愛知県初 あおり運転で山口組系竹中組傘下組員を逮捕
愛知県警は、愛知県東海市の知多産業道路で、トラックの前に車線変更し急ブレーキをかけて停車させるなどした妨害運転の疑いで、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」組員、竹内一元容疑者(47)=名古屋市北区=を逮捕した。

竹内一元容疑者

知多産業道路
竹内容疑者は去年12月、東海市東海町5丁目の西知多産業道路上りで、乗用車を運転し走行中のトラックの前に割り込み急ブレーキをかけ、トラックを本線上に停車させるなど、いわゆる「あおり運転」をした疑いがもたれている。トラックを停止させた竹内容疑者は、車から降り運転手の元へ近づいていったという。被害を受けた男性が警察に通報中、竹内容疑者は車で走り去った。
被害に遭ったトラックのドライブレコーダーの映像から、竹内容疑者が浮上した。調べに対し「何も言うことはありません。知りません」と容疑を否認している。
あおり運転が「妨害運転罪」として厳罰化された去年6月以降、愛知県内であおり運転の疑いで逮捕されるのは初めて。
竹内容疑者は、去年9月にも中村区で交通トラブルになった男性(当時45)に対しツバを吐きかけた上、相手のサングラスを無理やり剥ぎ取るなどしてケガをさせた疑いで逮捕され、その後、罰金30万円の略式命令を受けていた。


竹内一元容疑者

知多産業道路
竹内容疑者は去年12月、東海市東海町5丁目の西知多産業道路上りで、乗用車を運転し走行中のトラックの前に割り込み急ブレーキをかけ、トラックを本線上に停車させるなど、いわゆる「あおり運転」をした疑いがもたれている。トラックを停止させた竹内容疑者は、車から降り運転手の元へ近づいていったという。被害を受けた男性が警察に通報中、竹内容疑者は車で走り去った。
被害に遭ったトラックのドライブレコーダーの映像から、竹内容疑者が浮上した。調べに対し「何も言うことはありません。知りません」と容疑を否認している。
あおり運転が「妨害運転罪」として厳罰化された去年6月以降、愛知県内であおり運転の疑いで逮捕されるのは初めて。
竹内容疑者は、去年9月にも中村区で交通トラブルになった男性(当時45)に対しツバを吐きかけた上、相手のサングラスを無理やり剥ぎ取るなどしてケガをさせた疑いで逮捕され、その後、罰金30万円の略式命令を受けていた。

マンションに拳銃7丁と実弾156発 暴力団総長ら男女6人を逮捕
熊本県警熊本南署と県警組織犯罪対策課などは18日までに、熊本市中央区のマンションに、拳銃7丁と実弾156発を所持していた疑いで暴力団・「四代目大久保一家」総長・後藤昭裕容疑者(59)=熊本市中央区本荘=と、幹部・後藤雅美容疑者(46)=同区南坪井町=ら男女6人を銃刀法違反(拳銃加重所持)と火薬類取締法違反(無許可所持)の疑いで逮捕した。
ほかに逮捕されたのは、無職の男(47)=同市北区小糸山町=、運転手の男(35)=同市中央区中央街=、無職の女(33)=同市北区小糸山町=、店員の女(34)=同市南区南高江1丁目=の4容疑者。警察は「今後の捜査に支障がある」として6人の認否を明らかにしていない。

押収された拳銃と実弾

後藤容疑者らは去年3月、熊本市中央区新町1丁目のマンションで拳銃7丁と実弾156発を所持していた疑い。警察に「マンションの一室に拳銃のようなものがある」と情報提供を受けた警察が家宅捜索を行い、部屋の中から拳銃と実弾を押収した。押収された拳銃は回転式が5丁、自動式が2丁。
この部屋は逮捕された6人のうちの1人が契約していたが、居住していた形跡はなく、内偵捜査の結果、後藤容疑者ら6人が所持していたとみて今月7日に逮捕した。警察はすでに後藤容疑者の自宅など関係する60箇所を捜索していて、所持の理由や入手ルート、暴力団の武器庫の可能性もあるとみて詳しく調べる方針。

ほかに逮捕されたのは、無職の男(47)=同市北区小糸山町=、運転手の男(35)=同市中央区中央街=、無職の女(33)=同市北区小糸山町=、店員の女(34)=同市南区南高江1丁目=の4容疑者。警察は「今後の捜査に支障がある」として6人の認否を明らかにしていない。

押収された拳銃と実弾

後藤容疑者らは去年3月、熊本市中央区新町1丁目のマンションで拳銃7丁と実弾156発を所持していた疑い。警察に「マンションの一室に拳銃のようなものがある」と情報提供を受けた警察が家宅捜索を行い、部屋の中から拳銃と実弾を押収した。押収された拳銃は回転式が5丁、自動式が2丁。
この部屋は逮捕された6人のうちの1人が契約していたが、居住していた形跡はなく、内偵捜査の結果、後藤容疑者ら6人が所持していたとみて今月7日に逮捕した。警察はすでに後藤容疑者の自宅など関係する60箇所を捜索していて、所持の理由や入手ルート、暴力団の武器庫の可能性もあるとみて詳しく調べる方針。

「コロナ貸付金」詐取 弘道会傘下「野内組」組員を逮捕
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栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は18日、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける生活福祉資金特例貸付制度の「緊急小口資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員で、設備業・笹崎浩司容疑者(37)=鹿沼市泉町=を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、2020年4月6日、鹿沼市社会福祉協議会で虚偽の内容の申請書を提出し、同10日、県社会福祉協議会から20万円を口座に振り込ませてだまし取った疑い。
笹崎容疑者はこのほか、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金の詐取容疑や、不正に入手した知人名義のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑でも逮捕されている。

栃木県警組織犯罪対策1課と宇都宮中央署は18日、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける生活福祉資金特例貸付制度の「緊急小口資金」をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員で、設備業・笹崎浩司容疑者(37)=鹿沼市泉町=を詐欺の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、2020年4月6日、鹿沼市社会福祉協議会で虚偽の内容の申請書を提出し、同10日、県社会福祉協議会から20万円を口座に振り込ませてだまし取った疑い。
笹崎容疑者はこのほか、新型コロナウイルスの影響で減収世帯などに貸し付ける「生活福祉資金特例貸付制度」の総合支援資金の詐取容疑や、不正に入手した知人名義のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗容疑でも逮捕されている。

女性トラブルで知人を暴行 山口組系大石組傘下幹部ら2人を逮捕
北海道警札幌豊平署は15日、知人の男性を暴行し、乗用車のトランクに押し込んで、ケガをさせたとして特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目大石組」傘下幹部・松本忍容疑者(53)=住所不定=と、無職・佐藤大辰容疑者(47)=住所不定=ら2人を加害目的略取と監禁、傷害の疑いで逮捕した。

北海道警札幌豊平署
松本容疑者ら2人は、去年10月4日午前4時ごろ、札幌市東区の駐車場で、知人の30代男性に殴る蹴るの暴行を加えて乗用車のトランクに押し込み、札幌から千歳まで移動。およそ3時間半後、千歳市内の山奥で男性をトランクから出し、さらに殴る蹴るの暴行を加えて、全身打撲などのケガをさせた疑いが持たれている。
2人は容疑を認めていて、3人は知人同士で女性関係のトラブルがあったという趣旨の供述をしているという。


北海道警札幌豊平署
松本容疑者ら2人は、去年10月4日午前4時ごろ、札幌市東区の駐車場で、知人の30代男性に殴る蹴るの暴行を加えて乗用車のトランクに押し込み、札幌から千歳まで移動。およそ3時間半後、千歳市内の山奥で男性をトランクから出し、さらに殴る蹴るの暴行を加えて、全身打撲などのケガをさせた疑いが持たれている。
2人は容疑を認めていて、3人は知人同士で女性関係のトラブルがあったという趣旨の供述をしているという。

みかじめ料の恐喝未遂 松葉会系幹部ら2人を逮捕
警視庁は、東京都葛飾区のマッサージ店から、みかじめ料を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・松葉会系「佐竹一家」幹部・芳賀健一郎容疑者(52)と、会社員・立花匡正容疑者(40)の2人を逮捕した。
芳賀容疑者らは去年7月、葛飾区のマッサージ店を訪れ、店の経営者の男性(当時34)を「みかじめだよ。お金払わなかったらどうなるか分からねえぞ」などと脅し、みかじめ料の名目で金銭を脅し取ろうとした疑いがもたれている。
暴力団に所属していない立花容疑者は芳賀容疑者の知人で、日常的にみかじめ料の回収役を担っていたとみられている。調べに対し、芳賀容疑者は「覚えていない」と容疑を否認、立花容疑者は「芳賀さんが言っていたのは間違いないが、自分は脅していない」と供述している。

芳賀容疑者らは去年7月、葛飾区のマッサージ店を訪れ、店の経営者の男性(当時34)を「みかじめだよ。お金払わなかったらどうなるか分からねえぞ」などと脅し、みかじめ料の名目で金銭を脅し取ろうとした疑いがもたれている。
暴力団に所属していない立花容疑者は芳賀容疑者の知人で、日常的にみかじめ料の回収役を担っていたとみられている。調べに対し、芳賀容疑者は「覚えていない」と容疑を否認、立花容疑者は「芳賀さんが言っていたのは間違いないが、自分は脅していない」と供述している。

太陽光発電詐欺 福博会系組長ら3人を逮捕
福岡県警は14日、太陽光発電設備を設置した土地を譲り渡すなどとウソをつき、現金2,850万円をだまし取ったとして、指定暴力団・四代目福博会傘下組長・和田匡礼容疑者(53)=福岡市東区=と内縁の妻、不動産会社役員・奥元雄策容疑者(59)=筑紫野市=ら男女3人を逮捕し、15日に福博会本部の家宅捜索に入った。
和田容疑者ら3人は共謀の上、一昨年4月から5月にかけて、奥元容疑者が所有する飯塚市の土地に太陽光発電設備を設置し、糟屋郡の建設会社社長の60代男性に土地と共に譲り渡すなどとウソの約束をし、資材購入の名目で現金2,850万円をだまし取った疑いがもたれている。飯塚市の土地に絡む詐欺事件で、複数の企業も被害にあったとみられている。3人の認否は明らかにしていない。
男性が工事が始まっていないことに気付き、連絡が取れなくなったため同年11月、警察に相談して事件が発覚した。

和田容疑者ら3人は共謀の上、一昨年4月から5月にかけて、奥元容疑者が所有する飯塚市の土地に太陽光発電設備を設置し、糟屋郡の建設会社社長の60代男性に土地と共に譲り渡すなどとウソの約束をし、資材購入の名目で現金2,850万円をだまし取った疑いがもたれている。飯塚市の土地に絡む詐欺事件で、複数の企業も被害にあったとみられている。3人の認否は明らかにしていない。
男性が工事が始まっていないことに気付き、連絡が取れなくなったため同年11月、警察に相談して事件が発覚した。

倉敷市 発砲事件受け「警戒区域」指定
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岡山県公安委員会は15日、特定抗争指定暴力団の六代目山口組と神戸山口組の活動を厳しく制限する「警戒区域」について、暴力団対策法に基づき新たに倉敷市を指定すると発表した。22日に予定される官報の公示で効力が発生する。

藤健興業事務所に
使用制限の本命令
昨年12月3日の神戸山口組系「三代目熊本組」傘下「三代目藤健興業」の事務所に銃弾が撃ち込まれた事件を受けた対応で、岡山県内の警戒区域指定は岡山市に次いで2例目。期間は2021年4月6日までだが、その後に延長もできる。
対象となる倉敷市内の事務所は神戸山口組の4カ所のみで、山口組は拠点がないという。指定に当たり、県公安委は13、14日に県警本部で両組側から意見聴取する場を設けたが、いずれも欠席していた。
県公安委は事件後、藤健興業と倉敷市内の関係先2カ所について使用を制限する本命令を出していた。

岡山県公安委員会は15日、特定抗争指定暴力団の六代目山口組と神戸山口組の活動を厳しく制限する「警戒区域」について、暴力団対策法に基づき新たに倉敷市を指定すると発表した。22日に予定される官報の公示で効力が発生する。

藤健興業事務所に
使用制限の本命令
昨年12月3日の神戸山口組系「三代目熊本組」傘下「三代目藤健興業」の事務所に銃弾が撃ち込まれた事件を受けた対応で、岡山県内の警戒区域指定は岡山市に次いで2例目。期間は2021年4月6日までだが、その後に延長もできる。
対象となる倉敷市内の事務所は神戸山口組の4カ所のみで、山口組は拠点がないという。指定に当たり、県公安委は13、14日に県警本部で両組側から意見聴取する場を設けたが、いずれも欠席していた。
県公安委は事件後、藤健興業と倉敷市内の関係先2カ所について使用を制限する本命令を出していた。

工藤会総裁・野村悟被告に死刑求刑
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福岡地裁(足立勉裁判長)で14日、、市民襲撃4事件に関与したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)の罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会トップで総裁・野村悟被告(74)と、ナンバー2の会長・田上不美夫被告(64)の論告求刑公判が開かれ、検察側は野村被告に死刑、田上被告に無期懲役と罰金2000万円を求刑した。指定暴力団のトップに対する死刑求刑は極めて異例。

左:野村悟被告
右:田上不美夫被告
検察側は論告で、1998年の元漁協組合長射殺を「組織として、漁協の利権に介入する目的で圧力をかけた」と指摘。繁華街で発砲して暴力団による犯行を印象付けたとし、田上被告も共謀していたと述べた。3月11日に最終弁論があり、結審する予定。両被告は全面的に無罪を主張している。
4事件は1998年の元組合長射殺(殺人)、2012年の元福岡県警警部銃撃、2013年の看護師襲撃、2014年の歯科医襲撃(いずれも組織犯罪処罰法違反)。

福岡地裁(足立勉裁判長)で14日、、市民襲撃4事件に関与したとして、殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)の罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会トップで総裁・野村悟被告(74)と、ナンバー2の会長・田上不美夫被告(64)の論告求刑公判が開かれ、検察側は野村被告に死刑、田上被告に無期懲役と罰金2000万円を求刑した。指定暴力団のトップに対する死刑求刑は極めて異例。

左:野村悟被告
右:田上不美夫被告
検察側は論告で、1998年の元漁協組合長射殺を「組織として、漁協の利権に介入する目的で圧力をかけた」と指摘。繁華街で発砲して暴力団による犯行を印象付けたとし、田上被告も共謀していたと述べた。3月11日に最終弁論があり、結審する予定。両被告は全面的に無罪を主張している。
4事件は1998年の元組合長射殺(殺人)、2012年の元福岡県警警部銃撃、2013年の看護師襲撃、2014年の歯科医襲撃(いずれも組織犯罪処罰法違反)。

車上荒らしで逮捕 大麻栽培で逮捕・起訴の稲川会系組員
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北海道警千歳署は13日、駐車中の車から、リュックサックなどを盗んだとして、指定暴力団・稲川会系「二代目高橋組」組員・小釜一生容疑者(36)=千歳市栄町=と、無職の男(50)=住居不定=を窃盗の疑いで逮捕した。
2人は去年8月19日午前11時ごろ、美瑛町白金地区にある「不動の滝」付近の駐車帯に止まっていた車から、リュックサックなど(時価計2,150円相当)を盗んだ疑いが持たれている。調べに対し2人は容疑を否認している。
小釜容疑者は去年4月から6月にかけて、他の男4人と共謀し安平町早来の閉鎖されたゴルフ場内に侵入し大麻を栽培したなどとして大麻取締法違反の疑いで10月に逮捕され、その後起訴されている。
窃盗事件当時、小釜容疑者らは大麻取締法違反事件について指名手配されていた。

北海道警千歳署は13日、駐車中の車から、リュックサックなどを盗んだとして、指定暴力団・稲川会系「二代目高橋組」組員・小釜一生容疑者(36)=千歳市栄町=と、無職の男(50)=住居不定=を窃盗の疑いで逮捕した。
2人は去年8月19日午前11時ごろ、美瑛町白金地区にある「不動の滝」付近の駐車帯に止まっていた車から、リュックサックなど(時価計2,150円相当)を盗んだ疑いが持たれている。調べに対し2人は容疑を否認している。
小釜容疑者は去年4月から6月にかけて、他の男4人と共謀し安平町早来の閉鎖されたゴルフ場内に侵入し大麻を栽培したなどとして大麻取締法違反の疑いで10月に逮捕され、その後起訴されている。
窃盗事件当時、小釜容疑者らは大麻取締法違反事件について指名手配されていた。

高級食材取り込み詐欺 山口組系益田組幹部ら9人を逮捕
警視庁は13日までに、食品販売会社の社員を装い、食肉や海産物の販売会社から商品をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目益田組幹部で、「坂田組」組長・坂田宏樹容疑者(41)=神奈川県伊勢原市下糟屋=、山下純一容疑者(41)=静岡県伊東市岡=ら2人と、会社員・比下剛浩受刑者(5)=別の詐欺事件で受刑中=ら3人を含む9人の男を詐欺容疑で逮捕した。

左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
9人は2018年3月、共謀し、東京都荒川区の「ケイズコーポレーション」という実体のない食品販売会社の社員を名乗って、福岡県の食肉会社や東京都の海産物販売会社に取引を持ちかけ、事件前に小規模の取引をして信用させ、両社が扱う黒毛和牛や冷凍ホタテなどの商品計約325万円相当をだまし取った疑い。商品を転売して現金化し、組織の資金にしたとみている。認否を明らかにしていない。
坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6,000万円の被害が確認されている。取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。
比下容疑者はグループのまとめ役とみられ、平成30年に同様の別事件で逮捕され、実刑判決が確定して受刑中だった。


左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
9人は2018年3月、共謀し、東京都荒川区の「ケイズコーポレーション」という実体のない食品販売会社の社員を名乗って、福岡県の食肉会社や東京都の海産物販売会社に取引を持ちかけ、事件前に小規模の取引をして信用させ、両社が扱う黒毛和牛や冷凍ホタテなどの商品計約325万円相当をだまし取った疑い。商品を転売して現金化し、組織の資金にしたとみている。認否を明らかにしていない。
坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6,000万円の被害が確認されている。取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。
比下容疑者はグループのまとめ役とみられ、平成30年に同様の別事件で逮捕され、実刑判決が確定して受刑中だった。

男子高校生に暴行 道仁会系組員を逮捕
佐賀県警唐津署は12日、知人の男子高校生を殴るなどしてケガを負わせたとして指定暴力団・道仁会系組員・楢崎寛容疑者(22)=唐津市長谷=を傷害の疑いで逮捕した。楢崎容疑者は「相手の顔面を殴ったことに間違いない」と容疑を認めている。
楢崎容疑者は4日午後7時25分ごろ、唐津市内の遊技施設で知人の男子高校生の顔面を殴るなどして、約2週間のけがを負わせた疑い。楢崎容疑者が男子高校生に連絡をとったももの、男子高校生は応じず、偶然この遊技場で遭遇したという。男子高校生は事件翌日の5日に「ヤクザの男から顔を殴られたり、蹴られたりする暴力を受けた」と署に被害届を出していた。

楢崎容疑者は4日午後7時25分ごろ、唐津市内の遊技施設で知人の男子高校生の顔面を殴るなどして、約2週間のけがを負わせた疑い。楢崎容疑者が男子高校生に連絡をとったももの、男子高校生は応じず、偶然この遊技場で遭遇したという。男子高校生は事件翌日の5日に「ヤクザの男から顔を殴られたり、蹴られたりする暴力を受けた」と署に被害届を出していた。

知人の車を勝手に売却 山口組系弘道会傘下組員を逮捕
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兵庫県警尼崎東署は12日、2019年1月に知人男性から借りた軽乗用車を返さず、勝手に神戸市内の中古自動車店に売却したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員・五十森秀伸容疑者(29)=大阪市旭区=を横領の疑いで逮捕した。調べに対し「暴力団員なので黙秘します」と話している。
五十森容疑者は2019年1月4日、知人男性の軽乗用車と自身の車を3日間交換することを持ち掛けたが、3日たっても「事故をしたから返せない」などと返還を拒否。自身の車を引き取った後も返還要求に応じず、同年4月ごろ、知人男性らが同署に相談していた。
五十森容疑者は10、11月に、自動車修理工場から借りた代車を返さなかったなどの疑いで、詐欺や横領容疑で同署に逮捕・起訴されている。

兵庫県警尼崎東署は12日、2019年1月に知人男性から借りた軽乗用車を返さず、勝手に神戸市内の中古自動車店に売却したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組員・五十森秀伸容疑者(29)=大阪市旭区=を横領の疑いで逮捕した。調べに対し「暴力団員なので黙秘します」と話している。
五十森容疑者は2019年1月4日、知人男性の軽乗用車と自身の車を3日間交換することを持ち掛けたが、3日たっても「事故をしたから返せない」などと返還を拒否。自身の車を引き取った後も返還要求に応じず、同年4月ごろ、知人男性らが同署に相談していた。
五十森容疑者は10、11月に、自動車修理工場から借りた代車を返さなかったなどの疑いで、詐欺や横領容疑で同署に逮捕・起訴されている。

知人を車で連れ去り監禁・暴行 住吉会系組員とドラゴンメンバーらを逮捕
警視庁組織犯罪対策2課は、知人の男性を車で連れ去り、金属バットで殴ってけがを負わせたなどとして、指定暴力団・住吉会系組員・大沢優太容疑者(27)=東京都江戸川区上篠崎=と、準暴力団・チャイニーズドラゴンのメンバー・野口英光容疑者(32)=江東区東砂=ら計5人を逮捕監禁と傷害の疑いで逮捕した。大沢容疑者が犯行を指示し、4人に実行させたとみられる。
大沢容疑者と男性の関係者の間で投資をめぐる金銭トラブルがあり、男性に何らかの因縁をつけたとみている。
逮捕容疑は昨年8月31日夜、都内の自称会社員の男性(25)を千葉県内の地下駐車場に呼び出し、何らかの薬物を吸引させて意識を混濁させた上、手錠をかけて車に乗せて監禁。その後、バットや刃物で暴行を加え重傷を負わせたとしている。
組対2課によると、男性は隙を見て自宅に逃げ、家族が通報した。大沢容疑者は「全く身に覚えがない」と否認しているという。

大沢容疑者と男性の関係者の間で投資をめぐる金銭トラブルがあり、男性に何らかの因縁をつけたとみている。
逮捕容疑は昨年8月31日夜、都内の自称会社員の男性(25)を千葉県内の地下駐車場に呼び出し、何らかの薬物を吸引させて意識を混濁させた上、手錠をかけて車に乗せて監禁。その後、バットや刃物で暴行を加え重傷を負わせたとしている。
組対2課によると、男性は隙を見て自宅に逃げ、家族が通報した。大沢容疑者は「全く身に覚えがない」と否認しているという。

証人威迫 工藤会系組長に懲役1年求刑
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福岡地裁(神原浩裁判長)で6日、特定危険指定暴力団・工藤会のトップらが関与したとされる事件の公判で証言した男性を脅したとして、組織犯罪処罰法違反(証人威迫罪)に問われた工藤会系組長、鹿子嶋文男被告(67)=苅田町新津=の論告求刑公判があり、検察側は懲役1年を求刑した。判決は20日。
検察側は論告で、証言した男性は工藤会から絶縁され、その後県内での生活を許されたが、鹿子嶋被告が動向を監視していたと指摘。脅された男性は「組員に殺されるのではないかと県外に逃亡した」と恐怖を訴えた。
一方弁護側は「証言後の犯行で公判への影響は現実的にほぼない。今後は男性と一切接触しないと約束している」と述べ、執行猶予付き判決を求めた。
起訴状によると、鹿子嶋被告は昨年1~4月、福岡地裁で審理中の工藤会トップ、野村悟被告(74)らの事件の公判で証言した男性を、電話や対面で脅したとされる。

福岡地裁(神原浩裁判長)で6日、特定危険指定暴力団・工藤会のトップらが関与したとされる事件の公判で証言した男性を脅したとして、組織犯罪処罰法違反(証人威迫罪)に問われた工藤会系組長、鹿子嶋文男被告(67)=苅田町新津=の論告求刑公判があり、検察側は懲役1年を求刑した。判決は20日。
検察側は論告で、証言した男性は工藤会から絶縁され、その後県内での生活を許されたが、鹿子嶋被告が動向を監視していたと指摘。脅された男性は「組員に殺されるのではないかと県外に逃亡した」と恐怖を訴えた。
一方弁護側は「証言後の犯行で公判への影響は現実的にほぼない。今後は男性と一切接触しないと約束している」と述べ、執行猶予付き判決を求めた。
起訴状によると、鹿子嶋被告は昨年1~4月、福岡地裁で審理中の工藤会トップ、野村悟被告(74)らの事件の公判で証言した男性を、電話や対面で脅したとされる。

銀座の強盗・監禁 住吉会系幹部らへの“指示役”中国人を逮捕
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警視庁は、去年、東京都中央区銀座の路上で会社社長の男性が車で連れ去られ、現金などが奪われた事件で、犯行の指示役とみられる伊暁東容疑者(35)=中国籍=を、新たに強盗・監禁致傷などの疑いで逮捕した。

事件のあった現場周辺
伊容疑者は去年8月、仲間と共謀して、東京都中央区銀座の路上で、化粧品販売会社社長の60代男性を車に押し込み、粘着テープで手足を縛ってケガをさせ、現金などを奪った疑いがもたれている。認否を明らかにしていない。
伊容疑者は、すでに逮捕されている実行役の指定暴力団・住吉会系幹部・張山博司容疑者(69)らに犯行を指示していたとみられていて、警視庁は伊容疑者の背後に男性の資産状況を把握し事件を計画した人物がいるとみて捜査している。

警視庁は、去年、東京都中央区銀座の路上で会社社長の男性が車で連れ去られ、現金などが奪われた事件で、犯行の指示役とみられる伊暁東容疑者(35)=中国籍=を、新たに強盗・監禁致傷などの疑いで逮捕した。

事件のあった現場周辺
伊容疑者は去年8月、仲間と共謀して、東京都中央区銀座の路上で、化粧品販売会社社長の60代男性を車に押し込み、粘着テープで手足を縛ってケガをさせ、現金などを奪った疑いがもたれている。認否を明らかにしていない。
伊容疑者は、すでに逮捕されている実行役の指定暴力団・住吉会系幹部・張山博司容疑者(69)らに犯行を指示していたとみられていて、警視庁は伊容疑者の背後に男性の資産状況を把握し事件を計画した人物がいるとみて捜査している。
