特殊詐欺の使用者責任 賠償金支払いで稲川会と和解成立
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指定暴力団・稲川会系組員が関与した特殊詐欺事件で、使用者責任があるなどとして被害に遭った東北地方の80代女性が、稲川会総裁ら幹部と実行役らに約760万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告弁護団は和解が成立したと明らかにした。
先月、稲川会総裁らが和解申し入れの書類を女性側に提出し、和解金800万円を支払ったため29日に横浜地裁で和解が成立した。

横浜地方裁判所
特殊詐欺の被害にあった女性は2020年2月に、慰謝料や弁護士費用などの損害賠償を求めて稲川会総裁らを相手取って横浜地裁に提訴していた。女性は2017年3月ごろ、息子を名乗る男らからのウソの電話で現金やキャッシュカードを詐取され、計約660万円の被害を受けていた。
指定暴力団・稲川会系組員が関与した特殊詐欺事件で、使用者責任があるなどとして被害に遭った東北地方の80代女性が、稲川会総裁ら幹部と実行役らに約760万円の損害賠償を求めた訴訟で、原告弁護団は和解が成立したと明らかにした。
先月、稲川会総裁らが和解申し入れの書類を女性側に提出し、和解金800万円を支払ったため29日に横浜地裁で和解が成立した。

横浜地方裁判所
特殊詐欺の被害にあった女性は2020年2月に、慰謝料や弁護士費用などの損害賠償を求めて稲川会総裁らを相手取って横浜地裁に提訴していた。女性は2017年3月ごろ、息子を名乗る男らからのウソの電話で現金やキャッシュカードを詐取され、計約660万円の被害を受けていた。
「浪川会」新本部 福岡県公安委が「主たる事務所」として公示
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福岡県公安委員会は28日、大牟田市に拠点を置く指定暴力団・浪川会の旧本部事務所があった大牟田市上官町から、約1キロほど離れた大牟田市八江町にある浪川会傘下組織の組事務所を「主たる事務所」として変更し官報に公示した。

「浪川会」の新本部事務所

抗争の死者を弔う「忠魂碑」

浪川会の旧本部事務所は、福岡県暴力追放運動推進センターが周辺住民に代わって使用禁止を求めた「代理訴訟」で浪川会側が請求を受け入れ合意、事務所は9月に解体し撤去が確認された。
新たな本部事務所は浪川会傘下の組事務所で、敷地面積は876平方メートル、事務所は1990年建築で延べ床面積約160平方メートルの鉄筋コンクリート造り2階建てで、敷地内には過去の抗争での死者を弔う「忠魂碑」も設置されている。現在は暴対法に基づく使用制限命令は出ていない。
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「浪川会」の新本部事務所

抗争の死者を弔う「忠魂碑」

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カラオケ店放火 保険金詐欺で住吉会傘下組員ら2人を再逮捕
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県警捜査4課と狭山署、所沢署は26日、埼玉県所沢市のカラオケ店に放火したとして今月6日に非現住建造物等放火の疑いで逮捕されていた指定暴力団・住吉会傘下組員らが逮捕された事件で、放火に乗じて火災保険金約4530万円をだまし取ったとして、住吉会傘下組員・星健容疑者(45)=所沢市上新井2丁目(別の詐欺罪で起訴)=と、自営業・朝日晶一容疑者(73)=狭山市水野=の2人を再逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

星健容疑者(45)

星容疑者と朝日容疑者は2018年7月6日、朝日容疑者が経営する所所沢市青葉台のカラオケ店「カラオケホールベストパートナー」に火をつけ、第三者による放火で損害を受けたと装い同年10月4日、保険会社から火災保険金計約4530万円をだまし取った疑い。
支払われた保険金は建物や屋内設備の損害金、休業補償などの名目で、朝日容疑者の関係者の口座に振り込まれた。だましとった保険金のうち、約850万円はカラオケ店の入るビルの購入費の返済に、約180万円はカラオケ店のリフォーム代に使われていたという。
県警捜査4課と狭山署、所沢署は26日、埼玉県所沢市のカラオケ店に放火したとして今月6日に非現住建造物等放火の疑いで逮捕されていた指定暴力団・住吉会傘下組員らが逮捕された事件で、放火に乗じて火災保険金約4530万円をだまし取ったとして、住吉会傘下組員・星健容疑者(45)=所沢市上新井2丁目(別の詐欺罪で起訴)=と、自営業・朝日晶一容疑者(73)=狭山市水野=の2人を再逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

星健容疑者(45)

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支払われた保険金は建物や屋内設備の損害金、休業補償などの名目で、朝日容疑者の関係者の口座に振り込まれた。だましとった保険金のうち、約850万円はカラオケ店の入るビルの購入費の返済に、約180万円はカラオケ店のリフォーム代に使われていたという。
銃撃事件の「重要指名手配」 絆会幹部の等身大パネル設置
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警察庁は、長野県宮田村で2020年9月に(当時)指定暴力団・絆会系組長(48)が拳銃で脇腹を撃たれ大ケガを負った事件で、殺人未遂の疑いで指名手配されている絆会若頭で・金沢成樹こと金成行容疑者について、全国警察を挙げての捜査を必要とする「重要指名手配容疑者」とした。

金容疑者の等身大パネル
長野県警も11月の「指名手配被疑者捜査強化月間」に合わせて10月25日から長野県庁などに等身大パネルを設置し、広く情報提供を呼び掛け、「似たような人がいれば遠慮なく連絡をしてほしい」としている。

金容疑者の「手配書」
(情報提供先)
長野県警駒ケ根警察署
0265‐83‐0110
フリーダイヤル
0120‐110‐384
警察庁は、長野県宮田村で2020年9月に(当時)指定暴力団・絆会系組長(48)が拳銃で脇腹を撃たれ大ケガを負った事件で、殺人未遂の疑いで指名手配されている絆会若頭で・金沢成樹こと金成行容疑者について、全国警察を挙げての捜査を必要とする「重要指名手配容疑者」とした。

金容疑者の等身大パネル
長野県警も11月の「指名手配被疑者捜査強化月間」に合わせて10月25日から長野県庁などに等身大パネルを設置し、広く情報提供を呼び掛け、「似たような人がいれば遠慮なく連絡をしてほしい」としている。

金容疑者の「手配書」
(情報提供先)
長野県警駒ケ根警察署
0265‐83‐0110
フリーダイヤル
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自作模造した山口組幹部の名刺などをネットで販売 詐欺で逮捕
愛知県警は26日、自作した特定抗争指定暴力団・六代目山口組最高幹部の名刺を「偶然手に入れた本物」と称して、自分のブログなどインターネットを使って販売し金をだまし取ったとして、貴金属販売業で暴力団グッズ販売サイト運営会社の代表取締役・蓮井幸彦容疑者(56)=香川県三木町=を詐欺と古物営業法違反の疑いで逮捕した。調べに対し蓮井容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認している。
蓮井容疑者は去年5月、自身が運営するインターネット上のサイトで、和紙を使用し精巧に模造した山口組最高幹部の名刺を出品し、愛知県内の男性会社員(62)ら2人に販売して計1万3600円を詐取した疑い。これまでに2000人以上に販売していたとみられ、今年6月に約113万円、7月に約118万円を売り上げていた。
県警は今年8月に蓮井容疑者の関係先を家宅捜索し、代紋入りバッジ1600個や、1万9000枚以上の暴力団の名刺、代紋入りなどの湯飲み70個、ブレスレット200個などを押収。大半は蓮井容疑者が自作するなどした模造品とみられる。
蓮井容疑者は去年5月、自身が運営するインターネット上のサイトで、和紙を使用し精巧に模造した山口組最高幹部の名刺を出品し、愛知県内の男性会社員(62)ら2人に販売して計1万3600円を詐取した疑い。これまでに2000人以上に販売していたとみられ、今年6月に約113万円、7月に約118万円を売り上げていた。
県警は今年8月に蓮井容疑者の関係先を家宅捜索し、代紋入りバッジ1600個や、1万9000枚以上の暴力団の名刺、代紋入りなどの湯飲み70個、ブレスレット200個などを押収。大半は蓮井容疑者が自作するなどした模造品とみられる。
密売の卸元 大麻・覚醒剤所持で住吉会系組員ら2人逮捕
京都府警組対3課と西京署などは26日までに、自宅などで大麻や覚醒剤を所持していたとして、指定暴力団・住吉会系組員・三浦礼児容疑者(66)=東京都新宿区=を大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕し、無職・福岡潔志容疑者(40)=東京都練馬区=を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕した。三浦容疑者は暴力団関係者に大麻や覚醒剤を卸していたとみられ合成麻薬MDMAとみられる薬物を数百錠、注射器を百数十本押収した。福岡容疑者は配下の密売人の1人とみて調べている。

押収された大麻や覚醒剤


三浦容疑者は25日朝、新宿区の自宅に大麻草約0.2グラムを所持、福岡容疑者は25日の夕方、練馬区の自宅マンション前の路上にある鉄製の段差スロープの裏側に、覚醒剤4袋入りのポーチを貼り付けて隠し所持していた疑い。
三浦容疑者は調べに対し、「自分で所持していたものではなく、知り合いから預かった段ボールに入っていた」と容疑を否認、福岡容疑者は、「自分で使用するため」と、営利目的について否認している。

押収された大麻や覚醒剤


三浦容疑者は25日朝、新宿区の自宅に大麻草約0.2グラムを所持、福岡容疑者は25日の夕方、練馬区の自宅マンション前の路上にある鉄製の段差スロープの裏側に、覚醒剤4袋入りのポーチを貼り付けて隠し所持していた疑い。
三浦容疑者は調べに対し、「自分で所持していたものではなく、知り合いから預かった段ボールに入っていた」と容疑を否認、福岡容疑者は、「自分で使用するため」と、営利目的について否認している。
知人女性のトラブルで呼ばれた山口組系大原組組員 公務執行妨害で逮捕
北海道警函館中央署は24日、函館市の路上でパトカーの発車を妨げてドアバイザーを壊したりしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目大原組」傘下組員・秋山強容疑者(42)=自称、函館市川原町=を公務執行妨害の疑いで逮捕した。

北海道警函館中央署
24日午前6時半ごろ、函館市本町の飲食店で泥酔した男性と女性がトラブルとなり、飲食店従業員が「客同士がもめている」と警察に通報。女性は電話で秋山容疑者を呼び出した。駆け付けた警察官が泥酔した男性をパトカーに乗せると、秋山容疑者は助手席側のドアバイザーに手をかけ男性を怒鳴りつけ、執拗に離れようとせずにパトカーの前に立ちふさがったり、ドアバイザーを壊したため、午前7時すぎに逮捕された。
調べに対し、秋山容疑者は「警察官の公務執行妨害をしたことは間違いありません」などと容疑を認めている。

北海道警函館中央署
24日午前6時半ごろ、函館市本町の飲食店で泥酔した男性と女性がトラブルとなり、飲食店従業員が「客同士がもめている」と警察に通報。女性は電話で秋山容疑者を呼び出した。駆け付けた警察官が泥酔した男性をパトカーに乗せると、秋山容疑者は助手席側のドアバイザーに手をかけ男性を怒鳴りつけ、執拗に離れようとせずにパトカーの前に立ちふさがったり、ドアバイザーを壊したため、午前7時すぎに逮捕された。
調べに対し、秋山容疑者は「警察官の公務執行妨害をしたことは間違いありません」などと容疑を認めている。
2億5千万円詐欺 神戸山口組系宅見組傘下組長ら4人を逮捕
京都府警組対2課と北署は21日、架空の融資を持ち掛けて会社役員から2億5千万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「二代目宅見組」幹部で、「福原組」組長・福原光三こと金光奉容疑者(81)=韓国籍・京都市左京区北白川山ノ元町=と、大野木文隆こと金文隆(56)=同市北区衣笠天神森町=ら2人を詐欺と恐喝の疑いで逮捕した。また、会社役員・岩本陽二容疑者(50)=東京都中央区=と、福原容疑者の内縁の妻、清水真知子容疑者(52)ら2人を詐欺の疑いで逮捕した。府警は全員の認否を明らかにしていない。

京都府警察本部
4人は共謀して昨年6~7月、東京都港区の会社役員男性(53)に対し、岩本容疑者が抱えている2億5千万円の債務を代わりに返済すれば、金容疑者が10億円を融資するとウソを言って、2億5千万円を銀行口座に振り込ませてだまし取るなどした疑い。
被害者男性は新規事業のために10億円の調達を急いでいて、2019年に知り合った岩本容疑者から話を持ち掛けられた。被害者男性は金を振り込んだ後、金容疑者に融資を求めたが、「おまえが(岩本容疑者に)金を貸しただけ」などと拒まれ、「うちの組織に何か文句あるか」などと脅した疑いが持たれている。

京都府警察本部
4人は共謀して昨年6~7月、東京都港区の会社役員男性(53)に対し、岩本容疑者が抱えている2億5千万円の債務を代わりに返済すれば、金容疑者が10億円を融資するとウソを言って、2億5千万円を銀行口座に振り込ませてだまし取るなどした疑い。
被害者男性は新規事業のために10億円の調達を急いでいて、2019年に知り合った岩本容疑者から話を持ち掛けられた。被害者男性は金を振り込んだ後、金容疑者に融資を求めたが、「おまえが(岩本容疑者に)金を貸しただけ」などと拒まれ、「うちの組織に何か文句あるか」などと脅した疑いが持たれている。
「緊急小口資金」を詐取 山口組系秋良連合会傘下組員を逮捕・起訴
大阪府警は、暴力団であることを隠して新型コロナウイルス対策の「緊急小口資金」を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会傘下「早崎会」組員・長畑彰被告(39)を詐欺の罪で逮捕・起訴した。長畑被告は「暴力団ではありません」と容疑を否認している。

長畑彰被告(39)
長畑被告は昨年10月、新型コロナウイルス対策として無利子で貸し付ける「緊急小口資金」を、暴力団であることを隠して「建築業を営んでいる」と偽り、大阪市内の社会福祉協議会に申請し20万円をだまし取ったとされる。 「緊急小口資金」は、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯などが対象で、暴力団組員は借り入れ出来ない。長畑被告が他にも100万円以上の貸付金をだまし取った疑いがあるとみられている。

長畑彰被告(39)
長畑被告は昨年10月、新型コロナウイルス対策として無利子で貸し付ける「緊急小口資金」を、暴力団であることを隠して「建築業を営んでいる」と偽り、大阪市内の社会福祉協議会に申請し20万円をだまし取ったとされる。 「緊急小口資金」は、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した世帯などが対象で、暴力団組員は借り入れ出来ない。長畑被告が他にも100万円以上の貸付金をだまし取った疑いがあるとみられている。
「裏切りだ」 脱退妨害 小桜一家傘下組長に中止命令
鹿児島県警組織犯罪対策課と鹿児島西署は20日、指定暴力団・四代目小桜一家傘下組長(66)=鹿児島県鹿屋市=に、暴力団からの脱退を妨害しないよう暴力団対策法に基づき中止命令を出した。

鹿児島県警本部
組長は組織離脱を申し出た鹿児島県内の40代男性に対し、電話で「お前のその行為は裏切りやらよ。辞めること自体が裏切りだ」などと申し向け、暴力団からの脱退を妨害したとされる。

鹿児島県警本部
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池袋の路上で深夜の乱闘 住吉会系組員ら12人逮捕
警視庁組織犯罪対策4課は21日までに、今年4月に東京都豊島区池袋の路上で乱闘をしたとして、指定暴力団・住吉会系組員と周辺者の計12人を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。

乱闘があった現場付近

山本真亜久容疑者(28)
住吉会系組員・山本真亜久容疑者(28)=東京都練馬区=ら7人は、今年4月14日午前3時40分ごろ、豊島区池袋の路上で、すれちがった別の住吉会系関係者ら5人のグループと口論になり、互いに殴ったり顔面に頭突きするなどの暴行を加えた疑いが持たれている。10分ほどで駆けつけた警察官に制止されたが複数人がケガを負った。大半が「スパーリングをした」「止めようとしただけだ」などと容疑を否認したり、黙秘したりしているという。
当時、東京都は「まん延防止等重点措置」期間中で、2つの住吉会傘下組織の関係者がそれぞれ別の飲食店で酒を飲んだ後、たまたまグループが路上ですれ違い、何らかの原因で口論になった「偶発的なけんか」とみている。

乱闘があった現場付近

山本真亜久容疑者(28)
住吉会系組員・山本真亜久容疑者(28)=東京都練馬区=ら7人は、今年4月14日午前3時40分ごろ、豊島区池袋の路上で、すれちがった別の住吉会系関係者ら5人のグループと口論になり、互いに殴ったり顔面に頭突きするなどの暴行を加えた疑いが持たれている。10分ほどで駆けつけた警察官に制止されたが複数人がケガを負った。大半が「スパーリングをした」「止めようとしただけだ」などと容疑を否認したり、黙秘したりしているという。
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ストリップ劇場から正月飾りでみかじめ料 山口組系國粹会傘下組長ら逮捕
警視庁保安課などは18日、東京都台東区上野のストリップ劇場「シアター上野」からみかじめ料を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目國粹会幹部で、「十一代目前川一家」傘下「能戸組」組長・能戸典明容疑者(72)=東京都台東区池之端=と、甥の能戸組幹部・能戸雄太容疑者(36)=台東区松が谷=を東京都都暴力団排除条例違反容疑で逮捕した。

左・能戸典明容疑者(72)
右・能戸雄太容疑者(36)

ストリップ劇場
「シアター上野」
2人は2019年12月28日、台東区上野のストリップ劇場「シアター上野」付近で、劇場の男性経営者(55)から正月飾りの代金と称し、みかじめ料3万円を受け取った疑い。典明容疑者は「若い衆の誰かがやったことだと思う」と容疑を否認し、雄太容疑者は認めている。2人はこの劇場から15年間で45万円ほどを受け取ったとみられている。
劇場経営者についても19日、、みかじめ料を支払った同条例違反容疑で東京地検に書類送検した。劇場経営者は「上野で商売する必要経費が年一回で済むなら安いと思った」と話しているという。
シアター上野を巡っては今年4月、経営者やダンサーら男女6人を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕していた。

左・能戸典明容疑者(72)
右・能戸雄太容疑者(36)

ストリップ劇場
「シアター上野」
2人は2019年12月28日、台東区上野のストリップ劇場「シアター上野」付近で、劇場の男性経営者(55)から正月飾りの代金と称し、みかじめ料3万円を受け取った疑い。典明容疑者は「若い衆の誰かがやったことだと思う」と容疑を否認し、雄太容疑者は認めている。2人はこの劇場から15年間で45万円ほどを受け取ったとみられている。
劇場経営者についても19日、、みかじめ料を支払った同条例違反容疑で東京地検に書類送検した。劇場経営者は「上野で商売する必要経費が年一回で済むなら安いと思った」と話しているという。
シアター上野を巡っては今年4月、経営者やダンサーら男女6人を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕していた。
工藤会の資金源「ヤミ金融」摘発 十数か所を一斉捜索
福岡県警は20日午前、違法な金利で貸し付ける「ヤミ金融」グループを摘発し、無職・渡辺直浩容疑者(49)=福岡県筑紫野市=や、神守泰雄容疑者(49)=福岡市南区=ら5人を出資法違反の疑いで逮捕し、関係先として特定危険指定暴力団・工藤会幹部の自宅など福岡県内の十数か所を一斉に家宅捜索した。

左・神守泰雄容疑者
右・渡辺直浩容疑者
渡辺容疑者や神守容疑者ら5人は、2019年12月から2020年1月にかけて、佐賀県在住の男性会社員など2人に現金を貸し付け、利息として法定のほぼ10倍となる5万5000円を受け取った疑いが持たれている。5人は全国の約1000人に電話をかけて現金を貸し付けていて、管理する口座にあわせて2億円近くの入金が確認されているという。
このヤミ金融グループが得たとみられる金の一部が、工藤会の資金源になっていたとみて実態解明を進めている。

左・神守泰雄容疑者
右・渡辺直浩容疑者
渡辺容疑者や神守容疑者ら5人は、2019年12月から2020年1月にかけて、佐賀県在住の男性会社員など2人に現金を貸し付け、利息として法定のほぼ10倍となる5万5000円を受け取った疑いが持たれている。5人は全国の約1000人に電話をかけて現金を貸し付けていて、管理する口座にあわせて2億円近くの入金が確認されているという。
このヤミ金融グループが得たとみられる金の一部が、工藤会の資金源になっていたとみて実態解明を進めている。
稲川会系大場一家総長を逮捕 脱税目的で事務所を虚偽登記
静岡県警は、不動産取得税や贈与税などを逃れる目的で虚偽の登記をしたとして、指定暴力団・稲川会系「八代目大場一家」総長・田中安良容疑者(57)を電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で逮捕した。

静岡県警沼津警察署
田中容疑者は2019年5月、七代目大場一家の前総長から譲り受けた大場一家本部事務所の所有権を、実際は「贈与」であることを隠し、田中容疑者が代表を務める会社への「信託」と偽り、司法書士を介して虚偽の登記申請書を法務局に提出し登記をした疑い。
大場一家の前総長は2019年7月に死去し、県警が組の実態捜査をしていく中で発覚。田中容疑者が贈与税や不動産取得税などを逃れる脱税目的で虚偽の登記をしたとみられ、本来支払う税金は総額1000万円にのぼるとみられている。

静岡県警沼津警察署
田中容疑者は2019年5月、七代目大場一家の前総長から譲り受けた大場一家本部事務所の所有権を、実際は「贈与」であることを隠し、田中容疑者が代表を務める会社への「信託」と偽り、司法書士を介して虚偽の登記申請書を法務局に提出し登記をした疑い。
大場一家の前総長は2019年7月に死去し、県警が組の実態捜査をしていく中で発覚。田中容疑者が贈与税や不動産取得税などを逃れる脱税目的で虚偽の登記をしたとみられ、本来支払う税金は総額1000万円にのぼるとみられている。
石井一家総長ら処分保留で釈放 池田組傘下組長の殺人未遂事件
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宮崎地方検察庁は19日までに、去年9月に宮崎市橘通西1丁目のマンション駐車場で、当時・神戸山口組傘下の池田組系「志龍会」傘下組長の頭や腰などを包丁で刺し殺害しようとした事件で、今年9月28日に組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の疑いで逮捕された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」総長ら8人のうち、石井一家総長ら7人を処分保留で釈放した。
また、すでに逮捕・起訴されている石井一家幹部で「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告(54)ら3人と共謀したとして、石井一家本部長で「川近総業」会長・原義一被告を殺人未遂の罪で起訴した。

宮崎地方検察庁
宮崎地検は処分保留の理由を明らかにしていない。
宮崎地方検察庁は19日までに、去年9月に宮崎市橘通西1丁目のマンション駐車場で、当時・神戸山口組傘下の池田組系「志龍会」傘下組長の頭や腰などを包丁で刺し殺害しようとした事件で、今年9月28日に組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の疑いで逮捕された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目石井一家」総長ら8人のうち、石井一家総長ら7人を処分保留で釈放した。
また、すでに逮捕・起訴されている石井一家幹部で「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告(54)ら3人と共謀したとして、石井一家本部長で「川近総業」会長・原義一被告を殺人未遂の罪で起訴した。

宮崎地方検察庁
宮崎地検は処分保留の理由を明らかにしていない。