還付金詐欺で女性から140万円振り込ませる 住吉会系組長を再逮捕
埼玉県警捜査2課と吉川署は27日、埼玉県朝霞市の無職女性(78)に市役所職員などに成り済まし、現金計約140万円を振り込ませ、ATMから91万7千円を引き出したとして、指定暴力団・住吉会傘下組長(57)=東京都豊島区駒込2丁目=を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで再逮捕した。

埼玉県警吉川警察署
容疑者の組長は氏名不詳の者と共謀し、今年3月14日午後2時ごろから数回、朝霞市在住の女性に市役所職員などに成り済まし「医療費の還付金があります」などと電話をかけ、市内の金融機関のATMから指定口座に2回、現金計約140万円を振り込ませ、同3時45分ごろ、東京都新宿区の金融機関のATMから91万7千円を引き出した疑いが持たれている。
容疑者の組長は今月7日に三郷市の無職男性(74)から現金約69万円をだまし取ったとして窃盗容疑で逮捕され、その後のATM周辺などの防犯カメラや押収品の分析から今回の関与が浮上した。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして認否は明らかにしていないが、余罪があるとみて捜査している。

埼玉県警吉川警察署
容疑者の組長は氏名不詳の者と共謀し、今年3月14日午後2時ごろから数回、朝霞市在住の女性に市役所職員などに成り済まし「医療費の還付金があります」などと電話をかけ、市内の金融機関のATMから指定口座に2回、現金計約140万円を振り込ませ、同3時45分ごろ、東京都新宿区の金融機関のATMから91万7千円を引き出した疑いが持たれている。
容疑者の組長は今月7日に三郷市の無職男性(74)から現金約69万円をだまし取ったとして窃盗容疑で逮捕され、その後のATM周辺などの防犯カメラや押収品の分析から今回の関与が浮上した。県警は共犯事件で捜査に支障があるとして認否は明らかにしていないが、余罪があるとみて捜査している。
還付金詐欺で100万円引出 「出し子」の住吉会系組員を逮捕
警視庁は19日、区役所職員などになりすまして東京都在住の高齢女性からおよそ100万円を騙し取ったとして、指定暴力団・住吉会系組員・朝野真人容疑者(27)を電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で逮捕した。調べに対し、朝野容疑者は黙秘している。

朝野真人容疑者(27)
朝野容疑者は詐欺グループの出し子とみられ、今年1月に仲間と共謀して区役所職員などになりすまし、都内在住の70代の女性に「医療費の還付金を受け取れる」とウソの電話をかけて現金を振り込ませ、およそ100万円を不正に引き出した疑いがもたれている。

朝野真人容疑者(27)
朝野容疑者は詐欺グループの出し子とみられ、今年1月に仲間と共謀して区役所職員などになりすまし、都内在住の70代の女性に「医療費の還付金を受け取れる」とウソの電話をかけて現金を振り込ませ、およそ100万円を不正に引き出した疑いがもたれている。
特殊詐欺の被害女性は事件2年後に病死 住吉会系組員2人を逮捕
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警視庁は、横浜市の高齢女性の息子を装い現金440万円をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの幹部で指定暴力団・住吉会系組員・小林英夫容疑者(46)と山本真亜久容疑者(29)の2人を逮捕した。被害者の女性はだまし取られた金を取り戻せないまま、被害から2年後に病死したという

小林英夫容疑者(46)
小林容疑者と山本容疑者は2018年1月、仲間と共謀して横浜市に住んでいた当時83歳の女性に息子を装って嘘の電話を掛け、現金440万円をだまし取った疑いが持たれている。山本容疑者ら2人は特殊詐欺グループの幹部で、嘘の電話を掛ける「かけ子」や現金受け取り役の「受け子」に指示を出すなどしていたという。調べに対し、2人は黙秘している。
警視庁は、山本容疑者らが同様の手口で3000万円近くを複数の高齢者からだまし取ったとみて調べている。
警視庁は、横浜市の高齢女性の息子を装い現金440万円をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの幹部で指定暴力団・住吉会系組員・小林英夫容疑者(46)と山本真亜久容疑者(29)の2人を逮捕した。被害者の女性はだまし取られた金を取り戻せないまま、被害から2年後に病死したという

小林英夫容疑者(46)
小林容疑者と山本容疑者は2018年1月、仲間と共謀して横浜市に住んでいた当時83歳の女性に息子を装って嘘の電話を掛け、現金440万円をだまし取った疑いが持たれている。山本容疑者ら2人は特殊詐欺グループの幹部で、嘘の電話を掛ける「かけ子」や現金受け取り役の「受け子」に指示を出すなどしていたという。調べに対し、2人は黙秘している。
警視庁は、山本容疑者らが同様の手口で3000万円近くを複数の高齢者からだまし取ったとみて調べている。
特殊詐欺:受け子の供述で住吉会系組員ら2人を逮捕
警視庁は、埼玉県の高齢女性に電話をかけ、孫になりすまして現金950万円をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会系組員・小林英夫容疑者(46)と、山本真亜久容疑者(29)の2人を逮捕した。これまでに逮捕した受け子の供述などから2人が浮上した。

小林英夫容疑者(46)
小林容疑者と山本容疑者は2018年1月、埼玉県在住の70代女性に孫を装って「会社の金を使ってしまった」などと嘘の電話を掛け、現金950万円をだまし取った疑いが持たれている。
小林容疑者は特殊詐欺グループの幹部とみられ、山本容疑者は現金を受け取る「受け子」に指示を出していたという。

小林英夫容疑者(46)
小林容疑者と山本容疑者は2018年1月、埼玉県在住の70代女性に孫を装って「会社の金を使ってしまった」などと嘘の電話を掛け、現金950万円をだまし取った疑いが持たれている。
小林容疑者は特殊詐欺グループの幹部とみられ、山本容疑者は現金を受け取る「受け子」に指示を出していたという。
孫を装い高齢女性から300万円詐取 住吉会系組員を逮捕
島根県警浜田署は、島根県の高齢女性に孫を装って電話をかけ、現金300万円を騙し取ったとして指定暴力団・住吉会系組員・高島将己容疑者(30)=群馬県太田市=を詐欺の疑いで逮捕した。高島容疑者は「まったく身に覚えがない」と容疑を否認している。

島根県警浜田警察署
高島容疑者は2021年6月28日、仲間と共謀して島根県浜田市在住の80代女性に孫を装って電話をかけ、「現金が至急必要」、「同僚の弟に現金を渡してもらいたい」などと話し、300万円を騙し取った疑いが持たれている。
県警は事件翌日、同僚の弟を装って現金を受け取りに来た別の男を詐欺の疑いで逮捕していて、その後の捜査で現金回収役と見られる高島容疑者の関与が明らかになった。

島根県警浜田警察署
高島容疑者は2021年6月28日、仲間と共謀して島根県浜田市在住の80代女性に孫を装って電話をかけ、「現金が至急必要」、「同僚の弟に現金を渡してもらいたい」などと話し、300万円を騙し取った疑いが持たれている。
県警は事件翌日、同僚の弟を装って現金を受け取りに来た別の男を詐欺の疑いで逮捕していて、その後の捜査で現金回収役と見られる高島容疑者の関与が明らかになった。
1都8県で63件、総額1億円の特殊詐欺 山口組総本部を家宅捜索
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警視庁は18日午前10時、1都8県で63件、被害総額1億円を超える特殊詐欺事件の関係先として、特定抗争指定暴力団・六代目山口組総本部を家宅捜索した。

山口組総本部を捜索
この捜索は、山口組系三代目弘道会傘下「中政組」幹部・佐野光治容疑者(45)ら3人が、2017年に息子を装って神奈川県横浜市の70代男性から現金100万円をだまし取った疑いで逮捕されたことを受け行われた。佐野容疑者は、特殊詐欺グループの中で10数人の現金の受け取り役を統括するリーダー格だったとみられている。
警視庁は17日に弘道会本部を家宅捜索していて、特殊詐欺でだまし取った金が、山口組や弘道会に流れていた可能性を視野に捜査を進めている。
警視庁は18日午前10時、1都8県で63件、被害総額1億円を超える特殊詐欺事件の関係先として、特定抗争指定暴力団・六代目山口組総本部を家宅捜索した。

山口組総本部を捜索
この捜索は、山口組系三代目弘道会傘下「中政組」幹部・佐野光治容疑者(45)ら3人が、2017年に息子を装って神奈川県横浜市の70代男性から現金100万円をだまし取った疑いで逮捕されたことを受け行われた。佐野容疑者は、特殊詐欺グループの中で10数人の現金の受け取り役を統括するリーダー格だったとみられている。
警視庁は17日に弘道会本部を家宅捜索していて、特殊詐欺でだまし取った金が、山口組や弘道会に流れていた可能性を視野に捜査を進めている。
「IT関連の賞金を受け取って 」 住吉会・山口組傘下組員ら3人逮捕
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警視庁は、長野県在住の女性にデンマークのIT関連の賞金を受け取ってほしいなど嘘のメールを送り、現金82万円をだまし取ったなどとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・穴吹啓造容疑者(49)=東京都渋谷区本町=と、いずれも特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部・升本圭介容疑者(59)=神奈川県座間市入谷西=、別の山口組傘下組員・川島弘義容疑者(39)=住所不詳=らの3人を逮捕した。調べに対し3人は容疑を否認している。

穴吹啓造容疑者(49)と
升本圭介容疑者(59)
穴吹容疑者ら3人は、去年4月から6月末にかけて海外からの金を受け取る際の手続き費用として、長野県在住の女性(40)から現金82万円をだまし取ったなどの疑いが持たれている。3人はデンマークのIT関連の賞の賞金として「150万ドルを代わりに受け取ってほしい」などと嘘のメールを送っていた。
3人は、英国在住の日本人女性を装い、フェイスブックで財産贈与を持ち掛け、諸経費としてだまし取った現金を引き出したとして先月逮捕されている。他にも同様の被害があり、警視庁が関連を調べている。
警視庁は、長野県在住の女性にデンマークのIT関連の賞金を受け取ってほしいなど嘘のメールを送り、現金82万円をだまし取ったなどとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・穴吹啓造容疑者(49)=東京都渋谷区本町=と、いずれも特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部・升本圭介容疑者(59)=神奈川県座間市入谷西=、別の山口組傘下組員・川島弘義容疑者(39)=住所不詳=らの3人を逮捕した。調べに対し3人は容疑を否認している。

穴吹啓造容疑者(49)と
升本圭介容疑者(59)
穴吹容疑者ら3人は、去年4月から6月末にかけて海外からの金を受け取る際の手続き費用として、長野県在住の女性(40)から現金82万円をだまし取ったなどの疑いが持たれている。3人はデンマークのIT関連の賞の賞金として「150万ドルを代わりに受け取ってほしい」などと嘘のメールを送っていた。
3人は、英国在住の日本人女性を装い、フェイスブックで財産贈与を持ち掛け、諸経費としてだまし取った現金を引き出したとして先月逮捕されている。他にも同様の被害があり、警視庁が関連を調べている。
医療費の還付金詐欺 「かけ子」グループの男5人を逮捕
大阪府警と神奈川県警の合同捜査本部は10日までに、医療費の還付金名目で高齢男性から現金をだまし取ったとして、特殊詐欺の「かけ子」グループとみられる職業不詳・桑澤孝之(たかし)容疑者(40)=東京都世田谷区用賀=ら19~40歳の男5人を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。5人の認否を明らかにしていない。
桑澤容疑者ら5人は共謀し、2021年8月30日~31日、大阪府高槻市在住の70代男性に、市役所職員などを名乗って「医療費の還付金が計9万9840円ある」と電話をかけ、銀行のATM(現金自動預払機)で口座に振り込み送金するよう操作させて計約200万円を2回に分けてだまし取ったとしている。
桑澤容疑者ら5人は、発信者情報などをたどりにくくするため神奈川県内を乗用車で走行しながら電話をかけていたという。捜査本部は車内などから犯行に使用されたとみられる携帯電話を押収。暴力団が関与した可能性もあるとみて捜査を進めている。
桑澤容疑者ら5人は共謀し、2021年8月30日~31日、大阪府高槻市在住の70代男性に、市役所職員などを名乗って「医療費の還付金が計9万9840円ある」と電話をかけ、銀行のATM(現金自動預払機)で口座に振り込み送金するよう操作させて計約200万円を2回に分けてだまし取ったとしている。
桑澤容疑者ら5人は、発信者情報などをたどりにくくするため神奈川県内を乗用車で走行しながら電話をかけていたという。捜査本部は車内などから犯行に使用されたとみられる携帯電話を押収。暴力団が関与した可能性もあるとみて捜査を進めている。
工藤会の捜査で浮上 光回線の代理店手数料詐取 被害額は数千万円
福岡、沖縄両県警は8日までに、光回線の契約をめぐり虚偽の契約者情報で代理店手数料をだまし取ったとして、インターネット関連会社社長・川口賢一郎容疑者(42)=長崎県佐世保市重尾町=、福岡市内にある別のネット関連会社のともに代表取締役・山内健太郎(35)=住居不定=、松並聖也(34)=福岡市南区玉川町=ら男6人を詐欺容疑で逮捕した。

福岡県警察本部
被害額は数千万円に上るとみられていて、特定危険指定暴力団・工藤会の資金源について捜査する中で発覚、会社が得た収益の一部が工藤会に流れた疑いがあるとみている。6人の認否は明らかにしていない。
6人は共謀し、2019年3月7日と25日、川口容疑者が販売代理店契約を結ぶ福岡市の通信事業者に対し、「民泊施設やその従業員宅で利用する電話回線の申し込みを行いたい」などとウソの契約者情報で代理店手数料3万2400円をだまし取った疑い。民泊施設や従業員施設に回線を引きたい法人があると架空の話を伝え、申込者情報には無関係な個人宅などを住所として記載していた。

福岡県警察本部
被害額は数千万円に上るとみられていて、特定危険指定暴力団・工藤会の資金源について捜査する中で発覚、会社が得た収益の一部が工藤会に流れた疑いがあるとみている。6人の認否は明らかにしていない。
6人は共謀し、2019年3月7日と25日、川口容疑者が販売代理店契約を結ぶ福岡市の通信事業者に対し、「民泊施設やその従業員宅で利用する電話回線の申し込みを行いたい」などとウソの契約者情報で代理店手数料3万2400円をだまし取った疑い。民泊施設や従業員施設に回線を引きたい法人があると架空の話を伝え、申込者情報には無関係な個人宅などを住所として記載していた。
特殊詐欺グループの指示役 住吉会系組員を逮捕
警視庁は、東京都足立区在住の80代男性から現金185万円をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの指示役で指定暴力団・住吉会系組員・磯貝優太容疑者(33)を逮捕した。

磯貝優太容疑者(33)
磯貝容疑者は2020年6月、仲間と共謀し足立区在住の80代男性に息子を装って電話を掛け、「会社のカバンを失くした」などとウソを言って現金185万円をだまし取った疑いが持たれている。
磯貝容疑者は特殊詐欺詐欺グループの指示役とみられ、これまでに、現金の受け取り役や犯行メンバーの勧誘役などあわせて7人を逮捕、このうち6人が起訴されている。携帯電話の解析などから、今回、指示役とみられる磯貝容疑者の逮捕に至った。時間が経つとやりとりの内容が消えるアプリを使い、電話を掛ける「かけ子」や現金を受け取る「受け子」に指示していたという。 このグループによる被害は、2020年からおよそ5800万円に上っている。

磯貝優太容疑者(33)
磯貝容疑者は2020年6月、仲間と共謀し足立区在住の80代男性に息子を装って電話を掛け、「会社のカバンを失くした」などとウソを言って現金185万円をだまし取った疑いが持たれている。
磯貝容疑者は特殊詐欺詐欺グループの指示役とみられ、これまでに、現金の受け取り役や犯行メンバーの勧誘役などあわせて7人を逮捕、このうち6人が起訴されている。携帯電話の解析などから、今回、指示役とみられる磯貝容疑者の逮捕に至った。時間が経つとやりとりの内容が消えるアプリを使い、電話を掛ける「かけ子」や現金を受け取る「受け子」に指示していたという。 このグループによる被害は、2020年からおよそ5800万円に上っている。
住吉会系と山口組系組員 同じ特殊詐欺グループで逮捕
警視庁は22日、東京都八王子市の男性に対し、架空請求で送金させ現金を引き出すなどしたとして、指定暴力団・住吉会系組員(48)=東京都渋谷区=と、特定抗争指定暴力団・山口組系組幹部(59)=神奈川県座間市=、別の山口組系組員(39)=住所不詳=の3容疑者を窃盗容疑などで逮捕した。
3人は去年4月28~29日、東京都八王子市在住の男性(66)が架空請求詐欺に遭い、住吉会系組員の口座に送金した33万8000円を、渋谷区のコンビニ店のATMで引き出すなどした疑い。調べに対し3人は容疑を否認している。
異なる暴力団組織の組員が、同じ特殊詐欺グループとして摘発されるのは珍しく、警視庁は3人が同様の手口で、都内などの男女3人から計約430万円をだまし取ったとみて捜査している。
3人は去年4月28~29日、東京都八王子市在住の男性(66)が架空請求詐欺に遭い、住吉会系組員の口座に送金した33万8000円を、渋谷区のコンビニ店のATMで引き出すなどした疑い。調べに対し3人は容疑を否認している。
異なる暴力団組織の組員が、同じ特殊詐欺グループとして摘発されるのは珍しく、警視庁は3人が同様の手口で、都内などの男女3人から計約430万円をだまし取ったとみて捜査している。
ネットバンキング不正アクセス 旭琉會系沖島一家幹部ら3人を再逮捕
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沖縄県警サイバー犯罪対策課は18日、インターネットバンキングへの不正アクセスにより、17都府県の約130人が現金総額約9300万円をだまし取られた事件で、指定暴力団・住吉会系元組員で会社役員・宮本勝美容疑者(49)=東京都府中市=と、デザイナー(41)=東京都葛飾区=(ともに電子計算機使用詐欺、窃盗罪で起訴)、指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」幹部・山城偉樹容疑者(53)=沖縄県・窃盗罪で起訴=の3被告を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で再逮捕した。今回で3度目の再逮捕。県警は「捜査に支障がある」として各被告の認否を明らかにしていない。

沖縄県警察本部
沖縄県内では2年ほど前からメガバンクのインターネットバンキングから不正に送金された金がATMから引き出されているのが確認されていて、これまでに「指示役」や現金を引き出す「出し子」、口座を提供する者などの役割を担った容疑者20人以上を摘発していた。被害者のスマートフォンなどに在京メガバンクを装ったショートメッセージサービス(SMS)を送り、銀行口座番号やパスワードを盗み取る「スミッシング」と呼ばれる手法が犯行に用いられた。
沖縄県警サイバー犯罪対策課は18日、インターネットバンキングへの不正アクセスにより、17都府県の約130人が現金総額約9300万円をだまし取られた事件で、指定暴力団・住吉会系元組員で会社役員・宮本勝美容疑者(49)=東京都府中市=と、デザイナー(41)=東京都葛飾区=(ともに電子計算機使用詐欺、窃盗罪で起訴)、指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」幹部・山城偉樹容疑者(53)=沖縄県・窃盗罪で起訴=の3被告を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で再逮捕した。今回で3度目の再逮捕。県警は「捜査に支障がある」として各被告の認否を明らかにしていない。

沖縄県警察本部
沖縄県内では2年ほど前からメガバンクのインターネットバンキングから不正に送金された金がATMから引き出されているのが確認されていて、これまでに「指示役」や現金を引き出す「出し子」、口座を提供する者などの役割を担った容疑者20人以上を摘発していた。被害者のスマートフォンなどに在京メガバンクを装ったショートメッセージサービス(SMS)を送り、銀行口座番号やパスワードを盗み取る「スミッシング」と呼ばれる手法が犯行に用いられた。
還付金詐欺などに「関与なし」と認定 山口組系中島組幹部に無罪判決
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東京地裁(野沢晃一裁判長)は7日、高齢者に還付金が受け取れるなどとウソを言い、銀行員や区役所職員を装って現金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目中島組」幹部・藤井幸治被告(59)の判決公判が開かれ、藤井被告は詐欺グループメンバーに携帯電話や通帳を調達していたが「その後の詐欺への関与がなく、共謀は認められない」として無罪を言い渡した。

東京地方裁判所
藤井被告は、全国の高齢者から還付金詐欺などで現金をだまし取る詐欺グループの統括役だったとして、2018年に逮捕・起訴されていた。この詐欺グループの被害総額約1億円に上り、電話の「かけ子」や現金を受け取る「受け子」ら20人以上が逮捕されている。
7日の判決で野沢裁判長は、藤井被告が詐欺グループメンバーに携帯電話や通帳を調達して渡していたが、「携帯などを何に使うか話さないようにしていた」とした共犯者の供述をふまえ、「詐欺に使うと被告は聞いていなかった」と認定し、犯罪に使用するかもしれないとの考えはあっても、「事件に関与したとはいえず証拠がない」と結論付けた。
東京地裁(野沢晃一裁判長)は7日、高齢者に還付金が受け取れるなどとウソを言い、銀行員や区役所職員を装って現金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目中島組」幹部・藤井幸治被告(59)の判決公判が開かれ、藤井被告は詐欺グループメンバーに携帯電話や通帳を調達していたが「その後の詐欺への関与がなく、共謀は認められない」として無罪を言い渡した。

東京地方裁判所
藤井被告は、全国の高齢者から還付金詐欺などで現金をだまし取る詐欺グループの統括役だったとして、2018年に逮捕・起訴されていた。この詐欺グループの被害総額約1億円に上り、電話の「かけ子」や現金を受け取る「受け子」ら20人以上が逮捕されている。
7日の判決で野沢裁判長は、藤井被告が詐欺グループメンバーに携帯電話や通帳を調達して渡していたが、「携帯などを何に使うか話さないようにしていた」とした共犯者の供述をふまえ、「詐欺に使うと被告は聞いていなかった」と認定し、犯罪に使用するかもしれないとの考えはあっても、「事件に関与したとはいえず証拠がない」と結論付けた。
特殊詐欺の「受け子」勧誘役 道仁会系組員を逮捕
京都府警組対2課と上京署は6日、京都市在住の高齢女性からだまし取ったキャッシュカードで現金を引き出したとして、指定暴力団・道仁会系組員(21)=熊本市中央区=を窃盗の疑いで逮捕した。容疑者の組員は「話すことはない」と容疑を否認している。

京都府警察本部
容疑者は仲間と共謀して今年2月3日、京都市中京区の女性(81)宅に「あなたのクレジットカードで買い物した人がいる。口座を止めてください」とウソの電話をかけ、全国銀行協会の職員を名乗って女性宅を訪れてキャッシュカード6枚をだまし取り、現金自動預払機で107万円を引き出した疑い。容疑者の組員は特殊詐欺事件の受け子の勧誘役とみられている。

京都府警察本部
容疑者は仲間と共謀して今年2月3日、京都市中京区の女性(81)宅に「あなたのクレジットカードで買い物した人がいる。口座を止めてください」とウソの電話をかけ、全国銀行協会の職員を名乗って女性宅を訪れてキャッシュカード6枚をだまし取り、現金自動預払機で107万円を引き出した疑い。容疑者の組員は特殊詐欺事件の受け子の勧誘役とみられている。
特殊詐欺事件:和解金全額支払いで住吉会側と和解が成立
東京地裁で22日、指定暴力団・住吉会傘下組員が関与した特殊詐欺事件で、被害に遭った女性3人が住吉会元トップらに暴力団対策法上の責任があるとして約478万円の損害賠償を求めていた訴訟の和解が成立した。全国で提訴されている特殊詐欺事件訴訟で裁判上の和解は3例目。住吉会の前会長らが原告の女性3人に合わせて約301万円の和解金を払う内容で、既に全額支払われた。

東京地方裁判所
2017年8月から9月にかけて被害に遭ったのは、いずれも首都圏在住の70代女性で今年4月、住吉会の関功前会長と、福田晴瞭元会長に対しては暴対法に基づき、住吉会傘下組員2人には共同不法行為責任に基づき提訴した。組員2人は詐欺グループの統制役で18年5月に埼玉県警に逮捕され、19年2月にいずれも詐欺、窃盗罪で有罪判決を受けていた。

東京地方裁判所
2017年8月から9月にかけて被害に遭ったのは、いずれも首都圏在住の70代女性で今年4月、住吉会の関功前会長と、福田晴瞭元会長に対しては暴対法に基づき、住吉会傘下組員2人には共同不法行為責任に基づき提訴した。組員2人は詐欺グループの統制役で18年5月に埼玉県警に逮捕され、19年2月にいずれも詐欺、窃盗罪で有罪判決を受けていた。
還付金詐欺事件で組員逮捕 極東会本部を家宅捜索
大阪府警は22日、保険料の還付があると市役所職員になりすまし、大阪府の女性から約30万円をだまし取った特殊詐欺事件の関係先として、指定暴力団・極東会の本部事務所を電子計算機使用詐欺容疑などで家宅捜索した。

極東会本部を家宅捜索
今年10月に大阪府の60代女性に「保険料の還付があります」と市役所職員などをかたりウソの電話かけ、約30万円を振り込み送金させ、だまし取られる事件が発生。府警は、千葉県船橋市内のコンビニエンスストアで、現金自動預払機から現金を引き出したとして、10月に極東会傘下組員・田中孝広容疑者(50)を電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で逮捕・起訴していた。
府警は、極東会の組織的関与の可能性を視野に調べている。

極東会本部を家宅捜索
今年10月に大阪府の60代女性に「保険料の還付があります」と市役所職員などをかたりウソの電話かけ、約30万円を振り込み送金させ、だまし取られる事件が発生。府警は、千葉県船橋市内のコンビニエンスストアで、現金自動預払機から現金を引き出したとして、10月に極東会傘下組員・田中孝広容疑者(50)を電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で逮捕・起訴していた。
府警は、極東会の組織的関与の可能性を視野に調べている。
電話で親族かたり1000万円詐取 住吉会傘下組員ら3人を逮捕
今年1月に千葉県柏市在住の女性(当時79)に親族をかたって電話を掛け、現金1000万円をだまし取ったとして無職・杉本一悠容疑者(23)を逮捕・起訴した。杉本容疑者は千葉県や東京、埼玉で活動していた特殊詐欺グループのメンバーで、指定暴力団・住吉会傘下組員・若林廉容疑者(23)、金子龍斗容疑者(24)は別の詐欺事件ですでに逮捕・起訴されている。3人の認否は明らかにしていない。
3人は今年1月15日から2月2日までの間に10件の詐欺事件に関わったとされ、被害総額は約7100万円に上るという。若林容疑者と金子容疑者は現金回収を担当し、杉本容疑者は受け子役の管理をしていた。