詐欺・窃盗で傘下組員の再逮捕受け 山口組系「茶谷政一家」本部事務所を家宅捜索
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北海道警は17日、神奈川県の高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、現金70万円を盗んだとして特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「藤本組」組員・小倉秀平容疑者(35)=札幌市中央区南7条西5丁目=ら2人が逮捕された事件で、関係先として茶谷政一家の本部事務所を家宅捜索した。
茶谷政一家を家宅捜索
小倉容疑者ら2人は共謀して2023年6月23日、神奈川県横浜市在住の女性(80代)に電話をかけ、「還付金を入金するためにキャッシュカードが必要」、「配達業者が取りに行くので、渡してもらいたい」などとウソを言い、配達業者に成りすました共謀者がキャッシュカード2枚をだまし取り、そのキャッシュカードを使って2つの銀行のATMから現金70万円を盗んだとして、今月15日に逮捕された。
道警は2人の認否を明らかにしていないが、2人は特殊詐欺グループの「受け子」の勧誘や、詐取した現金の回収役だったとみて被害金の流れなどを調べてると共に、特殊詐欺グループの全容解明を進めている。
北海道警は17日、神奈川県の高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、現金70万円を盗んだとして特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「藤本組」組員・小倉秀平容疑者(35)=札幌市中央区南7条西5丁目=ら2人が逮捕された事件で、関係先として茶谷政一家の本部事務所を家宅捜索した。
茶谷政一家を家宅捜索
小倉容疑者ら2人は共謀して2023年6月23日、神奈川県横浜市在住の女性(80代)に電話をかけ、「還付金を入金するためにキャッシュカードが必要」、「配達業者が取りに行くので、渡してもらいたい」などとウソを言い、配達業者に成りすました共謀者がキャッシュカード2枚をだまし取り、そのキャッシュカードを使って2つの銀行のATMから現金70万円を盗んだとして、今月15日に逮捕された。
道警は2人の認否を明らかにしていないが、2人は特殊詐欺グループの「受け子」の勧誘や、詐取した現金の回収役だったとみて被害金の流れなどを調べてると共に、特殊詐欺グループの全容解明を進めている。
新型コロナ対策「持続化給付金」200万円を詐取 稲川会系「七熊一家」幹部を逮捕
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千葉県警は15日、新型コロナ蔓延の影響で売り上げが減少した中小企業を国が支援する「持続化給付金」200万円をだまし取ったとして、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部・福田正親こと福田正近容疑者(44)=千葉県習志野市谷津1=を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、福田容疑者は容疑を認めている。
福田正近容疑者(44)
(2023年11月)
福田容疑者は2020年7月~10月、自身が実質的に経営している妻が代表取締役を務める建設会社を使い、暴力団組員であることを隠して国が中小企業を支援する持続化給付金の申請をして、中小企業庁から給付金200万円を振り込ませてだまし取った疑いが持たれている。
福田容疑者の特殊詐欺事件に関する捜査過程で容疑が浮上し、今年2月には労働者派遣法違反容疑と詐欺容疑で逮捕されていた。
千葉県警は15日、新型コロナ蔓延の影響で売り上げが減少した中小企業を国が支援する「持続化給付金」200万円をだまし取ったとして、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部・福田正親こと福田正近容疑者(44)=千葉県習志野市谷津1=を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、福田容疑者は容疑を認めている。
福田正近容疑者(44)
(2023年11月)
福田容疑者は2020年7月~10月、自身が実質的に経営している妻が代表取締役を務める建設会社を使い、暴力団組員であることを隠して国が中小企業を支援する持続化給付金の申請をして、中小企業庁から給付金200万円を振り込ませてだまし取った疑いが持たれている。
福田容疑者の特殊詐欺事件に関する捜査過程で容疑が浮上し、今年2月には労働者派遣法違反容疑と詐欺容疑で逮捕されていた。
祭りで「玉こんにゃく」露店 虚偽の書類提出で出店権利詐取 山口組傘下幹部ら3人を逮捕
新潟県警五泉署、新潟署、三条署、県警組織犯罪対策課の合同捜査班は15日、暴力団が関与していることを隠して虚偽の書類を提出して露店の出店許可をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部(35)=新潟市中央区笹口1=と、飲食店経営の男(34)=中央区神道寺1=、無職の男(80)=五泉市石曽根=の3人を詐欺の疑いで逮捕した。同班は「捜査に支障がある」として3人の認否を明らかにしていない。
新潟県警察本部
3人は共謀して今年3月上旬、要綱で暴力団の関与する露店出店を拒否している下越地方の祭りの実行団体に対し、暴力団が関与していることを隠して「反社会的勢力ではないことの表明・確約書」を提出し、露店出店の権利を詐取、祭り会場で少なくとも「玉こんにゃく」の露店2店を出店をして不法に利益を得た疑いが持たれている。
新潟県警察本部
3人は共謀して今年3月上旬、要綱で暴力団の関与する露店出店を拒否している下越地方の祭りの実行団体に対し、暴力団が関与していることを隠して「反社会的勢力ではないことの表明・確約書」を提出し、露店出店の権利を詐取、祭り会場で少なくとも「玉こんにゃく」の露店2店を出店をして不法に利益を得た疑いが持たれている。
還付金名目でキャッシュカードだまし取り70万円詐取 山口組系「茶谷政一家」組員ら2人を再逮捕
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北海道警札幌滝川署は15日、2023年6月に神奈川県横浜市在住の高齢女性に電話をかけ、医療費の還付金名目でだまし取ったキャッシュカードを使って現金70万円を盗んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「藤本組」組員・小倉秀平容疑者(35)=札幌市中央区南7条西5丁目=と、無職の男(34)=住所不定=の2人を詐欺と窃盗の疑いで再逮捕した。同署は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。
小倉秀平容疑者
(2019年10月)
小倉容疑者ら2人は共謀して2023年6月23日、神奈川県横浜市在住の女性(80代)に電話をかけ、「還付金を入金するためにキャッシュカードが必要」、「配達業者が取りに行くので、渡してもらいたい」などとウソを言い、配達業者に成りすました共謀者がキャッシュカード2枚をだまし取り、そのキャッシュカードを使って2つの銀行のATMから現金70万円を盗んだ疑いが持たれている。
小倉容疑者ら2人は、現金を引き出す「受け子」の勧誘やだまし取った現金の回収役で、同様の手口で別の被害者から280万円をだまし取ったとして今年3月25日に逮捕されていて、同署が余罪を捜査するなかで今回の容疑が発覚して再逮捕した。
同署は、引き出した金の流れを調べるとともに、犯行グループの全容解明を進めている。
北海道警札幌滝川署は15日、2023年6月に神奈川県横浜市在住の高齢女性に電話をかけ、医療費の還付金名目でだまし取ったキャッシュカードを使って現金70万円を盗んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下「藤本組」組員・小倉秀平容疑者(35)=札幌市中央区南7条西5丁目=と、無職の男(34)=住所不定=の2人を詐欺と窃盗の疑いで再逮捕した。同署は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。
小倉秀平容疑者
(2019年10月)
小倉容疑者ら2人は共謀して2023年6月23日、神奈川県横浜市在住の女性(80代)に電話をかけ、「還付金を入金するためにキャッシュカードが必要」、「配達業者が取りに行くので、渡してもらいたい」などとウソを言い、配達業者に成りすました共謀者がキャッシュカード2枚をだまし取り、そのキャッシュカードを使って2つの銀行のATMから現金70万円を盗んだ疑いが持たれている。
小倉容疑者ら2人は、現金を引き出す「受け子」の勧誘やだまし取った現金の回収役で、同様の手口で別の被害者から280万円をだまし取ったとして今年3月25日に逮捕されていて、同署が余罪を捜査するなかで今回の容疑が発覚して再逮捕した。
同署は、引き出した金の流れを調べるとともに、犯行グループの全容解明を進めている。
露店の出店権詐取で逮捕の山口組系「國領屋一家」傘下組長を不起訴処分
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静岡地検浜松支部は、2023年5月に開催された「浜松まつり」などで、露店の出店権利をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下組長(73)=浜松市浜名区小松=について、10日付で不起訴処分とした。同支部は不起訴処分の理由を明らかにしていない。
静岡地検浜松支部
組長は、2023年5月に開催された「浜松まつり」と「遠州はまきた飛竜まつり」で、組長が実質経営する露店であることを隠して主催者側に虚偽の許可申請を提出し、出店権利をだまし取ったとしてで2回逮捕されていた。
「出店申込書」「誓約書」「本人確認書」などの許可申請書類は、逮捕された露天商で「静岡県西部街商協同組合」理事の男が同組合を介し、祭りの実行委員会に提出していた。
静岡地検浜松支部は、2023年5月に開催された「浜松まつり」などで、露店の出店権利をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されていた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下組長(73)=浜松市浜名区小松=について、10日付で不起訴処分とした。同支部は不起訴処分の理由を明らかにしていない。
静岡地検浜松支部
組長は、2023年5月に開催された「浜松まつり」と「遠州はまきた飛竜まつり」で、組長が実質経営する露店であることを隠して主催者側に虚偽の許可申請を提出し、出店権利をだまし取ったとしてで2回逮捕されていた。
「出店申込書」「誓約書」「本人確認書」などの許可申請書類は、逮捕された露天商で「静岡県西部街商協同組合」理事の男が同組合を介し、祭りの実行委員会に提出していた。
露店出店権利の詐欺ほう助「静岡県西部街商協同組合」の元理事長 処分保留のまま釈放
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静岡地検浜松支部は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、詐欺ほう助の疑いで逮捕されていた「静岡県西部街商協同組合」の理事長だった男性(79)について、4月2日付けで処分保留のまま釈放しました。同支部は、処分保留の理由を明らかにしていない。
静岡地検浜松支部
男性は、2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした詐欺ほう助の疑いで逮捕されていた。
静岡地検浜松支部は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、詐欺ほう助の疑いで逮捕されていた「静岡県西部街商協同組合」の理事長だった男性(79)について、4月2日付けで処分保留のまま釈放しました。同支部は、処分保留の理由を明らかにしていない。
静岡地検浜松支部
男性は、2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした詐欺ほう助の疑いで逮捕されていた。
高齢女性から現金500万円など詐取 住吉会系「幸平一家」傘下組員ら3人逮捕 押収のスマホに16万件の名簿
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警視庁は、愛知県名古屋市内のホテルから息子を装って高齢女性に電話をかけ、現金500万円などをだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会・十三代目幸平一家系加藤連合会傘下、「聡仁組」幹部・金森雅斗容疑者(33)ら3人を逮捕した。
金森雅斗容疑者(33)
(2023年10月)
金森容疑者ら3人は2023年、名古屋市内のホテルから埼玉県在住の女性(81)に息子を装って電話をかけ、現金500万円とキャッシュカード3枚をだまし取った疑いが持たれている。金森容疑者は特殊詐欺の「かけ子」グループの指示役で、ホテルを転々としながら詐欺の電話をかけ、「受け子」グループに共有して現金などを受け取らせていたとみられている。
押収された携帯電話からは、およそ16万件の名前や住所が載った「高齢者名簿」が見つかっていて、警視庁はこの名簿をもとに特殊詐欺を繰り返していたとみて調べている。
警視庁は、愛知県名古屋市内のホテルから息子を装って高齢女性に電話をかけ、現金500万円などをだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会・十三代目幸平一家系加藤連合会傘下、「聡仁組」幹部・金森雅斗容疑者(33)ら3人を逮捕した。
金森雅斗容疑者(33)
(2023年10月)
金森容疑者ら3人は2023年、名古屋市内のホテルから埼玉県在住の女性(81)に息子を装って電話をかけ、現金500万円とキャッシュカード3枚をだまし取った疑いが持たれている。金森容疑者は特殊詐欺の「かけ子」グループの指示役で、ホテルを転々としながら詐欺の電話をかけ、「受け子」グループに共有して現金などを受け取らせていたとみられている。
押収された携帯電話からは、およそ16万件の名前や住所が載った「高齢者名簿」が見つかっていて、警視庁はこの名簿をもとに特殊詐欺を繰り返していたとみて調べている。
還付金詐欺で現金100万円詐取 山口組系「清水一家」傘下組員ら2人を再逮捕
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静岡県警は、年金事務所の職員を名乗って滋賀県内在住の女性(60代)に電話をかけ、還付金返金名目でATMを操作させ、現金およそ100万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人を電子計算機使用詐欺などの容疑で再逮捕した。
静岡県警察本部
2人は特殊詐欺グループメンバーと共謀して2023年11月17日、年金事務所の職員を名乗り、賀県内在住の女性(60代)に電話をかけ、「過剰徴収の年金があり、返金します。」などとウソを言い、電話でATMの操作を指示しておよそ100万円を送金させた疑いが持たれている。2人は同容疑で今年の2月と3月にも逮捕されていて、一連の捜査の過程で、今回の容疑が発覚した。
この詐欺グループによる被害総額は20府県で3000万円以上にのぼり、県警は他にも余罪があるとみて、引き続き詳しく調べを進めている。
静岡県警は、年金事務所の職員を名乗って滋賀県内在住の女性(60代)に電話をかけ、還付金返金名目でATMを操作させ、現金およそ100万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人を電子計算機使用詐欺などの容疑で再逮捕した。
静岡県警察本部
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「ルフィ」グループの特殊詐欺事件 「かけ子」の男2人を強制送還中の機内で逮捕
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警視庁捜査2課は26日、フィリピンを拠点に特殊詐欺事件や強盗事件などに関与していた「ルフィ」グループで、日本国内にウソの電話をかける「かけ子」メンバーの下枝才人容疑者(25)と、菅野和志容疑者(28)の2人を特殊詐欺に絡む窃盗容疑で逮捕した。
左・下枝才人容疑者(25)
右・菅野和志容疑者(28)
フィリピン・マニラの入管施設に収容されていた下枝容疑者と菅野容疑者は、26日にフィリピンから日本に向けて強制送還され、警視庁などが捜査員を派遣して移送中の航空機内で逮捕した。
2人は仲間と共謀して2019年11月、都内在住の男性(70代)と女性(60代)に対し、それぞれウソの電話をかけて、キャッシュカードあわせて7枚を盗んだ疑いが持たれている。下枝容疑者らは一連の強盗事件の指示役で「ルフィ」などと名乗っていた渡辺優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの指示で、フィリピンから特殊詐欺の電話をかけていたとみられている。
この特殊詐欺グループは、2023年2月に強制送還された渡辺被告がリーダー格とされていて、2018年頃からフィリピンで特殊詐欺を始めたとみられる。被害総額は60億円以上に上り、首都マニラ周辺で活動する日本人犯罪組織「JPドラゴン」の幹部・小山智広容疑者(49)も関与していたとされている。
小山智広容疑者(49)
同課は、窃盗容疑で小山容疑者の逮捕状も取っているが、小山容疑者が今年1月にフィリピン国内での詐欺容疑で拘束されていて、強制送還については同国内の事件の取り下げが前提となる。
この特殊詐欺グループは、これまでに70人以上が逮捕されているが、およそ20人が未だにフィリピンなど海外に潜伏しているとみられ、警視庁が行方を追っている。
警視庁捜査2課は26日、フィリピンを拠点に特殊詐欺事件や強盗事件などに関与していた「ルフィ」グループで、日本国内にウソの電話をかける「かけ子」メンバーの下枝才人容疑者(25)と、菅野和志容疑者(28)の2人を特殊詐欺に絡む窃盗容疑で逮捕した。
左・下枝才人容疑者(25)
右・菅野和志容疑者(28)
フィリピン・マニラの入管施設に収容されていた下枝容疑者と菅野容疑者は、26日にフィリピンから日本に向けて強制送還され、警視庁などが捜査員を派遣して移送中の航空機内で逮捕した。
2人は仲間と共謀して2019年11月、都内在住の男性(70代)と女性(60代)に対し、それぞれウソの電話をかけて、キャッシュカードあわせて7枚を盗んだ疑いが持たれている。下枝容疑者らは一連の強盗事件の指示役で「ルフィ」などと名乗っていた渡辺優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの指示で、フィリピンから特殊詐欺の電話をかけていたとみられている。
この特殊詐欺グループは、2023年2月に強制送還された渡辺被告がリーダー格とされていて、2018年頃からフィリピンで特殊詐欺を始めたとみられる。被害総額は60億円以上に上り、首都マニラ周辺で活動する日本人犯罪組織「JPドラゴン」の幹部・小山智広容疑者(49)も関与していたとされている。
小山智広容疑者(49)
同課は、窃盗容疑で小山容疑者の逮捕状も取っているが、小山容疑者が今年1月にフィリピン国内での詐欺容疑で拘束されていて、強制送還については同国内の事件の取り下げが前提となる。
この特殊詐欺グループは、これまでに70人以上が逮捕されているが、およそ20人が未だにフィリピンなど海外に潜伏しているとみられ、警視庁が行方を追っている。
身分隠してホテル宿泊 工藤会系「長谷川組」幹部ら4人を不起訴処分
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福岡地検は、暴力団員であることを隠して福岡市内のホテルに宿泊したとして詐欺の疑いで逮捕されていた、特定危険指定暴力団・工藤會系「二代目長谷川組」幹部で「永田組」の組長(45)=千葉県市川市新田2丁目=と組員ら計4人について、21日付で不起訴処分とした。地検は処分理由について「起訴するに足りる証拠がない」としている。
福岡地方検察庁
組長ら4人は、今年1月9日に暴力団員の宿泊を拒否している福岡市内のホテルに暴力団員であることを隠して宿泊したとして、2月に逮捕されていた。
4人はホテルにチェックインする際、「暴力団関係者ではない」などの反社会勢力排除条項のある宿泊約款を示され、組員が署名して宿泊契約を結んだとされる。
4人はこのホテルで1泊し、翌10日に福岡市中洲の路上を歩いていたところ、パトロール中の博多署・中洲特別捜査隊に職務質問を受け、「母体組織の挨拶のため福岡に来た」などと話していた。
福岡地検は、暴力団員であることを隠して福岡市内のホテルに宿泊したとして詐欺の疑いで逮捕されていた、特定危険指定暴力団・工藤會系「二代目長谷川組」幹部で「永田組」の組長(45)=千葉県市川市新田2丁目=と組員ら計4人について、21日付で不起訴処分とした。地検は処分理由について「起訴するに足りる証拠がない」としている。
福岡地方検察庁
組長ら4人は、今年1月9日に暴力団員の宿泊を拒否している福岡市内のホテルに暴力団員であることを隠して宿泊したとして、2月に逮捕されていた。
4人はホテルにチェックインする際、「暴力団関係者ではない」などの反社会勢力排除条項のある宿泊約款を示され、組員が署名して宿泊契約を結んだとされる。
4人はこのホテルで1泊し、翌10日に福岡市中洲の路上を歩いていたところ、パトロール中の博多署・中洲特別捜査隊に職務質問を受け、「母体組織の挨拶のため福岡に来た」などと話していた。
忠誠のためか「JP DRAGON」のタトゥー 日本が「JPドラゴン」幹部の引き渡し要求 強制送還へ
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フィリピン入国管理局は15日、首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)について、日本側が窃盗容疑で逮捕状を取って引き渡しを求めており、日本に強制送還する予定であることを明らかにし、送還時期について「予定はまだ決まっていない」とした。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者のパスポートの本籍は「北海道」と記載されていて、2019年にフィリピンに入国、日本の当局からの情報に基づき、2020年にブラックリストに入れられていた。フィリピン入国管理局は今月4日にも日本当局が窃盗容疑で指名手配していたJPドラゴン幹部・鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束していて、鹿児嶋容疑者は手続きが整い次第、日本に送還される予定。
「JPドラゴン」は、指定暴力団・山口組系の元幹部が約10年前にフィリピンで組織化した犯罪グループとみられ、「ルフィ」などと名乗り一連の事件を起こした日本人グループの幹部らを統括していた黒幕とされ、「ルフィ」グループが特殊詐欺でだまし取ったとされる約60億円以上の被害金の一部が、JPドラゴンにも流れていたとみられる。JPドラゴンのメンバーは、忠誠のためか手にタトゥーを入れられ、小山容疑者や鹿児嶋容疑者の左手にも「JP DRAGON」のタトゥーが入っていた。
鹿児嶋孝之容疑者(55)
鹿児嶋容疑者のタトゥー
JPドラゴンのトップは警察官を買収して、フィリピンに進出してきた「ルフィ」グループのトップとされ「フォー」と呼ばれていた渡邉優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=を脅し、拘束されたくなければ上納金を払うよう迫り、当初は毎月500万円程の上納金をだったが、その後はJPドラゴンからルフィグループにメンバーを派遣して稼ぎを監視するようになり、多い月には5000万円を上納させていた。JPドラゴンは、ルフィグループの幹部らが日本に強制送還された後、マニラに残された日本人メンバー20人ほどを束ね、同様の特殊詐欺を仕掛けるようになったという。
渡辺優樹被告(39)
小山容疑者は、フィリピン国内での詐欺容疑で今年1月に、マニラの日本料理店にいるところをフィリピン警察に逮捕され、その際に拳銃や実弾のほか、違法薬物とみられる物も所持していたとして、危険薬物法違反の疑いも持たれている。日本への強制送還については、フィリピン国内での詐欺容疑の取り下げが前提となる。
現在、小山容疑者と鹿児嶋容疑者は、「ルフィ」事件の日本人容疑者と同じマニラの入管施設に収容されている。
フィリピン入国管理局は15日、首都マニラ周辺で活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)について、日本側が窃盗容疑で逮捕状を取って引き渡しを求めており、日本に強制送還する予定であることを明らかにし、送還時期について「予定はまだ決まっていない」とした。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者のパスポートの本籍は「北海道」と記載されていて、2019年にフィリピンに入国、日本の当局からの情報に基づき、2020年にブラックリストに入れられていた。フィリピン入国管理局は今月4日にも日本当局が窃盗容疑で指名手配していたJPドラゴン幹部・鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束していて、鹿児嶋容疑者は手続きが整い次第、日本に送還される予定。
「JPドラゴン」は、指定暴力団・山口組系の元幹部が約10年前にフィリピンで組織化した犯罪グループとみられ、「ルフィ」などと名乗り一連の事件を起こした日本人グループの幹部らを統括していた黒幕とされ、「ルフィ」グループが特殊詐欺でだまし取ったとされる約60億円以上の被害金の一部が、JPドラゴンにも流れていたとみられる。JPドラゴンのメンバーは、忠誠のためか手にタトゥーを入れられ、小山容疑者や鹿児嶋容疑者の左手にも「JP DRAGON」のタトゥーが入っていた。
鹿児嶋孝之容疑者(55)
鹿児嶋容疑者のタトゥー
JPドラゴンのトップは警察官を買収して、フィリピンに進出してきた「ルフィ」グループのトップとされ「フォー」と呼ばれていた渡邉優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=を脅し、拘束されたくなければ上納金を払うよう迫り、当初は毎月500万円程の上納金をだったが、その後はJPドラゴンからルフィグループにメンバーを派遣して稼ぎを監視するようになり、多い月には5000万円を上納させていた。JPドラゴンは、ルフィグループの幹部らが日本に強制送還された後、マニラに残された日本人メンバー20人ほどを束ね、同様の特殊詐欺を仕掛けるようになったという。
渡辺優樹被告(39)
小山容疑者は、フィリピン国内での詐欺容疑で今年1月に、マニラの日本料理店にいるところをフィリピン警察に逮捕され、その際に拳銃や実弾のほか、違法薬物とみられる物も所持していたとして、危険薬物法違反の疑いも持たれている。日本への強制送還については、フィリピン国内での詐欺容疑の取り下げが前提となる。
現在、小山容疑者と鹿児嶋容疑者は、「ルフィ」事件の日本人容疑者と同じマニラの入管施設に収容されている。
実弟名義のETCカードを使用 山口組系「秋良連合会」会長に懲役1年6か月を求刑
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大阪地裁で15日、同居する実の弟名義のETCカードを使用して阪神高速道路などを走行したとして、電子計算機使用詐欺の罪で起訴されていた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「秋良連合会」会長・秋良東力こと金東力被告らの論告求刑公判が開かれ、検察側は金被告に対し懲役1年6カ月、運転手の秋良連合会幹部に懲役1年、カード名義人の金被告の実弟に懲役10カ月を求刑した。
大阪地方裁判所
検察側は論告で、「カード会社の規約で名義人本人のみが使用でき、本人以外の者に譲渡できないと定めている」と指摘した上で、「名義人の承諾の有無、名義人が家族であるか否かに関係なく、カード名義人が車両に同乗していない限り、使用権限はない」と主張。さらに金被告が以前にETCカードを所有していた時期があることから「カード使用による割引サービスを認識していた。名義人が同乗していない状態で常習的に車を利用しており、高速道路会社に営業的損失を与えた」などとした。
一方、弁護側は、「世間一般にETCカードの家族間の貸し借りは広く行われており、これが犯罪であれば世間は犯罪者であふれている。だが、本件発覚まで高速道路会社は名義人が同乗していなければならないとは一切広報しておらず、名義人が同乗していない車両をETCレーンに通行させない処置もしていない」と反論。さらに「一般的に行われている行為で逮捕、起訴するのは公訴権の乱用だ。名義人の意思に基づいてカードが差し込まれた車両の通行情報をシステムに伝達した事が違法行為に該当するような虚偽情報なのか。正規料金との差額700円を詐取しようとする意識は全く無かった。」などとして改めて無罪を主張した。
最後に裁判官から意見を求められた金被告は、「公正な判断を望みます」と答えた。判決公判は、5月8日に行われる予定。
大阪地裁で15日、同居する実の弟名義のETCカードを使用して阪神高速道路などを走行したとして、電子計算機使用詐欺の罪で起訴されていた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「秋良連合会」会長・秋良東力こと金東力被告らの論告求刑公判が開かれ、検察側は金被告に対し懲役1年6カ月、運転手の秋良連合会幹部に懲役1年、カード名義人の金被告の実弟に懲役10カ月を求刑した。
大阪地方裁判所
検察側は論告で、「カード会社の規約で名義人本人のみが使用でき、本人以外の者に譲渡できないと定めている」と指摘した上で、「名義人の承諾の有無、名義人が家族であるか否かに関係なく、カード名義人が車両に同乗していない限り、使用権限はない」と主張。さらに金被告が以前にETCカードを所有していた時期があることから「カード使用による割引サービスを認識していた。名義人が同乗していない状態で常習的に車を利用しており、高速道路会社に営業的損失を与えた」などとした。
一方、弁護側は、「世間一般にETCカードの家族間の貸し借りは広く行われており、これが犯罪であれば世間は犯罪者であふれている。だが、本件発覚まで高速道路会社は名義人が同乗していなければならないとは一切広報しておらず、名義人が同乗していない車両をETCレーンに通行させない処置もしていない」と反論。さらに「一般的に行われている行為で逮捕、起訴するのは公訴権の乱用だ。名義人の意思に基づいてカードが差し込まれた車両の通行情報をシステムに伝達した事が違法行為に該当するような虚偽情報なのか。正規料金との差額700円を詐取しようとする意識は全く無かった。」などとして改めて無罪を主張した。
最後に裁判官から意見を求められた金被告は、「公正な判断を望みます」と答えた。判決公判は、5月8日に行われる予定。
「ルフィ」らの黒幕 フィリピン拠点の犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部を拘束
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「ルフィ」などと名乗る日本人グループによる一連の特殊詐欺事件に絡み、首都マニラ周辺で活動する犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)が、フィリピンでの詐欺事件に関与したとして、フィリピン司法当局者が今年1月24日に拘束していたことがわかった。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関与したとして、首都マニラで現地フィリピン警察に拘束され、その後1~2週間で入国管理局に引き渡されて施設に収容されている。
「JPドラゴン」は指定暴力団・山口組系の元幹部ら、元暴力団組員らで結成された首都マニラ周辺で活動する犯罪組織で、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの特殊詐欺グループを運営していた黒幕とみられる。
今村磨人被告(39)
2019年に日本側がフィリピン側に通告した容疑者リスト10人の中に、今村被告らと共に小山容疑者や逃亡中のJPドラゴントップの男(53)らも含まれていて、日本当局から窃盗容疑で逮捕状が出され指名手配されている。
「ルフィ」などと名乗る日本人グループによる一連の特殊詐欺事件に絡み、首都マニラ周辺で活動する犯罪組織「JPドラゴン」ナンバー3の幹部・小山智広容疑者(49)が、フィリピンでの詐欺事件に関与したとして、フィリピン司法当局者が今年1月24日に拘束していたことがわかった。
小山智広容疑者(49)
小山容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関与したとして、首都マニラで現地フィリピン警察に拘束され、その後1~2週間で入国管理局に引き渡されて施設に収容されている。
「JPドラゴン」は指定暴力団・山口組系の元幹部ら、元暴力団組員らで結成された首都マニラ周辺で活動する犯罪組織で、「ルフィ」などと名乗っていた今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=らの特殊詐欺グループを運営していた黒幕とみられる。
今村磨人被告(39)
2019年に日本側がフィリピン側に通告した容疑者リスト10人の中に、今村被告らと共に小山容疑者や逃亡中のJPドラゴントップの男(53)らも含まれていて、日本当局から窃盗容疑で逮捕状が出され指名手配されている。
特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕の稲川会系「七熊一家」幹部を不起訴処分
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京都地検は、高齢者から多額の現金をだまし取った特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕されていた、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部(44)=千葉県習志野市=について、13日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由は明らかにしていない。
京都地方検察庁
幹部は仲間と共謀して2022年10月5日、札幌市で一人暮らしの無職女性(当時89)の自宅に、息子やその上司などを装って電話をかけ「のどが痛くて病院に来ている。財布と携帯電話をなくし、キャッシュカードが使えなくなった。今日までの会社の支払いに間に合わない」などとウソを言い、女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして2023年11月7日逮捕されていた。
幹部は千葉県を拠点とする特殊詐欺グループの首謀者とみられていた。
京都地検は、高齢者から多額の現金をだまし取った特殊詐欺グループのリーダー格として逮捕されていた、指定暴力団・稲川会系「七代目七熊一家」幹部(44)=千葉県習志野市=について、13日付で不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由は明らかにしていない。
京都地方検察庁
幹部は仲間と共謀して2022年10月5日、札幌市で一人暮らしの無職女性(当時89)の自宅に、息子やその上司などを装って電話をかけ「のどが痛くて病院に来ている。財布と携帯電話をなくし、キャッシュカードが使えなくなった。今日までの会社の支払いに間に合わない」などとウソを言い、女性から現金およそ700万円をだまし取ったとして2023年11月7日逮捕されていた。
幹部は千葉県を拠点とする特殊詐欺グループの首謀者とみられていた。
山口組系「國領屋一家」傘下組長らの露店出店を手助け 「静岡県西部街商協同組合」理事長を逮捕
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静岡県警は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、「静岡県西部街商協同組合」の理事長の男(79)を詐欺ほう助の疑いで逮捕した。県警は理事長の認否を明らかにしていない。
静岡県警察本部
理事長の男は2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした疑いが持たれている。男は組合の理事長という立場を利用して犯行に及んだとみられ、見返りをもらっていたとみられている。
また、県警は、今年の初詣期間に露店出店する権利を、暴力団関係者という身分を隠して静岡県森町の小國神社からだまし取ったとして、浜松市浜名区の男女3人を、詐欺の疑いで書類送検した。
静岡県警は、2023年に開催された「浜松まつり」で、暴力団関係者と知りながら露店の出店権利をだまし取る手助けをしたとして、「静岡県西部街商協同組合」の理事長の男(79)を詐欺ほう助の疑いで逮捕した。県警は理事長の認否を明らかにしていない。
静岡県警察本部
理事長の男は2023年5月に開催された「浜松まつり」、すでに詐欺の疑いで逮捕されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=の関係者から出された露店の出店許可申請であると知りながら、浜松まつり組織委員会に提出し、露店出店権をだまし取る手助けをした疑いが持たれている。男は組合の理事長という立場を利用して犯行に及んだとみられ、見返りをもらっていたとみられている。
また、県警は、今年の初詣期間に露店出店する権利を、暴力団関係者という身分を隠して静岡県森町の小國神社からだまし取ったとして、浜松市浜名区の男女3人を、詐欺の疑いで書類送検した。
マッチングアプリ悪用で知り合った男性から130万円詐取 詐欺グループのリーダー格の男ら2人を再逮捕
静岡県警は、マッチングアプリを悪用して知り合った男性に「親族が交通事故にあった」などとウソのメッセージを送り、現金約130万円をだまし取ったとして、「YYグループ」と呼ばれる詐欺グループのリーダー格で暴力団組員とみられる自称・会社役員の男=東京都大田区=と、無職の女(26)=東京都新宿区=を詐欺の疑いで再逮捕した。
静岡県警察本部
2人は仲間と共謀して2022年7月下旬頃、静岡県中部在住の男性(50代)から現金約130万円をだまし取った疑いが持たれている。
被害者の男性は、逮捕された女とマッチングアプリを通じて知り合って複数回会っていて、自称・会社役員の男から指示を受けた「打ち子」が女を装い、男性に対し「親族が交通事故にあった」などとウソのメッセージを送り、2022年7月旬頃に東京都内で女が男性と直接会い、約130万円をだまし取ったという。男性は女に対し、これまでに複数回にわたり数十万円から数百万円の現金や電子マネーを渡していたという。
自称・会社役員の男は、男中心に複数人の「打ち子」を雇っていたとみられていて、マッチングアプリ上で女性を装い、男性ユーザーとメッセージのやり取りをして金を要求し、逮捕・起訴された女など「キャスト」と呼ばれる女らを男性ユーザーに会わせるなどして、現金や電子マネーをだまし取っていたとみられている。
警察は、詐取した被害金が暴力団に流れていたとみて、金の流れを調べるとともに、他にも余罪があるみて捜査を進めている。
静岡県警察本部
2人は仲間と共謀して2022年7月下旬頃、静岡県中部在住の男性(50代)から現金約130万円をだまし取った疑いが持たれている。
被害者の男性は、逮捕された女とマッチングアプリを通じて知り合って複数回会っていて、自称・会社役員の男から指示を受けた「打ち子」が女を装い、男性に対し「親族が交通事故にあった」などとウソのメッセージを送り、2022年7月旬頃に東京都内で女が男性と直接会い、約130万円をだまし取ったという。男性は女に対し、これまでに複数回にわたり数十万円から数百万円の現金や電子マネーを渡していたという。
自称・会社役員の男は、男中心に複数人の「打ち子」を雇っていたとみられていて、マッチングアプリ上で女性を装い、男性ユーザーとメッセージのやり取りをして金を要求し、逮捕・起訴された女など「キャスト」と呼ばれる女らを男性ユーザーに会わせるなどして、現金や電子マネーをだまし取っていたとみられている。
警察は、詐取した被害金が暴力団に流れていたとみて、金の流れを調べるとともに、他にも余罪があるみて捜査を進めている。
特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」統括役 住吉会傘下組員ら男2人を再逮捕
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警視庁暴力団対策課は6日、特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」を指揮したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・堂下歩容疑者(46)=東京都港区=と、無職・ラン・シャン・タン容疑者(35)=ミャンマー国籍・東京都世田谷区=の2人を詐欺容疑で再逮捕した。調べに対し、堂下容疑者は黙秘し、ラン容疑者は認否を留保している。
警視庁本部
2人はすでに逮捕された男らと共謀して2021年10月、東京都杉並区在住の無職男性(当時80)に息子を装って電話をかけ、計2500万円をだまし取った疑いが持たれている。この特殊詐欺グループによる被害は2021年5月~2022年7月で被害総額は約1億5千万円に上るとみられている。
堂下容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループの統括役で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
警視庁暴力団対策課は6日、特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」を指揮したとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・堂下歩容疑者(46)=東京都港区=と、無職・ラン・シャン・タン容疑者(35)=ミャンマー国籍・東京都世田谷区=の2人を詐欺容疑で再逮捕した。調べに対し、堂下容疑者は黙秘し、ラン容疑者は認否を留保している。
警視庁本部
2人はすでに逮捕された男らと共謀して2021年10月、東京都杉並区在住の無職男性(当時80)に息子を装って電話をかけ、計2500万円をだまし取った疑いが持たれている。この特殊詐欺グループによる被害は2021年5月~2022年7月で被害総額は約1億5千万円に上るとみられている。
堂下容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループの統括役で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
神社の例大祭で露店出店 稲川会系「荒木一家」幹部ら2人を逮捕
北海道警苫小牧署は5日、2022年に北海道苫小牧市の神社で行われた例大祭で、暴力団員であることを隠して露店の出店権利を詐取して露店出店したとして、指定暴力団・稲川会系「荒木一家」幹部・亀井貴弘容疑者(52)=札幌市東区北33条東15=と、暴力団関係者で会社員・川口進容疑者(70)=苫小牧市柏木町1=の2人を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、亀井容疑者は「川口に金を貸しただけ、露店は関係ない」となどと容疑を否認する一方、川口容疑者は「事実はその通りです」と容疑を認めている。
苫小牧警察署
亀井容疑者ら2人は2022年7月、他の共犯者2人と共謀して苫小牧市にある神社の例大祭で、主催者側に対して暴力団と関係ないことを誓約する「誓約書」などを提出し、例大祭で露店の出店権利をだまし取った疑いが持たれている。2人が暴力団関係者であることがわかった神社側が、2023年4月に被害届を出し、同署が裏付け捜査を進め容疑が固まったとして2人を逮捕した。
亀井容疑者には、2023年6月20日この例大祭で別の共犯者4人と共謀して、同様の手口で別の露店を出店させた疑いも持たれていて、亀井容疑者は「私がヤクザで露店を出店できないので、代わりに出店させた」と容疑を認めている。
同署は、共犯者の役割や余罪の有無、当時の状況や詳しい経緯などを調べている。
苫小牧警察署
亀井容疑者ら2人は2022年7月、他の共犯者2人と共謀して苫小牧市にある神社の例大祭で、主催者側に対して暴力団と関係ないことを誓約する「誓約書」などを提出し、例大祭で露店の出店権利をだまし取った疑いが持たれている。2人が暴力団関係者であることがわかった神社側が、2023年4月に被害届を出し、同署が裏付け捜査を進め容疑が固まったとして2人を逮捕した。
亀井容疑者には、2023年6月20日この例大祭で別の共犯者4人と共謀して、同様の手口で別の露店を出店させた疑いも持たれていて、亀井容疑者は「私がヤクザで露店を出店できないので、代わりに出店させた」と容疑を認めている。
同署は、共犯者の役割や余罪の有無、当時の状況や詳しい経緯などを調べている。