「絆会」会長宅の車両特攻事件 初公判で懲役3年を求刑
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神戸地裁で12日、今年6月に指定暴力団・絆會の織田絆誠こと金禎紀会長の自宅に車が突っ込んだ事件で、建造物損壊罪に問われた無職・樺山健一被告(38)=大阪市生野区新今里3丁目=の初公判が開かれ、検察側は樺山被告に懲役3年を求刑した。

絆会会長宅に突っ込んだ車

樺山被告は今年6月6日午後10時前、神戸市長田区の織田会長の自宅に軽乗用車でバックで突っ込み、玄関の扉を壊したとされる。樺山被告は現場から逃走後、翌7日未明に兵庫県警長田署に出頭し逮捕された。
樺山被告は起訴内容について「間違いありません」と認めたものの、被告人質問では、犯行経緯について一貫して「一切答えるつもりはない」と述べた。2021年5月まで東京の独立組織の組員だったが、既に脱退していることを明かしたうえで、「狙ったのは絆會会長の自宅とわかっていた。最初から出頭するつもりだった」と述べ、「近隣住民や世間を騒がせたことは反省する」と話すにとどまり、被害者である絆會会長への言葉はなかった。
検察側は冒頭陳述で「樺山被告は徒歩で犯行現場を下見し、犯行後は降車して現場を離れ、いったん大阪市内へ向かった後に警察へ出頭した」などと計画性を指摘。「あらかじめ犯行から自首を想定していた」、「犯行経緯を明かさないという点を重く見て再犯の可能性が高い」、「現在、特定抗争指定暴力団・六代目山口組と神戸山口組との対立抗争状態を認識しての犯行である」として懲役3年を求刑した。
一方、弁護側は「ケガ人はおらず、同じような犯行のうち軽い部類だった」などとして、寛大な刑を求めて結審した。判決は9月28日に言い渡される予定。
神戸地裁で12日、今年6月に指定暴力団・絆會の織田絆誠こと金禎紀会長の自宅に車が突っ込んだ事件で、建造物損壊罪に問われた無職・樺山健一被告(38)=大阪市生野区新今里3丁目=の初公判が開かれ、検察側は樺山被告に懲役3年を求刑した。

絆会会長宅に突っ込んだ車

樺山被告は今年6月6日午後10時前、神戸市長田区の織田会長の自宅に軽乗用車でバックで突っ込み、玄関の扉を壊したとされる。樺山被告は現場から逃走後、翌7日未明に兵庫県警長田署に出頭し逮捕された。
樺山被告は起訴内容について「間違いありません」と認めたものの、被告人質問では、犯行経緯について一貫して「一切答えるつもりはない」と述べた。2021年5月まで東京の独立組織の組員だったが、既に脱退していることを明かしたうえで、「狙ったのは絆會会長の自宅とわかっていた。最初から出頭するつもりだった」と述べ、「近隣住民や世間を騒がせたことは反省する」と話すにとどまり、被害者である絆會会長への言葉はなかった。
検察側は冒頭陳述で「樺山被告は徒歩で犯行現場を下見し、犯行後は降車して現場を離れ、いったん大阪市内へ向かった後に警察へ出頭した」などと計画性を指摘。「あらかじめ犯行から自首を想定していた」、「犯行経緯を明かさないという点を重く見て再犯の可能性が高い」、「現在、特定抗争指定暴力団・六代目山口組と神戸山口組との対立抗争状態を認識しての犯行である」として懲役3年を求刑した。
一方、弁護側は「ケガ人はおらず、同じような犯行のうち軽い部類だった」などとして、寛大な刑を求めて結審した。判決は9月28日に言い渡される予定。