覚醒剤を組織的密売 住吉会系組員らを逮捕
警視庁は、覚醒剤を組織的に密売していたとして指定暴力団・住吉会系組員・中島悠志容疑者(46)ら5人を覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕した。調べに対し「身に覚えがありません」などと5人全員が容疑を否認している。

中島悠志容疑者
中島容疑者らは今年2月、北海道函館市在住の男に覚醒剤10グラムを10万円で譲り渡した疑いが持たれている。中島容疑者らはこれまでに、少なくとも覚醒剤を16人に密売、2000万円以上を売り上げたとみられている。
2020年4月に、路上でトラブルを起こした中島容疑者を調べたところ、覚醒剤の売人の可能性が浮上した。

中島悠志容疑者
中島容疑者らは今年2月、北海道函館市在住の男に覚醒剤10グラムを10万円で譲り渡した疑いが持たれている。中島容疑者らはこれまでに、少なくとも覚醒剤を16人に密売、2000万円以上を売り上げたとみられている。
2020年4月に、路上でトラブルを起こした中島容疑者を調べたところ、覚醒剤の売人の可能性が浮上した。
新型コロナ貸付金詐取 山口組系組員に懲役2年6カ月の実刑判決
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長崎地裁(堀田佐紀裁判官)は23日、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯への特例貸付金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・畠山聖一被告(56)=長崎市淵町=の判決公判で、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。

長崎地方裁判所
判決によると、畠山被告は2020年7月から8月にかけ、弟と共謀して新型コロナウイルスの影響で収入が減った事実がないにも関わらず、厚生労働省の「緊急小口資金特例貸付」と「総合支援資金特例貸付制度」の貸付制度に弟の名義で申請し、長崎県社会福祉協議会から合わせて現金60万円を詐取した。
23日の判決公判で堀田佐紀裁判官は、「新型コロナによる収入減少に迅速に対応するための制度を悪用する卑劣な行為」として、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。
長崎地裁(堀田佐紀裁判官)は23日、新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯への特例貸付金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・畠山聖一被告(56)=長崎市淵町=の判決公判で、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。

長崎地方裁判所
判決によると、畠山被告は2020年7月から8月にかけ、弟と共謀して新型コロナウイルスの影響で収入が減った事実がないにも関わらず、厚生労働省の「緊急小口資金特例貸付」と「総合支援資金特例貸付制度」の貸付制度に弟の名義で申請し、長崎県社会福祉協議会から合わせて現金60万円を詐取した。
23日の判決公判で堀田佐紀裁判官は、「新型コロナによる収入減少に迅速に対応するための制度を悪用する卑劣な行為」として、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡した。
「生活に困って・・」新型コロナ貸付金詐取 極東会傘下組員を逮捕
警視庁は22日までに、新型コロナ貸付金制度を悪用し現金65万円をだまし取ったとして、指定暴力団・極東会傘下組員・小川康彦容疑者(49)を詐欺容疑で逮捕した。

小川康彦容疑者
小川容疑者は2020年5月、新型コロナウイルスの影響で収入が減り、困っている世帯に国が生活費を貸し付ける制度を悪用し、暴力団組員であることを隠して東京都社会福祉協議会に対し契約社員と装ってウソの申請を行い、5月から9月にかけてあわせて65万円を不正に受け取った疑いが持たれている。
調べに対し小川容疑者は、「生活に困ってやった。2020年10月から収入が全くなくなった」と容疑を認めている。

小川康彦容疑者
小川容疑者は2020年5月、新型コロナウイルスの影響で収入が減り、困っている世帯に国が生活費を貸し付ける制度を悪用し、暴力団組員であることを隠して東京都社会福祉協議会に対し契約社員と装ってウソの申請を行い、5月から9月にかけてあわせて65万円を不正に受け取った疑いが持たれている。
調べに対し小川容疑者は、「生活に困ってやった。2020年10月から収入が全くなくなった」と容疑を認めている。
貯水槽遺体遺棄事件 新たに暴力団関係者1人を逮捕者
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千葉県警19日までに、去年10月に運送業・宮内孝介さん(当時46)=成田市=が、印西市小林の防火貯水槽の中から遺体で見つかった事件で、新たに暴力団関係者・岡本直也容疑者(32)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
この事件では指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家十三代目」傘下幹部ら男女7人が死体遺棄容疑で逮捕され、このうち3人は殺人容疑でも再逮捕されている。
岡本容疑者が犯行前に宮内さんと行動している姿が防犯カメラに映っていたことや、関係者の供述などから関与が明らかになった。岡本容疑者の認否を明らかにしていないが、トラブルには何らかの組織的背景があるとみて、事件の全容解明を急いでいる。
千葉県警19日までに、去年10月に運送業・宮内孝介さん(当時46)=成田市=が、印西市小林の防火貯水槽の中から遺体で見つかった事件で、新たに暴力団関係者・岡本直也容疑者(32)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
この事件では指定暴力団・住吉会系「十三代目幸平一家十三代目」傘下幹部ら男女7人が死体遺棄容疑で逮捕され、このうち3人は殺人容疑でも再逮捕されている。
岡本容疑者が犯行前に宮内さんと行動している姿が防犯カメラに映っていたことや、関係者の供述などから関与が明らかになった。岡本容疑者の認否を明らかにしていないが、トラブルには何らかの組織的背景があるとみて、事件の全容解明を急いでいる。
尼崎市が山口組系司興業傘下「琉真会」会長宅を買い取り 事務所以外で全国初の事例
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兵庫県尼崎市は22日、尼崎市南武庫之荘にある特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目司興業傘下「琉真会」事務所兼会長の自宅を買収すると発表した。
尼崎市では山口組と特定抗争指定暴力団・神戸山口組の抗争とみられる事件が相次ぎ、対象の住宅でも2020年11月に発砲事件が発生している。

昨年11月事件当時

発砲事件があった現場
記者会見した稲村和美市長は「不動産仲介業者が暴力団排除に取り組んでいるため、暴力団関係者同士で私的に土地が取引される負の連鎖がある。市が一度買い取って売却することで、民間の流通に乗せていきたい」と話している。
尼崎市は物件を1900万円ほどで買い取る契約を来月1日に結ぶ予定で、その後売却する方針を示している。
3月23日の本会議で審議される予定で、可決すれば暴力団事務所以外の暴力団関連施設を自治体が直接買い取る全国初の事例になる。
兵庫県尼崎市は22日、尼崎市南武庫之荘にある特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目司興業傘下「琉真会」事務所兼会長の自宅を買収すると発表した。
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昨年11月事件当時

発砲事件があった現場
記者会見した稲村和美市長は「不動産仲介業者が暴力団排除に取り組んでいるため、暴力団関係者同士で私的に土地が取引される負の連鎖がある。市が一度買い取って売却することで、民間の流通に乗せていきたい」と話している。
尼崎市は物件を1900万円ほどで買い取る契約を来月1日に結ぶ予定で、その後売却する方針を示している。
3月23日の本会議で審議される予定で、可決すれば暴力団事務所以外の暴力団関連施設を自治体が直接買い取る全国初の事例になる。
フランスからMDMA4000錠を密輸 稲川会系関係者2人を逮捕
警視庁と東京税関は19日までに、フランスから合成麻薬MDMAを健康器具に隠して密輸したとして、指定暴力団・稲川会系暴力団周辺者とみられる職業不詳・白川智優容疑者(20)=住居不詳=ら2人を逮捕した。取り調べに対して2人は容疑を否認し、「すべて黙秘します」と供述している。

白川智優容疑者

健康器具に隠されてたMDMA
白川容疑者は今年2月、営利目的でフランスから合成麻薬MDMA約4000錠(末端価格1620万円相当)を密輸した疑いがもたれている。MDMAは4つの健康器具の筒の部分に隠されていて、羽田空港に到着後、東京税関のX線検査で荷物に不審な影が見つかって詳しく調べたところ、MDMAが見つかった。また2人の尿からはコカインなどの反応が出たという。
この荷物は東京都墨田区のビルが届け先となっていて、白川容疑者が受け取ったという。警視庁は組織的な犯行とみて調べている。

白川智優容疑者

健康器具に隠されてたMDMA
白川容疑者は今年2月、営利目的でフランスから合成麻薬MDMA約4000錠(末端価格1620万円相当)を密輸した疑いがもたれている。MDMAは4つの健康器具の筒の部分に隠されていて、羽田空港に到着後、東京税関のX線検査で荷物に不審な影が見つかって詳しく調べたところ、MDMAが見つかった。また2人の尿からはコカインなどの反応が出たという。
この荷物は東京都墨田区のビルが届け先となっていて、白川容疑者が受け取ったという。警視庁は組織的な犯行とみて調べている。


スーパーに侵入して柿2個を盗む 稲川会系組員ら3人を逮捕
神奈川県警捜査3課は18日、店舗内に侵入して商品などを盗んだとして、指定暴力団・稲川会系組員・加山義仁容疑者(38)=覚醒剤取締法違反容疑で逮捕、処分保留=ら男女3人を、窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した。3人はいずれも容疑を認めている。

加山義仁容疑者
3人は昨年11月13日午前4時ごろ、横浜市港南区のスーパーマーケットに侵入し、商品の柿2個(販売価格計約200円)と従業員の手提げバッグ1個(時価約1万円相当)を盗んだとしている。同課によると、加山容疑者らはバールのようなもので店の自動ドアをこじ開け、店内に侵入し犯行に及んでいた。
県内では昨年6月以降、同じような手口で飲食店や貴金属店などから金品が盗まれる事件が100件以上発生しており、同課は加山容疑者らの余罪についても調べている。

加山義仁容疑者
3人は昨年11月13日午前4時ごろ、横浜市港南区のスーパーマーケットに侵入し、商品の柿2個(販売価格計約200円)と従業員の手提げバッグ1個(時価約1万円相当)を盗んだとしている。同課によると、加山容疑者らはバールのようなもので店の自動ドアをこじ開け、店内に侵入し犯行に及んでいた。
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4つの市民襲撃事件 工藤会系元組幹部に懲役21年の判決
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福岡地裁(神原浩裁判長)は17日、2011年に北九州市で建設会社会長が射殺された事件など、4つの市民襲撃事件に関与したとして、殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系「田中組」元幹部・松田洋典被告(46)の判決公判で、懲役21年を言い渡した。
判決によると、松田被告は実行役の工藤会系幹部らと共謀し、2011年11月に建設会社会長の内納敏博さん(当時72)を拳銃で撃ち殺害。このほか2012年の福岡県警・元警部銃撃事件など、合わせて4つの市民襲撃事件に関与した。
これまでの裁判で、弁護側は内納さんの殺害に関与していないなど無罪を主張していた。
17日の判決公判で、神原浩裁判長は「意に沿わない人の命を組織的に抹殺するという許容される余地のない犯行」と指摘。「配下の組員に内納さんの行動の確認をさせる重要な役割を果たした」などとして、懲役25年の求刑に対して懲役21年を言い渡した。
福岡地裁(神原浩裁判長)は17日、2011年に北九州市で建設会社会長が射殺された事件など、4つの市民襲撃事件に関与したとして、殺人などの罪に問われた特定危険指定暴力団・工藤会系「田中組」元幹部・松田洋典被告(46)の判決公判で、懲役21年を言い渡した。
判決によると、松田被告は実行役の工藤会系幹部らと共謀し、2011年11月に建設会社会長の内納敏博さん(当時72)を拳銃で撃ち殺害。このほか2012年の福岡県警・元警部銃撃事件など、合わせて4つの市民襲撃事件に関与した。
これまでの裁判で、弁護側は内納さんの殺害に関与していないなど無罪を主張していた。
17日の判決公判で、神原浩裁判長は「意に沿わない人の命を組織的に抹殺するという許容される余地のない犯行」と指摘。「配下の組員に内納さんの行動の確認をさせる重要な役割を果たした」などとして、懲役25年の求刑に対して懲役21年を言い渡した。