1枚1万円の「富くじ」作成・販売 山口組系幹部ら5人を逮捕
佐賀県警組織犯罪対策課は30日、抽選で賞金が当たる「富くじ券」を無許可で作成し販売したなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系幹部・古澤吉朗容疑者(52)=神埼市千代田町=と、古澤慎一郎容疑者(44)=佐賀市高木瀬西=ら男5人を富くじ発売などの容疑で逮捕した。捜査に支障があるとして、古澤容疑者らの認否を明らかにしていない。

押収された富くじ券や抽選器

古澤容疑者らは去年8月から今月上旬までの間、現金が当たる1枚1万円の富くじ券を5回にわたりあわせて600枚作製し、そのうち47枚を佐賀県内の男性など7人に無許可で販売したとして、富くじ発売などの容疑が持たれている。
古澤容疑者らは1回につき1から120までの番号が書かれた富くじ券を作っていて、抽選器を回して出てきた玉の番号を当選とする抽選会を開いていた。1等の当選賞金は20万円だったという。抽選会は数カ月に1回開かれ、県内外に50人ほどの客がいて少なくとも500万円の売り上げがあったとみられている。警察は余罪や共犯者など調べを進めている。

押収された富くじ券や抽選器

古澤容疑者らは去年8月から今月上旬までの間、現金が当たる1枚1万円の富くじ券を5回にわたりあわせて600枚作製し、そのうち47枚を佐賀県内の男性など7人に無許可で販売したとして、富くじ発売などの容疑が持たれている。
古澤容疑者らは1回につき1から120までの番号が書かれた富くじ券を作っていて、抽選器を回して出てきた玉の番号を当選とする抽選会を開いていた。1等の当選賞金は20万円だったという。抽選会は数カ月に1回開かれ、県内外に50人ほどの客がいて少なくとも500万円の売り上げがあったとみられている。警察は余罪や共犯者など調べを進めている。
北九州市小倉の住宅発砲事件 主犯格の暴力団組長が無罪主張
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福岡地裁小倉支部で29日、2020年1月に北九州市小倉北区の住宅などに銃弾を撃ち込んだとして銃刀法違反などの罪に問われている暴力団・花岡組組長・花岡康雄こと權康男被告(67)=岐阜県岐阜市・韓国籍=と、組員・山下信二被告(53)=佐賀県武雄市=の初公判が裁判員裁判で開かれ、主犯格とされる權被告は起訴内容を否認し、無罪を主張した。

事件当時の現場周辺

權被告と山下被告ら3人は共謀し、2020年1月に北九州市小倉北区黒原の住宅や車に銃弾あわせて6発を撃ち込んだとして、銃刀法違反など4つの罪に問われている。3人のうち、運転役とされた男は懲役4年の判決が言い渡されている。
初公判で、山下被告は「運転役の男と共謀し拳銃を発砲したことは間違いないが、權被告からの指示はなかった」と起訴内容を一部否認。權被告は、「共謀していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で「權被告は知人に犯行をほのめかす電話をかけるなどしていて共謀関係にある」、「暴力団組長だった權被告が、被害者との金銭トラブルで怒りを募らせ犯行を決意した」と主張した。
福岡地裁小倉支部で29日、2020年1月に北九州市小倉北区の住宅などに銃弾を撃ち込んだとして銃刀法違反などの罪に問われている暴力団・花岡組組長・花岡康雄こと權康男被告(67)=岐阜県岐阜市・韓国籍=と、組員・山下信二被告(53)=佐賀県武雄市=の初公判が裁判員裁判で開かれ、主犯格とされる權被告は起訴内容を否認し、無罪を主張した。

事件当時の現場周辺

權被告と山下被告ら3人は共謀し、2020年1月に北九州市小倉北区黒原の住宅や車に銃弾あわせて6発を撃ち込んだとして、銃刀法違反など4つの罪に問われている。3人のうち、運転役とされた男は懲役4年の判決が言い渡されている。
初公判で、山下被告は「運転役の男と共謀し拳銃を発砲したことは間違いないが、權被告からの指示はなかった」と起訴内容を一部否認。權被告は、「共謀していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で「權被告は知人に犯行をほのめかす電話をかけるなどしていて共謀関係にある」、「暴力団組長だった權被告が、被害者との金銭トラブルで怒りを募らせ犯行を決意した」と主張した。
海外ブランドのコピー商品販売 住吉会系組員ら男女4人を逮捕
千葉県警は28日までに、海外の偽ブランド品などを販売したとして、指定暴力団・住吉会系組員・川上峰央容疑者(50)=住所不詳=、川上容疑者の妻で無職・川上千亜希容疑者(56)=東京都北区赤羽西6=、無職・竹内淑乃容疑者(40)=東京都台東区台東2=、自称会社役員・粉川進容疑者(58)=東京都東村山市富士見町2=の男女4人を商標法違反の疑いで逮捕した。県警は4人の認否を明らかにしていない。

海外ブランドの偽物商品

捜索で約1600点を押収

川上容疑者ら4人は、東京都台東区の店舗やインターネットサイトで、海外ブランドのコピー商品などを安価で販売していた。県警は10月に台東区の店舗から衣類やバッグなど約1600点を押収、銀行口座に不審な取引の痕跡があり、仕入れ先や売り上げなどを捜査していた。
川上峰央容疑者と川上千亜希容疑者の逮捕容疑は仲間と共謀し今年2月、フランスのブランド「ゴヤール(GOYARD) 」のバッグのコピー商品を客に2万400円で販売、竹内容疑者と粉川容疑者は「ナイキ(NIKE)」のスニーカーのコピー商品を2万円で販売し、商標権を侵害した疑いが持たれている。

海外ブランドの偽物商品

捜索で約1600点を押収

川上容疑者ら4人は、東京都台東区の店舗やインターネットサイトで、海外ブランドのコピー商品などを安価で販売していた。県警は10月に台東区の店舗から衣類やバッグなど約1600点を押収、銀行口座に不審な取引の痕跡があり、仕入れ先や売り上げなどを捜査していた。
川上峰央容疑者と川上千亜希容疑者の逮捕容疑は仲間と共謀し今年2月、フランスのブランド「ゴヤール(GOYARD) 」のバッグのコピー商品を客に2万400円で販売、竹内容疑者と粉川容疑者は「ナイキ(NIKE)」のスニーカーのコピー商品を2万円で販売し、商標権を侵害した疑いが持たれている。
神戸山口組幹部射殺の山口組系元組員 控訴棄却で2審も無期懲役
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大阪高等裁判所(和田真裁判長)で29日、2019年に兵庫県尼崎市で対立する特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(当時59)を自動小銃で殺害したとして、殺人や殺人予備などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・安東久徳被告(54)=旧姓・朝比奈久徳=控訴審判決があった。和田真裁判長は無期懲役とした一審・神戸地方裁判所の判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

事件に使われた自動小銃や拳銃

旧姓:朝比奈久徳こと
安東久徳被告(逮捕当時)
弁護側は9月27日の控訴審初公判で、「犯行は個人的なものにもかかわらず、一審判決は暴力団関係者であることを前提としていて、量刑が不当」と主張し、有期刑が相当と控訴していた。
今年2月の神戸地方裁判所での一審判決によると、被告は2019年11月に阪神尼崎駅近くの路上で実弾15発を撃ち、神戸山口組の古川恵一幹部を殺害。さらに別の神戸山口組幹部を殺害しようと自動小銃などを積んだ車で京都市内に移動、発砲事件を受けて警戒していた京都府警南署員が発見。逮捕時には警察官に銃口を向けた。
一審の神戸地方裁判所は、裁判員らに危害が及ぶ恐れがあるとして裁判員裁判の対象から除外。「残虐きわまりない犯行。一般市民にも被害が及びかねなかった」として検察側の求刑通り無期懲役を言い渡した。被告が山口組側への個人的な忠誠心から犯行に及んだと判断していた。
判決で大阪高裁は「強固な殺意に基づく極めて危険な態様だ」と非難。組織的な背景を否定し、有期の懲役刑が相当とした被告側の主張を「自動小銃を使った犯行態様は周囲を巻き込む危険性が極めて高く非常識極まりない。暴力団組織に所属していたとしても、量刑は無期懲役以上しか考えられない」と断じた。
大阪高等裁判所(和田真裁判長)で29日、2019年に兵庫県尼崎市で対立する特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(当時59)を自動小銃で殺害したとして、殺人や殺人予備などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・安東久徳被告(54)=旧姓・朝比奈久徳=控訴審判決があった。和田真裁判長は無期懲役とした一審・神戸地方裁判所の判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。

事件に使われた自動小銃や拳銃

旧姓:朝比奈久徳こと
安東久徳被告(逮捕当時)
弁護側は9月27日の控訴審初公判で、「犯行は個人的なものにもかかわらず、一審判決は暴力団関係者であることを前提としていて、量刑が不当」と主張し、有期刑が相当と控訴していた。
今年2月の神戸地方裁判所での一審判決によると、被告は2019年11月に阪神尼崎駅近くの路上で実弾15発を撃ち、神戸山口組の古川恵一幹部を殺害。さらに別の神戸山口組幹部を殺害しようと自動小銃などを積んだ車で京都市内に移動、発砲事件を受けて警戒していた京都府警南署員が発見。逮捕時には警察官に銃口を向けた。
一審の神戸地方裁判所は、裁判員らに危害が及ぶ恐れがあるとして裁判員裁判の対象から除外。「残虐きわまりない犯行。一般市民にも被害が及びかねなかった」として検察側の求刑通り無期懲役を言い渡した。被告が山口組側への個人的な忠誠心から犯行に及んだと判断していた。
判決で大阪高裁は「強固な殺意に基づく極めて危険な態様だ」と非難。組織的な背景を否定し、有期の懲役刑が相当とした被告側の主張を「自動小銃を使った犯行態様は周囲を巻き込む危険性が極めて高く非常識極まりない。暴力団組織に所属していたとしても、量刑は無期懲役以上しか考えられない」と断じた。
みかじめ料総額2500万円超 キャバクラ店経営者と稲川会系幹部に勧告
神奈川県警暴力団対策課は26日、暴力団に現金を提供したとして飲食店経営の男性(36)に利益供与をしないよう、また指定暴力団・稲川会系組幹部(44)に利益供与を受けないよう、県公安委員会が県暴力団排除条例に基づきそれぞれ勧告した。

神奈川県警察本部
男性経営者は稲川会系員に2019年から2021年までの間、毎年1月上旬頃に3回にわたり、神奈川県内で経営するキャバクラ店のみかじめ料名目で現金計504万円を提供。男性経営者は事情聴取に対して2007年に店を開業する際、稲川会系組員が訪ねてきたことをきっかけに、みかじめ料を支払ってきたと説明。「地元の暴力団にみかじめ料を払っておけば、ほかの暴力団組織が店に来ないだろうと思った」などとも話している。
これまで男性経営者から稲川会側に提供された金額は総額2500万円を超えるとみられている。

神奈川県警察本部
男性経営者は稲川会系員に2019年から2021年までの間、毎年1月上旬頃に3回にわたり、神奈川県内で経営するキャバクラ店のみかじめ料名目で現金計504万円を提供。男性経営者は事情聴取に対して2007年に店を開業する際、稲川会系組員が訪ねてきたことをきっかけに、みかじめ料を支払ってきたと説明。「地元の暴力団にみかじめ料を払っておけば、ほかの暴力団組織が店に来ないだろうと思った」などとも話している。
これまで男性経営者から稲川会側に提供された金額は総額2500万円を超えるとみられている。
恐喝未遂で弘道会傘下幹部ら逮捕・送検 建設会社を家宅捜索
宮城県警は、男性から現金を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組幹部、佐々木学容疑者(42)=宮城県名取市下余田=と、建設会社役員・根岸敬容疑者(51)=仙台市若林区かすみ町=の2人を恐喝未遂の疑いで逮捕・送検し、26日に根岸容疑者が経営する建設会社を家宅捜索した。

事件現場の建設会社

佐々木容疑者ら2人は今年10月27日、根岸容疑者が経営する建設会社内で、男性(30)に対して「一括でなければだめだ」「無理だったら考えろ、どうするか結果を出していけ」などと言って、現金630万円を要求した疑いが持たれている。男性が警察に届け出たため事件が発覚、未遂に終わった。県警は「捜査に支障がある」として、2人の認否を明らかにしていない。

事件現場の建設会社

佐々木容疑者ら2人は今年10月27日、根岸容疑者が経営する建設会社内で、男性(30)に対して「一括でなければだめだ」「無理だったら考えろ、どうするか結果を出していけ」などと言って、現金630万円を要求した疑いが持たれている。男性が警察に届け出たため事件が発覚、未遂に終わった。県警は「捜査に支障がある」として、2人の認否を明らかにしていない。
池田組傘下組長を襲撃の2人 執行猶予付きの有罪判決
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宮崎地裁(角田康洋裁判長)で25日、去年9月に宮崎市の駐車場で、当時、特定抗争指定暴力団・神戸山口組から離脱した池田組系「志龍会」幹部で傘下組織組長を刃物で刺したとして、傷害の罪に問われているいずれも大分県の建設業・後藤陽祐被告(40)=大分県大分市=と、山本勝美被告(56)=大分県別府市=の2人の判決公判が行われ、宮崎地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

宮崎地方裁判所
2人は、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」幹部で、「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告と共謀のうえ、2020年9月に宮崎市の駐車場で「志龍会」傘下組長を出刃包丁で突き刺しケガをさせた傷害の罪に問われていた。
角田康洋裁判長は「犯行は危険で悪質であり被害結果も大きい」などとして後藤被告に懲役2年6か月・執行猶予3年、山本被告に懲役1年4か月・執行猶予3年の判決を言い渡した。
宮崎地裁(角田康洋裁判長)で25日、去年9月に宮崎市の駐車場で、当時、特定抗争指定暴力団・神戸山口組から離脱した池田組系「志龍会」幹部で傘下組織組長を刃物で刺したとして、傷害の罪に問われているいずれも大分県の建設業・後藤陽祐被告(40)=大分県大分市=と、山本勝美被告(56)=大分県別府市=の2人の判決公判が行われ、宮崎地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

宮崎地方裁判所
2人は、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」幹部で、「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告と共謀のうえ、2020年9月に宮崎市の駐車場で「志龍会」傘下組長を出刃包丁で突き刺しケガをさせた傷害の罪に問われていた。
角田康洋裁判長は「犯行は危険で悪質であり被害結果も大きい」などとして後藤被告に懲役2年6か月・執行猶予3年、山本被告に懲役1年4か月・執行猶予3年の判決を言い渡した。
"車庫飛ばし"で会長親子を逮捕 「福島連合」事務所を家宅捜索
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北海道警は25日午前、本来住んでいない住所を書いた転入・転居届を出したうえ、車の保管場所の使用許諾を得る、いわゆる「車庫とばし」をしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会幹部で「福島連合」会長・福島康正容疑者(78)=札幌市中央区円山西町5丁目=と、息子の福島裕太容疑者(29)=同区南20条西12丁目=の親子2人が逮捕されたことを受け、「福島連合」本部事務所の家宅捜索を行った。

福島連合の家宅捜索

息子の福島裕太容疑者は2020年8月下旬ごろから2021年2月初旬までの間に、札幌市中央区役所に自分が本来住んでいない、父親の福島康正容疑者の住所・札幌市中央区円山西町5丁目への転入・転居届を提出し、北海道運輸局札幌運輸支局に対して、ウソの住所を記載した「車両保管場所」の変更登録申請書を提出するなどした疑いがもたれている。
父親の福島康正容疑者は、息子の裕太容疑者が「車両保管場所」の住所を変更する際に、車の保管場所使用承諾証明書(車庫証明)に署名し、犯行を幇助した疑いがもたれている。
道警は、裕太容疑者が車を購入したものの自宅で車庫証明が取得できなかったため、親子で犯行に及んだとみて組織的な関与がなかったかなど捜査をすすめている。
北海道警は25日午前、本来住んでいない住所を書いた転入・転居届を出したうえ、車の保管場所の使用許諾を得る、いわゆる「車庫とばし」をしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会幹部で「福島連合」会長・福島康正容疑者(78)=札幌市中央区円山西町5丁目=と、息子の福島裕太容疑者(29)=同区南20条西12丁目=の親子2人が逮捕されたことを受け、「福島連合」本部事務所の家宅捜索を行った。

福島連合の家宅捜索

息子の福島裕太容疑者は2020年8月下旬ごろから2021年2月初旬までの間に、札幌市中央区役所に自分が本来住んでいない、父親の福島康正容疑者の住所・札幌市中央区円山西町5丁目への転入・転居届を提出し、北海道運輸局札幌運輸支局に対して、ウソの住所を記載した「車両保管場所」の変更登録申請書を提出するなどした疑いがもたれている。
父親の福島康正容疑者は、息子の裕太容疑者が「車両保管場所」の住所を変更する際に、車の保管場所使用承諾証明書(車庫証明)に署名し、犯行を幇助した疑いがもたれている。
道警は、裕太容疑者が車を購入したものの自宅で車庫証明が取得できなかったため、親子で犯行に及んだとみて組織的な関与がなかったかなど捜査をすすめている。
親の住所で"車庫飛ばし" 弘道会傘下「福島連合」会長と息子を逮捕
北海道警中央署は23日、本来住んでいない住所を書いた転入・転居届を出したうえ、車の保管場所の使用許諾を得る、いわゆる「車庫飛ばし」をしたとして、自称・自営業・福島裕太容疑者(29)=札幌市中央区=と、父親で特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会幹部で「福島連合」会長・福島康正容疑者(78)の親子2人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用・同幇助の疑いで逮捕した。

北海道警中央警察署
息子の福島裕太容疑者は2020年8月下旬ごろから2021年2月初旬までの間に、札幌市中央区役所に自分が本来住んでいない、父親の福島康正容疑者の住所・札幌市中央区円山西町5丁目への転入・転居届を提出し、北海道運輸局札幌運輸支局に対して、ウソの住所を記載した「車両保管場所」の変更登録申請書を提出するなどした疑いがもたれている。
父親の福島康正容疑者は、息子の裕太容疑者が「車両保管場所」の住所を変更する際に、車の保管場所使用承諾証明書(車庫証明)に署名し、犯行を幇助した疑いがもたれている。
約半年後の2021年2月、裕太容疑者は本来の住所である札幌市中央区南20条西12丁目への転入・転出届を再提出していた。道警は2人の認否を明らかにしていないが、動機や余罪についても調べを進めている。

北海道警中央警察署
息子の福島裕太容疑者は2020年8月下旬ごろから2021年2月初旬までの間に、札幌市中央区役所に自分が本来住んでいない、父親の福島康正容疑者の住所・札幌市中央区円山西町5丁目への転入・転居届を提出し、北海道運輸局札幌運輸支局に対して、ウソの住所を記載した「車両保管場所」の変更登録申請書を提出するなどした疑いがもたれている。
父親の福島康正容疑者は、息子の裕太容疑者が「車両保管場所」の住所を変更する際に、車の保管場所使用承諾証明書(車庫証明)に署名し、犯行を幇助した疑いがもたれている。
約半年後の2021年2月、裕太容疑者は本来の住所である札幌市中央区南20条西12丁目への転入・転出届を再提出していた。道警は2人の認否を明らかにしていないが、動機や余罪についても調べを進めている。
特殊詐欺事件:和解金全額支払いで住吉会側と和解が成立
東京地裁で22日、指定暴力団・住吉会傘下組員が関与した特殊詐欺事件で、被害に遭った女性3人が住吉会元トップらに暴力団対策法上の責任があるとして約478万円の損害賠償を求めていた訴訟の和解が成立した。全国で提訴されている特殊詐欺事件訴訟で裁判上の和解は3例目。住吉会の前会長らが原告の女性3人に合わせて約301万円の和解金を払う内容で、既に全額支払われた。

東京地方裁判所
2017年8月から9月にかけて被害に遭ったのは、いずれも首都圏在住の70代女性で今年4月、住吉会の関功前会長と、福田晴瞭元会長に対しては暴対法に基づき、住吉会傘下組員2人には共同不法行為責任に基づき提訴した。組員2人は詐欺グループの統制役で18年5月に埼玉県警に逮捕され、19年2月にいずれも詐欺、窃盗罪で有罪判決を受けていた。

東京地方裁判所
2017年8月から9月にかけて被害に遭ったのは、いずれも首都圏在住の70代女性で今年4月、住吉会の関功前会長と、福田晴瞭元会長に対しては暴対法に基づき、住吉会傘下組員2人には共同不法行為責任に基づき提訴した。組員2人は詐欺グループの統制役で18年5月に埼玉県警に逮捕され、19年2月にいずれも詐欺、窃盗罪で有罪判決を受けていた。
自宅の雨どいに約380万円相当の覚醒剤 工藤会系組幹部を逮捕
福岡県警は22日、北九州市を拠点に覚醒剤の密売を繰り返したなどとして、特定危険指定暴力団・工藤会系組幹部・木村道直被告(57)=北九州市八幡東区春の町3丁目=と、密売グループメンバーや客ら計16人を覚醒剤取締法違反などの容疑で逮捕、福岡地検小倉支部に送検し捜査を終了したと発表した。福岡地検小倉支部は10月、木村被告が密売を何度も繰り返したとして、訴因変更し、より罰則が重い麻薬特例法違反でも起訴した。木村被告は大筋で容疑を認めているという。

福岡県警察本部
薬物銃器対策課によると、木村被告は6月24日、北九州市八幡東区で、覚醒剤約2グラムを長崎市内の男宛てに宅配便で送ったほか、昨年11月~6月に福岡、香川、長崎など6県の客に密売したなどとして、計7回逮捕された。客14人が覚醒剤の譲り受けの容疑などで逮捕、知人の女も木村容疑者と共謀した疑いで逮捕された。
木村被告の自宅で覚醒剤約62.8グラム(末端価格約378万円)、未使用の注射器や計量器、売り上げとみられる現金約160万円などを押収した。家宅捜索では室内から覚醒剤が見つからなかったが、部屋の窓を開けた捜査員が、裏手の家の擁壁に足場のような跡を発見。よじ登って木村被告宅の雨どいのフタを外すと、食品保存容器3箱にポリ袋計80個に小分けにされた覚醒剤を発見した。

福岡県警察本部
薬物銃器対策課によると、木村被告は6月24日、北九州市八幡東区で、覚醒剤約2グラムを長崎市内の男宛てに宅配便で送ったほか、昨年11月~6月に福岡、香川、長崎など6県の客に密売したなどとして、計7回逮捕された。客14人が覚醒剤の譲り受けの容疑などで逮捕、知人の女も木村容疑者と共謀した疑いで逮捕された。
木村被告の自宅で覚醒剤約62.8グラム(末端価格約378万円)、未使用の注射器や計量器、売り上げとみられる現金約160万円などを押収した。家宅捜索では室内から覚醒剤が見つからなかったが、部屋の窓を開けた捜査員が、裏手の家の擁壁に足場のような跡を発見。よじ登って木村被告宅の雨どいのフタを外すと、食品保存容器3箱にポリ袋計80個に小分けにされた覚醒剤を発見した。
ネット銀行口座開設しキャッシュカード詐取 絆會幹部ら2人を逮捕
北海道警西署は22日までに、他人に譲渡する目的でインターネット銀行で普通預金口座の開設を申し込み、キャッシュカードをだまし取ったとして、会社役員の男(51)=北海道札幌市西区=と、キャッシュカードを譲り受けた指定暴力団・絆會幹部(46)=札幌市中央区=を詐欺の疑いで逮捕した。

北海道警西警察署
2人は共謀し、1月31日に譲渡目的を隠してインターネット銀行「ジャパンネット銀行(現PayPay銀行)」の普通預金口座を開設を申し込み、3月4日ごろにキャッシュカードをだまし取った疑いがもたれている。
6月15日に札幌市内で警察官が絆會幹部に職務質問して持ち物検査をしたところ、キャッシュカードが幹部名義ではなかったため調べを進め、会社役員の関与も浮上。容疑が固まったため22日までに2人を逮捕した。

北海道警西警察署
2人は共謀し、1月31日に譲渡目的を隠してインターネット銀行「ジャパンネット銀行(現PayPay銀行)」の普通預金口座を開設を申し込み、3月4日ごろにキャッシュカードをだまし取った疑いがもたれている。
6月15日に札幌市内で警察官が絆會幹部に職務質問して持ち物検査をしたところ、キャッシュカードが幹部名義ではなかったため調べを進め、会社役員の関与も浮上。容疑が固まったため22日までに2人を逮捕した。
神奈川県公安委:稲川会系幹部と不動産会社の取締役に勧告
神奈川県公安委員会は、指定暴力団・稲川会系幹部に土地を供与したとして、、不動産会社の取締役の男性(70)に利益供与をしないよう、また稲川会系幹部(70)に利益供与を受けないよう、神奈川県暴力団排除条例に基づきそれぞれ勧告した。
取締役の男性は5月上旬から同月28日までの間、稲川会系幹部が横浜市中区内の土地を組事務所の駐車場として購入するに当たり、不動産売買契約を知人の宅地建物取引業者に依頼したうえ、本来は稲川会系幹部が取締役の男性に支払うべき仲介手数料102万円を無料にしたという。
取締役の男性は「稲川会系幹部とは6、7年前に知人の紹介で知り合った」などと説明。2人はいずれも勧告を受け入れた。
取締役の男性は5月上旬から同月28日までの間、稲川会系幹部が横浜市中区内の土地を組事務所の駐車場として購入するに当たり、不動産売買契約を知人の宅地建物取引業者に依頼したうえ、本来は稲川会系幹部が取締役の男性に支払うべき仲介手数料102万円を無料にしたという。
取締役の男性は「稲川会系幹部とは6、7年前に知人の紹介で知り合った」などと説明。2人はいずれも勧告を受け入れた。
還付金詐欺事件で組員逮捕 極東会本部を家宅捜索
大阪府警は22日、保険料の還付があると市役所職員になりすまし、大阪府の女性から約30万円をだまし取った特殊詐欺事件の関係先として、指定暴力団・極東会の本部事務所を電子計算機使用詐欺容疑などで家宅捜索した。

極東会本部を家宅捜索
今年10月に大阪府の60代女性に「保険料の還付があります」と市役所職員などをかたりウソの電話かけ、約30万円を振り込み送金させ、だまし取られる事件が発生。府警は、千葉県船橋市内のコンビニエンスストアで、現金自動預払機から現金を引き出したとして、10月に極東会傘下組員・田中孝広容疑者(50)を電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で逮捕・起訴していた。
府警は、極東会の組織的関与の可能性を視野に調べている。

極東会本部を家宅捜索
今年10月に大阪府の60代女性に「保険料の還付があります」と市役所職員などをかたりウソの電話かけ、約30万円を振り込み送金させ、だまし取られる事件が発生。府警は、千葉県船橋市内のコンビニエンスストアで、現金自動預払機から現金を引き出したとして、10月に極東会傘下組員・田中孝広容疑者(50)を電子計算機使用詐欺、窃盗の容疑で逮捕・起訴していた。
府警は、極東会の組織的関与の可能性を視野に調べている。
覚醒剤を営利目的で所持 稲川会系「林一家」傘下組員を逮捕
神奈川県警薬物銃器対策課は19日までに、営利目的で覚醒剤約87.7グラム(末端価格約500万円)を所持したとして、指定暴力団・稲川会系「五代目林一家」傘下「平栗組」組員・上原俊輔容疑者(33)=横浜市南区若宮町=と、平栗組幹部・大平達也容疑者(50)=南区八幡町=、同幹部・舟橋誠一容疑者(50)、三宅孝幸容疑者(54)ら4人を覚醒剤取締法違反(営利目的共同所持)の疑いで逮捕した。捜査に支障があるとして4人の認否は明らかにしていない。

覚醒剤を営利目的所持

押収された覚醒剤など

同課は昨年5月ごろからこれまでに、客として十数人を覚醒剤の所持や使用の疑いで摘発、捜査の過程で上原容疑者らが密売を行っている疑いが浮上した。
今年7月14日午前11時25分ごろ、同課による「平栗組」組事務所の家宅捜索時に、上原容疑者ら4人がポリ袋86袋に小分けされた覚醒剤約87.7グラムを営利目的で所持していたとされる。
捜査員が事務所の捜索に入る直前、室内にいた4人は証拠を隠滅しようとして、覚醒剤や未使用の注射器69本が入っていたカバンを窓から外へ投げ捨てたため、同課は現行犯逮捕を見送り、屋外に落ちていた覚醒剤を回収して裏付け捜査を進めていた。

覚醒剤を営利目的所持

押収された覚醒剤など

同課は昨年5月ごろからこれまでに、客として十数人を覚醒剤の所持や使用の疑いで摘発、捜査の過程で上原容疑者らが密売を行っている疑いが浮上した。
今年7月14日午前11時25分ごろ、同課による「平栗組」組事務所の家宅捜索時に、上原容疑者ら4人がポリ袋86袋に小分けされた覚醒剤約87.7グラムを営利目的で所持していたとされる。
捜査員が事務所の捜索に入る直前、室内にいた4人は証拠を隠滅しようとして、覚醒剤や未使用の注射器69本が入っていたカバンを窓から外へ投げ捨てたため、同課は現行犯逮捕を見送り、屋外に落ちていた覚醒剤を回収して裏付け捜査を進めていた。
「闇スロット」違法賭博店 店長と客3人を現行犯逮捕
栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮東署は17日、宇都宮市宿郷1丁目の違法賭博店「ベネチアン」を捜査員約50人態勢で家宅捜索し、ゲーム機賭博店店長・竹沢隆久容疑者(67)=宇都宮市平松本町=を常習賭博の疑いで、25歳~42歳の男性客3人を単純賭博の疑いでそれぞれ現行犯逮捕した。

押収されたゲーム機など
竹沢容疑者は17日午前0時30分頃、違法賭博店「ベネチアン」で、客3人にスロット機で金をかけた賭博をさせた疑い。客の男3人は、同日時に店内で賭博をした疑い。4人とも容疑を認めている。
「ベネチアン」は会員制で、雑居ビルの2階に看板を掲げずに午後9時から翌日の昼頃まで営業していたとみられ、入店客を玄関のカメラで確認して出入りを監視していた。店内にはスロット機14台と、ポーカーなどのゲーム機計6台が設置されていた。
県警は暴力団の関与や経営実態について捜査を進めている。

押収されたゲーム機など
竹沢容疑者は17日午前0時30分頃、違法賭博店「ベネチアン」で、客3人にスロット機で金をかけた賭博をさせた疑い。客の男3人は、同日時に店内で賭博をした疑い。4人とも容疑を認めている。
「ベネチアン」は会員制で、雑居ビルの2階に看板を掲げずに午後9時から翌日の昼頃まで営業していたとみられ、入店客を玄関のカメラで確認して出入りを監視していた。店内にはスロット機14台と、ポーカーなどのゲーム機計6台が設置されていた。
県警は暴力団の関与や経営実態について捜査を進めている。
客引き1人3万円のみかじめ料「池袋のルール」 住吉会系幸平一家幹部ら逮捕
警視庁は、東京都豊島区池袋の飲食店から「みかじめ料」を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・住吉会系十三代目幸平一家幹部で「貴幸会」会長・斉藤順平容疑者(63)と、貴幸会幹部・瀬谷貴信容疑者(47)ら4人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。調べに対し4人は容疑を否認しているが、他の複数の店舗から同様の被害相談があり、警視庁が調べを続けている。

斉藤順平容疑者(63)
斉藤容疑者ら4人は去年11月から12月にかけて、池袋駅東口の路上でコンセプトカフェの従業員らに対し「誰に断りを入れてここでキャッチをやっているんだ」、「池袋には池袋のルールがある」、「金を入れないと立てなくなる」などと脅し、経営者の男性(39)を呼び出し、客引き1人あたり3万円のみかじめ料を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

斉藤順平容疑者(63)
斉藤容疑者ら4人は去年11月から12月にかけて、池袋駅東口の路上でコンセプトカフェの従業員らに対し「誰に断りを入れてここでキャッチをやっているんだ」、「池袋には池袋のルールがある」、「金を入れないと立てなくなる」などと脅し、経営者の男性(39)を呼び出し、客引き1人あたり3万円のみかじめ料を脅し取ろうとした疑いが持たれている。