神戸山口組の旧本部 「侠友会」本部事務所を淡路市が買い取り
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兵庫県淡路市志筑にある特定抗争指定暴力団・神戸山口組の直系組織「侠友会」の組事務所について、淡路市が暴力団排除を目的に買い取る方針を固めた。この事務所は2007年築の鉄骨3階建てで、延べ約487㎡。土地の面積は近隣の駐車場を含めて計約411㎡。

侠友会本部事務所
2015年に指定暴力団・六代目山口組が分裂して以降、神戸山口組の本部事務所として使われて、全国から直系組長が集まる毎月の「定例会」も開かれていたが、2016年に立ち退きを目指す市民団体が発足、2017年4月に兵庫県警が事務所前に警戒所を設置した。同年10月、暴力団追放兵庫県民センターが「代理訴訟制度」に基づき、住民に代わって事務所の使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立て、同年11月に認められた。神戸山口組の本部は2018年までに神戸市中央区へ移された。
その後も侠友会会長らが住居として居座り続けたが、2020年1月に淡路市が特定抗争指定の「警戒区域」に指定され、事務所への組員の立ち入りなどは禁止されて無人となっている。
淡路市が侠友会側と話し合い、土地と建物を購入することで応じる姿勢を示しているという。買い取り額は約3千万円とみられ、土地と建物の取得費を含む補正予算案を12月上旬にも定例市議会に提出する。用途は未定だが、災害時の待機所や公民館などが検討されている。
兵庫県淡路市志筑にある特定抗争指定暴力団・神戸山口組の直系組織「侠友会」の組事務所について、淡路市が暴力団排除を目的に買い取る方針を固めた。この事務所は2007年築の鉄骨3階建てで、延べ約487㎡。土地の面積は近隣の駐車場を含めて計約411㎡。

侠友会本部事務所
2015年に指定暴力団・六代目山口組が分裂して以降、神戸山口組の本部事務所として使われて、全国から直系組長が集まる毎月の「定例会」も開かれていたが、2016年に立ち退きを目指す市民団体が発足、2017年4月に兵庫県警が事務所前に警戒所を設置した。同年10月、暴力団追放兵庫県民センターが「代理訴訟制度」に基づき、住民に代わって事務所の使用差し止めを求める仮処分を神戸地裁に申し立て、同年11月に認められた。神戸山口組の本部は2018年までに神戸市中央区へ移された。
その後も侠友会会長らが住居として居座り続けたが、2020年1月に淡路市が特定抗争指定の「警戒区域」に指定され、事務所への組員の立ち入りなどは禁止されて無人となっている。
淡路市が侠友会側と話し合い、土地と建物を購入することで応じる姿勢を示しているという。買い取り額は約3千万円とみられ、土地と建物の取得費を含む補正予算案を12月上旬にも定例市議会に提出する。用途は未定だが、災害時の待機所や公民館などが検討されている。