忠誠のためか「JP DRAGON」のタトゥー 日本が「JPドラゴン」幹部の引き渡し要求 強制送還へ
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フィリピン入国管理局は15日、首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)について、日本側が窃盗容疑で逮捕状を取って引き渡しを求めており、日本に強制送還する予定であることを明らかにし、送還時期について「予定はまだ決まっていない」とした。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者のパスポートの本籍は「北海道」と記載されていて、2019年にフィリピンに入国、日本の当局からの情報に基づき、2020年にブラックリストに入れられていた。フィリピン入国管理局は今月4日にも日本当局が窃盗容疑で指名手配していたJPドラゴン幹部・鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束していて、鹿児嶋容疑者は手続きが整い次第、日本に送還される予定。
「JPドラゴン」は、指定暴力団・山口組系の元幹部が約10年前にフィリピンで組織化した犯罪グループとみられ、「ルフィ」などと名乗り一連の事件を起こした日本人グループの幹部らを統括していた黒幕とされ、「ルフィ」グループが特殊詐欺でだまし取ったとされる約60億円以上の被害金の一部が、JPドラゴンにも流れていたとみられる。JPドラゴンのメンバーは、忠誠のためか手にタトゥーを入れられ、小山容疑者や鹿児嶋容疑者の左手にも「JP DRAGON」のタトゥーが入っていた。
鹿児嶋孝之容疑者(55)
鹿児嶋容疑者のタトゥー
JPドラゴンのトップは警察官を買収して、フィリピンに進出してきた「ルフィ」グループのトップとされ「フォー」と呼ばれていた渡邉優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=を脅し、拘束されたくなければ上納金を払うよう迫り、当初は毎月500万円程の上納金をだったが、その後はJPドラゴンからルフィグループにメンバーを派遣して稼ぎを監視するようになり、多い月には5000万円を上納させていた。JPドラゴンは、ルフィグループの幹部らが日本に強制送還された後、マニラに残された日本人メンバー20人ほどを束ね、同様の特殊詐欺を仕掛けるようになったという。
渡辺優樹被告(39)
小山容疑者は、フィリピン国内での詐欺容疑で今年1月に、マニラの日本料理店にいるところをフィリピン警察に逮捕され、その際に拳銃や実弾のほか、違法薬物とみられる物も所持していたとして、危険薬物法違反の疑いも持たれている。日本への強制送還については、フィリピン国内での詐欺容疑の取り下げが前提となる。
現在、小山容疑者と鹿児嶋容疑者は、「ルフィ」事件の日本人容疑者と同じマニラの入管施設に収容されている。
フィリピン入国管理局は15日、首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)について、日本側が窃盗容疑で逮捕状を取って引き渡しを求めており、日本に強制送還する予定であることを明らかにし、送還時期について「予定はまだ決まっていない」とした。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者のパスポートの本籍は「北海道」と記載されていて、2019年にフィリピンに入国、日本の当局からの情報に基づき、2020年にブラックリストに入れられていた。フィリピン入国管理局は今月4日にも日本当局が窃盗容疑で指名手配していたJPドラゴン幹部・鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束していて、鹿児嶋容疑者は手続きが整い次第、日本に送還される予定。
「JPドラゴン」は、指定暴力団・山口組系の元幹部が約10年前にフィリピンで組織化した犯罪グループとみられ、「ルフィ」などと名乗り一連の事件を起こした日本人グループの幹部らを統括していた黒幕とされ、「ルフィ」グループが特殊詐欺でだまし取ったとされる約60億円以上の被害金の一部が、JPドラゴンにも流れていたとみられる。JPドラゴンのメンバーは、忠誠のためか手にタトゥーを入れられ、小山容疑者や鹿児嶋容疑者の左手にも「JP DRAGON」のタトゥーが入っていた。
鹿児嶋孝之容疑者(55)
鹿児嶋容疑者のタトゥー
JPドラゴンのトップは警察官を買収して、フィリピンに進出してきた「ルフィ」グループのトップとされ「フォー」と呼ばれていた渡邉優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=を脅し、拘束されたくなければ上納金を払うよう迫り、当初は毎月500万円程の上納金をだったが、その後はJPドラゴンからルフィグループにメンバーを派遣して稼ぎを監視するようになり、多い月には5000万円を上納させていた。JPドラゴンは、ルフィグループの幹部らが日本に強制送還された後、マニラに残された日本人メンバー20人ほどを束ね、同様の特殊詐欺を仕掛けるようになったという。
渡辺優樹被告(39)
小山容疑者は、フィリピン国内での詐欺容疑で今年1月に、マニラの日本料理店にいるところをフィリピン警察に逮捕され、その際に拳銃や実弾のほか、違法薬物とみられる物も所持していたとして、危険薬物法違反の疑いも持たれている。日本への強制送還については、フィリピン国内での詐欺容疑の取り下げが前提となる。
現在、小山容疑者と鹿児嶋容疑者は、「ルフィ」事件の日本人容疑者と同じマニラの入管施設に収容されている。
「ルフィ」らの黒幕 フィリピン拠点の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部を拘束
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「ルフィ」などと名乗る日本人グループによる一連の特殊詐欺事件に絡み、首都マニラ周辺で活動する犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)が、フィリピンでの詐欺事件に関与したとして、フィリピン司法当局者が今年1月24日に拘束していたことがわかった。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関与したとして、首都マニラで現地フィリピン警察に拘束され、その後1~2週間で入国管理局に引き渡されて施設に収容されている。
「JPドラゴン」は指定暴力団・山口組系の元幹部ら、元暴力団組員らで結成された首都マニラ周辺で活動する犯罪組織で、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの特殊詐欺グループを運営していた黒幕とみられる。
今村磨人被告(39)
2019年に日本側がフィリピン側に通告した容疑者リスト10人の中に、今村被告らと共に小山容疑者や逃亡中のJPドラゴントップの男(53)らも含まれていて、日本当局から窃盗容疑で逮捕状が出され指名手配されている。
「ルフィ」などと名乗る日本人グループによる一連の特殊詐欺事件に絡み、首都マニラ周辺で活動する犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)が、フィリピンでの詐欺事件に関与したとして、フィリピン司法当局者が今年1月24日に拘束していたことがわかった。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関与したとして、首都マニラで現地フィリピン警察に拘束され、その後1~2週間で入国管理局に引き渡されて施設に収容されている。
「JPドラゴン」は指定暴力団・山口組系の元幹部ら、元暴力団組員らで結成された首都マニラ周辺で活動する犯罪組織で、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの特殊詐欺グループを運営していた黒幕とみられる。
今村磨人被告(39)
2019年に日本側がフィリピン側に通告した容疑者リスト10人の中に、今村被告らと共に小山容疑者や逃亡中のJPドラゴントップの男(53)らも含まれていて、日本当局から窃盗容疑で逮捕状が出され指名手配されている。
特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕の稲川会系「七熊一家」幹部を不起訴処分
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京都地検は、高齢者から多額の現金をだまし取った特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕されていた、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部(44)=千葉県習志野市=について、13日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由は明らかにしていない。
京都地方検察庁
幹部は仲間と共謀して2022年10月5日、札幌市で一人暮らしの無職女性(当時89)の自宅に、息子やその上司などを装って電話をかけ「のどが痛くて病院に来ている。財布と携帯電話をなくし、キャッシュカードが使えなくなった。今日までの会社の支払いに間に合わない」などとウソを言い、女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして2023年11月7日逮捕されていた。
幹部は千葉県を拠点とする特殊詐欺グループの首謀者とみられていた。
京都地検は、高齢者から多額の現金をだまし取った特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕されていた、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部(44)=千葉県習志野市=について、13日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由は明らかにしていない。
京都地方検察庁
幹部は仲間と共謀して2022年10月5日、札幌市で一人暮らしの無職女性(当時89)の自宅に、息子やその上司などを装って電話をかけ「のどが痛くて病院に来ている。財布と携帯電話をなくし、キャッシュカードが使えなくなった。今日までの会社の支払いに間に合わない」などとウソを言い、女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして2023年11月7日逮捕されていた。
幹部は千葉県を拠点とする特殊詐欺グループの首謀者とみられていた。
特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」統括役 住吉会傘下組員ら男2人を再逮捕
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警視庁暴力団対策課は6日、特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」を指揮したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・堂下歩容疑者(46)=東京都港区=と、無職・ラン・シャン・タン容疑者(35)=ミャンマー国籍・東京都世田谷区=の2人を詐欺容疑で再逮捕した。調べに対し、堂下容疑者は黙秘し、ラン容疑者は認否を留保している。
警視庁本部
2人はすでに逮捕された男らと共謀して2021年10月、東京都杉並区在住の無職男性(当時80)に息子を装って電話をかけ、計2500万円をだまし取った疑いが持たれている。この特殊詐欺グループによる被害は2021年5月~2022年7月で被害総額は約1億5千万円に上るとみられている。
堂下容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループの統括役で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
警視庁暴力団対策課は6日、特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」を指揮したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・堂下歩容疑者(46)=東京都港区=と、無職・ラン・シャン・タン容疑者(35)=ミャンマー国籍・東京都世田谷区=の2人を詐欺容疑で再逮捕した。調べに対し、堂下容疑者は黙秘し、ラン容疑者は認否を留保している。
警視庁本部
2人はすでに逮捕された男らと共謀して2021年10月、東京都杉並区在住の無職男性(当時80)に息子を装って電話をかけ、計2500万円をだまし取った疑いが持たれている。この特殊詐欺グループによる被害は2021年5月~2022年7月で被害総額は約1億5千万円に上るとみられている。
堂下容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループの統括役で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
被害総額3000万円超の還付金詐欺で組員2人の逮捕受け 山口組系「清水一家」を家宅捜索
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静岡県警は20日、還還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人が電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで19日に逮捕された事を受け、清水一家の本部事務所を家宅捜索した。
清水一家本部を家宅捜索
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
この詐欺グループによる被害総額は20府県で3000万円以上にのぼり、 県警は、還付金詐欺で得た被害金が清水一家に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
静岡県警は20日、還還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人が電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで19日に逮捕された事を受け、清水一家の本部事務所を家宅捜索した。
清水一家本部を家宅捜索
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
この詐欺グループによる被害総額は20府県で3000万円以上にのぼり、 県警は、還付金詐欺で得た被害金が清水一家に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
還付金詐欺 「出し子」リーダーと現金回収役の山口組系「清水一家」傘下組員2人を逮捕
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静岡県警は、還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人を電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕した。
静岡県警察本部
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
2023年10月に静岡県御殿場市内で起きた還付金詐欺事件で、「出し子」グループの清掃業の男(39)が逮捕され事件が発覚した。この男は今回逮捕された小室容疑者と佐藤容疑者の2人から指示を受けた「出し子」グループの実行犯の1人とみられ、この2人が絡む「出し子」グループによる還付金詐欺被害は、20府県で被害総額約3000万円に上るとみられている。
県警は、還付金詐欺で得た被害金が暴力団に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
静岡県警は、還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人を電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕した。
静岡県警察本部
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
2023年10月に静岡県御殿場市内で起きた還付金詐欺事件で、「出し子」グループの清掃業の男(39)が逮捕され事件が発覚した。この男は今回逮捕された小室容疑者と佐藤容疑者の2人から指示を受けた「出し子」グループの実行犯の1人とみられ、この2人が絡む「出し子」グループによる還付金詐欺被害は、20府県で被害総額約3000万円に上るとみられている。
県警は、還付金詐欺で得た被害金が暴力団に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
被害総額1億円超の特殊詐欺グループにアジトを仲介 不動産会社役員の男を逮捕
警視庁暴力団対策課は、介護保険料の還付金があるとして高齢女性から現金約50万円をだまし取ったとして、不動産会社役員の男(39)=千葉県浦安市高洲=を電子計算機使用詐欺と窃盗などの疑いで逮捕した。
警視庁本部
男は共謀して2022年5月、茨城県在住の女性(69)に対し、市役所職員になりすまして「介護保険料の還付金がある」などと電話をかけ、ATMを操作させて約50万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
男は特殊詐欺グループの「かけ子」が拠点とする東京都内の賃貸物件を仲介したとみられ、調べに対し「仲介したことは間違いない」などと供述している。
同課はこれまでに、この特殊詐欺グループの指示役やかけ子など計9人を逮捕していて、このグループが2022年3月~6月に約110件の犯行に関与し、被害総額は計約1億円に上るとみて調べている。
警視庁本部
男は共謀して2022年5月、茨城県在住の女性(69)に対し、市役所職員になりすまして「介護保険料の還付金がある」などと電話をかけ、ATMを操作させて約50万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
男は特殊詐欺グループの「かけ子」が拠点とする東京都内の賃貸物件を仲介したとみられ、調べに対し「仲介したことは間違いない」などと供述している。
同課はこれまでに、この特殊詐欺グループの指示役やかけ子など計9人を逮捕していて、このグループが2022年3月~6月に約110件の犯行に関与し、被害総額は計約1億円に上るとみて調べている。
特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」リーダー格 住吉会傘下組員ら男3人を逮捕
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警視庁は8日までに、特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」リーダー、指定暴力団・住吉会傘下組員・池田幹一郎容疑者(53)=東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目=ら男3人を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。池田容疑者は黙秘し、他2人は認否留保や否認している。
警視庁本部
池田容疑者ら3人は他の仲間と共謀して2021年5月31日~6月2日、東京都目黒区在住の無職女性(76)に息子を装って電話をかけ、「取引先の会社に損失を出してしまい補塡しなければならない」などとウソを言い、女性からキャッシュカード3枚をだまし取ったうえ、ATMから現金100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループのリーダー格で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
警視庁は8日までに、特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」リーダー、指定暴力団・住吉会傘下組員・池田幹一郎容疑者(53)=東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目=ら男3人を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。池田容疑者は黙秘し、他2人は認否留保や否認している。
警視庁本部
池田容疑者ら3人は他の仲間と共謀して2021年5月31日~6月2日、東京都目黒区在住の無職女性(76)に息子を装って電話をかけ、「取引先の会社に損失を出してしまい補塡しなければならない」などとウソを言い、女性からキャッシュカード3枚をだまし取ったうえ、ATMから現金100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループのリーダー格で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
被害額5億円超の詐欺グループ統括役 山口組系秋良連合会傘下「柳川興業」幹部ら2人を逮捕
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大阪府警は22日、2023年1月に大阪府の高齢女性に息子を装って現金約2000万円をだましとったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会傘下「柳川興業」幹部・梁本勝富こと梁勝富容疑者(29)=大阪市生野区舎利寺・韓国籍=と、建築業・安楽進侍容疑者(30)=大阪市天王寺区上本町=の2人を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し2人は容疑を否認している。
梁勝富容疑者(29)
梁容疑者らは2023年1月、大阪府の80代女性に息子を装って電話をかけ「大学の決算でお金がいる」「上司の親にお金を出させるのは悪いから、お金を用意して欲しい」などとウソを言って現金約2000万円をだましとった疑いが持たれている。
梁容疑者ら2人は特殊詐欺グループの統括役で、2人の下には「生野」や「姫路」と呼ばれる複数のグループがあり、これまでに逮捕者は梁容疑者ら2人を含め指示役や受け子など男女25人、被害総額は全国290人から5億2550万円をだまし取ったとみられている。
府警は、特殊詐欺グループの実態解明を進めるとともに、被害金の一部が暴力団に流れた可能性もあるとみて、引き続き捜査している。
大阪府警は22日、2023年1月に大阪府の高齢女性に息子を装って現金約2000万円をだましとったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会傘下「柳川興業」幹部・梁本勝富こと梁勝富容疑者(29)=大阪市生野区舎利寺・韓国籍=と、建築業・安楽進侍容疑者(30)=大阪市天王寺区上本町=の2人を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し2人は容疑を否認している。
梁勝富容疑者(29)
梁容疑者らは2023年1月、大阪府の80代女性に息子を装って電話をかけ「大学の決算でお金がいる」「上司の親にお金を出させるのは悪いから、お金を用意して欲しい」などとウソを言って現金約2000万円をだましとった疑いが持たれている。
梁容疑者ら2人は特殊詐欺グループの統括役で、2人の下には「生野」や「姫路」と呼ばれる複数のグループがあり、これまでに逮捕者は梁容疑者ら2人を含め指示役や受け子など男女25人、被害総額は全国290人から5億2550万円をだまし取ったとみられている。
府警は、特殊詐欺グループの実態解明を進めるとともに、被害金の一部が暴力団に流れた可能性もあるとみて、引き続き捜査している。
特殊詐欺で「持ち逃げしない」と評判の受け子グループ「Dの箱」リーダーを逮捕
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警視庁は17日、親族に成り済まし高齢者から現金をだまし取るなどの特殊詐欺に関与したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・池田幹一郎容疑者(53)=東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目=を詐欺容疑で逮捕した。池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる「受け子」グループのリーダーとみられている。
警視庁本部
池田容疑者は別の人物と共謀して2022年1月29日午後5時ごろ、70代の女性に電話をかけ、甥を装って「山手線でカバンを忘れた。中に財布と携帯電話が入っていた」、「会社のカードが使えなくなった。今日中に2800万円必要だ」などとウソをつき、女性から120万円をだまし取った疑いが持たれている。調べに対し、池田容疑者は黙秘している。
池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループのリーダー格で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。SNSなどで闇バイトのメンバーを募集し、事件ごとに人を入れ替えるなどしていた。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたといい、詐取した金額の4割を受け取りメンバー間で分配していたという。グループによる被害額は2021年5月~2022年7月で約1億5000万円に上り、警視庁はこれまでに、統括役ら約10人を逮捕して実態解明を進めていた。
警視庁は17日、親族に成り済まし高齢者から現金をだまし取るなどの特殊詐欺に関与したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・池田幹一郎容疑者(53)=東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目=を詐欺容疑で逮捕した。池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる「受け子」グループのリーダーとみられている。
警視庁本部
池田容疑者は別の人物と共謀して2022年1月29日午後5時ごろ、70代の女性に電話をかけ、甥を装って「山手線でカバンを忘れた。中に財布と携帯電話が入っていた」、「会社のカードが使えなくなった。今日中に2800万円必要だ」などとウソをつき、女性から120万円をだまし取った疑いが持たれている。調べに対し、池田容疑者は黙秘している。
池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループのリーダー格で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。SNSなどで闇バイトのメンバーを募集し、事件ごとに人を入れ替えるなどしていた。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたといい、詐取した金額の4割を受け取りメンバー間で分配していたという。グループによる被害額は2021年5月~2022年7月で約1億5000万円に上り、警視庁はこれまでに、統括役ら約10人を逮捕して実態解明を進めていた。
前日に還付金詐欺にあった女性から再度100万円詐取 住吉会傘下組員を不起訴処分
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さいたま地検は、前日に特殊詐欺の被害にあっていた女性にウソの電話をかけ、現金を振り込ませたなどとして逮捕された、指定暴力団・住吉会系「七代目領家一家」傘下組員(36)について、不起訴処分とした。地検は、不起訴処分の理由を明らかにしていない。
さいたま地方検察庁
組員は仲間とともに今年8月15日、前日に年金の過払金名目で現金およそ100万円をだまし取られていた石川県金沢市在住の女性(当時59)に対し、金融機関職員を名乗って昨日の手続きが失敗したなどとウソの電話をかけ、「今日も昨日と同じコンビニで手続きをしてもらいます」などと言って、再びおよそ100万円を振り込ませ、川口市内のコンビニのATMで現金を引き出して盗んだとして電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)、窃盗の疑いで逮捕されていた。
さいたま地検は、前日に特殊詐欺の被害にあっていた女性にウソの電話をかけ、現金を振り込ませたなどとして逮捕された、指定暴力団・住吉会系「七代目領家一家」傘下組員(36)について、不起訴処分とした。地検は、不起訴処分の理由を明らかにしていない。
さいたま地方検察庁
組員は仲間とともに今年8月15日、前日に年金の過払金名目で現金およそ100万円をだまし取られていた石川県金沢市在住の女性(当時59)に対し、金融機関職員を名乗って昨日の手続きが失敗したなどとウソの電話をかけ、「今日も昨日と同じコンビニで手続きをしてもらいます」などと言って、再びおよそ100万円を振り込ませ、川口市内のコンビニのATMで現金を引き出して盗んだとして電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)、窃盗の疑いで逮捕されていた。
東京地裁:特殊詐欺の被害者が提訴の訴訟 山口組組長らに賠償を命じる判決
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東京地裁は5日、特殊詐欺事件の被害者らが、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員らが関与する特殊詐欺の被害に遭ったとして、山口組の司忍こと篠田健市組長らに損害賠償を求めた訴訟で、請求通り総額2600万円余りの賠償を命じる判決を言い渡した。
東京地方裁判所
原告の高齢男女3人は2019年1月ごろ、すでに有罪が確定している山口組傘下組員が関与する特殊詐欺の被害に遭い、役所の職員などを名乗る犯人に現金やキャッシュカードを渡し、総額2200万円をだまし取られていた。
原告らは「特殊詐欺は、組員が山口組に所属していることを利用して行われたもので、代表である組長は損害賠償責任を負う」として、暴力団対策法に基づき篠田組長ら2人に総額2600万円余りの支払いを求め、2021年5月に東京地裁に提訴していた。
暴力団対策法では、暴力団員が「威力を利用した資金獲得行為」で他人の生命や財産を侵害した場合、トップが賠償責任を負うと規定している。
東京地裁は5日、特殊詐欺事件の被害者らが、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員らが関与する特殊詐欺の被害に遭ったとして、山口組の司忍こと篠田健市組長らに損害賠償を求めた訴訟で、請求通り総額2600万円余りの賠償を命じる判決を言い渡した。
東京地方裁判所
原告の高齢男女3人は2019年1月ごろ、すでに有罪が確定している山口組傘下組員が関与する特殊詐欺の被害に遭い、役所の職員などを名乗る犯人に現金やキャッシュカードを渡し、総額2200万円をだまし取られていた。
原告らは「特殊詐欺は、組員が山口組に所属していることを利用して行われたもので、代表である組長は損害賠償責任を負う」として、暴力団対策法に基づき篠田組長ら2人に総額2600万円余りの支払いを求め、2021年5月に東京地裁に提訴していた。
暴力団対策法では、暴力団員が「威力を利用した資金獲得行為」で他人の生命や財産を侵害した場合、トップが賠償責任を負うと規定している。
特殊詐欺グループのリーダー格の傘下幹部逮捕を受け 稲川会本部を家宅捜索
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京都府警は、特殊詐欺グループのリーダー格とみられる指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部・福田正近容疑者(44)=千葉県習志野市=が詐欺の疑いで逮捕された事を受け、関係先として稲川会の本部を捜索した。
稲川会本部を家宅捜索
福田容疑者は、京都市在住の女性(当時80)に息子を装ってウソの電話をかけ、現金約140万円などをだまし取ったとして、11月28日に詐欺の疑いで再逮捕されていた。
福田容疑者は特殊詐欺グループのリーダー格とみられていて、このグループによる詐欺被害は20都道府県で77人におよび、被害総額は3億9000万円に上るとみられている。
調べに対し、福田容疑者は「一切関わっていない」と容疑を否認しているが、府警は、特殊詐欺などでだまし取った金が稲川会に流れていた可能性もあるとみて、組織的関与の有無など引き続き捜査を続け全容解明を進めている。
京都府警は、特殊詐欺グループのリーダー格とみられる指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部・福田正近容疑者(44)=千葉県習志野市=が詐欺の疑いで逮捕された事を受け、関係先として稲川会の本部を捜索した。
稲川会本部を家宅捜索
福田容疑者は、京都市在住の女性(当時80)に息子を装ってウソの電話をかけ、現金約140万円などをだまし取ったとして、11月28日に詐欺の疑いで再逮捕されていた。
福田容疑者は特殊詐欺グループのリーダー格とみられていて、このグループによる詐欺被害は20都道府県で77人におよび、被害総額は3億9000万円に上るとみられている。
調べに対し、福田容疑者は「一切関わっていない」と容疑を否認しているが、府警は、特殊詐欺などでだまし取った金が稲川会に流れていた可能性もあるとみて、組織的関与の有無など引き続き捜査を続け全容解明を進めている。
他人名義のETCカードで高速道路を通行 山口組系茶谷政一家傘下幹部ら3人を送検
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北海道警旭川中央署は27日、他人名義のETCカードを借りて不正に高速道路を通行したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「岡本組」幹部・清野慶祐容疑者(44)=北海道札幌市東区北36東3=と、茶谷政一家傘下「藤本組」幹部・橘伸行容疑者(48)=北海道石狩市花川南2の2=の2人を電子計算機使用詐欺などの容疑で、会社役員の男(51)=石狩市花川南=を電子計算機使用詐欺幇助の疑いで送検した。
清野慶祐容疑者(44)
清野容疑者と橘容疑者の2人は2022年4月27日、会社役員の男から個人間での貸与は禁止されているETCカードと車両を借り、道央自動車道の旭川鷹栖ICから札幌ICまで移動した疑いが持たれている。清野容疑者と橘容疑者の2人が乗った車がETCゲートを通過するところを警察官が目撃し、捜査していた。
同署は3人の認否を明らかにしていないが、ETCを貸し借りした経緯や3人の関係性、余罪の有無など詳しく調べている。
北海道警旭川中央署は27日、他人名義のETCカードを借りて不正に高速道路を通行したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「岡本組」幹部・清野慶祐容疑者(44)=北海道札幌市東区北36東3=と、茶谷政一家傘下「藤本組」幹部・橘伸行容疑者(48)=北海道石狩市花川南2の2=の2人を電子計算機使用詐欺などの容疑で、会社役員の男(51)=石狩市花川南=を電子計算機使用詐欺幇助の疑いで送検した。
清野慶祐容疑者(44)
清野容疑者と橘容疑者の2人は2022年4月27日、会社役員の男から個人間での貸与は禁止されているETCカードと車両を借り、道央自動車道の旭川鷹栖ICから札幌ICまで移動した疑いが持たれている。清野容疑者と橘容疑者の2人が乗った車がETCゲートを通過するところを警察官が目撃し、捜査していた。
同署は3人の認否を明らかにしていないが、ETCを貸し借りした経緯や3人の関係性、余罪の有無など詳しく調べている。
特殊詐欺グループ指示役の幹部逮捕を受け 山口組系「小西一家」を家宅捜索
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警視庁は27日午前、全国で還付金詐欺などの被害が出ていた特殊詐欺グループの指示役とみられる、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目小西一家」傘下幹部・吉村伝雄容疑者(41)=住所不詳=が、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで今月16日に逮捕された事件を受け、小西一家の本部事務所を捜査員約20人態勢で家宅捜索した。
吉村伝雄容疑者(41)
小西一家を家宅捜索
吉村容疑者の特殊詐欺グループでは2022年3月から6月にかけて、全国の30都道府県で計118件の被害が確認されていて、被害総額は約1億円に上るとみられている。
警視庁は、詐欺の被害金が小西一家に流れていたとみて、組織的関与や金の流れなど実態解明を進めている。
警視庁は27日午前、全国で還付金詐欺などの被害が出ていた特殊詐欺グループの指示役とみられる、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目小西一家」傘下幹部・吉村伝雄容疑者(41)=住所不詳=が、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで今月16日に逮捕された事件を受け、小西一家の本部事務所を捜査員約20人態勢で家宅捜索した。
吉村伝雄容疑者(41)
小西一家を家宅捜索
吉村容疑者の特殊詐欺グループでは2022年3月から6月にかけて、全国の30都道府県で計118件の被害が確認されていて、被害総額は約1億円に上るとみられている。
警視庁は、詐欺の被害金が小西一家に流れていたとみて、組織的関与や金の流れなど実態解明を進めている。
他人名義のETCカードを借りて高速道路を通行 山口組系「茶谷政一家」傘下幹部2人を逮捕
北海道警旭川中央署は26日、他人名義のETCカードを借りて不正に高速道路を通行したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「岡本組」幹部・清野慶祐容疑者(44)=北海道札幌市東区北36東3=と、茶谷政一家傘下「藤本組」幹部・橘伸行容疑者(48)=北海道石狩市花川南2の2=の2人を電子計算機使用詐欺などの容疑で逮捕し、ETCカードと車両を貸した会社役員の男(51)=石狩市花川南=を電子計算機使用詐欺幇助の疑いで逮捕した。
旭川中央警察署
清野容疑者と橘容疑者の2人は2022年4月27日、会社役員の男からETCカードと車両を借り、道央自動車道の旭川鷹栖ICから札幌ICまで移動した疑いが持たれている。
クレジットカード各社は暴力団排除条項を設けており、組員はクレジットカードとひも付いたETCカードは利用できない。デポジット式のETCパーソナルカードについても、高速道路各社が規制を強化しており、高速道路からの暴力団排除が進んでいる。国土交通省は2030年度頃までに高速道路の全ての料金所をETC専用にする方針を示している。
同署は、3人の認否を明らかにしていないが、犯行に至った経緯や動機、組員と会社役員の関係性など、詳しく捜査している。
旭川中央警察署
清野容疑者と橘容疑者の2人は2022年4月27日、会社役員の男からETCカードと車両を借り、道央自動車道の旭川鷹栖ICから札幌ICまで移動した疑いが持たれている。
クレジットカード各社は暴力団排除条項を設けており、組員はクレジットカードとひも付いたETCカードは利用できない。デポジット式のETCパーソナルカードについても、高速道路各社が規制を強化しており、高速道路からの暴力団排除が進んでいる。国土交通省は2030年度頃までに高速道路の全ての料金所をETC専用にする方針を示している。
同署は、3人の認否を明らかにしていないが、犯行に至った経緯や動機、組員と会社役員の関係性など、詳しく捜査している。
高齢男女から350万円以上詐取 山口組系「竹中組」傘下組員ら詐欺グループ6人を再逮捕
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北海道警は14日までに、息子などになりすまして高齢の男女からあわせて350万円以上をだまし取ったとして、詐欺グループのまとめ役で特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目竹中組」傘下組員・櫻井康次郎容疑者(28)=茨城県大洗町=や、茨城県や札幌市に住む18歳~28歳の男女6人を詐欺の疑いで再逮捕した。
200点以上の押収品
櫻井康次郎容疑者(28)
6人は、2022年10月11日から14日にかけて、香川県の70代の男性に息子を装って電話をかけ「電車でカバンをなくした。契約のためにお金を用意できないか」などとウソを言って、現金150万円をだまし取るなど、高齢の男女3人からあわせて356万5000円をだまし取った疑いが持たれている。
この詐欺グループは、全国で特殊詐欺を繰り返していたとみられ、東京都内のホテルを転々としながら、だまし取った金の回収拠点にしていた。この特殊詐欺グループによる被害総額は数千万円に上るとみられている。
犯行にはスマートフォンなど71台を使用して連絡を取り合っていたものとみられ、警察は証拠品200点以上を押収し、特殊詐欺グループの全容解明を進めている。
北海道警は14日までに、息子などになりすまして高齢の男女からあわせて350万円以上をだまし取ったとして、詐欺グループのまとめ役で特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目竹中組」傘下組員・櫻井康次郎容疑者(28)=茨城県大洗町=や、茨城県や札幌市に住む18歳~28歳の男女6人を詐欺の疑いで再逮捕した。
200点以上の押収品
櫻井康次郎容疑者(28)
6人は、2022年10月11日から14日にかけて、香川県の70代の男性に息子を装って電話をかけ「電車でカバンをなくした。契約のためにお金を用意できないか」などとウソを言って、現金150万円をだまし取るなど、高齢の男女3人からあわせて356万5000円をだまし取った疑いが持たれている。
この詐欺グループは、全国で特殊詐欺を繰り返していたとみられ、東京都内のホテルを転々としながら、だまし取った金の回収拠点にしていた。この特殊詐欺グループによる被害総額は数千万円に上るとみられている。
犯行にはスマートフォンなど71台を使用して連絡を取り合っていたものとみられ、警察は証拠品200点以上を押収し、特殊詐欺グループの全容解明を進めている。
特殊詐欺グループの指示役 山口組系組幹部を逮捕 還付金詐欺で50万円詐取
警視庁暴力団対策課などは16日、高齢女性にATMを操作させて現金を不正に盗んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目小西一家」傘下幹部・吉村伝雄容疑者(41)=住所不詳=を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。調べに対し、吉村容疑者は黙秘している。
警視庁本部
吉村容疑者は、既に逮捕されている8人らと共謀して2022年6月、神奈川県内在住の女性(73)に電話をかけ、介護保険料の還付を受けられるなどとウソを言って女性を郵便局のATMに誘導し、吉村容疑者らが管理する口座に約50万円を振り込ませ、引き出して盗んだ疑いが持たれている。
この特殊詐欺グループは、東京都世田谷区のマンション一室をアジトにして、被害女性らが掲載されたリストをもとに電話をかけていて、吉村容疑者は指示役だったとみられている。
2022年3月から6月にかけて全国の30都道府県で計118件の被害が確認されていて、被害総額は約1億円に上るとみられている。
警視庁本部
吉村容疑者は、既に逮捕されている8人らと共謀して2022年6月、神奈川県内在住の女性(73)に電話をかけ、介護保険料の還付を受けられるなどとウソを言って女性を郵便局のATMに誘導し、吉村容疑者らが管理する口座に約50万円を振り込ませ、引き出して盗んだ疑いが持たれている。
この特殊詐欺グループは、東京都世田谷区のマンション一室をアジトにして、被害女性らが掲載されたリストをもとに電話をかけていて、吉村容疑者は指示役だったとみられている。
2022年3月から6月にかけて全国の30都道府県で計118件の被害が確認されていて、被害総額は約1億円に上るとみられている。
特殊詐欺グループリーダー格逮捕を受け 稲川会系「山梨一家」本部を家宅捜索
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宮城・静岡・山梨3県警による合同捜査本部は10日午前、これまでに全国各地の9県で7000万円以上の詐欺事件に関与したとして、特殊詐欺グループリーダー格の指定暴力団・稲川会系「四代目山梨一家」幹部で「橋本組」若頭・伊藤大介容疑者(41)=山梨県甲府市=が詐欺容疑で逮捕された事を受け、山梨一家の本部事務所を捜査員ら約30人態勢で家宅捜索し、関係資料などを押収した。
山梨一家本部事務所
伊藤容疑者は仲間と共謀して2022年9月、千葉県君津市在住の女性(84)に対し、親族になりすまして電話をかけ「大事なものをなくした」、「すぐにお金が必要」などとウソを言って、女性から現金2000万円をだまし取ったとして今月9日までに逮捕されている。
この特殊詐欺グループによる被害は、少なくとも全国各地の9県、十数件の詐欺事件に関与し、被害総額は7000万円以上に上るとみられている。
静岡県警が2022年11月に「受け子」の山梨県内の30代男を静岡市清水区で現行犯逮捕したことを端緒に、宮城、山梨両県警と合同捜査本部を設置して突き上げ捜査を続け、現在までに受け子を3人を逮捕している。
合同捜査本部は、多額の被害金が稲川会に流れたとみていて、被害金が流れを追うとともに、山梨一家内に他にも事件に関与した人物がいるとみて、余罪や組織的関与の有無など全容解明を進めている。
宮城・静岡・山梨3県警による合同捜査本部は10日午前、これまでに全国各地の9県で7000万円以上の詐欺事件に関与したとして、特殊詐欺グループリーダー格の指定暴力団・稲川会系「四代目山梨一家」幹部で「橋本組」若頭・伊藤大介容疑者(41)=山梨県甲府市=が詐欺容疑で逮捕された事を受け、山梨一家の本部事務所を捜査員ら約30人態勢で家宅捜索し、関係資料などを押収した。
山梨一家本部事務所
伊藤容疑者は仲間と共謀して2022年9月、千葉県君津市在住の女性(84)に対し、親族になりすまして電話をかけ「大事なものをなくした」、「すぐにお金が必要」などとウソを言って、女性から現金2000万円をだまし取ったとして今月9日までに逮捕されている。
この特殊詐欺グループによる被害は、少なくとも全国各地の9県、十数件の詐欺事件に関与し、被害総額は7000万円以上に上るとみられている。
静岡県警が2022年11月に「受け子」の山梨県内の30代男を静岡市清水区で現行犯逮捕したことを端緒に、宮城、山梨両県警と合同捜査本部を設置して突き上げ捜査を続け、現在までに受け子を3人を逮捕している。
合同捜査本部は、多額の被害金が稲川会に流れたとみていて、被害金が流れを追うとともに、山梨一家内に他にも事件に関与した人物がいるとみて、余罪や組織的関与の有無など全容解明を進めている。