘発された事件で、だまし取った商品を換金した金が流れたとみられる特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目益田組」の事務所を捜査員約25人で家宅捜索を行った。

「三代目益田組」を家宅捜索


左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
益田組幹部・坂田宏樹容疑者(41)や、山下純一容疑者(41)ら9人は、実態のない食品会社をかたり、代金を支払うつもりがないのに福岡県の食肉会社などから黒毛和牛などの高級食材を仕入れてだまし取ったとして、詐欺の疑いで逮捕されていた。全国の10の業者からおよそ6000万円相当の食材をだまし取ったとみられ、警視庁は暴力団の資金源になっていたとみて捜査している。

「新型コロナ貸付金」詐取 山口組傘下組員を逮捕
三重県警鈴鹿署は、暴力団組員であることを隠して、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「総合支援資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・橋本和行容疑者(52)=三重県鈴鹿市=を詐欺の疑いで逮捕した。

三重県警鈴鹿警察署
橋本容疑者は2020年10月、暴力団組員が含まれている世帯は対象外となっている新型コロナウイルスで収入が減少した人を対象にした国の貸付制度「総合支援資金」を申請し、現金45万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれている。調べに対し容疑を認めている。
申請を受け付けている三重県の社会福祉協議会が、橋本容疑者について警察に確認したところ、暴力団組員であることが発覚した。橋本容疑者は、建設業を営む個人事業主と職業を偽り「コロナで収入が減少した」と申請していた。


三重県警鈴鹿警察署
橋本容疑者は2020年10月、暴力団組員が含まれている世帯は対象外となっている新型コロナウイルスで収入が減少した人を対象にした国の貸付制度「総合支援資金」を申請し、現金45万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれている。調べに対し容疑を認めている。
申請を受け付けている三重県の社会福祉協議会が、橋本容疑者について警察に確認したところ、暴力団組員であることが発覚した。橋本容疑者は、建設業を営む個人事業主と職業を偽り「コロナで収入が減少した」と申請していた。

「コロナ貸付金」詐取 弘道会傘下「野内組」組員を逮捕
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栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は18日、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける生活福祉資金特例貸付制度の「緊急小口資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員で、設備業・笹崎浩司容疑者(37)=鹿沼市泉町=を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、2020年4月6日、鹿沼市社会福祉協議会で虚偽の内容の申請書を提出し、同10日、県社会福祉協議会から20万円を口座に振り込ませてだまし取った疑い。
笹崎容疑者はこのほか、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金の詐取容疑や、不正に入手した知人名義のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑でも逮捕されている。

栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は18日、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける生活福祉資金特例貸付制度の「緊急小口資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員で、設備業・笹崎浩司容疑者(37)=鹿沼市泉町=を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、2020年4月6日、鹿沼市社会福祉協議会で虚偽の内容の申請書を提出し、同10日、県社会福祉協議会から20万円を口座に振り込ませてだまし取った疑い。
笹崎容疑者はこのほか、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金の詐取容疑や、不正に入手した知人名義のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑でも逮捕されている。

太陽光発電詐欺 福博会系組長ら3人を逮捕
福岡県警は14日、太陽光発電設備を設置した土地を譲り渡すなどとウソをつき、現金2,850万円をだまし取ったとして、指定暴力団・四代目福博会傘下組長・和田匡礼容疑者(53)=福岡市東区=と内縁の妻、不動産会社役員・奥元雄策容疑者(59)=筑紫野市=ら男女3人を逮捕し、15日に福博会本部の家宅捜索に入った。
和田容疑者ら3人は共謀の上、一昨年4月から5月にかけて、奥元容疑者が所有する飯塚市の土地に太陽光発電設備を設置し、糟屋郡の建設会社社長の60代男性に土地と共に譲り渡すなどとウソの約束をし、資材購入の名目で現金2,850万円をだまし取った疑いがもたれている。飯塚市の土地に絡む詐欺事件で、複数の企業も被害にあったとみられている。3人の認否は明らかにしていない。
男性が工事が始まっていないことに気付き、連絡が取れなくなったため同年11月、警察に相談して事件が発覚した。

和田容疑者ら3人は共謀の上、一昨年4月から5月にかけて、奥元容疑者が所有する飯塚市の土地に太陽光発電設備を設置し、糟屋郡の建設会社社長の60代男性に土地と共に譲り渡すなどとウソの約束をし、資材購入の名目で現金2,850万円をだまし取った疑いがもたれている。飯塚市の土地に絡む詐欺事件で、複数の企業も被害にあったとみられている。3人の認否は明らかにしていない。
男性が工事が始まっていないことに気付き、連絡が取れなくなったため同年11月、警察に相談して事件が発覚した。

高級食材取り込み詐欺 山口組系益田組幹部ら9人を逮捕
警視庁は13日までに、食品販売会社の社員を装い、食肉や海産物の販売会社から商品をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目益田組幹部で、「坂田組」組長・坂田宏樹容疑者(41)=神奈川県伊勢原市下糟屋=、山下純一容疑者(41)=静岡県伊東市岡=ら2人と、会社員・比下剛浩受刑者(5)=別の詐欺事件で受刑中=ら3人を含む9人の男を詐欺容疑で逮捕した。

左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
9人は2018年3月、共謀し、東京都荒川区の「ケイズコーポレーション」という実体のない食品販売会社の社員を名乗って、福岡県の食肉会社や東京都の海産物販売会社に取引を持ちかけ、事件前に小規模の取引をして信用させ、両社が扱う黒毛和牛や冷凍ホタテなどの商品計約325万円相当をだまし取った疑い。商品を転売して現金化し、組織の資金にしたとみている。認否を明らかにしていない。
坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6,000万円の被害が確認されている。取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。
比下容疑者はグループのまとめ役とみられ、平成30年に同様の別事件で逮捕され、実刑判決が確定して受刑中だった。


左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
9人は2018年3月、共謀し、東京都荒川区の「ケイズコーポレーション」という実体のない食品販売会社の社員を名乗って、福岡県の食肉会社や東京都の海産物販売会社に取引を持ちかけ、事件前に小規模の取引をして信用させ、両社が扱う黒毛和牛や冷凍ホタテなどの商品計約325万円相当をだまし取った疑い。商品を転売して現金化し、組織の資金にしたとみている。認否を明らかにしていない。
坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6,000万円の被害が確認されている。取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。
比下容疑者はグループのまとめ役とみられ、平成30年に同様の別事件で逮捕され、実刑判決が確定して受刑中だった。

知人の車を勝手に売却 山口組系弘道会傘下組員を逮捕
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兵庫県警尼崎東署は12日、2019年1月に知人男性から借りた軽乗用車を返さず、勝手に神戸市内の中古自動車店に売却したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員・五十森秀伸容疑者(29)=大阪市旭区=を横領の疑いで逮捕した。調べに対し「暴力団員なので黙秘します」と話している。
五十森容疑者は2019年1月4日、知人男性の軽乗用車と自身の車を3日間交換することを持ち掛けたが、3日たっても「事故をしたから返せない」などと返還を拒否。自身の車を引き取った後も返還要求に応じず、同年4月ごろ、知人男性らが同署に相談していた。
五十森容疑者は10、11月に、自動車修理工場から借りた代車を返さなかったなどの疑いで、詐欺や横領容疑で同署に逮捕・起訴されている。

兵庫県警尼崎東署は12日、2019年1月に知人男性から借りた軽乗用車を返さず、勝手に神戸市内の中古自動車店に売却したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員・五十森秀伸容疑者(29)=大阪市旭区=を横領の疑いで逮捕した。調べに対し「暴力団員なので黙秘します」と話している。
五十森容疑者は2019年1月4日、知人男性の軽乗用車と自身の車を3日間交換することを持ち掛けたが、3日たっても「事故をしたから返せない」などと返還を拒否。自身の車を引き取った後も返還要求に応じず、同年4月ごろ、知人男性らが同署に相談していた。
五十森容疑者は10、11月に、自動車修理工場から借りた代車を返さなかったなどの疑いで、詐欺や横領容疑で同署に逮捕・起訴されている。

リフォーム詐欺 山口組系弘道会傘下組員を逮捕
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栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は28日、建築業の男性からリフォーム代金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の四次団体で、「三代目弘道会」系「野内組」傘下「二代目塩谷一家」幹部・望月政行こと今村政行容疑者(45)=宇都宮市東峰町=を詐欺の疑いで逮捕した。
今村容疑者は、11月3日、宇都宮市内のコンビニ駐車場で60代の建築業男性に「クロスの張り替え工事をするから金を払ってくれ」などとウソを言い、同月5日に同市内の娯楽施設の駐車場で、現金23万3200円をだまし取った疑い。
今村容疑者はこのほか、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金をだまし取ったとしても詐欺の疑いで逮捕されていた。

栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は28日、建築業の男性からリフォーム代金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の四次団体で、「三代目弘道会」系「野内組」傘下「二代目塩谷一家」幹部・望月政行こと今村政行容疑者(45)=宇都宮市東峰町=を詐欺の疑いで逮捕した。
今村容疑者は、11月3日、宇都宮市内のコンビニ駐車場で60代の建築業男性に「クロスの張り替え工事をするから金を払ってくれ」などとウソを言い、同月5日に同市内の娯楽施設の駐車場で、現金23万3200円をだまし取った疑い。
今村容疑者はこのほか、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金をだまし取ったとしても詐欺の疑いで逮捕されていた。

「新型コロナ家賃支援給付金」詐取 山口組系「杉組」組員を再逮捕
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兵庫県警暴力団対策課と灘署は27日、暴力団員であることを隠し、新型コロナウイルスのため経営が悪化した法人や個人事業主に家賃を支援する国の「家賃支援給付金」をだまし取ったとして、不動産コンサルティング業で特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目杉組」組員・藤井茂樹容疑者(70)=兵庫県西宮市=を詐欺の疑いで再逮捕した。藤井容疑者は容疑を認めている。
藤井容疑者は今年7月16日、暴力団員であることを隠して、経営する会社の売り上げが前年に比べて減ったように装い、中小企業庁に家賃支援給付金を申請し、約40万円を会社名義の口座に振り込ませた疑い。家賃支援給付金を巡る詐欺容疑での逮捕は兵庫県内初。
藤井容疑者はこれまでに、県社会福祉協議会が貸し付ける「生活福祉資金」と、県が給付する「休業要請事業者経営継続支援金」を、暴力団員であることを隠して詐取したとして、詐欺の疑いで逮捕、起訴されていた。

兵庫県警暴力団対策課と灘署は27日、暴力団員であることを隠し、新型コロナウイルスのため経営が悪化した法人や個人事業主に家賃を支援する国の「家賃支援給付金」をだまし取ったとして、不動産コンサルティング業で特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目杉組」組員・藤井茂樹容疑者(70)=兵庫県西宮市=を詐欺の疑いで再逮捕した。藤井容疑者は容疑を認めている。
藤井容疑者は今年7月16日、暴力団員であることを隠して、経営する会社の売り上げが前年に比べて減ったように装い、中小企業庁に家賃支援給付金を申請し、約40万円を会社名義の口座に振り込ませた疑い。家賃支援給付金を巡る詐欺容疑での逮捕は兵庫県内初。
藤井容疑者はこれまでに、県社会福祉協議会が貸し付ける「生活福祉資金」と、県が給付する「休業要請事業者経営継続支援金」を、暴力団員であることを隠して詐取したとして、詐欺の疑いで逮捕、起訴されていた。

賃貸借詐欺は計画的 「國領屋一家」総長らに有罪判決
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静岡地裁浜松支部は25日、暴力団関係施設として使用する目的を隠して不正にアパートの賃貸借契約を結んだとして、詐欺の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目國領屋一家」総長・戸塚幸裕被告=浜松市中区=と、無職の男(42)=同区=の判決公判で、2人にそれぞれ懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
笹辺綾子裁判官は判決理由で、「計画的犯行で互いに重要な役割を担っていた」と指摘。また執行猶予の理由としては、アパート賃貸料の支払いに遅延がなかったことや、既に部屋の賃貸借契約を解約して退去していることなどを挙げた。
判決によると、2人は共謀して2018年8月下旬ごろ、戸塚被告が当時、組長を務めていた國領屋一家傘下組織の関係施設として使う意図を隠し、暴力団の入居が認められていない同区のアパートを無職の男が勤める会社事務所などとして使用するかのように装って賃貸借契約を結び、賃借権を不正取得した。

静岡地裁浜松支部は25日、暴力団関係施設として使用する目的を隠して不正にアパートの賃貸借契約を結んだとして、詐欺の罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目國領屋一家」総長・戸塚幸裕被告=浜松市中区=と、無職の男(42)=同区=の判決公判で、2人にそれぞれ懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
笹辺綾子裁判官は判決理由で、「計画的犯行で互いに重要な役割を担っていた」と指摘。また執行猶予の理由としては、アパート賃貸料の支払いに遅延がなかったことや、既に部屋の賃貸借契約を解約して退去していることなどを挙げた。
判決によると、2人は共謀して2018年8月下旬ごろ、戸塚被告が当時、組長を務めていた國領屋一家傘下組織の関係施設として使う意図を隠し、暴力団の入居が認められていない同区のアパートを無職の男が勤める会社事務所などとして使用するかのように装って賃貸借契約を結び、賃借権を不正取得した。

新型コロナの貸付金詐取 山口組傘下組員ら4人を逮捕
栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は10日、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の四次団体で、「三代目弘道会」系「野内組」傘下「二代目塩谷一家」幹部、望月政行こと今村政行容疑者(45)=宇都宮市東峰町=、「野内組」組員で設備業・笹崎浩司容疑者(37)=鹿沼市泉町=と妻・瑠美子容疑者(37)、塩谷一家元組員で工員・矢野由一容疑者(28)=那須塩原市緑1丁目=ら4人を詐欺の疑いで逮捕した。
今村容疑者ら4人は、共謀して5月11日、宇都宮市社会福祉協議会で矢野容疑者が暴力団員でないとウソの記載をした申請書を提出、5月29日から7月20日の間、3回にわたり県社会福祉協議会から計45万円を口座に振り込ませてだまし取った疑い。

今村容疑者ら4人は、共謀して5月11日、宇都宮市社会福祉協議会で矢野容疑者が暴力団員でないとウソの記載をした申請書を提出、5月29日から7月20日の間、3回にわたり県社会福祉協議会から計45万円を口座に振り込ませてだまし取った疑い。
