弘道会傘下「吉田総業」事務所売却 使用禁止申し立ての住民側と和解
神奈川県厚木市にある特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「吉田総業」の組事務所が一般の私人に売却され、土地と建物の所有権が8日、組側から移転された。

売却された「吉田総業」事務所
住民側が事務所の使用禁止を求めて申し立てた仮処分を巡る訴訟が、4日に横浜地裁小田原支部で和解。建物を明け渡した上で、解決金350万円を支払う組側の提案内容で合意に至った。
売却されたのは同市妻田東2丁目の土地と3階建ての建物。2003年から組事務所として使用されていた。住民の代理で提訴した県暴力追放推進センターは「完全な排除を意味し、最も望ましい解決」と説明。売却先は代理人弁護士が見つけ出し、価格は「相場より安い」という。

売却された「吉田総業」事務所
住民側が事務所の使用禁止を求めて申し立てた仮処分を巡る訴訟が、4日に横浜地裁小田原支部で和解。建物を明け渡した上で、解決金350万円を支払う組側の提案内容で合意に至った。
売却されたのは同市妻田東2丁目の土地と3階建ての建物。2003年から組事務所として使用されていた。住民の代理で提訴した県暴力追放推進センターは「完全な排除を意味し、最も望ましい解決」と説明。売却先は代理人弁護士が見つけ出し、価格は「相場より安い」という。