セミナー開催で「持続化給付金」詐取の指南 主犯グループ代表に懲役5年6カ月の判決
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札幌地裁で28日、北海道札幌ススキノの飲食店グループを舞台にした国の新型コロナウイルス対策「持続化給付金」の組織的な詐欺事件で、詐欺などの罪に問われた主犯格グループ代表・木下大夢被告(32)の判決公判が開かれ、古川善敬裁判官は、「組織的かつ計画的な犯行で極めて悪質」として、懲役5年6カ月(求刑懲役8年)を言い渡した。

札幌地方裁判所
持続化給付金は、新型コロナの影響で減収した中小法人や個人事業者を支援する国の制度で、木下被告は2020年6~9月、自身が経営する会社の従業員や同業者、税理士事務所職員らと共謀して、事業収入が減ったなどと虚偽の申請をして、持続化給付金計6400万円をだまし取ったとされる。
木下被告は仲間と共謀して、札幌市内でセミナーなどと称して給付金の不正受給の手口を指南したり、「ボーナスを渡す」との誘い文句で、虚偽申請の協力者を募っていたとされる。虚偽の申請をしたのは64人にのぼり、木下被告は最初の起訴後、14回にわたり追起訴されていた。
判決で古川裁判官は、「簡易迅速な給付を優先させた給付金の制度設計を利用し、多額の被害を生じさせた」と非難。また、2021年1月に、木下被告が特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」組員に、用心棒代として4万円を渡したとする北海道暴力団排除条例違反も認定した。
北海道警は、2021年4月に木下被告ら11人を詐欺容疑で逮捕。その後の捜査から、一連の詐欺事件には約150人が関わり、被害総額は約1億5千万円にのぼり、詐取した金の一部が暴力団に流れたとみている。
札幌地裁で28日、北海道札幌ススキノの飲食店グループを舞台にした国の新型コロナウイルス対策「持続化給付金」の組織的な詐欺事件で、詐欺などの罪に問われた主犯格グループ代表・木下大夢被告(32)の判決公判が開かれ、古川善敬裁判官は、「組織的かつ計画的な犯行で極めて悪質」として、懲役5年6カ月(求刑懲役8年)を言い渡した。

札幌地方裁判所
持続化給付金は、新型コロナの影響で減収した中小法人や個人事業者を支援する国の制度で、木下被告は2020年6~9月、自身が経営する会社の従業員や同業者、税理士事務所職員らと共謀して、事業収入が減ったなどと虚偽の申請をして、持続化給付金計6400万円をだまし取ったとされる。
木下被告は仲間と共謀して、札幌市内でセミナーなどと称して給付金の不正受給の手口を指南したり、「ボーナスを渡す」との誘い文句で、虚偽申請の協力者を募っていたとされる。虚偽の申請をしたのは64人にのぼり、木下被告は最初の起訴後、14回にわたり追起訴されていた。
判決で古川裁判官は、「簡易迅速な給付を優先させた給付金の制度設計を利用し、多額の被害を生じさせた」と非難。また、2021年1月に、木下被告が特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」組員に、用心棒代として4万円を渡したとする北海道暴力団排除条例違反も認定した。
北海道警は、2021年4月に木下被告ら11人を詐欺容疑で逮捕。その後の捜査から、一連の詐欺事件には約150人が関わり、被害総額は約1億5千万円にのぼり、詐取した金の一部が暴力団に流れたとみている。
女性の携帯電話盗み暗証番号を聞くため脅して暴行 山口組系「旭導会」組員を逮捕
北海道警旭川中央署は、北海道旭川市の自宅で女性の携帯電話を盗み出し、暗証番号を聞くため女性の顔を殴るなどの暴行を加えたなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目旭導会」組員・日野友紀容疑者(50)=旭川市東光12条2丁目=を事後強盗と強要の疑いで逮捕した。調べに対し、日野容疑者は「携帯を盗んだつもりはない」などと一部容疑を否認している。

北海道警旭川中央警察署
日野容疑者は今年1月31日、自宅で包丁を持ちながら40代女性の携帯電話を盗み出し、携帯電話の中身を見せるよう要求。女性が拒否したところ、日野容疑者は女性の髪をつかんで引っ張り、顔を殴るなどの暴行を加え、「暗証番号を教えなかったら刺すぞ」などと脅した疑いが持たれている。
日野容疑者と被害者の女性は知人同士で、その後、女性が警察に相談したことで事件が発覚し、逮捕した。同署は、犯行の動機などを詳しく調べている。

北海道警旭川中央警察署
日野容疑者は今年1月31日、自宅で包丁を持ちながら40代女性の携帯電話を盗み出し、携帯電話の中身を見せるよう要求。女性が拒否したところ、日野容疑者は女性の髪をつかんで引っ張り、顔を殴るなどの暴行を加え、「暗証番号を教えなかったら刺すぞ」などと脅した疑いが持たれている。
日野容疑者と被害者の女性は知人同士で、その後、女性が警察に相談したことで事件が発覚し、逮捕した。同署は、犯行の動機などを詳しく調べている。
車内に男性を監禁して暴行 山口組系司興業傘下組員ら2人を逮捕
大分県警は、建設作業員の男性を車中に監禁し「殺すぞ、次逃げたら」などと脅して暴行を加えたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の四次団体で三代目司興業系二代目石川組傘下「北島組」幹部・北島寿幸容疑者(28)と、人材派遣業・小林大輝容疑者(32)=大分市都町=の2人を逮捕監禁の疑いで逮捕した。

大分県警察本部
北島容疑者と小林容疑者は、2022年11月24日午前5時半ごろから午前7時ごろまでの間、熊本県内に身を寄せていた建設作業員の男性(当時39)=大分市=を車に乗せて熊本県内を走行し、「殺すぞ、次逃げたら」などと脅迫して顔面を殴るなどの暴行を加え、不法に監禁した疑いがもたれている。北島容疑者らが被害者男性の居場所をつかみ、車に乗せて大分に連れ戻していたという。
12月になって被害者男性が助けを求めて一般の民家に駆け込み、住人が「暴力団から逃げてきた男を保護している」と警察に通報し、県警が捜査を進めていた。
3人は知人関係で、県警は何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯などについて調べている。

大分県警察本部
北島容疑者と小林容疑者は、2022年11月24日午前5時半ごろから午前7時ごろまでの間、熊本県内に身を寄せていた建設作業員の男性(当時39)=大分市=を車に乗せて熊本県内を走行し、「殺すぞ、次逃げたら」などと脅迫して顔面を殴るなどの暴行を加え、不法に監禁した疑いがもたれている。北島容疑者らが被害者男性の居場所をつかみ、車に乗せて大分に連れ戻していたという。
12月になって被害者男性が助けを求めて一般の民家に駆け込み、住人が「暴力団から逃げてきた男を保護している」と警察に通報し、県警が捜査を進めていた。
3人は知人関係で、県警は何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯などについて調べている。
暴排条項設定の土地・建物を知人名義で購入 弘道会傘下「福島連合」組員ら2人を逮捕
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北海道警滝川署は27日、暴排条項が設定されている建物と土地を、暴力団員が住むことを隠して購入したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」組員で、「二代目正道会」幹部・三浦昭三容疑者(45)と、会社員・山田光一容疑者(44)=滝川市=を詐欺の疑いで逮捕した。同署は、2人の認否を明らかにしていない。

左・三浦昭三容疑者(45)
右・山田光一容疑者(44)
三浦容疑者と山田容疑者は2022年10月ごろ、滝川市本町3丁目にある暴力団員などの反社会的勢力の購入を認めない暴排条項が設定されている一戸建て建物付きの土地を、三浦容疑者が住む目的であることを隠して、山田容疑者の名義で購入した疑いがもたれている。
2人は地元の先輩・後輩の関係で、不動産を購入できない三浦容疑者のために、山田容疑者が自身の名義で建物付きの土地の購入を不動産会社に申し込んでいた。
三浦容疑者は去年6月、滝川市内の飲食店からみかじめ料として現金を脅し取った恐喝の疑いで逮捕されていて、同署が三浦容疑者の身辺捜査をしたところ、逮捕時とは異なる住所だったことから、転居先の建物や土地について調べたところ、事件が発覚した。
同署は、購入した建物が一軒家であることなどから、暴力団事務所を開設しようとしていた疑いもあるとみて、調べを進めている。
北海道警滝川署は27日、暴排条項が設定されている建物と土地を、暴力団員が住むことを隠して購入したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」組員で、「二代目正道会」幹部・三浦昭三容疑者(45)と、会社員・山田光一容疑者(44)=滝川市=を詐欺の疑いで逮捕した。同署は、2人の認否を明らかにしていない。

左・三浦昭三容疑者(45)
右・山田光一容疑者(44)
三浦容疑者と山田容疑者は2022年10月ごろ、滝川市本町3丁目にある暴力団員などの反社会的勢力の購入を認めない暴排条項が設定されている一戸建て建物付きの土地を、三浦容疑者が住む目的であることを隠して、山田容疑者の名義で購入した疑いがもたれている。
2人は地元の先輩・後輩の関係で、不動産を購入できない三浦容疑者のために、山田容疑者が自身の名義で建物付きの土地の購入を不動産会社に申し込んでいた。
三浦容疑者は去年6月、滝川市内の飲食店からみかじめ料として現金を脅し取った恐喝の疑いで逮捕されていて、同署が三浦容疑者の身辺捜査をしたところ、逮捕時とは異なる住所だったことから、転居先の建物や土地について調べたところ、事件が発覚した。
同署は、購入した建物が一軒家であることなどから、暴力団事務所を開設しようとしていた疑いもあるとみて、調べを進めている。
2011年の建設会社社員宅への発砲事件 工藤会系元組員に懲役6年の判決
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福岡地裁小倉支部(渡部五郎裁判長)で27日、2011年5月に福岡県福津市の住宅に拳銃で発砲して玄関ドアなどを壊したとされる元・特定危険指定暴力団・工藤會傘下組員・金森法文被告(57)の判決公判が開かれ、金森被告に対し懲役6年の判決を言い渡した。

福岡地裁小倉支部
金森被告は2011年5月6日午前1時35分頃、ほかの組員など2人と共謀して、建設会社の男性会社員(当時59)の自宅に向け、路上から拳銃で5発発砲して玄関ドアなどを壊したとして銃刀法違反と建造物損壊、器物損壊の罪に問われていた。
当時、住宅には男性社員など家族4人が就寝中だったがケガ人はいなかった。被害にあった男性は、当時、東京に本社を置く準大手ゼネコン九州支店に勤務し、北九州地区や筑豊地区などで建設工事の現場監督をしていた。
判決公判で、渡部裁判長は「人命が失われかねない極めて危険で悪質な行為」と指摘。一方、金森被告が自首したことに触れ「事件の解明に貢献したことは否定できない」と述べ、懲役6年の判決を言い渡した。
福岡地裁小倉支部(渡部五郎裁判長)で27日、2011年5月に福岡県福津市の住宅に拳銃で発砲して玄関ドアなどを壊したとされる元・特定危険指定暴力団・工藤會傘下組員・金森法文被告(57)の判決公判が開かれ、金森被告に対し懲役6年の判決を言い渡した。

福岡地裁小倉支部
金森被告は2011年5月6日午前1時35分頃、ほかの組員など2人と共謀して、建設会社の男性会社員(当時59)の自宅に向け、路上から拳銃で5発発砲して玄関ドアなどを壊したとして銃刀法違反と建造物損壊、器物損壊の罪に問われていた。
当時、住宅には男性社員など家族4人が就寝中だったがケガ人はいなかった。被害にあった男性は、当時、東京に本社を置く準大手ゼネコン九州支店に勤務し、北九州地区や筑豊地区などで建設工事の現場監督をしていた。
判決公判で、渡部裁判長は「人命が失われかねない極めて危険で悪質な行為」と指摘。一方、金森被告が自首したことに触れ「事件の解明に貢献したことは否定できない」と述べ、懲役6年の判決を言い渡した。
飲食店から「みかじめ料」恐喝 稲川会系「高橋組」を家宅捜索
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北海道警白石署は27日、今年1月に飲食店の男性経営者から、みかじめ料として現金1万円を脅し取ったとして指定暴力団・稲川会系「二代目高橋組」幹部・戸田清隆容疑者(49)=千歳市信濃3丁目=が逮捕された事件で、関係先として高橋組の事務所を家宅捜索した。

二代目高橋組を捜索

高橋組が入るマンション

戸田容疑者は今年1月、千歳市で飲食店を経営する30代男性に対し、「土曜日集金に行くぞ、頼むな」などと語気鋭く電話をかけ、同月28日に店付近の路上で、みかじめ料として現金1万円を脅し取った脅し取ったとして、今月22日に逮捕されていた。調べに対し、戸田容疑者は「犯罪事実に書いてある通りの言葉を言っているし、現金1万円を受け取ったことも間違いありません」などと容疑を認めている。
同署は、組織的に他の店からもみかじめ料を脅し取っていたとみて、余罪を含め共犯者などの特定など実態の解明を進めている。
北海道警白石署は27日、今年1月に飲食店の男性経営者から、みかじめ料として現金1万円を脅し取ったとして指定暴力団・稲川会系「二代目高橋組」幹部・戸田清隆容疑者(49)=千歳市信濃3丁目=が逮捕された事件で、関係先として高橋組の事務所を家宅捜索した。

二代目高橋組を捜索

高橋組が入るマンション

戸田容疑者は今年1月、千歳市で飲食店を経営する30代男性に対し、「土曜日集金に行くぞ、頼むな」などと語気鋭く電話をかけ、同月28日に店付近の路上で、みかじめ料として現金1万円を脅し取った脅し取ったとして、今月22日に逮捕されていた。調べに対し、戸田容疑者は「犯罪事実に書いてある通りの言葉を言っているし、現金1万円を受け取ったことも間違いありません」などと容疑を認めている。
同署は、組織的に他の店からもみかじめ料を脅し取っていたとみて、余罪を含め共犯者などの特定など実態の解明を進めている。
覚醒剤と大麻を所持 沖縄署襲撃の旭琉会系「沖島一家」組員を再逮捕
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沖縄県警沖縄署は24日までに、覚醒剤と乾燥大麻をそれぞれ約1グラム所持していたとして、覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の容疑で、指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」組員・岩下侑夢被告(22)=沖縄県南城市玉城親慶原=を再逮捕し、自称無職の同組員(21)=南風原町津嘉山=を逮捕した。岩下被告は覚醒剤取締法違反(使用)の容疑でも再逮捕された。沖縄署は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

沖縄県警沖縄警察署
2人は今年1月17日午後3時55分ごろ、容疑者の同組員(21)の自宅で、覚醒剤成分を含む複数の錠剤と乾燥大麻約1グラムを所持した疑いがもたれている。
岩下被告は、2022年1月に沖縄署周辺に数百人の若者らが詰め掛け、一部が石や卵を庁舎に投げ付けた襲撃事件で、少年らを介して襲撃を主導したなどとして、今年1月17日に暴力行為法違反(集団的器物損壊)の罪で逮捕され、同日の関係先の家宅捜索で発覚した。
沖縄県警沖縄署は24日までに、覚醒剤と乾燥大麻をそれぞれ約1グラム所持していたとして、覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の容疑で、指定暴力団・旭琉會系「二代目沖島一家」組員・岩下侑夢被告(22)=沖縄県南城市玉城親慶原=を再逮捕し、自称無職の同組員(21)=南風原町津嘉山=を逮捕した。岩下被告は覚醒剤取締法違反(使用)の容疑でも再逮捕された。沖縄署は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

沖縄県警沖縄警察署
2人は今年1月17日午後3時55分ごろ、容疑者の同組員(21)の自宅で、覚醒剤成分を含む複数の錠剤と乾燥大麻約1グラムを所持した疑いがもたれている。
岩下被告は、2022年1月に沖縄署周辺に数百人の若者らが詰め掛け、一部が石や卵を庁舎に投げ付けた襲撃事件で、少年らを介して襲撃を主導したなどとして、今年1月17日に暴力行為法違反(集団的器物損壊)の罪で逮捕され、同日の関係先の家宅捜索で発覚した。
絆会系「由仁総業」組長銃撃事件 山口組系一心会傘下元組員に懲役18年を求刑
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津地方裁判所で24日、2022年5月に三重県伊賀市で指定暴力団・絆會系「由仁総業」の谷奥由浩組長を拳銃で撃ち、殺害しようとしたとして殺人未遂などの罪に問われている、当時・特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目一心会傘下「芦川会」組員・清水勇介被告(27)=茨城県水戸市=の初公判が開かれ、検察側は懲役18年を求刑した。

清水勇介被告(逮捕当時)
事件当時、芦川会組員だった清水被告は2022年5月10日午前11時半ごろ、伊賀市内の病院の駐車場で谷奥組長の足などを拳銃で撃ち、殺害しようとした罪に問われている。清水被告は、事件の4日後の14日午後に千葉県内の警察署に出頭した。
24日の公判で検察側は、「日中の病院の駐車場で敢行され、第三者を巻き込みかねない危険で悪質な犯行」などとして、清水被告に懲役18年を求刑した。
一方、弁護側は「足などを狙っていて、殺意は未必の故意にとどまる」などと主張した。清水被告は「拳銃を撃ってケガを負わせたことに間違いないが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認していた。
判決は3月20日に言い渡される予定。
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清水勇介被告(逮捕当時)
事件当時、芦川会組員だった清水被告は2022年5月10日午前11時半ごろ、伊賀市内の病院の駐車場で谷奥組長の足などを拳銃で撃ち、殺害しようとした罪に問われている。清水被告は、事件の4日後の14日午後に千葉県内の警察署に出頭した。
24日の公判で検察側は、「日中の病院の駐車場で敢行され、第三者を巻き込みかねない危険で悪質な犯行」などとして、清水被告に懲役18年を求刑した。
一方、弁護側は「足などを狙っていて、殺意は未必の故意にとどまる」などと主張した。清水被告は「拳銃を撃ってケガを負わせたことに間違いないが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認していた。
判決は3月20日に言い渡される予定。
カナダから海上貨物に乾燥大麻300キロを隠し密輸 男2人を逮捕
茨城県警薬物銃器対策課と高萩署、神奈川、愛知県警、横浜税関などの合同捜査本部は21日までに、カナダから海上貨物に隠して乾燥大麻約300キロを密輸したとして、無職・伊佐遼也容疑者(27)=住所不定=と、塗装工・鈴木貴之容疑者(27)=群馬県前橋市文京町3=を大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕した。合同捜査本部は今後の捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていない。

乾燥大麻300キロを密輸
2人は群馬県出身の知人同士で、数人の仲間と共謀して2022年1月19日、カナダ・バンクーバー発の海上貨物コンテナに燃料用の木質ペレットを入れた1000袋超の大きな袋の中に、大麻約300キロ(末端価格約18億円)を521袋に小分けして紛れさせ、密輸入した疑いがもたれている。

押収された乾燥大麻

貨物船はバンクーバーを出港し、横浜港に到着。横浜税関がコンテナごと検査できる大型のX線検査装置などで大麻草を発見し、同月31日に神奈川県警に「輸入貨物内から規制薬物らしき物がある」と情報提供して、捜査を進め、貨物の送り先だったは茨城県北茨城市のリサイクル会社への捜査から2人の関与が浮上した。
警察庁による統計の2021年の1年間に全国で押収された乾燥大麻329.724キロに迫る規模で、横浜税関管内の大麻草の摘発では、2001年にビール缶に隠された394キロが発見されて以来、2番目の押収量となる。
捜査本部は、背後に大がかりな密輸・密売組織があるとみて全容解明を進めている。

乾燥大麻300キロを密輸
2人は群馬県出身の知人同士で、数人の仲間と共謀して2022年1月19日、カナダ・バンクーバー発の海上貨物コンテナに燃料用の木質ペレットを入れた1000袋超の大きな袋の中に、大麻約300キロ(末端価格約18億円)を521袋に小分けして紛れさせ、密輸入した疑いがもたれている。

押収された乾燥大麻

貨物船はバンクーバーを出港し、横浜港に到着。横浜税関がコンテナごと検査できる大型のX線検査装置などで大麻草を発見し、同月31日に神奈川県警に「輸入貨物内から規制薬物らしき物がある」と情報提供して、捜査を進め、貨物の送り先だったは茨城県北茨城市のリサイクル会社への捜査から2人の関与が浮上した。
警察庁による統計の2021年の1年間に全国で押収された乾燥大麻329.724キロに迫る規模で、横浜税関管内の大麻草の摘発では、2001年にビール缶に隠された394キロが発見されて以来、2番目の押収量となる。
捜査本部は、背後に大がかりな密輸・密売組織があるとみて全容解明を進めている。
特殊詐欺グループの「受け子」リクルーター 住吉会傘下組員を逮捕
群馬県警組織犯罪対策課と前橋東署などは21日、指定暴力団・住吉会傘下組員(23)=群馬県伊勢崎市=を詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで逮捕した。調べに対し、「分かりません」などと否認している。

群馬県警察本部
組員は仲間と共謀して今年1月19日午前11時ごろ、前橋市内の女性(75)方に息子を装って現金を求めるウソの電話を複数回かけ、同日午後1時45分ごろ、女性方を訪れた仲間の男が現金180万円をだまし取り、同市内の駅構内にあるコインロッカーに隠した疑い。
同日、現金を受け取るために女性方を訪れ、現行犯逮捕された男の捜査などから組員の関与が浮上した。組員は受け子を勧誘する「リクルーター役」だったとみられている。

群馬県警察本部
組員は仲間と共謀して今年1月19日午前11時ごろ、前橋市内の女性(75)方に息子を装って現金を求めるウソの電話を複数回かけ、同日午後1時45分ごろ、女性方を訪れた仲間の男が現金180万円をだまし取り、同市内の駅構内にあるコインロッカーに隠した疑い。
同日、現金を受け取るために女性方を訪れ、現行犯逮捕された男の捜査などから組員の関与が浮上した。組員は受け子を勧誘する「リクルーター役」だったとみられている。
「K2グループ」幹部から違法収益で購入の贈り物を収受 山口組傘下組長を逮捕
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愛知・三重の両県警合同捜査本部は、今年1月に摘発された三重県内最大とみられる風俗店グループ「K2グループ」の幹部らから、違法収益で購入した贈り物を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目心腹会傘下「金津組」組長・金津朋大容疑者(39)=三重県四日市市=と、「K2グループ」の幹部らあわせて4人を逮捕した。

「K2グループ」の押収品
金津容疑者は、2022年に「K2グループ」幹部らから、違法な収益で購入した洋服などの贈り物を受け取ったり、キャバクラ店の収益を受け取っていたなど組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いが持たれている。
「K2グループ」をめぐっては今年1月、違法な客引き行為を行ったとして幹部ら15人が風営法違反などの疑いで逮捕され、その後、不法残留ベトナム人の男ら3人を三重県四日市市のキャバクラ店で働かせたとして再逮捕されていた。
また「K2グループ」のメンバーとみられる2人が、名古屋市中区のたこ焼き店でコカインを所持した疑いでも逮捕され、店を隠れみのにした違法薬物の密売にも関わっていた疑いがあるという。
すでに逮捕されたグループのメンバーは30人以上にのぼり、警察が実態解明を進めるとともに、暴力団との関係について詳しく調べている。
愛知・三重の両県警合同捜査本部は、今年1月に摘発された三重県内最大とみられる風俗店グループ「K2グループ」の幹部らから、違法収益で購入した贈り物を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目心腹会傘下「金津組」組長・金津朋大容疑者(39)=三重県四日市市=と、「K2グループ」の幹部らあわせて4人を逮捕した。

「K2グループ」の押収品
金津容疑者は、2022年に「K2グループ」幹部らから、違法な収益で購入した洋服などの贈り物を受け取ったり、キャバクラ店の収益を受け取っていたなど組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いが持たれている。
「K2グループ」をめぐっては今年1月、違法な客引き行為を行ったとして幹部ら15人が風営法違反などの疑いで逮捕され、その後、不法残留ベトナム人の男ら3人を三重県四日市市のキャバクラ店で働かせたとして再逮捕されていた。
また「K2グループ」のメンバーとみられる2人が、名古屋市中区のたこ焼き店でコカインを所持した疑いでも逮捕され、店を隠れみのにした違法薬物の密売にも関わっていた疑いがあるという。
すでに逮捕されたグループのメンバーは30人以上にのぼり、警察が実態解明を進めるとともに、暴力団との関係について詳しく調べている。
飲食店経営者からみかじめ料1万円恐喝 稲川会系「高橋組」幹部を逮捕
北海道警白石署は、北海道千歳市にある飲食店の男性経営者から「みかじめ料」として現金1万円を脅し取ったとして、指定暴力団・稲川会系「二代目高橋組」幹部・戸田清隆容疑者(49)=千歳市信濃3丁目=を恐喝の疑いで逮捕した。

北海道警札幌白石警察署
戸田容疑者は今年1月、千歳市で飲食店を経営する30代男性に対し電話で「土曜日集金に行くぞ、頼むな」などと語気鋭く何度か電話をかけ、同月28日に店付近の路上で、みかじめ料として現金1万円を脅し取った疑いがもたれている。
調べに対し、戸田容疑者は「犯罪事実に書いてある通りの言葉を言っているし、現金1万円を受け取ったことも間違いない」と容疑を認めている。
同署は、他の店も同様の被害に遭っていたとみていて、余罪を含め共犯者などの特定など捜査を続けている。

北海道警札幌白石警察署
戸田容疑者は今年1月、千歳市で飲食店を経営する30代男性に対し電話で「土曜日集金に行くぞ、頼むな」などと語気鋭く何度か電話をかけ、同月28日に店付近の路上で、みかじめ料として現金1万円を脅し取った疑いがもたれている。
調べに対し、戸田容疑者は「犯罪事実に書いてある通りの言葉を言っているし、現金1万円を受け取ったことも間違いない」と容疑を認めている。
同署は、他の店も同様の被害に遭っていたとみていて、余罪を含め共犯者などの特定など捜査を続けている。
特殊詐欺:高速道路を走行しながら電話 「かけ子」の男を逮捕
警視庁などは、走行中の車内から電話をかけ現金をだまし取ったとして、無職・木内翼容疑者(25)=住所不詳=を詐欺容疑で逮捕した。調べに対し、木内容疑者は「今は話したくない」と供述している。

警視庁本部
木内容疑者は仲間と共謀して2022年10月、三重県津市在住の80代女性の自宅に孫を装って電話をかけ、「仕事の契約書類をおばあちゃんの家に送ってしまった。契約の関係でお金が必要」などとウソを言って、現金200万円をだまし取った疑いがもたれている。
この特殊詐欺グループは4人組で、摘発を逃れるために車内を拠点としていて、神奈川県内で集合し、車で高速道路を走行しながら電話をかけていた。木内容疑者はウソの電話をかける「かけ子」の役割を担っていて、すでにリーダー格の男を含む全員が逮捕されている。
木内容疑者はこの特殊詐欺グループのメンバーとともに2021年8月~2022年10月にかけて、総額約3千万円の詐欺事件に関与したとみられている。

警視庁本部
木内容疑者は仲間と共謀して2022年10月、三重県津市在住の80代女性の自宅に孫を装って電話をかけ、「仕事の契約書類をおばあちゃんの家に送ってしまった。契約の関係でお金が必要」などとウソを言って、現金200万円をだまし取った疑いがもたれている。
この特殊詐欺グループは4人組で、摘発を逃れるために車内を拠点としていて、神奈川県内で集合し、車で高速道路を走行しながら電話をかけていた。木内容疑者はウソの電話をかける「かけ子」の役割を担っていて、すでにリーダー格の男を含む全員が逮捕されている。
木内容疑者はこの特殊詐欺グループのメンバーとともに2021年8月~2022年10月にかけて、総額約3千万円の詐欺事件に関与したとみられている。
たこ焼きと一緒にコカイン販売 たこ焼き店経営者ら男2人を逮捕
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愛知・三重の両県警合同捜査本部は、愛知県名古屋市のたこ焼き店でコカインを販売目的で所持していたとして、自営業・島津真道容疑者(29)=名古屋市千種区=ら男2人を麻薬取締法違反の容儀で逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

たこ焼き店の押収品

島津容疑者ら2人は今月15日、名古屋市中区栄の自分たちが経営するたこ焼き店で、コカイン約0.7グラムを販売目的で所持した疑いがもたれている。
このたこ焼き店はテイクアウト専門店で、客が決められた「隠語」を伝えると、たこ焼きと一緒にコカインを販売するシステムだったという。
この店は、今年1月に無許可営業で摘発された三重県最大規模の風俗店グループ「K2グループ」の1つで、県警は「K2グループ」の売り上げが暴力団に流れていたとみて調べている。
愛知・三重の両県警合同捜査本部は、愛知県名古屋市のたこ焼き店でコカインを販売目的で所持していたとして、自営業・島津真道容疑者(29)=名古屋市千種区=ら男2人を麻薬取締法違反の容儀で逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

たこ焼き店の押収品

島津容疑者ら2人は今月15日、名古屋市中区栄の自分たちが経営するたこ焼き店で、コカイン約0.7グラムを販売目的で所持した疑いがもたれている。
このたこ焼き店はテイクアウト専門店で、客が決められた「隠語」を伝えると、たこ焼きと一緒にコカインを販売するシステムだったという。
この店は、今年1月に無許可営業で摘発された三重県最大規模の風俗店グループ「K2グループ」の1つで、県警は「K2グループ」の売り上げが暴力団に流れていたとみて調べている。
建設業者にみかじめ料要求 太州会傘下組員らに「中止命令」を発出
福岡県警飯塚署は21日、福岡県内の建設業を営む男性2人にみかじめ料を要求したとして、指定暴力団・太州会傘下組員に対し、暴力団対策法に基づく「中止命令」を発出した。また、組員の知人の男女2人に対しても、暴力的な要求の手助けをしたとして中止命令を出した。

福岡県警飯塚警察署
組員は今年1月9日、福岡県内の建設業を営む男性2人に対し、「今後お前らが何か困ったことがあれば、いつでも俺が助けてやる」などと言ってみかじめ料を要求したという。

福岡県警飯塚警察署
組員は今年1月9日、福岡県内の建設業を営む男性2人に対し、「今後お前らが何か困ったことがあれば、いつでも俺が助けてやる」などと言ってみかじめ料を要求したという。
金品奪う目的で高齢夫婦の家に侵入 稲川会傘下組員ら5人を逮捕
千葉県警山武署は21日までに、金品を奪う目的で高齢夫婦が住む家に侵入したとして、指定暴力団・稲川会傘下組員・横室俊明容疑者(43)=群馬県前橋市上佐鳥町=と、同組員・小池圭祐容疑者(37)=服役中=ら男5人を窃盗未遂と住居侵入の疑いで逮捕した。

横室俊明容疑者(43)
横室容疑者と小池容疑者ら5人は2021年6月18日午前1時50分ごろ、金品を奪う目的で千葉県山武市の高齢夫婦(80代)の住宅に侵入しようとした疑いが持たれている。小池容疑者と横室容疑者の指示で、実行犯4人が玄関を壊して住宅に侵入したところ、女性が物音に気付き、鉢合わせとなったため、そのまま車で逃走した。夫婦にケガはなかった。
県警は、このグループが他にも同様の犯行を繰り返していた可能性もあるとみて、余罪を含め調べを進めている。

横室俊明容疑者(43)
横室容疑者と小池容疑者ら5人は2021年6月18日午前1時50分ごろ、金品を奪う目的で千葉県山武市の高齢夫婦(80代)の住宅に侵入しようとした疑いが持たれている。小池容疑者と横室容疑者の指示で、実行犯4人が玄関を壊して住宅に侵入したところ、女性が物音に気付き、鉢合わせとなったため、そのまま車で逃走した。夫婦にケガはなかった。
県警は、このグループが他にも同様の犯行を繰り返していた可能性もあるとみて、余罪を含め調べを進めている。
営業中のリサイクルショップ強盗 新たに稲川会系「埋地一家」組員を逮捕
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山梨県警は、2021年9月に山梨県笛吹市の営業中のリサイクルショップに押し入り、高級ブランドバッグなどを奪った強盗事件で、新たに指定暴力団・稲川会系「三代目埋地一家」組員・堤克己容疑者(58)を強盗の疑いで逮捕した。この事件で逮捕されたのは5人目。

事件当時のリサイクルショップ

堤容疑者は、既に逮捕・起訴されている埋地一家組員・林弘美容疑者ら仲間と共謀して、2021年9月25日昼ごろに笛吹市石和町にある営業中のリサイクルショップに覆面などをかぶって押し入り、バールでガラス製のショーケースをたたき割るなどして高級ブランド「エルメス」のバックやネックレスなど100点以上、1040万円相当の商品を奪った疑いが持たれている。
山梨県警は、2021年9月に山梨県笛吹市の営業中のリサイクルショップに押し入り、高級ブランドバッグなどを奪った強盗事件で、新たに指定暴力団・稲川会系「三代目埋地一家」組員・堤克己容疑者(58)を強盗の疑いで逮捕した。この事件で逮捕されたのは5人目。

事件当時のリサイクルショップ

堤容疑者は、既に逮捕・起訴されている埋地一家組員・林弘美容疑者ら仲間と共謀して、2021年9月25日昼ごろに笛吹市石和町にある営業中のリサイクルショップに覆面などをかぶって押し入り、バールでガラス製のショーケースをたたき割るなどして高級ブランド「エルメス」のバックやネックレスなど100点以上、1040万円相当の商品を奪った疑いが持たれている。
知人男性に300万円恐喝未遂 合田一家系「一松組」組長を逮捕
山口県警は、知人男性に電話で危害を加えるよう脅して現金300万円を要求したとして、指定暴力団・七代目合田一家本部長で「三代目一松組」組長・片山洋二朗容疑者(67)=山口県宇部市=を恐喝未遂の疑いで逮捕した。

山口県警察本部
片山容疑者は2月20日、50代の知人男性に電話で現金300万円の支払いを要求し、「われ、金ができてなかったら、仕事できんようにしたるぞ」、「わりゃ、殺すからの」、「絶対にミミそろえて持ってこい」などと脅し、要求に応じなければ男性に危害を加えるよう脅した疑いが持たれている。同日、男性が警察に相談したため、未遂に終わった。
調べに対し、片山容疑者は「電話をかけて300万円を要求した事実はあるが、脅した覚えはない」と容疑を否認している。警察は余罪も含め、捜査を進めている。

山口県警察本部
片山容疑者は2月20日、50代の知人男性に電話で現金300万円の支払いを要求し、「われ、金ができてなかったら、仕事できんようにしたるぞ」、「わりゃ、殺すからの」、「絶対にミミそろえて持ってこい」などと脅し、要求に応じなければ男性に危害を加えるよう脅した疑いが持たれている。同日、男性が警察に相談したため、未遂に終わった。
調べに対し、片山容疑者は「電話をかけて300万円を要求した事実はあるが、脅した覚えはない」と容疑を否認している。警察は余罪も含め、捜査を進めている。