自宅で栽培する目的で大麻種子を輸入 栽培予備容疑で21人を摘発
警視庁薬物銃器対策課は4日、大麻を自宅で栽培する目的で海外から種子を輸入したとして、東京都と神奈川県内在住の20~50代の男女21人の関係先を大麻取締法違反(栽培予備)容疑で捜索し、その後、同法違反(所持)などで逮捕、書類送検したと発表した。同課によると、大麻種子の輸入に栽培予備罪を適用するのは全国初。

同課は、2021年10月25日~2022年7月17日までの間、海外から栽培目的で大麻種子を輸入したとして、大麻取締法違反(栽培予備)容疑で一斉捜索。自宅の台所や押し入れで大麻を栽培していたり、専用の照明器具を取り付けて部屋全体を栽培用にしていたりしたという。
同課は大麻や照明器具、覚醒剤などを押収。その後、21人全員を大麻取締法違反(栽培予備や所持など)のほか、覚醒剤取締法違反(所持)の罪で送致した。調べに対し、「自分で使うためだった」「ネットで調べた」などと供述している。
近年、組織を介在することなく、若者が個人で安易にネット通販で大麻種子を輸入し、栽培して自分で使用したり、販売したりする事例が多発。ネットに栽培方法を記したサイトが多数存在していることから手を付けやすいとみられ、昨年全国で大麻の栽培で摘発した232人のうち、非暴力団員は186人と8割を占めた。
こうした背景を受け、同課は種子を輸入する行為が大麻栽培の準備に当たると判断し、関係機関に情報提供を要請。種子の輸入摘発に関し、警視庁幹部は「自己栽培による潜在的な大麻愛好者をあぶり出すのに極めて有効。引き続き取り締まりを実施する」とした。

同課は、2021年10月25日~2022年7月17日までの間、海外から栽培目的で大麻種子を輸入したとして、大麻取締法違反(栽培予備)容疑で一斉捜索。自宅の台所や押し入れで大麻を栽培していたり、専用の照明器具を取り付けて部屋全体を栽培用にしていたりしたという。
同課は大麻や照明器具、覚醒剤などを押収。その後、21人全員を大麻取締法違反(栽培予備や所持など)のほか、覚醒剤取締法違反(所持)の罪で送致した。調べに対し、「自分で使うためだった」「ネットで調べた」などと供述している。
近年、組織を介在することなく、若者が個人で安易にネット通販で大麻種子を輸入し、栽培して自分で使用したり、販売したりする事例が多発。ネットに栽培方法を記したサイトが多数存在していることから手を付けやすいとみられ、昨年全国で大麻の栽培で摘発した232人のうち、非暴力団員は186人と8割を占めた。
こうした背景を受け、同課は種子を輸入する行為が大麻栽培の準備に当たると判断し、関係機関に情報提供を要請。種子の輸入摘発に関し、警視庁幹部は「自己栽培による潜在的な大麻愛好者をあぶり出すのに極めて有効。引き続き取り締まりを実施する」とした。