服役中だった弘道会傘下組員 新型コロナ「緊急小口資金」を詐取
暴力団組員であることを隠し、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯への「緊急小口資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員・北村敬二容疑者(46)=京都府八幡市=を詐欺の疑いで逮捕した。
北村容疑者は今年3月、京都府社会福祉協議会に対し暴力団組員であることを隠して「去年3月の収入が20万円だったが、今年2月は5万円に減少した」と虚偽の申請を行い、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯に向けた緊急小口資金20万円をだまし取った疑いが持たれている。北村容疑者は去年3月は刑務所に服役中だった。
調べに対し、北村容疑者は「社会福祉協議会を騙して20万円を借り入れた。しかし借入時は事務所などにも行っておらず組員ではない」と容疑を一部否認している。
北村容疑者は今年3月、京都府社会福祉協議会に対し暴力団組員であることを隠して「去年3月の収入が20万円だったが、今年2月は5万円に減少した」と虚偽の申請を行い、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯に向けた緊急小口資金20万円をだまし取った疑いが持たれている。北村容疑者は去年3月は刑務所に服役中だった。
調べに対し、北村容疑者は「社会福祉協議会を騙して20万円を借り入れた。しかし借入時は事務所などにも行っておらず組員ではない」と容疑を一部否認している。
「売人たたき」沖縄県内で近年横行 旭琉會系功揚一家総長を送検
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沖縄県警は29日、沖縄県内で覚醒剤や大麻を密売していた16歳の少年を車に連れ込み監禁したとして、指定暴力団・旭琉會系「二代目功揚一家」総長・狩俣重三容疑者(59)ら5人が組織的な逮捕および監禁の疑いで逮捕された事件を受け、功揚一家事務所など関係先複数個所を家宅捜索した。

「二代目功揚一家」総長
狩俣重三容疑者(59)
今年2月に沖縄県内で覚醒剤や大麻を密売していた16歳の少年に、旭琉會系幹部らが客を装い接触。少年を車に連れ込み約45分にわたり「お前の一番のボスは誰だ。一番上の人間を知らん時点で終わりだから」などと脅迫を続け、みかじめ料などを脅し取ろうとした疑いがもたれている。少年が何も返答しないことから組員らは少年を那覇警察署に突き出した。
少年は覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕・送検されたが、取り調べの中で今回の旭琉會系幹部らによる車での監禁・脅迫が発覚し、逮捕につながった。
県警は、近年沖縄県内で横行している、密売人にSNSなどで客を装って売人に接触し被害届けを出しにくいという弱みに付け込み、金品を脅し取る「売人たたき」の一つとみて捜査している。
沖縄県警は29日、沖縄県内で覚醒剤や大麻を密売していた16歳の少年を車に連れ込み監禁したとして、指定暴力団・旭琉會系「二代目功揚一家」総長・狩俣重三容疑者(59)ら5人が組織的な逮捕および監禁の疑いで逮捕された事件を受け、功揚一家事務所など関係先複数個所を家宅捜索した。

「二代目功揚一家」総長
狩俣重三容疑者(59)
今年2月に沖縄県内で覚醒剤や大麻を密売していた16歳の少年に、旭琉會系幹部らが客を装い接触。少年を車に連れ込み約45分にわたり「お前の一番のボスは誰だ。一番上の人間を知らん時点で終わりだから」などと脅迫を続け、みかじめ料などを脅し取ろうとした疑いがもたれている。少年が何も返答しないことから組員らは少年を那覇警察署に突き出した。
少年は覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕・送検されたが、取り調べの中で今回の旭琉會系幹部らによる車での監禁・脅迫が発覚し、逮捕につながった。
県警は、近年沖縄県内で横行している、密売人にSNSなどで客を装って売人に接触し被害届けを出しにくいという弱みに付け込み、金品を脅し取る「売人たたき」の一つとみて捜査している。
液状大麻7.9キロを密輸 グループ主犯格の山口組系組員を再逮捕
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愛知県警は29日、液状大麻およそ7910グラムをアメリカから密輸したなどの疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「十一代目平井一家」組員・伴龍也容疑者(31)=住所不定=を、大麻取締法違反(営利目的輸入)などの容疑で再逮捕した。伴容疑者の認否は明らかにしていない。

押収された液状大麻など

伴容疑者は今年5月に、すでに逮捕されているほかの者と共謀して、営利目的で液状大麻約7910グラムをアメリカから国際宅急便を使って密輸したなどの疑いで再逮捕された。
この事件では、8月5日にアメリカからの国際宅急便の受け取り役など2つのグループ、山口組傘下組員ら男女11人が逮捕されていて、8月21日に伴容疑者本人が警察に出頭して逮捕された。伴容疑者が2つのグループの主犯格とみられている。
愛知県警は29日、液状大麻およそ7910グラムをアメリカから密輸したなどの疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「十一代目平井一家」組員・伴龍也容疑者(31)=住所不定=を、大麻取締法違反(営利目的輸入)などの容疑で再逮捕した。伴容疑者の認否は明らかにしていない。

押収された液状大麻など

伴容疑者は今年5月に、すでに逮捕されているほかの者と共謀して、営利目的で液状大麻約7910グラムをアメリカから国際宅急便を使って密輸したなどの疑いで再逮捕された。
この事件では、8月5日にアメリカからの国際宅急便の受け取り役など2つのグループ、山口組傘下組員ら男女11人が逮捕されていて、8月21日に伴容疑者本人が警察に出頭して逮捕された。伴容疑者が2つのグループの主犯格とみられている。
麻薬密売グループ摘発 住吉会系組員や山口組系組員ら9人を逮捕
警視庁と埼玉、千葉両県警の合同捜査本部は29日までに、東京都内の路上で乾燥大麻を販売した疑いなどで、指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家」傘下組員・中沢隆亮容疑者(41)=東京都町田市小野路町=と、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組員・塚原謙司容疑者(53)=茨城県ひたちなか市東大島1=ら男女9人を大麻取締法違反の疑いで逮捕した。

中沢隆亮容疑者(41)

密売グループの押収品

国内最大の大麻密売グループで中沢容疑者がリーダー格、塚原容疑者が大麻の栽培担当だったとみられ、昨年6月以降、大麻や覚醒剤などの密売で3億円以上を売り上げたとみられる。グループは全国に数百人規模の客を持ち、大麻や覚醒剤などを密売していたとみられている。この密売グループから大麻を買ったとして19~51歳の男性15人も、今年3月から8月にかけて大麻取締法違反(所持)容疑で摘発している。
調べに対し、中沢容疑者と伊藤容疑者は「全く関係ないこと」と容疑を否認し、塚原容疑者ら6人は「栽培した大麻を持っていたことに間違いない」と容疑を認め、ほか1人は認否を留保している。
中沢容疑者と伊藤容疑者ら5人は今年5月から9月にかけて、対面せずに利用できる都内の民泊施設33カ所や千葉県のビジネスホテルを転々としながら、ツイッターなどSNSに大麻の写真などを掲載し「野菜」と称して大麻を密売。塚原容疑者ら4人は茨城県土浦市の雑居ビルで販売目的で大麻を栽培し、乾燥大麻を所持していた。
栽培工場として使われていた茨城県土浦市の雑居ビルなどからは、乾燥大麻約1.7キロ(末端価格1027万相当)、覚醒剤約16.2グラム(末端価格97万相当)、大麻草84株などを押収した。

中沢隆亮容疑者(41)

密売グループの押収品

国内最大の大麻密売グループで中沢容疑者がリーダー格、塚原容疑者が大麻の栽培担当だったとみられ、昨年6月以降、大麻や覚醒剤などの密売で3億円以上を売り上げたとみられる。グループは全国に数百人規模の客を持ち、大麻や覚醒剤などを密売していたとみられている。この密売グループから大麻を買ったとして19~51歳の男性15人も、今年3月から8月にかけて大麻取締法違反(所持)容疑で摘発している。
調べに対し、中沢容疑者と伊藤容疑者は「全く関係ないこと」と容疑を否認し、塚原容疑者ら6人は「栽培した大麻を持っていたことに間違いない」と容疑を認め、ほか1人は認否を留保している。
中沢容疑者と伊藤容疑者ら5人は今年5月から9月にかけて、対面せずに利用できる都内の民泊施設33カ所や千葉県のビジネスホテルを転々としながら、ツイッターなどSNSに大麻の写真などを掲載し「野菜」と称して大麻を密売。塚原容疑者ら4人は茨城県土浦市の雑居ビルで販売目的で大麻を栽培し、乾燥大麻を所持していた。
栽培工場として使われていた茨城県土浦市の雑居ビルなどからは、乾燥大麻約1.7キロ(末端価格1027万相当)、覚醒剤約16.2グラム(末端価格97万相当)、大麻草84株などを押収した。
金銭トラブルで男性を連れ去る 山口組系兼一会傘下組員ら男女6人を逮捕
大阪府警は、金銭トラブルの解決目的で男性に「殺したろか」などと脅迫し連れ去ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目兼一会」傘下組員・市瀬祐樹容疑者(42)と、無職・北島智子容疑者(40)=大阪市城東区=ら男女6人を営利略取の疑いで逮捕した。6人の認否は明らかにしていないが、もう一人共犯者がいるとみて行方を追っている。
北島容疑者らは今年5月、大阪市城東区の路上で40代男性が乗る車を複数の車で取り囲み、金属製の棒で車のガラスをたたき割るなどしたうえ「殺したろか」などと脅迫し、借金を返済させる目的で連れ去った疑いが持たれている。
被害者の男性は北島容疑者に約400万円の借金があり金銭トラブルになっていて、北島容疑者が市瀬容疑者らに取り立てを依頼したとみられている。
北島容疑者らは今年5月、大阪市城東区の路上で40代男性が乗る車を複数の車で取り囲み、金属製の棒で車のガラスをたたき割るなどしたうえ「殺したろか」などと脅迫し、借金を返済させる目的で連れ去った疑いが持たれている。
被害者の男性は北島容疑者に約400万円の借金があり金銭トラブルになっていて、北島容疑者が市瀬容疑者らに取り立てを依頼したとみられている。
飼い犬のシェパードが通行人かむ 工藤会系組長を逮捕
福岡県警は、散歩中に飼い犬のシェパードのひもを離し、近くにいた男性にケガをさせたとして、特定危険指定暴力団・工藤会幹部で「中島組」組長・中島直人容疑者(79)を重過失傷害の疑いで逮捕し、28日午後1時すぎに中島組事務所の家宅捜索を行った。調べに対し、中島容疑者は「かんだところを見ていないので、わからない」と容疑を否認している。

中島直人容疑者(79)

工藤会系中島組を捜索

中島容疑者は去年7月、北九州市戸畑区で飼い犬のシェパード2匹を散歩させていた際、1匹のリードを手放したことから、近くにいたジョギング中の50代男性の尻にかみつき、擦り傷など全治2週間のケガをさせた疑いがもたれている。
中島容疑者が飼育する複数のシェパードは、2010年から8年間にわたり通行人などにかみつく事案が8件起きていて、北九州市から犬の管理について指導を受けていた。過去には人や小型犬を襲ったとして3度書類送検され罰金刑も受けていた。

中島直人容疑者(79)

工藤会系中島組を捜索

中島容疑者は去年7月、北九州市戸畑区で飼い犬のシェパード2匹を散歩させていた際、1匹のリードを手放したことから、近くにいたジョギング中の50代男性の尻にかみつき、擦り傷など全治2週間のケガをさせた疑いがもたれている。
中島容疑者が飼育する複数のシェパードは、2010年から8年間にわたり通行人などにかみつく事案が8件起きていて、北九州市から犬の管理について指導を受けていた。過去には人や小型犬を襲ったとして3度書類送検され罰金刑も受けていた。
山口組系「石井一家」総長ら8人逮捕 神戸山口組傘下組長の殺害未遂
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宮崎、大分両県警は28日、宮崎市内の駐車場で当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下組長を殺害しようとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の若頭補佐で「四代目石井一家」総長・生野靖一こと秋山靖一容疑者(55)=大分市家島=と、石井一家副長で「川越総業」組長・川越邦行容疑者(68)=宮崎市原町=、石井一家本部長で「川近総業」会長・原義一容疑者ら8人を組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の疑いで逮捕し、大分、宮崎市内の組事務所や8人の自宅などを家宅捜索した。県警は秋山容疑者らの認否は明らかにしていない。

2020年9月の事件現場

秋山容疑者ら8人は昨年9月14日午後4時ごろ、宮崎市橘通西1丁目のマンション駐車場で、当時・神戸山口組傘下の池田組系「志龍会」幹部で、傘下組織組長(50代)の頭や腰などを包丁で刺し、組織的に殺害しようとした疑いがある。秋山容疑者ら8人は指示役や凶器の準備役だったとみている。
両県警はこの8人とは別に、事件の実行犯として石井一家幹部で「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告(54)ら3人を殺人未遂容疑で7月5日までに逮捕していた。
宮崎、大分両県警は28日、宮崎市内の駐車場で当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下組長を殺害しようとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の若頭補佐で「四代目石井一家」総長・生野靖一こと秋山靖一容疑者(55)=大分市家島=と、石井一家副長で「川越総業」組長・川越邦行容疑者(68)=宮崎市原町=、石井一家本部長で「川近総業」会長・原義一容疑者ら8人を組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)の疑いで逮捕し、大分、宮崎市内の組事務所や8人の自宅などを家宅捜索した。県警は秋山容疑者らの認否は明らかにしていない。

2020年9月の事件現場

秋山容疑者ら8人は昨年9月14日午後4時ごろ、宮崎市橘通西1丁目のマンション駐車場で、当時・神戸山口組傘下の池田組系「志龍会」幹部で、傘下組織組長(50代)の頭や腰などを包丁で刺し、組織的に殺害しようとした疑いがある。秋山容疑者ら8人は指示役や凶器の準備役だったとみている。
両県警はこの8人とは別に、事件の実行犯として石井一家幹部で「四代目江口組」組長・下藤勝一郎被告(54)ら3人を殺人未遂容疑で7月5日までに逮捕していた。
特殊詐欺事件 神戸山口組・井上組長の自宅などを家宅捜索
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警視庁は28日午前11時15分ごろ、特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下組員が神奈川県の高齢女性から現金をだまし取った詐欺事件で、神戸山口組の井上邦雄組長の自宅(神戸市北区)などを、捜査員ら約20人体制で家宅捜索した。

神戸山口組組長宅を捜索

警視庁が井上組長の自宅を捜索するのは初めてで、詐欺で得た不当な収益が神戸山口組上層部に流れた可能性もあるとみて捜査している。
詐欺事件は平成30年9月、神奈川県平塚市の女性(75)から現金300万円をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課が神戸山口組系組員の男ら3人を詐欺容疑で逮捕。3人が計6件で被害総額約1600万円の詐欺事件にも関与したとみて捜査している。
警視庁は28日午前11時15分ごろ、特定抗争指定暴力団・神戸山口組傘下組員が神奈川県の高齢女性から現金をだまし取った詐欺事件で、神戸山口組の井上邦雄組長の自宅(神戸市北区)などを、捜査員ら約20人体制で家宅捜索した。

神戸山口組組長宅を捜索

警視庁が井上組長の自宅を捜索するのは初めてで、詐欺で得た不当な収益が神戸山口組上層部に流れた可能性もあるとみて捜査している。
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「三代目熊本組」組事務所 暴追センターが買い取り解体後に転売へ
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今年6月に組長自らの引退と組織の解散を表明していた、岡山県倉敷市を拠点としていた特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「三代目熊本組」の組事務所を、岡山県暴力追放運動推進センターが買い取って建物を解体し、土地を民間に転売することが分かった。買い取るのは鉄骨3階建ビルと敷地約150平方メートル。

解散した「熊本組」事務所
県暴力団排除条例で民間業者と直接の取引が制限されるため、同センターが県警と連携して仲介する。売買は既に合意していて、所有権の移転後さら地にして民間の転売先を探す。
特定抗争指定暴力団・六代目山口組の直系組織だった熊本組は、山口組の分裂後に神戸山口組に合流。昨年12月には倉敷市児島味野にあった当時・熊本組傘下「三代目藤健興業」の組事務所に銃弾が撃ち込まれ、倉敷市が「警戒区域」に指定され、今年5月には熊本組組長宅への発砲事件もあり、6月に熊本組組長が自らの引退と組織の解散を岡山県警に伝えていた。
今年6月に組長自らの引退と組織の解散を表明していた、岡山県倉敷市を拠点としていた特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「三代目熊本組」の組事務所を、岡山県暴力追放運動推進センターが買い取って建物を解体し、土地を民間に転売することが分かった。買い取るのは鉄骨3階建ビルと敷地約150平方メートル。

解散した「熊本組」事務所
県暴力団排除条例で民間業者と直接の取引が制限されるため、同センターが県警と連携して仲介する。売買は既に合意していて、所有権の移転後さら地にして民間の転売先を探す。
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強要と証人威迫で逮捕の神戸山口組系組長ら4人を不起訴
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京都地検は27日、恐喝事件の被害者を脅し被害届を取り下げさせたとして強要と証人威迫の疑いで逮捕された、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組長(57)=住所不定=ら6人のうち、組長を含む4人を不起訴処分にした。処分の理由は明らかにしていない。
組長ら4人は昨年10月、他の2人=証人威迫罪で起訴=と共謀して、京都市東山区にあるキャバクラ店の男性経営者(26)が京都府警東山署に出した神戸山口組系組員らによる恐喝事件の被害届について、男性経営者を飲食店に呼び出し「被害届なんか出したら京都で仕事はできないぞ。取り下げろ」などと約5時間にわたって脅して取り下げさせたとして、今年8月に逮捕されていた。
京都地検は27日、恐喝事件の被害者を脅し被害届を取り下げさせたとして強要と証人威迫の疑いで逮捕された、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系組長(57)=住所不定=ら6人のうち、組長を含む4人を不起訴処分にした。処分の理由は明らかにしていない。
組長ら4人は昨年10月、他の2人=証人威迫罪で起訴=と共謀して、京都市東山区にあるキャバクラ店の男性経営者(26)が京都府警東山署に出した神戸山口組系組員らによる恐喝事件の被害届について、男性経営者を飲食店に呼び出し「被害届なんか出したら京都で仕事はできないぞ。取り下げろ」などと約5時間にわたって脅して取り下げさせたとして、今年8月に逮捕されていた。
神戸山口組幹部の銃殺 無期判決の元山口組系組員 控訴審初公判
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大阪高裁で27日、2019年に兵庫県尼崎市で特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(当時59)に自動小銃を発射し、殺害した罪などに問われ、神戸地裁の1審判決で無期懲役を言い渡された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・旧姓:朝比奈久徳こと安東久徳被告(54)の控訴審初公判が行われた。安東久徳被告は養子縁組をしたため、姓が「朝比奈」から「安東」に変わっていた。

旧姓:朝比奈久徳こと
安東久徳被告(逮捕当時)
安東被告は2019年11月、尼崎市の路上で対立抗争状態にあった神戸山口組の古川幹部に対し、自動小銃15発を発射して殺害した罪などに問われている。
1審では、安東被告は「山口組を裏切った神戸山口組の人間を殺して、男になりたかった」などと起訴内容を認め、神戸地裁は判決で「一般市民にも被害が及ぶ危険性があり、残虐極まりない犯行。組織的な犯行ではなかったとしても、有期刑の余地はない」と指摘、「強い殺意に基づく残虐な犯行」として求刑通り無期懲役を言い渡した。
弁護側は27日の控訴審初公判で、「犯行は個人的なものにもかかわらず、1審の判決は暴力団関係者であることを前提としていて、量刑が不当」と主張し、有期刑を求めた。一方、検察側は控訴の棄却を求め、裁判は即日結審し11月29日に判決が言い渡される。
大阪高裁で27日、2019年に兵庫県尼崎市で特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(当時59)に自動小銃を発射し、殺害した罪などに問われ、神戸地裁の1審判決で無期懲役を言い渡された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・旧姓:朝比奈久徳こと安東久徳被告(54)の控訴審初公判が行われた。安東久徳被告は養子縁組をしたため、姓が「朝比奈」から「安東」に変わっていた。

旧姓:朝比奈久徳こと
安東久徳被告(逮捕当時)
安東被告は2019年11月、尼崎市の路上で対立抗争状態にあった神戸山口組の古川幹部に対し、自動小銃15発を発射して殺害した罪などに問われている。
1審では、安東被告は「山口組を裏切った神戸山口組の人間を殺して、男になりたかった」などと起訴内容を認め、神戸地裁は判決で「一般市民にも被害が及ぶ危険性があり、残虐極まりない犯行。組織的な犯行ではなかったとしても、有期刑の余地はない」と指摘、「強い殺意に基づく残虐な犯行」として求刑通り無期懲役を言い渡した。
弁護側は27日の控訴審初公判で、「犯行は個人的なものにもかかわらず、1審の判決は暴力団関係者であることを前提としていて、量刑が不当」と主張し、有期刑を求めた。一方、検察側は控訴の棄却を求め、裁判は即日結審し11月29日に判決が言い渡される。
離脱組員の車焼損 工藤会系組長ら3人を不起訴 1人を起訴
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福岡地検小倉支部は22日付けで、組を離脱した元組員の車を焼損させたとして逮捕されていた特定危険指定暴力団・工藤会系「五代目林組」組長ら4人のうち、組長を含む3人を不起訴処分とし、林組幹部・斉藤太容疑者(54)を器物損壊の容疑で起訴した。
組長ら4人は、去年8月に北九州市小倉北区のマンションの駐車場で、組を離脱した50代男性の車に火をつけ、フロントバンパーなどを焼損させたとして9月1日に福岡県警が器物損壊の疑いで逮捕していた。男性の離脱後、ほかの組員の離脱が相次いでいた。
県警は容疑を裏付けるため、林組事務所を家宅捜索して書類を押収するなど捜査を進めてきたが、地検は9月22日付けで逮捕した4人のうち組長ら3人を不起訴処分とした。処分の理由について地検は「諸般の事情を総合的に考慮した」としている。
福岡地検小倉支部は22日付けで、組を離脱した元組員の車を焼損させたとして逮捕されていた特定危険指定暴力団・工藤会系「五代目林組」組長ら4人のうち、組長を含む3人を不起訴処分とし、林組幹部・斉藤太容疑者(54)を器物損壊の容疑で起訴した。
組長ら4人は、去年8月に北九州市小倉北区のマンションの駐車場で、組を離脱した50代男性の車に火をつけ、フロントバンパーなどを焼損させたとして9月1日に福岡県警が器物損壊の疑いで逮捕していた。男性の離脱後、ほかの組員の離脱が相次いでいた。
県警は容疑を裏付けるため、林組事務所を家宅捜索して書類を押収するなど捜査を進めてきたが、地検は9月22日付けで逮捕した4人のうち組長ら3人を不起訴処分とした。処分の理由について地検は「諸般の事情を総合的に考慮した」としている。
交通事故偽装で損害保険金詐取 住吉会系組員ら6人逮捕
警視庁は22日、仲間内でわざと交通事故を起こして保険会社から保険金を詐取したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・長島亨容疑者(49)と、共に職業・住所不詳・山口直人容疑者(24)、西村郁弥容疑者(36)ら20~50代の男女6人を詐欺や詐欺未遂の容疑で逮捕した。

長島亨容疑者(49)
長島容疑者ら6人は共謀し、今年3月に東京都足立区のコンビニ駐車場で、レンタカーのトラックを軽乗用車に故意にぶつけて事故を偽装。ケガ人が出たり車が壊れたりしたとする資料を損害保険会社に提出し、対人・対物の賠償保険金約35万円をだまし取るなどした疑い。
警視庁に「保険金の不正受給がある」といった情報が寄せられ捜査、防犯カメラの映像などから偶発的な事故でないと確認した。警視庁は余罪の有無についても調べている。

長島亨容疑者(49)
長島容疑者ら6人は共謀し、今年3月に東京都足立区のコンビニ駐車場で、レンタカーのトラックを軽乗用車に故意にぶつけて事故を偽装。ケガ人が出たり車が壊れたりしたとする資料を損害保険会社に提出し、対人・対物の賠償保険金約35万円をだまし取るなどした疑い。
警視庁に「保険金の不正受給がある」といった情報が寄せられ捜査、防犯カメラの映像などから偶発的な事故でないと確認した。警視庁は余罪の有無についても調べている。