ネットバンキング不正送金 新たに「出し子」指示役の稲川会傘下組員を逮捕
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沖縄県警サイバー犯罪対策課など9県警合同捜査本部は17日、インターネットバンキングから不正に送金された金が、沖縄県内のATMから相次いで引き出された事件で、現金を引き出す「出し子」に指示を出すなど不正送金に関与したとして、新たに指定暴力団・稲川会系四代目山川一家傘下「三代目内堀組」組員・寺田涼馬容疑者(23)を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。調べに対し、寺田容疑者は「記憶にない」と容疑を否認している。

沖縄県警察本部
寺田容疑者は2019年10月3日から4日までの間に、インターネットバンキングから不正に現金130万円を送金させ、「出し子」にATMで現金を引き出させた疑いが持たれている。
この事件をめぐっては、これまでに「出し子」やその指示役など合わせて29人が摘発されていて、押収した資料の分析などから寺田容疑者を特定し逮捕した。
この事件では、「スミッシング」と呼ばれるショートメッセージから誘導された「偽サイト」に入力されたIDやパスワードなどの個人情報を盗み取る手口が使われ、被害者は全国17都府県で約130人、被害総額は約9300万円に上り、警察が事件の実態解明を進めている。
沖縄県警サイバー犯罪対策課など9県警合同捜査本部は17日、インターネットバンキングから不正に送金された金が、沖縄県内のATMから相次いで引き出された事件で、現金を引き出す「出し子」に指示を出すなど不正送金に関与したとして、新たに指定暴力団・稲川会系四代目山川一家傘下「三代目内堀組」組員・寺田涼馬容疑者(23)を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。調べに対し、寺田容疑者は「記憶にない」と容疑を否認している。

沖縄県警察本部
寺田容疑者は2019年10月3日から4日までの間に、インターネットバンキングから不正に現金130万円を送金させ、「出し子」にATMで現金を引き出させた疑いが持たれている。
この事件をめぐっては、これまでに「出し子」やその指示役など合わせて29人が摘発されていて、押収した資料の分析などから寺田容疑者を特定し逮捕した。
この事件では、「スミッシング」と呼ばれるショートメッセージから誘導された「偽サイト」に入力されたIDやパスワードなどの個人情報を盗み取る手口が使われ、被害者は全国17都府県で約130人、被害総額は約9300万円に上り、警察が事件の実態解明を進めている。
「神戸山口組」本部ビルが民間の不動産会社に売却
特定抗争指定暴力団・神戸山口組の本部事務所に認定されている兵庫県神戸市中央区二宮町のビルが、今年に入り神戸市内の不動産会社に売却されたことがわかった。2020年1月に暴力団対策法によって「特定抗争指定暴力団」に指定され、「警戒区域」にあるこのビルを含む組事務所への立ち入りは禁止されていた。

神戸山口組の本部ビル

このビルを巡っては2017年10月、淡路市にあった当時の本部事務所が神戸地裁の仮処分決定で使用禁止とされ、神戸市中央区にあるこのビルの権利者名義を、当時の神戸山口組最高幹部に変更して本部事務所を移転、2018年12月に兵庫県公安委員会が神戸山口組の新たな本部事務所と認定し、官報で公示した。その後、さらに名義変更されたが、本部事務所としての認定は継続されていた。
2020年1月、神戸山口組と六代目山口組の抗争激化を受け、暴力団対策法によって「特定抗争指定暴力団」に指定され、神戸市などの「警戒区域」では活動が厳しく規制され、このビルも立ち入りが禁じられていた。
兵庫県警などは、売却の背景などを分析するとともに、神戸山口組の動向を注視し、活動実態の確認や情報収集を進めている。

神戸山口組の本部ビル

このビルを巡っては2017年10月、淡路市にあった当時の本部事務所が神戸地裁の仮処分決定で使用禁止とされ、神戸市中央区にあるこのビルの権利者名義を、当時の神戸山口組最高幹部に変更して本部事務所を移転、2018年12月に兵庫県公安委員会が神戸山口組の新たな本部事務所と認定し、官報で公示した。その後、さらに名義変更されたが、本部事務所としての認定は継続されていた。
2020年1月、神戸山口組と六代目山口組の抗争激化を受け、暴力団対策法によって「特定抗争指定暴力団」に指定され、神戸市などの「警戒区域」では活動が厳しく規制され、このビルも立ち入りが禁じられていた。
兵庫県警などは、売却の背景などを分析するとともに、神戸山口組の動向を注視し、活動実態の確認や情報収集を進めている。
池田組組長の長男名義の住宅に車両特攻 山健組傘下健竜会幹部に懲役3年6か月を求刑
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岡山地裁で17日、2022年10月22日に岡山市南区にある特定抗争指定暴力団・池田組組長の長男名義の住宅に、乗用車をバックして衝突させ、車庫のシャッターを損壊させたとして、建造物損壊の罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下、七代目健竜会幹部で「北本組」組長・北本肇被告(63)の初公判が開かれ、検察は「犯情は悪質」などとして懲役3年6か月を求刑した。

岡山地方裁判所
初公判で、北本被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた上で、「組長本人が住んでいると勘違いしていた」などと述べ、組織的な関与や指示については「無いです」と否定、あくまで個人的な思いからの犯行だったと主張した。
裁判は即日結審し、検察側は「犯情は悪質で再犯が強く懸念される」などとして懲役3年6か月を求刑。一方、弁護側は事実関係について争わず「寛大な処分を」と求めた。判決は3月7日に言い渡される予定。
岡山地裁で17日、2022年10月22日に岡山市南区にある特定抗争指定暴力団・池田組組長の長男名義の住宅に、乗用車をバックして衝突させ、車庫のシャッターを損壊させたとして、建造物損壊の罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下、七代目健竜会幹部で「北本組」組長・北本肇被告(63)の初公判が開かれ、検察は「犯情は悪質」などとして懲役3年6か月を求刑した。

岡山地方裁判所
初公判で、北本被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた上で、「組長本人が住んでいると勘違いしていた」などと述べ、組織的な関与や指示については「無いです」と否定、あくまで個人的な思いからの犯行だったと主張した。
裁判は即日結審し、検察側は「犯情は悪質で再犯が強く懸念される」などとして懲役3年6か月を求刑。一方、弁護側は事実関係について争わず「寛大な処分を」と求めた。判決は3月7日に言い渡される予定。