福島県いわき市の暴力団組事務所で発砲事件
2月27日午前2時すぎ、福島県いわき市久保で近くに住む人から「発砲音が3、4回聞こえた」という110番通報があり、警察官が現場に駆けつけたところ暴力団事務所のガラス戸に銃弾が撃ち込まれたと見られる痕が見つかった。警察が銃刀法違反事件として捜査している。

暴力団事務所で発砲事件


警察官が現場に駆けつけたところ、鉄骨2階建ての建物の1階にある出入り口のガラス戸に銃弾が撃ち込まれたような痕が複数確認された。
現場は、JR湯本駅から東に5キロほど離れた住宅や商業施設、それに金融機関などが立ち並ぶ地域で、この事件によるケガ人はいなかった。
捜査関係者によると、現場の建物は暴力団事務所で、事件当時事務所は無人だった。警察が銃刀法違反事件として捜査している。
福島県内では、5日前の22日に須賀川市内で男性が射殺される事件が起き、25日にはその現場の隣のアパートで拳銃のようなものを持った男が逮捕されていた。

暴力団事務所で発砲事件


警察官が現場に駆けつけたところ、鉄骨2階建ての建物の1階にある出入り口のガラス戸に銃弾が撃ち込まれたような痕が複数確認された。
現場は、JR湯本駅から東に5キロほど離れた住宅や商業施設、それに金融機関などが立ち並ぶ地域で、この事件によるケガ人はいなかった。
捜査関係者によると、現場の建物は暴力団事務所で、事件当時事務所は無人だった。警察が銃刀法違反事件として捜査している。
福島県内では、5日前の22日に須賀川市内で男性が射殺される事件が起き、25日にはその現場の隣のアパートで拳銃のようなものを持った男が逮捕されていた。


「総合支援資金」詐取 住吉会傘下幹部を逮捕
警視庁は、新型コロナで収入が減った人が受けられる東京都の「総合支援資金」をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部・莊司信彦容疑者(59)を詐欺の疑いで逮捕した。
莊司容疑者は、暴力団員であることを隠し、東京都社会福祉協議会に「総合支援資金」の申請を行い、去年9月から11月にかけて現金45万円をだまし取った疑いがもたれている。
「総合支援資金」は、生活に困った人に当面の生活費を無利子で貸し出す制度で、去年3月から新型コロナの影響で収入が減った人なども給付を受けられるよう要件が緩和されていた。
莊司容疑者は「生活が苦しかった」と容疑を認めていて、警視庁は、他の複数の支援金もだまし取っていたとみて余罪を捜査している。
莊司容疑者は、暴力団員であることを隠し、東京都社会福祉協議会に「総合支援資金」の申請を行い、去年9月から11月にかけて現金45万円をだまし取った疑いがもたれている。
「総合支援資金」は、生活に困った人に当面の生活費を無利子で貸し出す制度で、去年3月から新型コロナの影響で収入が減った人なども給付を受けられるよう要件が緩和されていた。
莊司容疑者は「生活が苦しかった」と容疑を認めていて、警視庁は、他の複数の支援金もだまし取っていたとみて余罪を捜査している。


露天商の準会員証詐取 山口組系「茶谷政一家」組員を逮捕
北海道警札幌南署は25日、北海道街商協同組合から露天商の準会員証をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「茶谷政一家」組員・紙弘幸容疑者(55)=札幌市東区=と、知人の建設作業員・砂庭悟容疑者(34)=札幌市清田区=を詐欺容疑で逮捕した。

「北海道神宮例祭」
※写真はイメージ
2人は2018年2月から5月にかけて、砂庭容疑者が自分名義で北海道街商協同組合へ入会を申し込み、紙容疑者が実質的に活動する意図を隠して誓約書を提出し、準会員証1通をだまし取った疑い。同組合では、暴力団員や関係者の入会を認めていない。
2018年6月に、「北海道神宮例祭」にあわせて札幌市中央区の中島公園で「肉巻きおにぎり」の露店を出店させようとしていたが、仕込み中に組合とともに巡回していた警察官が紙容疑者と砂庭容疑者の2人が店付近で一緒にいるのを見つけ発覚した。
砂庭容疑者は「紙容疑者に頼まれてやった」、紙容疑者は「暴力団員では会員になれないので頼んだ」などと容疑を認めている。

「北海道神宮例祭」
※写真はイメージ
2人は2018年2月から5月にかけて、砂庭容疑者が自分名義で北海道街商協同組合へ入会を申し込み、紙容疑者が実質的に活動する意図を隠して誓約書を提出し、準会員証1通をだまし取った疑い。同組合では、暴力団員や関係者の入会を認めていない。
2018年6月に、「北海道神宮例祭」にあわせて札幌市中央区の中島公園で「肉巻きおにぎり」の露店を出店させようとしていたが、仕込み中に組合とともに巡回していた警察官が紙容疑者と砂庭容疑者の2人が店付近で一緒にいるのを見つけ発覚した。
砂庭容疑者は「紙容疑者に頼まれてやった」、紙容疑者は「暴力団員では会員になれないので頼んだ」などと容疑を認めている。


飲食店で脅迫・暴行 住吉会系幸平一家傘下「堺組」組長を逮捕
警視庁は、東京都新宿区の飲食店で「俺はヤクザだ」などと店員を脅迫して暴行を加えたとして、指定暴力団・住吉会系「幸平一家十三代目」幹部で、「堺組」組長・堺俊二こと陳俊二容疑者(60)を逮捕した。

堺俊二こと陳俊二容疑者

住吉会総本部を捜索
陳容疑者は2020年11月、新宿区のクラブで1杯ごとに料金を支払うシステムに腹を立て、店長や従業員に「俺はヤクザだ。この野郎殺っちまうぞ」などと脅迫し、暴行を加えた疑いが持たれている。陳容疑者は店がやっていない飲み放題を求めるなど因縁を付けていた。取り調べに対し「暴行も脅迫もしていない」と容疑を否認している。
陳容疑者は、その後も、配下の組員に店側を脅すよう指示していて、店側からの被害届を受け、警視庁が強制捜査に乗り出した。この事件などを受けて、警視庁は25日午前9時半過ぎ、住吉会総本部事務局や幸平一家の本部事務所などの家宅捜索を行った。

堺俊二こと陳俊二容疑者

住吉会総本部を捜索
陳容疑者は2020年11月、新宿区のクラブで1杯ごとに料金を支払うシステムに腹を立て、店長や従業員に「俺はヤクザだ。この野郎殺っちまうぞ」などと脅迫し、暴行を加えた疑いが持たれている。陳容疑者は店がやっていない飲み放題を求めるなど因縁を付けていた。取り調べに対し「暴行も脅迫もしていない」と容疑を否認している。
陳容疑者は、その後も、配下の組員に店側を脅すよう指示していて、店側からの被害届を受け、警視庁が強制捜査に乗り出した。この事件などを受けて、警視庁は25日午前9時半過ぎ、住吉会総本部事務局や幸平一家の本部事務所などの家宅捜索を行った。


恐喝と用心棒代収受 山口組系「兼一会」組員を逮捕
大阪府警は、飲食店で男性客から現金を脅し取るなどした疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目兼一会」組員・三浦英夫容疑者(53)を恐喝の疑いで逮捕した。調べに対し三浦容疑者は「覚えていません」と容疑を否認している。

大阪府警本部
三浦容疑者は2019年、大阪市淀川区にあるキャバクラ店で飲食代を全額支払わなかった男性に対し「足らん分を払え、6万円やったんや」などと言い、現金3万円を脅し取った疑い。この事件では、キャバクラ店の元経営者の男ら2人も同じ恐喝の容疑で逮捕されている。
また、三浦容疑者は2018年、このキャバクラ店を含む3店舗から「用心棒代」を受け取っていたとして、大阪府公安委員会から同様の行為をしないよう1年間の再発防止命令を受けていた。この再発防止命令の期間中にも関わらず、同じキャバクラ店から「用心棒代」を受け取ったとして、暴力団対策法違反の疑いでも三浦容疑者を逮捕した。
三浦容疑者は、店から毎月3万円から5万円ほどを用心棒代として受け取っていて、客とのトラブルなどに対応していたという。

大阪府警本部
三浦容疑者は2019年、大阪市淀川区にあるキャバクラ店で飲食代を全額支払わなかった男性に対し「足らん分を払え、6万円やったんや」などと言い、現金3万円を脅し取った疑い。この事件では、キャバクラ店の元経営者の男ら2人も同じ恐喝の容疑で逮捕されている。
また、三浦容疑者は2018年、このキャバクラ店を含む3店舗から「用心棒代」を受け取っていたとして、大阪府公安委員会から同様の行為をしないよう1年間の再発防止命令を受けていた。この再発防止命令の期間中にも関わらず、同じキャバクラ店から「用心棒代」を受け取ったとして、暴力団対策法違反の疑いでも三浦容疑者を逮捕した。
三浦容疑者は、店から毎月3万円から5万円ほどを用心棒代として受け取っていて、客とのトラブルなどに対応していたという。


偽造商品券でゲーム機など詐取・転売 弘道会傘下組員らを再逮捕
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愛知県警は、去年1月に愛知県内の家電量販店などでゲーム機などをだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員・豊田勇気容疑者(32)=岐阜県大垣市=と、宇野誠哉容疑者(30)=岐阜県=ら2人を偽造有価証券行使などの疑いで再逮捕した。

愛知県警本部
豊田容疑者と宇野容疑者は、同様の手口でブランドバッグをだまし取ったなどとして4日にも逮捕されていて、今回2度目の逮捕。調べに対し2人は黙秘している。
2人は去年1月、他の4人と共謀し、愛知県の家電量販店など4店舗で額面5000円の偽のJCBギフトカードを58枚使い、ゲーム機7台やゲームソフト6点など、販売価格あわせておよそ29万円分の商品をだまし取った疑いがもたれている。
だまし取った商品は県内にある複数のリサイクルショップで販売価格の半額ほどの値段で売却し、得た金は全て豊田容疑者が受け取っていたという。
愛知県警は去年、偽のJCBギフトカードが使われる事件を48件確認していて、すでに偽のJCBギフトカード917枚を押収、2人との関連を調べている。
愛知県警は、去年1月に愛知県内の家電量販店などでゲーム機などをだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員・豊田勇気容疑者(32)=岐阜県大垣市=と、宇野誠哉容疑者(30)=岐阜県=ら2人を偽造有価証券行使などの疑いで再逮捕した。

愛知県警本部
豊田容疑者と宇野容疑者は、同様の手口でブランドバッグをだまし取ったなどとして4日にも逮捕されていて、今回2度目の逮捕。調べに対し2人は黙秘している。
2人は去年1月、他の4人と共謀し、愛知県の家電量販店など4店舗で額面5000円の偽のJCBギフトカードを58枚使い、ゲーム機7台やゲームソフト6点など、販売価格あわせておよそ29万円分の商品をだまし取った疑いがもたれている。
だまし取った商品は県内にある複数のリサイクルショップで販売価格の半額ほどの値段で売却し、得た金は全て豊田容疑者が受け取っていたという。
愛知県警は去年、偽のJCBギフトカードが使われる事件を48件確認していて、すでに偽のJCBギフトカード917枚を押収、2人との関連を調べている。


特別区域でみかじめ料 稲川会系組長ら7人を逮捕
新潟県警組織犯罪対策2課などは23日、県暴力団排除条例の特別強化区域となっているJR長岡駅前で、キャバクラ店から「用心棒代」を受け取ったなどとして、指定暴力団・稲川会系「四代目巽一家」幹部で、「新通組」組長・新通一昭容疑者(55)=新潟市中央区=と、巽一家幹部で、「米山組」組長・米山光博容疑者(56)=長岡市=ら合わせて7人を県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕した。7人の認否は明らかにしていない。

新潟県警本部
新通容疑者は去年9月、JR長岡駅周辺の「暴力団排除特別強化区域」で営業する複数の風俗店から「用心棒代」として 現金合わせて9万円を受け取った疑いがもたれている。
また米山容疑者は、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系幹部・五十嵐英一容疑者(49)=柏崎市=や、キャバクラ店経営者など5人と共謀し、“営業を容認する対価”としてJR長岡駅周辺のキャバクラ店から「場所代」として計21万円を受け取った疑いがもたれている。
JR長岡駅前は去年3月、暴力団を排除する特別強化区域に指定されていて、この区域での摘発は今回が初めて。

新潟県警本部
新通容疑者は去年9月、JR長岡駅周辺の「暴力団排除特別強化区域」で営業する複数の風俗店から「用心棒代」として 現金合わせて9万円を受け取った疑いがもたれている。
また米山容疑者は、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系幹部・五十嵐英一容疑者(49)=柏崎市=や、キャバクラ店経営者など5人と共謀し、“営業を容認する対価”としてJR長岡駅周辺のキャバクラ店から「場所代」として計21万円を受け取った疑いがもたれている。
JR長岡駅前は去年3月、暴力団を排除する特別強化区域に指定されていて、この区域での摘発は今回が初めて。


住宅ローン詐取 共政会系組員と海自隊員ら3人を逮捕
広島県警捜査4課と廿日市署は23日、暴力団員のための住宅購入資金として融資を受ける意図を隠して住宅ローン契約を結び、金融機関から約3千万円をだまし取ったとして、指定暴力団・六代目共政会系「二代目荒瀬組」組員・佐々木渉容疑者(48)=広島市西区己斐大迫3丁目=と、内縁関係で露天商・松本幸枝容疑者(47)=同=、海上自衛隊潜水艦隊所属の3等海曹(48)の3人を詐欺の疑いで逮捕した。3人の認否は明らかにしていない。
佐々木容疑者ら3人は共謀して2014年9月21日、佐々木容疑者が一戸建て住宅を購入する際、暴力団組員で融資を受けられないため、3等海曹が住宅ローンの申込書や暴力団組員に該当しないと確約する書面などを作成。同10月20日、広島市の金融機関と契約し、3等海曹名義の口座に3020万円を振り込ませてだまし取った疑い。
海上自衛隊呉地方総監部によると、3等海曹は呉基地を母港とする潜水艦救難艦「ちはや」の乗員。県警は同基地内で西浦容疑者を逮捕した。佐々木容疑者と3等海曹は知人同士だった。
佐々木容疑者ら3人は共謀して2014年9月21日、佐々木容疑者が一戸建て住宅を購入する際、暴力団組員で融資を受けられないため、3等海曹が住宅ローンの申込書や暴力団組員に該当しないと確約する書面などを作成。同10月20日、広島市の金融機関と契約し、3等海曹名義の口座に3020万円を振り込ませてだまし取った疑い。
海上自衛隊呉地方総監部によると、3等海曹は呉基地を母港とする潜水艦救難艦「ちはや」の乗員。県警は同基地内で西浦容疑者を逮捕した。佐々木容疑者と3等海曹は知人同士だった。
道を間違えた知人男性に暴行 山口組傘下総長を逮捕
愛知県警北署は22日、知人男性に殴る蹴るなどの暴行を加えケガをさせたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「貝本会」幹部で、「二代目本城一家」総長・神谷誠容疑者(52)=愛知県春日井市篠木町=を傷害の疑いで逮捕した。
神谷容疑者は22日午後6時過ぎ、名古屋市北区の飲食店の駐車場で、知人男性(53)の顔を手で数回殴り、胸を数回足蹴りにするなどの暴行を加え、男性の首や右頬、胸に擦過傷などのけがをさせた疑いが持たれている。
神谷容疑者は、知人男性が運転する車に乗っていて、男性が道を間違えたことに腹を立てて暴行したとみられている。暴行の様子を目撃した人が警察に通報して逮捕に至った。調べに対し神谷容疑者は「手をあげたことは間違いない」と容疑を認めている。
神谷容疑者は22日午後6時過ぎ、名古屋市北区の飲食店の駐車場で、知人男性(53)の顔を手で数回殴り、胸を数回足蹴りにするなどの暴行を加え、男性の首や右頬、胸に擦過傷などのけがをさせた疑いが持たれている。
神谷容疑者は、知人男性が運転する車に乗っていて、男性が道を間違えたことに腹を立てて暴行したとみられている。暴行の様子を目撃した人が警察に通報して逮捕に至った。調べに対し神谷容疑者は「手をあげたことは間違いない」と容疑を認めている。


車検申請書偽造 弘道会若頭ら2人を逮捕
大阪府警捜査4課は20日、車検の際に他人名義の申請書を偽造し提出したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目弘道会」若頭で「野内組」組長・野内正博容疑者(55)=岐阜市=と、同会系組員・大谷周平容疑者(37)=大阪市都島区=ら2人を、有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。

大阪府警
野内容疑者らは2019年1月、日常的に使用していた他人名義の車の車検申請書を所有者名義で偽造し、国の車検登録事務所に提出した疑いがもたれている。
府警が、大阪市内で野内容疑者が乗る車を発見し、車検状況を調べたところ、名義人が2012年に死亡していたことから、偽造の疑いが浮上したという。野内容疑者は、調べに対し、「身に覚えがありません」と容疑を否認している。
府警は1月20日、乗用車の検査をした大阪市内の自動車修理業の男ら2人を同容疑で逮捕。野内容疑者の指示で車検が行われたとみている。

大阪府警
野内容疑者らは2019年1月、日常的に使用していた他人名義の車の車検申請書を所有者名義で偽造し、国の車検登録事務所に提出した疑いがもたれている。
府警が、大阪市内で野内容疑者が乗る車を発見し、車検状況を調べたところ、名義人が2012年に死亡していたことから、偽造の疑いが浮上したという。野内容疑者は、調べに対し、「身に覚えがありません」と容疑を否認している。
府警は1月20日、乗用車の検査をした大阪市内の自動車修理業の男ら2人を同容疑で逮捕。野内容疑者の指示で車検が行われたとみている。


神戸山口組幹部射殺 山口組系元組員に無期懲役の判決
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神戸地裁(小倉哲浩裁判長)は19日、兵庫県尼崎市で2019年11月、特定抗争指定暴力団・神戸山口組の幹部が射殺された事件で、殺人や殺人予備などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・朝比奈久徳被告(53)に対し、「強い殺意に基づく残虐な犯行」として求刑通り無期懲役を言い渡した。

朝比奈久徳被告(逮捕当時)
小倉裁判長は、検察側が主張した組織性は認定しなかったが、「所属していた暴力団への忠誠心が動機」と指摘。「一般市民にも被害が及びかねない極めて危険な行為」と非難した。
判決によると、朝比奈被告は2019年11月27日、尼崎市の路上で特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部=当時(59)=を自動小銃15発を発射して殺害。その後、別の神戸山口組幹部を殺害するために自動小銃や拳銃を載せたレンタカーで京都市内に移動した。
朝比奈被告は山口組系「二代目竹中組」組員だったが2018年12月に破門され、2019年8月に覚醒剤取締法違反の罪で起訴され保釈中だった。客を装って飲食店を訪れ、古川幹部を店外に誘い出して銃撃した。
裁判員裁判対象事件だが、裁判員に危険が及ぶ恐れがあるとして、除外された。
神戸地裁(小倉哲浩裁判長)は19日、兵庫県尼崎市で2019年11月、特定抗争指定暴力団・神戸山口組の幹部が射殺された事件で、殺人や殺人予備などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・朝比奈久徳被告(53)に対し、「強い殺意に基づく残虐な犯行」として求刑通り無期懲役を言い渡した。

朝比奈久徳被告(逮捕当時)
小倉裁判長は、検察側が主張した組織性は認定しなかったが、「所属していた暴力団への忠誠心が動機」と指摘。「一般市民にも被害が及びかねない極めて危険な行為」と非難した。
判決によると、朝比奈被告は2019年11月27日、尼崎市の路上で特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部=当時(59)=を自動小銃15発を発射して殺害。その後、別の神戸山口組幹部を殺害するために自動小銃や拳銃を載せたレンタカーで京都市内に移動した。
朝比奈被告は山口組系「二代目竹中組」組員だったが2018年12月に破門され、2019年8月に覚醒剤取締法違反の罪で起訴され保釈中だった。客を装って飲食店を訪れ、古川幹部を店外に誘い出して銃撃した。
裁判員裁判対象事件だが、裁判員に危険が及ぶ恐れがあるとして、除外された。
工藤会総裁と金庫番 最高裁が上告棄却し実刑判決確定
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最高裁第3小法廷(宮崎裕子裁判長)は、特定危険指定暴力団・工藤会への上納金から得た所得を隠し、所得税約3億2000万円を免れたとして、所得税法違反に問われた工藤会トップで総裁・野村悟被告(74)と、工藤会幹部で「金庫番」とされた山中組組長・山中政吉被告(70)について、16日付の決定で被告側の上告を棄却した。
野村被告を懲役3年、罰金8000万円、山中被告を懲役2年6月とした1審・福岡地裁と2審・福岡高裁の判決が確定する。
一審福岡地裁、二審福岡高裁は、建設業者などから徴収された上納金の一部が野村被告に分配され、個人的な支出に充てられていたと指摘。課税対象となる野村被告の個人所得と認定した。
福岡県警が工藤会の壊滅を目指した一連の「頂上作戦」を巡り、野村被告の有罪が確定するのは初めて。
最高裁第3小法廷(宮崎裕子裁判長)は、特定危険指定暴力団・工藤会への上納金から得た所得を隠し、所得税約3億2000万円を免れたとして、所得税法違反に問われた工藤会トップで総裁・野村悟被告(74)と、工藤会幹部で「金庫番」とされた山中組組長・山中政吉被告(70)について、16日付の決定で被告側の上告を棄却した。
野村被告を懲役3年、罰金8000万円、山中被告を懲役2年6月とした1審・福岡地裁と2審・福岡高裁の判決が確定する。
一審福岡地裁、二審福岡高裁は、建設業者などから徴収された上納金の一部が野村被告に分配され、個人的な支出に充てられていたと指摘。課税対象となる野村被告の個人所得と認定した。
福岡県警が工藤会の壊滅を目指した一連の「頂上作戦」を巡り、野村被告の有罪が確定するのは初めて。
監禁して現金や車など脅し取る 住吉会系幸平一家傘下幹部ら3人を逮捕
警視庁は17日、2017年に広島市の飲食店で男性を監禁した上、高級車「レクサス」などを奪い取ったとして、指定暴力団・住吉会系「幸平一家十三代目」傘下幹部・加藤清容疑者(65)ら3人を強盗などの疑いで逮捕した。

加藤清容疑者
加藤容疑者ら3人は、2017年、広島市の飲食店で当時48歳の男性を監禁し、「お前が文句を言ってグチャグチャにしたおかげで俺のシノギが出来なくなった」などと脅した上、包丁のようなものを見せ「殺すぞ。いくら払うか決めろよ」などと言い、現金85万円と高級車レクサス1台を奪い取った疑いがもたれている。
「加藤容疑者が配下の組員に使わせているレクサスは脅し取ったものだ」という趣旨の情報提供があり事件が発覚した。取り調べに対し加藤容疑者は認否を保留している。警視庁は背後に金銭トラブルがあったとみて捜査を進めている。

加藤清容疑者
加藤容疑者ら3人は、2017年、広島市の飲食店で当時48歳の男性を監禁し、「お前が文句を言ってグチャグチャにしたおかげで俺のシノギが出来なくなった」などと脅した上、包丁のようなものを見せ「殺すぞ。いくら払うか決めろよ」などと言い、現金85万円と高級車レクサス1台を奪い取った疑いがもたれている。
「加藤容疑者が配下の組員に使わせているレクサスは脅し取ったものだ」という趣旨の情報提供があり事件が発覚した。取り調べに対し加藤容疑者は認否を保留している。警視庁は背後に金銭トラブルがあったとみて捜査を進めている。


京都''祇園'' バカラ賭博 違法カジノ店経営者ら3人を逮捕
京都府警は17日、京都の繁華街・祇園でバカラ賭博の営業を行った疑いで、自称カジノ店経営者・塩澤孝仁容疑者(43)と従業員の男ら2人を賭博開張図利の疑いで逮捕した。

京都''祇園'' 違法カジノ店を摘発
塩澤容疑者らは1月19日、京都祇園の雑居ビルでバカラ場を開き、男性客(39)に賭博をさせた疑いがもたれている。2020年4月、「カジノ店でバカラ賭博が行われている」と匿名で情報が寄せられ、警察が内偵捜査をしていた。
店の入り口には、センサーライトや小型カメラが設置されていて、15坪ほどの店内には8人掛けのバカラ台が設置されていた。調べに対して、塩澤容疑者は「黙秘します」と話していて、警察は売り上げの実態や暴力団との関わりを調べることにしている。

京都''祇園'' 違法カジノ店を摘発
塩澤容疑者らは1月19日、京都祇園の雑居ビルでバカラ場を開き、男性客(39)に賭博をさせた疑いがもたれている。2020年4月、「カジノ店でバカラ賭博が行われている」と匿名で情報が寄せられ、警察が内偵捜査をしていた。
店の入り口には、センサーライトや小型カメラが設置されていて、15坪ほどの店内には8人掛けのバカラ台が設置されていた。調べに対して、塩澤容疑者は「黙秘します」と話していて、警察は売り上げの実態や暴力団との関わりを調べることにしている。

