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暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿

全国の暴力団、任侠組織、極道関連のニュース速報

全国ヤクザ事情

赤坂強盗事件 横取り指示役の男性を不起訴

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 東京地検は、2019年1月に東京・赤坂の路上でおよそ8300万円が奪われた強盗事件で、実行役が奪った現金の横取りを指示したとみられ逮捕された男性について8日付で不起訴処分とした。

防犯カメラ映像
防犯カメラの映像

 当時21歳だった男性は、去年1月、指定暴力団・山口組系元組員らと共謀し、港区赤坂の路上でキャリーバッグで現金を運んでいた男性2人を襲い、およそ8300万円を奪うなどしたとして、強盗傷害の疑いで警視庁に逮捕された。男性ら5人は実行役が奪った現金の横取りを指示して、バイクなどを手配したとみられていた。



傘下解散相次ぎ揺らぐ「神戸山口組」

 兵庫、愛知など6府県の公安委員会が7日、指定暴力団・山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定。神戸山口組では複数の傘下組織に解散の動きが出ており統制が揺らいでいる。

納会が行われた二代目西脇組本部
納会が行われた西脇組本部

 2019年12月13日、神戸山口組は「二代目西脇組」本部で納会を開催。全国から組幹部が集まったが、神戸山口組の舎弟頭補佐で「太田興業」太田守正組長が西脇組本部に入った10分後、神戸山口組・井上邦雄組長の到着を待たずに同本部を後にした。

 太田組長は、西脇組本部を後にした同日、大阪府警へ自身の引退と太田興業の解散届を提出。それを受けて神戸山口組は122月12日付で破門処分とした。

 タイミングと合わせるかのように山口組からは「太田興業は解散し太田組長は引退した。彼らに手出しをしてはならない」という通達が出た。さらに今年1月に入り、東京の二次団体も解散するとの情報がある。

 令和2年度の神戸山口組の組指針は「不易流行」、意味は「初心を忘れず時代の変化を読み取り、柔軟性を持って改革して行く」だという。新たな気持ちで戦いに向かおうとしていた神戸山口組は、再び危機に直面したといえる。



山口組系組長らを暴力行為等処罰法違反で逮捕

 宮崎県警組織犯罪対策課と北署は7日までに、去年11月に宮崎市内のマンション駐車場で40代の男性に警棒のようなものを振り上げ大声で怒鳴りながら殴りかかったとして、指定暴力団・山口組系石井一家傘下、「四代目井根組」組長、黒木浩文容疑者(53)=宮崎県国富町本庄=、同組員、中家剣士容疑者(38)=大分市大道町=、無職の高橋康一容疑者(47)=住居不定=ら3人を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。

押収された拳銃1丁と実弾6発
押収された拳銃1丁と実弾6発

 また事件を知りながら3人の逃走用の車を提供したほか、自分が管理する宮崎市内の貸倉庫で自動装てん式拳銃1丁と実弾6発を所持していた疑いで無職の日高達彦容疑者(57)=宮崎市江平東1丁目=を犯人隠避・銃刀法違反の疑いで逮捕した。4人の認否は明らかにしていない。被害にあった男性は4人のいずれかと面識があったという。



6府県で「特定抗争指定暴力団」官報で公示

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 兵庫、愛知など6府県の公安委員会は7日、対立抗争事件が相次ぐ指定暴力団・山口組と神戸山口組の活動を厳しく制限するため、両組織を暴力団対策法に基づき「特定抗争指定暴力団」に指定したと官報で公示した。

 公安委は「警戒区域」として傘下事務所や幹部の家がある岐阜市、名古屋市、三重県桑名市、京都市、大阪市、神戸市など10市を設定。山口組総本部や神戸山口組本部など計約130の組事務所や拠点がある。組員らは区域内でおおむね5人以上での集合を禁じられる。事務所使用や対立組員への付きまといなども禁止され、違反すれば警察が逮捕できる



住吉会系「奥州山口一家」幹部に再発防止命令を検討

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 山形県公安委員会は、指定暴力団・住吉会系「奥州山口一家六代目」幹部が、去年7月に米沢市で行われた祭りで、露天商の男性から場所代名目で現金3000円を脅し取ったとして逮捕された事件で、他にも同様の恐喝を繰り返したと見られ、再発防止命令を検討している。

奥州山口一家を捜索
奥州山口一家を捜索

 再発防止命令は、命令に従わないと3年以下の懲役か500万円以下の罰金、またはその両方が科される。命令の前段として幹部組員側への聞き取りが8日行われ、早ければその日のうちに命令が出される。



山口組・神戸山口組を特定抗争指定暴力団 7日に効力発生

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 指定暴力団・山口組の分裂から4年あまり。警察当局は神戸山口組との抗争激化から「特定抗争指定暴力団」へ踏み切る。これにより組織の活動は大幅に制限される。

 「特定抗争指定暴力団」指定後、6府県10市に及ぶ警戒区域では、おおむね5人以上の組員が集まる事務所の新設、事務所への出入り、対立組織の組員へのつきまとい、組員の自宅や事務所付近をうろつく、などの行為が禁止。違反があれば即時に逮捕することが可能。飲食店で組員が集まるだけでも摘発できる。

 組の資金獲得活動である「シノギ」にも影響が出るとみられる。キタやミナミなどの繁華街を抱える大阪市には両組織の組事務所が複数あり、重要なシノギの拠点とされるが、警戒区域に指定された。

 指定の効力は3カ月だが、「人の生命または身体に重大な危害が加えられる恐れがなくなった」と判断するまで何度でも更新できる。



複数暴力団が協力して覚醒剤密輸 日台連携で逮捕

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 熊本県天草市の漁港に係留した船内から大量の覚醒剤が見つかった事件で、福岡県警などによる逮捕者の中には複数の指定暴力団関係者がいて、暴力団同士が協力していた可能性がある。

押収された約590キロの覚醒剤
押収された覚醒剤

 県警などは台湾人2人や広島県東広島市の無職少年(19)を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕。別の10人も同法違反(営利目的輸入予備)容疑で逮捕した。13人は容疑をおおむね否認している。

 13人の中には、指定暴力団・山口組元組員や住吉会関係者がいるという。この規模の密輸では大量の資金を用意する必要があり、県警などは複数の組織が協力した可能性もあるとみて調べている。

 この事件は、日本の警察、海上保安庁、税関などの関係機関と、台湾当局との連携で覚醒剤の国内流入を阻止した。一度の押収量としては過去3番目に多く、日台の捜査当局は、国際的な密売組織が関与した疑いもあるとみて捜査を進めている。

 今年6月、「薬物の密輸が行われそうだ」と台湾の海巡署(海上保安庁に相当)から日本側に情報が寄せられた。日台の関係機関は昨年12月、密輸対策で連携する覚書を交わしていた。

 台湾の警察当局によると、台湾人の会社役員、黄奕達容疑者(43)が国際的な密輸を計画しているとの情報を入手。黄容疑者が日本に繰り返し渡航していることもわかった。

 福岡県警や第7管区海上保安本部などは、海上で船から荷物を受け取る「瀬取り」で密輸が行われるとみて捜査を進めた。黄容疑者らを追う中で、台湾人漁業、洪福財容疑者(68)らが宮崎県内のホテルを転々としながら、宮崎市内の港に係留されている漁船に出入りしていることを確認した。

 11月にも不審な動きはあり、この時は漁船が宮崎市内を出港後、悪天候のためにそのまま帰港した。今月に入り、同じ船が再び出港。海保はレーダーなどで追跡し、捜査員らは南九州地方や沖縄で警戒した。

 今月10日、黄容疑者と日本で接触するなど、密輸計画への関与が疑われていた台湾人デザイナー(38)が、福岡からレンタカーで天草に向かい捜査員らも天草に集結した。

 翌11日、宮崎市を出港していた漁船は天草沖数十キロの海上を燃料切れで漂流していた。近くを通った別の船に救助され、天草市の魚貫港にえい航された。

 駆けつけた捜査員らが、漁船の船倉にあった麻袋の中から覚醒剤を見つけ、乗船していた洪容疑者ら3人が覚醒剤取締法違反容疑で現行犯逮捕された。

 押収量は約590キロ(末端価格約354億円相当)で薬物乱用者の通常使用量約1967万回分。ポリ袋入りで1袋約2キロ。295袋が5袋ずつ59個の段ボール箱に入り麻袋に包まれ船倉に並んでいた。



酒気帯び運転容疑で旭琉会系組員を逮捕

 豊見城署は29日、沖縄県那覇市山下の路上で酒気を帯びたまま車を運転したとして、指定暴力団・旭琉会系「二代目ナニワ一家」組員(34)=那覇市壺屋=を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は29日午前8時35分ごろ、那覇市山下の路上で、基準値(呼気1リットル当たり0.15ミリグラム)以上のアルコールを帯びた状態で車を運転した疑い。車両検問で発覚した。容疑者は「昨日は飲んだが、もう酒は抜けている」などと容疑を否認している。



山口組と神戸山口組 「特定抗争指定暴力団」に決定 

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 愛知県、兵庫県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府など6府県の公安委員会は、暴力団対策法に基づき指定暴力団・山口組と神戸山口組、両組織の「特定抗争指定暴力団」指定を正式決定し26日に発表する。来年1月7日にも官報で公示し、効力を発生させる。双方の活動に厳しい制限がかかる。

 特定抗争指定暴力団は、いずれも福岡県に本部を置く道仁会と九州誠道会(現浪川会)以来、2例目となる。



「山健組」組長を殺人未遂で起訴

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 神戸地検は25日、神戸市中央区で8月、指定暴力団・山口組系弘道会傘下組員が銃撃され重傷を負った事件で、指定暴力団・神戸山口組の中核組織「五代目山健組」組長、中田浩司容疑者(60)=同区中山手通=を殺人未遂と銃刀法違反の罪で起訴した。

中田浩司容疑者
山健組組長 中田浩司容疑者

 地検は認否を明らかにしていない。



古川幹部射殺事件 「破門」処分の竹中組を捜索

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 兵庫県警は24日、兵庫県尼崎市で指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、逮捕された朝比奈久徳被告(52)=愛知県江南市=(殺人と銃刀法違反の罪で起訴)の関係先として、指定暴力団・山口組系「二代目竹中組」の事務所を家宅捜索した。

竹中組を捜索
竹中組を家宅捜索

 捜索は24日午後1時ごろ、捜査員15人体制で行われた。周辺では防弾チョッキを着た別の捜査員たちも警戒に当たり、目立ったトラブルはなかった。朝比奈被告は昨年12月に竹中組から「破門」処分を受けたが処分は偽装との見方もある。



「特定抗争指定」の意見聴取 神戸山口組が初出席

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 大阪府公安委員会が23日に開いた「特定抗争指定暴力団」への指定に向けた意見聴取に、指定暴力団・神戸山口組の直系団体「黒誠会」の剣政和こと笹昭組長(55)が出席した。

意見聴取会
意見聴取の会場

 20日から兵庫、愛知両県の公安委で意見聴取が始まったがいずれも欠席し、組側が出席したのは初めて。「黒誠会」は大阪市北区に組事務所を置き、神戸山口組の井上邦雄組長(71)の代理人として出席した。

 8月に神戸市で起きた山口組系組員への銃撃事件の実行役として、神戸山口組の中核組織「山健組」組長の中田浩司容疑者(60)が逮捕された点について、笹昭組長は「真実ではないと思う」と反論した。

 また同じビル内にある組事務所と居住スペースは内部がつながっていないとして、組長とその親族が組事務所がある建物に引き続き住めるよう求め、「組事務所に住む組員がこれから住めるか明らかにしてほしい」と訴えた。

 これに対し、公安委員会は「事務所は居住も踏まえて例外として(使用を)認めていません」と答えるにとどめ、年明けに2つの組を「特定抗争指定暴力団」に指定する方針。

 一方、兵庫県公安委員会が設けた山口組に対する意見聴取の場には、山口組側は出席しなかった。



特定抗争指定に向け意見聴取開始 神戸山口組は欠席

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 兵庫県公安委員会は20日、指定暴力団・神戸山口組の暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定するため、同市中央区の県警本部で組代表者の意見聴取を始めたが神戸山口組は欠席した。

 聴取は20~25日、関係団体が所在する兵庫、愛知、大阪、京都、岐阜、三重の6府県の公安委がそれぞれ実施。手続きが順調に進めば、来年1月7日にも指定の効力が発生する見込み。



初の高裁判断 特殊詐欺で暴力団トップに使用者責任認定

 東京高裁で19日、指定暴力団・住吉会系組員らによる特殊詐欺事件をめぐり、被害に遭った茨城県の女性3人が、住吉会の関功会長と福田晴瞭前会長に計約700万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決公判があった。

 岩井伸晃裁判長は、暴力団対策法上の使用者責任を負うと判断し605万円の支払いを命じた1審水戸地裁判決を支持した。特殊詐欺で暴力団のトップに暴対法上の使用者責任を適用した高裁判断は初めて。

 今年5~11月に水戸地裁と東京地裁であった4件の判決では、暴力団の威力を利用していたか否かの評価をめぐり司法判断が分かれている。4件のうち2件は使用者責任を認めなかったが、残り2件は責任を認めて暴力団トップに賠償を命じていた。

 判決などによると、被害者の女性3人は平成28年7~8月、自宅で電話を受けた際に親族を装った人物から「金が必要だ」などと持ちかけられた。1審水戸地裁は、このうち2人について、計500万円をだまし取られたものの、1人は嘘に気付いて現金を渡していなかったことから、請求を棄却していた。

 暴対法は指定暴力団の組員が暴力団の威力を利用して資金を獲得した際は代表者が賠償責任を負うと規定。組員らは被害者をだました際には暴力団員を誇示していなかったが、高裁判決は「受け子」などのグループを集める際に「住吉会の威力」を利用したと認定した。同法では、代表者が上納金システムで利益を享受する立場にあり配下の「威力利用資金獲得行為」に関する損賠責任を負う。



「古川組」事務所に使用差し止めの仮処分

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 神戸地裁は17日、指定暴力団・任侠山口組の拠点の一つとなっている「古川組」事務所について、使用を差し止める仮処分を決定した。暴力団追放兵庫県民センターが10月末、地域住民に代わって神戸地裁に仮処分を申し立てていた。

古川組
任侠山口組系古川組事務所

 同センターは申し立てで、指定暴力団・山口組の分裂後、三つの山口組が絡む抗争事件が全国で相次いでおり、住民の平穏に暮らす権利が古川組事務所の存在に脅かされているとしていた。地裁は主張を全面的に認めたという。

 仮処分の決定は全国9件目。兵庫県内では神戸山口組の旧本部事務所と任侠山口組の本部事務所に同様の仮処分が出ている。



「紀州のドン・ファン」をかつて襲った神戸山口組のヒットマン

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 大阪市浪速区の指定暴力団・山口組系弘道会傘下組事務所近くで、同組系組員が男に襲われた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された指定暴力団・神戸山口組系山健組傘下組員、吉武徹弥容疑者(48)。

吉武容疑者が逮捕された現場
逮捕された事件現場付近

 吉武容疑者は、1997年7月19日に和歌山県田辺市で紀州のドン・ファンこと野崎幸助さんを襲った犯人だった。野崎さんは2人組の男に襲われカバンをひったくられたが、襲った2人組の1人が吉武容疑者だった。

 吉武容疑者の共犯者は同年7月の事件から1か月ほどしてもう一度、野崎さん襲って、足を刺し重傷を負わせて850万円を強奪した。吉武容疑者は非常に凶暴な人物だという。



神戸山口組系組員を殺人未遂で現行犯逮捕

 16日午後7時半ごろ、大阪市浪速区恵美須西3の指定暴力団・山口組系組事務所近くの路上で、40代の山口組系組員が、背後から包丁を持った指定暴力団・神戸山口組系組員に襲われた。

吉武徹弥容疑者を現行犯逮捕
吉武徹弥容疑者を逮捕

 大阪府警浪速署は神戸山口組系組員、吉武徹弥容疑者(48)=住居不詳=を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。抵抗した山口組系組員が吉武容疑者を取り押さえ、駆け付けた署員に引き渡した。組員にけがはなかった。

 吉武容疑者は山健組傘下の「健竜会」に所属。健竜会は、兵庫県警に今月3日、殺人未遂容疑などで逮捕された山健組組長の中田浩司容疑者(60)がかつて組長を務めていた。



元警部銃撃 二審も工藤会野村総裁らに賠償命令 

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 福岡高裁で13日、特定危険指定暴力団・工藤会が関与したとされる2012年4月の元福岡県警警部銃撃事件を巡り、元警部側が同会トップで総裁の野村悟被告(73)=殺人罪などで公判中=らに約2968万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決があった。西井和徒裁判長は一審福岡地裁判決に続き約1623万円の支払いを命じ、野村被告らの控訴を棄却した。

 賠償を命じられたのは野村被告の他、ナンバー2の会長、田上不美夫被告(63)、ナンバー3の理事長、菊地敬吾被告(47)、同会系組幹部、田口義高被告(54)。一連の市民襲撃事件で、同会トップに賠償を命じた高裁判決は初めて。

 判決で西井裁判長は、野村被告は離脱組員に対する元警部の発言に強い憤りを抱いており、危害を加える動機があったと説明。刑事裁判での実行犯らの確定判決も踏まえ、「野村被告以下の序列に従った指示により行われた」として民法の共同不法行為を認定した。

 市民襲撃事件を巡っては、野村被告らに損害賠償を求めた歯科医師刺傷事件(14年)の被害者も地裁で一部請求が認められ、現在高裁で和解協議が継続。12年のスナック女性経営者切り付けでは、女性側が約7973万円の賠償を求めて提訴し、1998年の元漁協組合長射殺事件の遺族は、損害賠償命令制度を利用し7800万円の支払いを申し立てている。

 野村被告の代理人弁護士は「判決文を確認できておらずコメントできない」としている。



覚せい剤密輸や密売 稲川会系幹部など12人を逮捕

 静岡県警は12日までに、組織的に覚せい剤の密輸や販売などに関わっていたとして、指定暴力団・稲川会系「二代目東一家」幹部、五條直宏容疑者(48)=住所不定=や、無職の長谷川達也容疑者(46)=静岡市葵区籠上=など12人を逮捕した。

押収された覚せい剤
押収された覚せい剤

 五條容疑者と長谷川容疑者は今年8月、静岡市葵区の路上で市内に住む60代男性に相当量の覚せい剤を有償で譲り渡した疑い、その他10人も密売に関係していたり覚せい剤などの違法薬物を譲り受け使用した疑いが持たれている。いずれの容疑者の認否も明らかにしていない。

 五條容疑者らの関係先から押収された覚せい剤は8.3グラム(末端価格で約50万円相当)で約280回分の使用量だという。



「特定抗争」指定で公安委 山口組に20日から意見聴取

 兵庫県や愛知県など6府県の公安委員会は、指定暴力団の山口組と神戸山口組の抗争とみられる銃撃事件が相次いだことを受け、暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きのため、20日から代表者の意見聴取を始める。

 警察当局は指定に向けた情報収集を進め、対立が深まっていると判断、手続きが順調に進めば年内にも指定が決まり、各府県の公安委が年明けに官報で公示して効力が発生する見込み。

 意見聴取は20~25日に実施され、各府県警本部が会場となる。組側が欠席しても手続きに支障はない。



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