無許可で高校生の女子2人を労働派遣 稲川会系組員ら3人を逮捕
青森県警弘前署などは、厚生労働大臣の許可を受けずに無許可で労働者を派遣、または受け入れたとして、指定暴力団・稲川会系「裕統一家」組員・成田卓二容疑者(57)=青森県弘前市千年1丁目=、会社員・下山清治容疑者(58)=同市若葉2丁目=の両容疑者を職業安定法違反(労働者供給事業)の疑いで7日付で再逮捕し、15日付で会社役員・齋藤春仁容疑者(54)=平川市尾上栄松=を同容疑で逮捕した。成田容疑者と下山容疑者は容疑を認めていて、齋藤容疑者は認否を保留している。

青森県警弘前警察署
成田容疑者と下山容疑者の再逮捕容疑は、厚生労働大臣の許可を受けずに、無許可で青森県内の高校生の女子2人とそれぞれ労働契約を結び、2021年3月ごろから2022年9月ごろまでの間、齋藤容疑者が業務を統括していた会社が運営する県内の食品等販売店に労働者として派遣した疑い。齋藤容疑者は食品等販売店で女子高校生2人を働かせた疑い。
成田容疑者ら3人は知人同士で、成田容疑者と下山容疑者は齋藤容疑者の会社から紹介料を受け取っていた。
同署などは10月17日、下山容疑者が自分のキャッシュカードと通帳を成田容疑者に譲渡し、暗証番号を教えたとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで両容疑者を逮捕していた。

青森県警弘前警察署
成田容疑者と下山容疑者の再逮捕容疑は、厚生労働大臣の許可を受けずに、無許可で青森県内の高校生の女子2人とそれぞれ労働契約を結び、2021年3月ごろから2022年9月ごろまでの間、齋藤容疑者が業務を統括していた会社が運営する県内の食品等販売店に労働者として派遣した疑い。齋藤容疑者は食品等販売店で女子高校生2人を働かせた疑い。
成田容疑者ら3人は知人同士で、成田容疑者と下山容疑者は齋藤容疑者の会社から紹介料を受け取っていた。
同署などは10月17日、下山容疑者が自分のキャッシュカードと通帳を成田容疑者に譲渡し、暗証番号を教えたとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで両容疑者を逮捕していた。
家出少女を監禁し生活の見返りに性風俗店で労働を強要 男女6人を逮捕
福岡県警少年課などは23日までに、家出少女を監禁したり性風俗店に紹介したりしたとして、建設作業員・松嶋秀昌容疑者(24)=北九州市小倉北区大手町10=ら18歳~27歳の男女6人を監禁や営利略取、職業安定法違反の容疑で逮捕した。

福岡県警察本部
松嶋容疑者は2021年11月22日、北九州市小倉南区若園のアパートで、金属バットを手に無職女性(18)=福岡県内在住=にソープランドで働くことを強要し、別の建設作業員の男(27)=職業安定法違反で罰金刑=が翌23日夜に小倉北区の性風俗店に連れていき紹介、働かせたなどとしている。
県警少年課によると、松嶋容疑者を頂点とした15~16人のグループが小倉南区のアパートの部屋を複数借りてたまり場とし、家出などで行き場を失った少女を生活させ、見返りに性風俗店に紹介して働かせ、給料を巻き上げていた疑いがある。2021年11月下旬に監禁容疑事件の被害少女(15)の母親が通報し、たまり場が発覚した。県警は、松嶋容疑者のグループが少なくとも2021年6月から同様の手口で犯行を繰り返していたとみて、暴力団との関連も視野に調べている。

福岡県警察本部
松嶋容疑者は2021年11月22日、北九州市小倉南区若園のアパートで、金属バットを手に無職女性(18)=福岡県内在住=にソープランドで働くことを強要し、別の建設作業員の男(27)=職業安定法違反で罰金刑=が翌23日夜に小倉北区の性風俗店に連れていき紹介、働かせたなどとしている。
県警少年課によると、松嶋容疑者を頂点とした15~16人のグループが小倉南区のアパートの部屋を複数借りてたまり場とし、家出などで行き場を失った少女を生活させ、見返りに性風俗店に紹介して働かせ、給料を巻き上げていた疑いがある。2021年11月下旬に監禁容疑事件の被害少女(15)の母親が通報し、たまり場が発覚した。県警は、松嶋容疑者のグループが少なくとも2021年6月から同様の手口で犯行を繰り返していたとみて、暴力団との関連も視野に調べている。
「名古屋の風俗王」と呼ばれた男ら3人を逮捕 10代女性を風俗店スカウトを介して募集
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愛知県警は5日、未成年の女性2人を風俗店で働かせる目的でスカウトを介して募集したとして、かつて「名古屋の風俗王」と呼ばれた佐藤義徳容疑者(64)ら3人を職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで逮捕し、同日夜にグループの関係先を家宅捜索した。3人の認否は明らかにしていない。

「名古屋の風俗王」と呼ばれた
佐藤義徳容疑者(64)
佐藤容疑者らは昨年11月から12月にかけて、当時18歳と19歳の女性2人を自身が実質経営する愛媛県松山市内のファッションヘルスで、性風俗店の従業員として働かせる目的で、スカウトを介して募集した疑いがもたれている。「公衆道徳上有害な業務」とされる風俗店へのスカウトは、法律で禁止されていて、県警は今年2月にも松山市内の店や佐藤容疑者の関係先などを家宅捜索していた。
佐藤容疑者のグループは名古屋市や四国地方で風俗店を展開。佐藤容疑者はかつて名古屋市を中心とした風俗店グループの実質的経営者で「名古屋の風俗王」と呼ばれ、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系弘道会の資金源と指摘されていた。
佐藤容疑者が今も実質的に風俗店グループの経営に関わっているとみられ、県警は、店の売上げが暴力団の資金源になっているとみて、余罪や背後関係を詳しく調べている。
愛知県警は5日、未成年の女性2人を風俗店で働かせる目的でスカウトを介して募集したとして、かつて「名古屋の風俗王」と呼ばれた佐藤義徳容疑者(64)ら3人を職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで逮捕し、同日夜にグループの関係先を家宅捜索した。3人の認否は明らかにしていない。

「名古屋の風俗王」と呼ばれた
佐藤義徳容疑者(64)
佐藤容疑者らは昨年11月から12月にかけて、当時18歳と19歳の女性2人を自身が実質経営する愛媛県松山市内のファッションヘルスで、性風俗店の従業員として働かせる目的で、スカウトを介して募集した疑いがもたれている。「公衆道徳上有害な業務」とされる風俗店へのスカウトは、法律で禁止されていて、県警は今年2月にも松山市内の店や佐藤容疑者の関係先などを家宅捜索していた。
佐藤容疑者のグループは名古屋市や四国地方で風俗店を展開。佐藤容疑者はかつて名古屋市を中心とした風俗店グループの実質的経営者で「名古屋の風俗王」と呼ばれ、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系弘道会の資金源と指摘されていた。
佐藤容疑者が今も実質的に風俗店グループの経営に関わっているとみられ、県警は、店の売上げが暴力団の資金源になっているとみて、余罪や背後関係を詳しく調べている。
不法滞在のベトナム人を工事現場に派遣 神戸山口組系幹部ら逮捕
兵庫県警国際捜査課などは1日、不法滞在と知りながらベトナム人労働者を家屋解体作業に従事させたなどとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「二代目宅見組」傘下幹部・川上直樹容疑者(53)=同県姫路市=と、姫路市の解体業者「山崎興業」の実質的経営者の男(41)と社長の男(35)ら8人を職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)や入管難民法違反(不法就労の助長)などの疑いで逮捕し、1日早朝から県警国際捜査課と播磨地域の7署などが60人態勢で山崎興業の関係先や容疑者の自宅など10カ所を捜索し、関連資料を押収した。

関係先を10か所を捜索
川上容疑者は去年9月から今年5月までの間、、ベトナム人業者から紹介されたベトナム人4人を不法滞在と知りながら「山崎興業」に派遣して、加古川市内で家屋解体などの作業員として働かせていた。調べに対し、社長は容疑を認めているが、他7人は否認している。
不法滞在しているベトナム人らは姫路市内で集団で生活し、日当1万2千円のうち9千円を給与として受け取っていて、山崎興業は川上容疑者に利益の一部を渡していたとみられている。

関係先を10か所を捜索
川上容疑者は去年9月から今年5月までの間、、ベトナム人業者から紹介されたベトナム人4人を不法滞在と知りながら「山崎興業」に派遣して、加古川市内で家屋解体などの作業員として働かせていた。調べに対し、社長は容疑を認めているが、他7人は否認している。
不法滞在しているベトナム人らは姫路市内で集団で生活し、日当1万2千円のうち9千円を給与として受け取っていて、山崎興業は川上容疑者に利益の一部を渡していたとみられている。
19歳女性を風俗店に紹介 スカウトグループ「社長」らを再逮捕
愛知県警は9日、性風俗店に女性を紹介したとしてスカウトグループの男らが逮捕された事件で、2020年7月17日ごろに名古屋市北区のファッションヘルスに、当時19歳の女性を働かせる目的で紹介したとして、実質的代表で自称探偵業・大野武之容疑者(33)、グループ幹部で自称コンサルタント業・鈴木一成容疑者(26)、職業不詳・宮田莉邦容疑者(23)の3人を職業安定法違反(有害業務の紹介)容疑で再逮捕し、新たに自称大学生・大野賢容疑者(23)を逮捕した。4人は容疑を否認または留保している。

愛知県警察本部
このグループは東海地方最大で約40人のメンバーが在籍。「性風俗班」や「キャバクラ班」など複数の班で役割分担していて、実質的代表は「社長」と呼ばれ、その下の幹部が班を統括し組織的に活動。名古屋市中心部の錦三や栄地区で女性に声をかけるなどしていた。スカウトメンバーらは、店側から紹介料や女性の売り上げの約15%を報酬として受け取るなどしていて「ノルマ」も課されていた。
女性の紹介先はキャバクラやクラブ、デリヘルなど100店舗以上で、鈴木容疑者が売り上げ管理などをして各班を統括。宮田容疑者は「性風俗班」の「班長」、大野賢容疑者は「性風俗班」のメンバーとみられる。グループ全体の収益は月3千万円を超えていたとみられ、収益の一部が暴力団の資金源になっていたとみている。

愛知県警察本部
このグループは東海地方最大で約40人のメンバーが在籍。「性風俗班」や「キャバクラ班」など複数の班で役割分担していて、実質的代表は「社長」と呼ばれ、その下の幹部が班を統括し組織的に活動。名古屋市中心部の錦三や栄地区で女性に声をかけるなどしていた。スカウトメンバーらは、店側から紹介料や女性の売り上げの約15%を報酬として受け取るなどしていて「ノルマ」も課されていた。
女性の紹介先はキャバクラやクラブ、デリヘルなど100店舗以上で、鈴木容疑者が売り上げ管理などをして各班を統括。宮田容疑者は「性風俗班」の「班長」、大野賢容疑者は「性風俗班」のメンバーとみられる。グループ全体の収益は月3千万円を超えていたとみられ、収益の一部が暴力団の資金源になっていたとみている。
東京五輪工事に労働者派遣 極東会系会長を逮捕
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警視庁組織犯罪対策3課は27日までに、無許可で労働者を派遣したとして指定暴力団・極東会系「二代目伊丹会」会長、広尾光信容疑者(70)=新宿区北新宿2=ら4人を職業安定法違反容疑で逮捕した。広尾容疑者は「私は知りません」と容疑を否認している。
広尾容疑者らは公園にいる路上生活者らを集めて寮に住まわせ、工事現場などに派遣。作業員の賃金の約3割をピンハネしていた。昨年、同様の事件で逮捕・起訴され、執行猶予付きの判決を受けていたが、今年に入ってからも無許可で労働者派遣を続けていたとみられる。
同課は埼玉県川口市の建設会社と代表取締役についても、同容疑で書類送検する方針を固めている。
この建設会社は今年2~7月、埼玉県戸田市と川口市の公共事業で暴力団から作業員を紹介されていたとされる。同社は東京都中央区晴海で建設中の東京オリンピック・パラリンピックの選手村の工事に2次下請けとして参加。この工事でも広尾容疑者らから作業員を紹介されていたとみられる。

警視庁組織犯罪対策3課は27日までに、無許可で労働者を派遣したとして指定暴力団・極東会系「二代目伊丹会」会長、広尾光信容疑者(70)=新宿区北新宿2=ら4人を職業安定法違反容疑で逮捕した。広尾容疑者は「私は知りません」と容疑を否認している。
広尾容疑者らは公園にいる路上生活者らを集めて寮に住まわせ、工事現場などに派遣。作業員の賃金の約3割をピンハネしていた。昨年、同様の事件で逮捕・起訴され、執行猶予付きの判決を受けていたが、今年に入ってからも無許可で労働者派遣を続けていたとみられる。
同課は埼玉県川口市の建設会社と代表取締役についても、同容疑で書類送検する方針を固めている。
この建設会社は今年2~7月、埼玉県戸田市と川口市の公共事業で暴力団から作業員を紹介されていたとされる。同社は東京都中央区晴海で建設中の東京オリンピック・パラリンピックの選手村の工事に2次下請けとして参加。この工事でも広尾容疑者らから作業員を紹介されていたとみられる。

違法派遣容疑 極東会系会長ら6人逮捕
警視庁組織犯罪対策4課などは10日、国の許可を得ずに作業員を建設会社に派遣したとして、指定暴力団・極東会系「二代目伊丹会」会長、広尾光信容疑者(69)=東京都新宿区北新宿2丁目=や、組員ら男女6人を職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)の疑いで逮捕した。広尾容疑者は「組の資金を得るために労働者を送り込んだことは間違いない」などと容疑を認めている。
警視庁は、この組が以前から新宿区の西戸山公園に集まるホームレスなどを集め違法に派遣し、派遣先から月数万~数十万円の「みかじめ料」を徴収したり、日当から数千円を「ピンハネ」したりしていた疑いがあるとみている。2020年東京五輪・パラリンピック関連工事などに伴う労働者需要の増加を受け、さらに有力な資金源になっていたとみて調べる。
組対4課によると、逮捕容疑は昨年10月~今年2月、厚生労働大臣の許可を得ずに、東京都葛飾区のJR新小岩駅の自由通路整備など二つの工事を請け負った建設会社に計59回、労働者のべ85人を派遣するなどしたというもの。同課は広尾容疑者らが昨年1月~今年3月、少なくとも約6千万円の利益を得ていたとみている。

警視庁は、この組が以前から新宿区の西戸山公園に集まるホームレスなどを集め違法に派遣し、派遣先から月数万~数十万円の「みかじめ料」を徴収したり、日当から数千円を「ピンハネ」したりしていた疑いがあるとみている。2020年東京五輪・パラリンピック関連工事などに伴う労働者需要の増加を受け、さらに有力な資金源になっていたとみて調べる。
組対4課によると、逮捕容疑は昨年10月~今年2月、厚生労働大臣の許可を得ずに、東京都葛飾区のJR新小岩駅の自由通路整備など二つの工事を請け負った建設会社に計59回、労働者のべ85人を派遣するなどしたというもの。同課は広尾容疑者らが昨年1月~今年3月、少なくとも約6千万円の利益を得ていたとみている。

「山健組」事務所の警戒要員募集 職業安定法違反で組員ら逮捕
兵庫県警明石署と淡路署は8日、暴力団組事務所などをパトロールする警戒要員を募り、男性を働かせたとして、職業安定法違反(有害業務募集)の疑いで、指定暴力団・神戸山口組系組員の男(51)=神戸市兵庫区=を逮捕した。「働かせたのではなく、手伝ってもらっただけ」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、2016年12月~17年6月ごろ、神戸山口組系「山健組」本部周辺などをパトロールする警戒要員を募集し、紹介された兵庫県在住の男性=当時(20)=を働かせた疑い。
明石署によると、男性が昨年6月、同署に相談して発覚。男性は「実際にパトロールして報酬をもらった」と説明しているという。
神戸山口組系組員の男に男性を紹介したとして、同容疑(有害業務の紹介)で神戸市垂水区の無職の男(47)も逮捕。無職の男は「紹介はしたが、暴力団事務所の警戒要員とは知らなかった」と否認している。

逮捕容疑は、2016年12月~17年6月ごろ、神戸山口組系「山健組」本部周辺などをパトロールする警戒要員を募集し、紹介された兵庫県在住の男性=当時(20)=を働かせた疑い。
明石署によると、男性が昨年6月、同署に相談して発覚。男性は「実際にパトロールして報酬をもらった」と説明しているという。
神戸山口組系組員の男に男性を紹介したとして、同容疑(有害業務の紹介)で神戸市垂水区の無職の男(47)も逮捕。無職の男は「紹介はしたが、暴力団事務所の警戒要員とは知らなかった」と否認している。

出会い系アプリでデリヘル嬢を募集 山口組系幹部ら逮捕
岩手県警一関署、組織犯罪対策課、機動捜査隊は16日、一関市周辺を中心に営業していた無店舗型風俗店(デリバリーヘルス)の従業員を募集したとして、職業安定法違反(有害業務募集)の疑いで、指定暴力団・山口組系幹部の男(28)=盛岡市八幡町=、無職の男(32)=本籍花巻市で住所不定=の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、3月上旬ごろ、一関市や周辺で共謀し、成人女性に対し無料出会い系アプリを利用し無店舗型風俗店の従業員として働くよう勧誘、公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で募集した疑い。県警は両容疑者の認否は共犯事件のため公表しないとしている。
デリバリーヘルスは風営法で届け出制で営業が認められているが、職業安定法では有害業務とされ、業務に就かせる目的で職業紹介、労働者の募集などをしてはならないと規定されている。

逮捕容疑は、3月上旬ごろ、一関市や周辺で共謀し、成人女性に対し無料出会い系アプリを利用し無店舗型風俗店の従業員として働くよう勧誘、公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で募集した疑い。県警は両容疑者の認否は共犯事件のため公表しないとしている。
デリバリーヘルスは風営法で届け出制で営業が認められているが、職業安定法では有害業務とされ、業務に就かせる目的で職業紹介、労働者の募集などをしてはならないと規定されている。

無許可で除染作業員を派遣 山口組系幹部ら逮捕
警視庁組織犯罪対策4課は27日、東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業現場へ無許可で作業員を派遣したとして、指定暴力団・六代目山口組系傘下組長の丸田英伸容疑者(48)=東京都葛飾区高砂=ら3人を、職業安定法違反(無許可有料職業紹介事業)などの疑いで逮捕した。丸田容疑者は「覚えていない」と容疑を否認している。
ほかに逮捕されたのは福島県郡山市大槻町、建設会社役員、山村茂樹容疑者(59)とさいたま市桜区白鍬、無職、北野明雄容疑者(51)。
逮捕容疑は2015年1月~16年3月、環境省発注の福島県富岡町の除染工事に男性労働者2人を無許可で派遣し、紹介手数料として2次下請け業者から約16万円、労働者らから約92万円をそれぞれ受け取った疑い。
丸田容疑者らの所属する組が実質的に経営していた経営コンサルティング会社(東京都練馬区)が労働者を集め、紹介を受けた業者を通じて現場に派遣。作業員は福島県内で除染作業をしていたという。
同課によると、紹介料は1人1日当たり3000円で、労働者も手取りの日当1万6000円から2000~3000円を支払っていた。下請け業者からの紹介料は複数の口座を介して同容疑者に渡っており、同課は偽装の意図があったとみて実態解明を進める。

ほかに逮捕されたのは福島県郡山市大槻町、建設会社役員、山村茂樹容疑者(59)とさいたま市桜区白鍬、無職、北野明雄容疑者(51)。
逮捕容疑は2015年1月~16年3月、環境省発注の福島県富岡町の除染工事に男性労働者2人を無許可で派遣し、紹介手数料として2次下請け業者から約16万円、労働者らから約92万円をそれぞれ受け取った疑い。
丸田容疑者らの所属する組が実質的に経営していた経営コンサルティング会社(東京都練馬区)が労働者を集め、紹介を受けた業者を通じて現場に派遣。作業員は福島県内で除染作業をしていたという。
同課によると、紹介料は1人1日当たり3000円で、労働者も手取りの日当1万6000円から2000~3000円を支払っていた。下請け業者からの紹介料は複数の口座を介して同容疑者に渡っており、同課は偽装の意図があったとみて実態解明を進める。

暴力団関係の労働者受け入れで業者側に指導措置 東根の職安法違反事件/山形
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尾張旭の暴力団幹部ら逮捕 無許可で除染作業に派遣
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少女を“デリヘル”に…元暴力団組員を逮捕/神奈川
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