タイから送還の元組幹部 殺人容疑おおむね認める
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2003年に津市で暴力団幹部が射殺された事件で、2日にタイから送還され逮捕された元暴力団幹部、白井繁治容疑者(74)が、三重県警に対し、殺人などの容疑をおおむね認める供述をしていることが分かった。
白井容疑者は逃亡先のタイ警察に不法滞在容疑で逮捕された際、射殺事件には「関係ない」と話していた。
県警は、同じ暴力団組織の内部抗争が背景にあったとみており、事件の詳しい役割分担などを調べる。
逮捕容疑は03年7月24日午後8時20分ごろ、他の暴力団幹部ら7人=いずれも殺人罪などで実刑=と共謀し、三重県津市高洲町で、指定暴力団・山口組系弘道会傘下「紙谷一家」の乙部和彦幹部(当時42)を拳銃で撃ち殺害した疑い。
2003年に津市で暴力団幹部が射殺された事件で、2日にタイから送還され逮捕された元暴力団幹部、白井繁治容疑者(74)が、三重県警に対し、殺人などの容疑をおおむね認める供述をしていることが分かった。
白井容疑者は逃亡先のタイ警察に不法滞在容疑で逮捕された際、射殺事件には「関係ない」と話していた。
県警は、同じ暴力団組織の内部抗争が背景にあったとみており、事件の詳しい役割分担などを調べる。
逮捕容疑は03年7月24日午後8時20分ごろ、他の暴力団幹部ら7人=いずれも殺人罪などで実刑=と共謀し、三重県津市高洲町で、指定暴力団・山口組系弘道会傘下「紙谷一家」の乙部和彦幹部(当時42)を拳銃で撃ち殺害した疑い。
パチンコ店経営者に「あいさつ料」要求 住吉会系馬橋一家理事長・「稲垣睦会」会長を逮捕
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千葉県警捜査4課は1日、暴力団幹部ら男2人が「あいさつ料」などの名目でパチンコ店経営者から用心棒代を脅し取ろうとして逮捕された事件で、新たに指定暴力団・住吉会系「七代目馬橋一家」理事長で、「稲垣睦会」会長・稲垣学容疑者(53)=松戸市新松戸北1=を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
千葉県警察本部
稲垣容疑者は、稲垣睦会幹部らと共謀して今年1月20日午後0時50分ごろ、同市内の不動産店内で、パチンコ店経営の男性(59)にあいさつ料を支払うように要求し、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。
同課は、稲垣容疑者の認否を明らかにしていないが、稲垣容疑者が稲垣睦会幹部らに指示していたとみられる。
男性はあいさつ料の支払いを拒否したが、用心棒代の要求行為は少なくとも2004年から行われていて、男性経営者はこれまで毎月約60万円を支払っていて、10年以上にわたり計1億円以上を稲垣容疑者側へ支払っていたとみて調べている。
千葉県警捜査4課は1日、暴力団幹部ら男2人が「あいさつ料」などの名目でパチンコ店経営者から用心棒代を脅し取ろうとして逮捕された事件で、新たに指定暴力団・住吉会系「七代目馬橋一家」理事長で、「稲垣睦会」会長・稲垣学容疑者(53)=松戸市新松戸北1=を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
千葉県警察本部
稲垣容疑者は、稲垣睦会幹部らと共謀して今年1月20日午後0時50分ごろ、同市内の不動産店内で、パチンコ店経営の男性(59)にあいさつ料を支払うように要求し、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。
同課は、稲垣容疑者の認否を明らかにしていないが、稲垣容疑者が稲垣睦会幹部らに指示していたとみられる。
男性はあいさつ料の支払いを拒否したが、用心棒代の要求行為は少なくとも2004年から行われていて、男性経営者はこれまで毎月約60万円を支払っていて、10年以上にわたり計1億円以上を稲垣容疑者側へ支払っていたとみて調べている。
「紀州連合会」元会長、傷害致死事件 「倉本組」幹部らに実刑判決
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一昨年10月、和歌山市の繁華街で、指定暴力団・神戸山口組系山健組傘下の元会長に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた、対立する指定暴力団・山口組系の暴力団幹部ら4人に対する裁判員裁判の判決公判が1日開かれ、和歌山地方裁判所は、4人全員に懲役8年6ヶ月から7年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。
判決を受けたのは、指定暴力団・山口組系「四代目倉本組」幹部で「七代目吉本組」組長、坂上浩二被告(50)ら4人。
判決によると坂上被告ら4人は、既に有罪判決が確定している、同じ組の4人と共謀し、一昨年10月9日深夜、和歌山市の繁華街の路上で、対立関係にある神戸山口組系山健組傘下「紀州連合会」の元会長の頭部付近に、何度も蹴るなどの暴行を加え死亡させたもの。
これまでの公判では、共謀の有無などが争点となり、検察側は「8人の間に、暴行への積極的な共通の動機があったことは十分に推認できる」と主張、一方、弁護側は「相手側の執拗な挑発がトラブルの原因となった。トラブルは偶発的なもので、暴行も一方的なものでもない」と主張してきた。
1日の判決で和歌山地方裁判所の武田正裁判長は、事件は偶発的に発生したという弁護側の主張を一部認め、被害者側の落ち度についても触れた上で、「暴行を行うという共通認識は十分に推認できる」と判断し、4人にそれぞれ懲役8年6ヶ月から7年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。
一昨年10月、和歌山市の繁華街で、指定暴力団・神戸山口組系山健組傘下の元会長に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた、対立する指定暴力団・山口組系の暴力団幹部ら4人に対する裁判員裁判の判決公判が1日開かれ、和歌山地方裁判所は、4人全員に懲役8年6ヶ月から7年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。
判決を受けたのは、指定暴力団・山口組系「四代目倉本組」幹部で「七代目吉本組」組長、坂上浩二被告(50)ら4人。
判決によると坂上被告ら4人は、既に有罪判決が確定している、同じ組の4人と共謀し、一昨年10月9日深夜、和歌山市の繁華街の路上で、対立関係にある神戸山口組系山健組傘下「紀州連合会」の元会長の頭部付近に、何度も蹴るなどの暴行を加え死亡させたもの。
これまでの公判では、共謀の有無などが争点となり、検察側は「8人の間に、暴行への積極的な共通の動機があったことは十分に推認できる」と主張、一方、弁護側は「相手側の執拗な挑発がトラブルの原因となった。トラブルは偶発的なもので、暴行も一方的なものでもない」と主張してきた。
1日の判決で和歌山地方裁判所の武田正裁判長は、事件は偶発的に発生したという弁護側の主張を一部認め、被害者側の落ち度についても触れた上で、「暴行を行うという共通認識は十分に推認できる」と判断し、4人にそれぞれ懲役8年6ヶ月から7年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。