正月飾り売りつけ 山口組傘下幹部らに再発防止命令
東京都公安委員会は、飲食店に正月飾りを購入するよう要求したなどとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部(52)と、関係者の男(34)に対し、暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。
警視庁組織犯罪対策3課によると、男は昨年10~12月、江東区の飲食店10店舗に対し、正月飾り2点(計3万円)を買うよう要求。10店舗はいずれも要求に応じて購入したという。
山口組傘下幹部が同10月、飾りを用意した上で飲食店に売りつけるよう男に依頼。12月に「また頼むな」などといい、報酬として計10万円を与えたとみられる。
山口組傘下幹部は平成15年~今年にかけて計10回、男は今年4~10月に計26回、中止命令を受けていた。
警視庁組織犯罪対策3課によると、男は昨年10~12月、江東区の飲食店10店舗に対し、正月飾り2点(計3万円)を買うよう要求。10店舗はいずれも要求に応じて購入したという。
山口組傘下幹部が同10月、飾りを用意した上で飲食店に売りつけるよう男に依頼。12月に「また頼むな」などといい、報酬として計10万円を与えたとみられる。
山口組傘下幹部は平成15年~今年にかけて計10回、男は今年4~10月に計26回、中止命令を受けていた。
住吉会系組員放置・死亡 男2人防犯カメラに映る 住吉会と稲川会で手打ち
>>関連記事
5日午後11時半ごろ、横浜市港北区の病院敷地内で指定暴力団・住吉会の四次団体で「幸平一家十三代目」系「加藤連合会」傘下「聡仁組」の日比野翔組員(26)が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された死体遺棄事件で、男2人が同組員を乗用車で病院まで運んで放置し、立ち去ったとみられることが分かった。県警は逃げた2人の行方を追っている。
病院付近の防犯カメラに、同組員を運んだとみられる車両と男2人が映っていた。2人とも全身黒っぽい格好で、目出し帽のようなものをかぶっていた。
同組員の死因を出血性ショック。胸部を刃物で刺されていたほか、全身に殴られたような痕や切り傷があった。
6日午前には群馬県太田市内の病院付近で、指定暴力団・稲川会系「四代目山川一家」傘下「琉星興業」・石沢徳久組員(46)の遺体が発見された。
7日には、指定暴力団・道仁会の小林哲治会長が仲裁に入り、住吉会と稲川会の渉外委員長や当事者組長らが3人づつテーブルについて和解、手打ちとなったという。
5日午後11時半ごろ、横浜市港北区の病院敷地内で指定暴力団・住吉会の四次団体で「幸平一家十三代目」系「加藤連合会」傘下「聡仁組」の日比野翔組員(26)が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された死体遺棄事件で、男2人が同組員を乗用車で病院まで運んで放置し、立ち去ったとみられることが分かった。県警は逃げた2人の行方を追っている。
病院付近の防犯カメラに、同組員を運んだとみられる車両と男2人が映っていた。2人とも全身黒っぽい格好で、目出し帽のようなものをかぶっていた。
同組員の死因を出血性ショック。胸部を刃物で刺されていたほか、全身に殴られたような痕や切り傷があった。
6日午前には群馬県太田市内の病院付近で、指定暴力団・稲川会系「四代目山川一家」傘下「琉星興業」・石沢徳久組員(46)の遺体が発見された。
7日には、指定暴力団・道仁会の小林哲治会長が仲裁に入り、住吉会と稲川会の渉外委員長や当事者組長らが3人づつテーブルについて和解、手打ちとなったという。
住吉会系組員が一般男性に用心棒の料金回収を依頼 公安委が中止命令
埼玉県公安委員会は8日、複数の飲食店から用心棒料を回収することを依頼したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員(37)=狭山市富士見1丁目=と、建設作業員男性(39)=入間市=に暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。
県警捜査4課によると、組員は3月ごろ、知人の男性に狭山市内の飲食店2店舗から、おしぼりや芳香剤の代金を回収してくるよう依頼し、男性は2店に1万円から1万5千円を要求したという。狭山署長が10月20日、男性に中止命令を発出。
県公安委員会は今後も繰り返し同様の違反行為を行う恐れがあるとして、2人に再発防止命令を出した。組員は事実を認め、「頼んでやらせても駄目なんですね。もうしません」と話しているという。
県警捜査4課によると、組員は3月ごろ、知人の男性に狭山市内の飲食店2店舗から、おしぼりや芳香剤の代金を回収してくるよう依頼し、男性は2店に1万円から1万5千円を要求したという。狭山署長が10月20日、男性に中止命令を発出。
県公安委員会は今後も繰り返し同様の違反行為を行う恐れがあるとして、2人に再発防止命令を出した。組員は事実を認め、「頼んでやらせても駄目なんですね。もうしません」と話しているという。
弘道会傘下「吉田総業」事務所売却 使用禁止申し立ての住民側と和解
神奈川県厚木市にある特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「吉田総業」の組事務所が一般の私人に売却され、土地と建物の所有権が8日、組側から移転された。
売却された「吉田総業」事務所
住民側が事務所の使用禁止を求めて申し立てた仮処分を巡る訴訟が、4日に横浜地裁小田原支部で和解。建物を明け渡した上で、解決金350万円を支払う組側の提案内容で合意に至った。
売却されたのは同市妻田東2丁目の土地と3階建ての建物。2003年から組事務所として使用されていた。住民の代理で提訴した県暴力追放推進センターは「完全な排除を意味し、最も望ましい解決」と説明。売却先は代理人弁護士が見つけ出し、価格は「相場より安い」という。
売却された「吉田総業」事務所
住民側が事務所の使用禁止を求めて申し立てた仮処分を巡る訴訟が、4日に横浜地裁小田原支部で和解。建物を明け渡した上で、解決金350万円を支払う組側の提案内容で合意に至った。
売却されたのは同市妻田東2丁目の土地と3階建ての建物。2003年から組事務所として使用されていた。住民の代理で提訴した県暴力追放推進センターは「完全な排除を意味し、最も望ましい解決」と説明。売却先は代理人弁護士が見つけ出し、価格は「相場より安い」という。