キャバ嬢に「持続化給付金」申請させ詐取 キャバクラ店長ら逮捕
静岡県警静岡南署と県警組織犯罪対策課などは24日、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者を支援する国の「持続化給付金」をだまし取ったとして、キャバクラ店経営者(46)=静岡市駿河区東静岡=と、キャバクラ店店長(36)=駿河区広野=を詐欺の疑いで逮捕し、同日に関係先を捜索した。

関係先を家宅捜索
持続化給付金の不正受給容疑を巡る逮捕は静岡県内で初めてで、県警は虚偽申請で得た給付金が暴力団に流れていた可能性も視野に調べている。
両容疑者は8月下旬頃、運営する静岡市葵区紺屋町のキャバクラ店に勤めるホステス女性を、給付対象の個人事業主であるかのように装って必要書類を準備させ、虚偽の申請をして持続化給付金100万円をだまし取った疑い。県警は認否を明らかにしていない。
両容疑者は女性に指示して個人事業主として確定申告をさせ、申告後に受け取った必要書類で8月中旬頃に給付金を申請。給付金は女性個人の口座に振り込まれていた。
この店には20人ほどの従業員がおり、同じ時期に同様の申請が複数あった。両容疑者は申請の手数料名目として、従業員から給付額の約2~3割を受け取っていたという。


関係先を家宅捜索
持続化給付金の不正受給容疑を巡る逮捕は静岡県内で初めてで、県警は虚偽申請で得た給付金が暴力団に流れていた可能性も視野に調べている。
両容疑者は8月下旬頃、運営する静岡市葵区紺屋町のキャバクラ店に勤めるホステス女性を、給付対象の個人事業主であるかのように装って必要書類を準備させ、虚偽の申請をして持続化給付金100万円をだまし取った疑い。県警は認否を明らかにしていない。
両容疑者は女性に指示して個人事業主として確定申告をさせ、申告後に受け取った必要書類で8月中旬頃に給付金を申請。給付金は女性個人の口座に振り込まれていた。
この店には20人ほどの従業員がおり、同じ時期に同様の申請が複数あった。両容疑者は申請の手数料名目として、従業員から給付額の約2~3割を受け取っていたという。


コロナ影響で収入減「一人親世帯への給付金」詐取 山健組傘下組員を逮捕
和歌山県警は26日、新型コロナウイルスの影響で、収入が減少したひとり親世帯を支援する給付金をだましとったとして、暴力団・五代目山健組系「六代目健竜会」組員、辻本光夫容疑者(63)=和歌山県紀の川市=と、元妻の辻本麻未容疑者(33)を詐欺の疑いで逮捕した。
辻本容疑者ら2人は5年前に離婚の手続きをした後も、子供とともに同居しており事実上の夫婦だったが、今年9月に新型コロナの影響で収入が減少した一人親世帯を支援する給付金5万円を紀の川市からだましとった疑いがもたれている。
去年8月ごろ、2人が「扶養手当」を不正受給していることが発覚。今年1月から11月までに扶養手当・約63万円をだましとった疑いもあるという。
辻本容疑者は「(元妻は)私に言われて申請しただけで、全て私の責任です」と容疑を認めているが、元妻は「元夫とは離婚していて事実婚の関係にはない」と否認している。
辻本容疑者ら2人は5年前に離婚の手続きをした後も、子供とともに同居しており事実上の夫婦だったが、今年9月に新型コロナの影響で収入が減少した一人親世帯を支援する給付金5万円を紀の川市からだましとった疑いがもたれている。
去年8月ごろ、2人が「扶養手当」を不正受給していることが発覚。今年1月から11月までに扶養手当・約63万円をだましとった疑いもあるという。
辻本容疑者は「(元妻は)私に言われて申請しただけで、全て私の責任です」と容疑を認めているが、元妻は「元夫とは離婚していて事実婚の関係にはない」と否認している。


交際相手の足にかみついた稲川会系組員 大麻・覚醒剤所持で逮捕
群馬県警高崎署は25日、指定暴力団・稲川会傘下組員・加藤駿容疑者(21)=高崎市福島町=を、大麻取締法違反(所持)と覚醒剤取締法違反(同)の疑いで現行犯逮捕した。調べに対し、いずれも「知りません」と容疑を否認している。

押収された大麻・覚醒剤
今月24日、加藤容疑者の交際相手の女性から「加藤容疑者に足をかまれた」と被害届が出されたため、傷害容疑で逮捕した。
25日午前7時頃、加藤容疑者の自宅アパートを捜索したところ、寝室のクローゼットなどから大麻約500グラム(末端価格約300万円)と覚醒剤約3グラム(同約10万円)が見つかった。
このうち乾燥大麻は、陶酔作用が特に高いとされる雌しべの部分で、2000回分の使用量にあたり、小分けする小袋も見つかったことから加藤容疑者は販売目的で大麻を所持していたとみられる。


押収された大麻・覚醒剤
今月24日、加藤容疑者の交際相手の女性から「加藤容疑者に足をかまれた」と被害届が出されたため、傷害容疑で逮捕した。
25日午前7時頃、加藤容疑者の自宅アパートを捜索したところ、寝室のクローゼットなどから大麻約500グラム(末端価格約300万円)と覚醒剤約3グラム(同約10万円)が見つかった。
このうち乾燥大麻は、陶酔作用が特に高いとされる雌しべの部分で、2000回分の使用量にあたり、小分けする小袋も見つかったことから加藤容疑者は販売目的で大麻を所持していたとみられる。

「持続化給付金」200万円詐取 山口組傘下組員を逮捕
愛知県警捜査4課などは25日、新型コロナウイルスの影響で収入が減った事業者らを支援する「持続化給付金」を不正受給したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・大橋一夫容疑者(38)=東京都足立区新田=を詐欺の疑いで逮捕した。

大橋一夫容疑者
大橋容疑者は今年5月、給付対象でない暴力団組員であることを隠して虚偽の申請をし、持続化給付金200万円をだましとった疑いがもたれている。
大橋容疑者は飲食店の企画経営などを行う法人として申請していた。5月下旬に持続化給付金を電子申請する際、「暴力団員に該当しない」と虚偽の誓約をし、6月に現金200万円を詐取した。
調べに対し大橋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、だまし取った金が暴力団の資金源になった可能性もあるとみて、法人の実態などを調べている。

大橋一夫容疑者
大橋容疑者は今年5月、給付対象でない暴力団組員であることを隠して虚偽の申請をし、持続化給付金200万円をだましとった疑いがもたれている。
大橋容疑者は飲食店の企画経営などを行う法人として申請していた。5月下旬に持続化給付金を電子申請する際、「暴力団員に該当しない」と虚偽の誓約をし、6月に現金200万円を詐取した。
調べに対し大橋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、だまし取った金が暴力団の資金源になった可能性もあるとみて、法人の実態などを調べている。


ナマコ密漁犯を匿う 弘道会傘下幹部ら逮捕・送検
北海道小樽海上保安部は25日、神恵内村の沖合でナマコを密漁し逃走した男4人をかくまったなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の四次団体で、三代目弘道会系「福島連合」傘下「関組」幹部・小俣健一容疑者(43)=小樽市=ら男5人を犯人隠避・蔵匿の疑いで逮捕・送検した。小俣容疑者らの認否は明らかにしていない。
小樽海保は6月、神恵内村の沖合でナマコを密漁したとして男6人を現行犯逮捕した。その場から逃走した別の男4人も7月に逮捕していて、この事件の逮捕者は計15人となった。
海保によると事件当時、現場から逃走した4人のうち3人は海へ逃走していて、小俣容疑者らは所有するボートで3人を回収し逃走を手助けしたとみられている。4人はその後7月に逮捕されるまで、小俣容疑者らの自宅など関係先にかくまわれていた。

小樽海保は6月、神恵内村の沖合でナマコを密漁したとして男6人を現行犯逮捕した。その場から逃走した別の男4人も7月に逮捕していて、この事件の逮捕者は計15人となった。
海保によると事件当時、現場から逃走した4人のうち3人は海へ逃走していて、小俣容疑者らは所有するボートで3人を回収し逃走を手助けしたとみられている。4人はその後7月に逮捕されるまで、小俣容疑者らの自宅など関係先にかくまわれていた。

横浜ひき逃げ死亡事件 稲川会系幹部を逮捕
神奈川県警交通捜査課と南署は25日、今年3月に横浜市南区の県道で会社員の男性がひき逃げされて死亡した事件で、自称自動車販売仲介業で指定暴力団・稲川会系幹部・高岡栄二容疑者(52)=住所不定=を自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。

高岡栄二容疑者

ひき逃げ事件の現場
高岡容疑者は3月24日午前1時20分ごろ、横浜市南区中里1丁目の県道を車で走行中、道路を横断していた会社員・大川優太さん(当時31)=同区大岡2=をはねて死亡させ逃走した疑いが持たれている。
現場は片側3車線の直線道路で、周辺の防犯カメラの映像や現場に残された車の部品などから高岡容疑者の乗用車を特定し、今月25日に知人宅に現れた高岡容疑者を逮捕した。容疑については「考えてから後で話す」などと供述している。


高岡栄二容疑者

ひき逃げ事件の現場
高岡容疑者は3月24日午前1時20分ごろ、横浜市南区中里1丁目の県道を車で走行中、道路を横断していた会社員・大川優太さん(当時31)=同区大岡2=をはねて死亡させ逃走した疑いが持たれている。
現場は片側3車線の直線道路で、周辺の防犯カメラの映像や現場に残された車の部品などから高岡容疑者の乗用車を特定し、今月25日に知人宅に現れた高岡容疑者を逮捕した。容疑については「考えてから後で話す」などと供述している。

他人名義で車を登録 山口組系「織田組」組長を逮捕
自分が使用する車を他人名義で登録した疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目織田組」組長・高野永次こと高次龍容疑者(74)ら5人を、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕した。調べに対し5人は容疑を否認している。
警察によると、5人は今年8月、高容疑者が使用する自動車2台の登録をする際、高容疑者の知人の男の名義を借り、虚偽の内容を記載した申請書類を警察署などに提出するなどした疑いがもたれている。
今年8月、高容疑者の車のナンバープレートが「和泉」から「京都」に変わっているのを警察官が発見、警察が調べたところ、この車の名義が変更され、保管場所として新たに京都府の駐車場が登録されたものの、この駐車場が2カ月ほど使用されておらず、高容疑者が車を使用している実態がわかった。高容疑者が自動車保険などに入るため、他人の名義を借りて車の登録をしたとみて、事件の詳しい経緯を調べている。
警察によると、5人は今年8月、高容疑者が使用する自動車2台の登録をする際、高容疑者の知人の男の名義を借り、虚偽の内容を記載した申請書類を警察署などに提出するなどした疑いがもたれている。
今年8月、高容疑者の車のナンバープレートが「和泉」から「京都」に変わっているのを警察官が発見、警察が調べたところ、この車の名義が変更され、保管場所として新たに京都府の駐車場が登録されたものの、この駐車場が2カ月ほど使用されておらず、高容疑者が車を使用している実態がわかった。高容疑者が自動車保険などに入るため、他人の名義を借りて車の登録をしたとみて、事件の詳しい経緯を調べている。
コロナ休業要請協力金を不正受給 一力一家傘下組員を逮捕
静岡県警浜松西署は、新型コロナ対策の休業要請への協力金をだまし取ったとして特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「七代目一力一家」傘下「中村組」組員・岩倉博貴容疑者(38)を詐欺の疑いで逮捕した。

岩倉博貴容疑者

内縁の女が経営する店
岩倉容疑者は、内縁関係にある女(50)の経営する店が「浜松市の休業要請に基づく協力金」の給付条件を満たしていないにもかかわらず、虚偽の申告で協力金50万円をだまし取った疑いがもたれている。警察は内縁関係にある女も容疑が固まり次第逮捕する方針。
浜松市は市内の飲食店などに休業要請を出していて、それに応じた事業者に50万円を支給していた。
女の経営する浜松市中区のスナックは、休業要請期間に営業していたが、岩倉容疑者らは休業していたかのように装い協力金を受け取っていた。
県警は、岩倉容疑者がだましとった金が暴力団に流れている疑いもあるとみて捜査を進めている。

岩倉博貴容疑者

内縁の女が経営する店
岩倉容疑者は、内縁関係にある女(50)の経営する店が「浜松市の休業要請に基づく協力金」の給付条件を満たしていないにもかかわらず、虚偽の申告で協力金50万円をだまし取った疑いがもたれている。警察は内縁関係にある女も容疑が固まり次第逮捕する方針。
浜松市は市内の飲食店などに休業要請を出していて、それに応じた事業者に50万円を支給していた。
女の経営する浜松市中区のスナックは、休業要請期間に営業していたが、岩倉容疑者らは休業していたかのように装い協力金を受け取っていた。
県警は、岩倉容疑者がだましとった金が暴力団に流れている疑いもあるとみて捜査を進めている。


取り込み詐欺などの犯罪収益収受 弘道会傘下組長を逮捕
大阪府警捜査2課などは25日、詐欺で得た金と知りながら現金10万円を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「湊興業」組長・湊学こと余嶋学容疑者(54)=神戸市長田区東尻池町=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで逮捕し、同日午前10時ごろ、「湊興業」事務所の家宅捜索を行った。

「湊興業」を家宅捜索
府警はこれまでに、活動実体のない休眠会社を使って大量の商品を仕入れ、代金を払わずに商品を処分して逃げる「取り込み詐欺」を繰り返していたグループのほか、詐取した商品を転売していた男ら計8人を逮捕。グループは、22の業者から家電製品や食品を詐取したとされ、確認されただけで被害額は約8400万円に上るという。
逮捕容疑は昨年12月、取り込み詐欺で得た金と知りながら、グループのリーダー格である藤田岳弘被告(49)=詐欺罪で起訴=に親族の金融機関口座に10万円を振り込ませ、受け取ったとしている。
藤田被告は平成29年ごろから大阪で取り込み詐欺を始め、同時期から余嶋容疑者に複数回にわたって詐欺で得た金や詐取した家電製品の一部を渡していたとみられる。

「湊興業」を家宅捜索
府警はこれまでに、活動実体のない休眠会社を使って大量の商品を仕入れ、代金を払わずに商品を処分して逃げる「取り込み詐欺」を繰り返していたグループのほか、詐取した商品を転売していた男ら計8人を逮捕。グループは、22の業者から家電製品や食品を詐取したとされ、確認されただけで被害額は約8400万円に上るという。
逮捕容疑は昨年12月、取り込み詐欺で得た金と知りながら、グループのリーダー格である藤田岳弘被告(49)=詐欺罪で起訴=に親族の金融機関口座に10万円を振り込ませ、受け取ったとしている。
藤田被告は平成29年ごろから大阪で取り込み詐欺を始め、同時期から余嶋容疑者に複数回にわたって詐欺で得た金や詐取した家電製品の一部を渡していたとみられる。
風俗店従業員の保険未加入 山口組系「誠友会」幹部ら2人逮捕
北海道警室蘭署は、無店舗型性風俗店の従業員の健康保険について必要な手続きをしなかった疑いで、無店舗型性風俗店の従業員で、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目誠友会」幹部で「二代目島田組」組長、古賀将史容疑者(43)と、性風俗店経営・喜尾真人容疑者(43)=室蘭市緑町=の2人を健康保険法違反の容疑で逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

古賀将史容疑者
2人は共謀し、会社役員の男が経営する無店舗型の風俗、いわゆる"デリヘル"の従業員3人の健康保険の被保険者の資格を取得したのにもかかわらず、年金事務所に届け出なかった疑いが持たれている。不正が確認されたのは少なくとも9月ごろからとみられている。


古賀将史容疑者
2人は共謀し、会社役員の男が経営する無店舗型の風俗、いわゆる"デリヘル"の従業員3人の健康保険の被保険者の資格を取得したのにもかかわらず、年金事務所に届け出なかった疑いが持たれている。不正が確認されたのは少なくとも9月ごろからとみられている。

津山市の路上で男性を暴行死 組員を起訴、幹部は不起訴
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岡山地方検察庁は20日、10月に岡山県津山市新魚町の路上で、建設業・岩崎剛さん(34)=津山市紫保井=の顔を殴るなど暴行を加え死なせたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目杉本組」幹部ら2人が逮捕された事件で、傷害致死の疑いで逮捕された杉本組組員・加藤一輝被告(24)を傷害致死の罪で起訴、杉本組幹部(37)を不起訴処分とした。幹部の不起訴理由は明らかにしていない。

事件のあった現場付近

この事件は10月4日、津山市新魚町の路上で心肺停止の状態で見つかり、岡山県警が10月30日に岩崎さんの顔を殴るなど暴行を加え死なせたとして、杉本組幹部ら2人を傷害致死の疑いで逮捕していた。

岡山地方検察庁は20日、10月に岡山県津山市新魚町の路上で、建設業・岩崎剛さん(34)=津山市紫保井=の顔を殴るなど暴行を加え死なせたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目杉本組」幹部ら2人が逮捕された事件で、傷害致死の疑いで逮捕された杉本組組員・加藤一輝被告(24)を傷害致死の罪で起訴、杉本組幹部(37)を不起訴処分とした。幹部の不起訴理由は明らかにしていない。

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