暴力団ニュース～ヤクザﾞ事件簿

　宮崎県警宮崎北署は２５日、知人男性から「みかじめ料」名目で現金を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系四代目石井一家傘下「四代目井根組」組長・黒木浩文容疑者（５７）＝宮崎県国富町本庄＝を恐喝未遂の疑いで逮捕した。


宮崎北警察署

　黒木容疑者は今月２３日、知人男性が経営する宮崎市内の店舗で、「みかじめ料として月２万円払うか、今すぐ店を閉めるかどっちかにしろ」などと男性を脅迫し、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

　被害者の男性が警察に通報して事件が発覚、２５日に黒木容疑者を逮捕した。県警は、事件の経緯や余罪などを含め捜査している。

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　沖縄県警組織犯罪対策課は２１日、飲食店従業員の男性を脅して用心棒代を要求したとして、指定暴力団・旭琉會系「二代目功揚一家」幹部・上原智史容疑者（３８）と、同一家組員（２７）の２人を恐喝未遂の疑いで緊急逮捕し、那覇地検は同日、２人を起訴した。調べに対し２人は容疑を否認している。


沖縄県警察本部

　２人は今年７月３０日午後７時１５分ごろ～同８時ごろまでの間、那覇市の飲食店従業員の３０代男性に対し、複数回電話をかけ、「毎月のやつを集めれ。集めないと殺す」、「カスリ（用心棒代）を払えないんだったら店閉めれ」などと脅し、用心棒代を要求した疑いが持たれている。

　被害者の男性は、これまで組員の要求に従って自身が関わる複数店舗の用心棒代を取りまとめて支払ってきたとみられているが、今年７月、県警が暴力団に「みかじめ料」として金銭を提供する不当行為したとして、那覇市松山や沖縄市上地の歓楽街にある複数の飲食店を県暴力団排除条例違反の疑いで家宅捜索したことを受け、暴力団と決別しようとしたという。

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　静岡県警浜松東署などは１８日、静岡県西部の２０代女性から借金返済を名目に現金１８０万円を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「七代目一力一家」幹部・鈴木啓利容疑者（５１）＝静岡県袋井市栄町＝ら４人が、１７日に恐喝未遂容疑で逮捕された事件を受け、一力一家の本部事務所を家宅捜索した。


一力一家本部事務所

　この事件を巡っては鈴木容疑者のほか、山口組系組長（５４）＝静岡県浜松市南区安松町＝、山口組系「三代目弘道会」傘下組長（５６）＝浜松市西区入野町＝の３人と、配送業の男（２６）＝静岡県沼津市青野＝の４人が共謀して、今月上旬に浜松市内の喫茶店で、配送業の男と面識がある２０代女性に対し、借金返済を名目に「おちょくってんのかガキ、金を払わんかったらお姉ちゃんのガラさらって沈めるぞ」などと脅し、現金約１８０万円を脅し取ろうとした疑いがもたれている。

　静岡県警は関係先として、１８日午前１０時ごろに捜査員約２０人体制で一力一家の事務所を家宅捜索し、証拠品などを調べた。

　静岡県警浜松東署と県警捜査４課、組織犯罪対策課は１７日、静岡県西部に住む２０代女性に対し、借金返済を名目に「金を払わなかったら、ガラさらって沈める」などと脅して現金１８０万円を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系組長（５４）＝静岡県浜松市南区安松町＝と、山口組系「七代目一力一家」幹部（５１）＝静岡県袋井市栄町＝、山口組系「三代目弘道会」傘下組長（５６）＝浜松市西区入野町＝ら３人と、配送業の男（２６）＝静岡県沼津市青野＝の４人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。調べに対し２人は容疑を否認し、２人は黙秘している。


浜松東警察署

　組長らは共謀して今月上旬に浜松市内の喫茶店で、配送業の男と面識がある２０代女性に対し、借金返済を名目に「おちょくってんのかガキ、金を払わんかったらお姉ちゃんのガラさらって沈めるぞ」などと脅し、現金約１８０万円を脅し取ろうとした疑いがもたれている。脅された女性が警察に通報して事件が発覚し、４人を逮捕した。

　同署は、事件の詳しい経緯など調べを進めている。

　警視庁は、知人男性無理やり借用書を書かせて現金５００万円を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部・瀬川哲容疑者（４８）ら男３人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。


瀬川哲容疑者(48)

　瀬川容疑者ら３人は今年６月、東京都豊島区池袋のキャバクラ店に３０代の知人男性を呼び出し、「俺はメンツでメシ食ってんだぞ」、「今から俺が言ったように借用書を書け」などと言って、現金５００万円を脅し取ろうとした疑いがもたれている。その際、男性に借用書の額面の返済を約束する誓約書も書かせていた。

　瀬川容疑者以外の２人は、被害者の男性をキャバクラ店に監禁したなどの罪ですでに起訴されていて、瀬川容疑者が犯行の指示役だったとみられている。

　警視庁は、瀬川容疑者らの認否を明らかにしていないが、瀬川容疑者と知人男性との間に金銭トラブルがあったとみて、詳しく調べている。

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　広島県警は２０日、知人男性から現金を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・六代目共政会系「三代目沖本組」組員ら男３人が恐喝未遂の疑いで逮捕された事件を受け、沖本組の事務所を家宅捜索した。


沖本組を家宅捜索

　沖本組組員・田中真斗容疑者（２２）＝住居不定＝と、設備工の男（１９）、自称・建設作業員の男（１９）の３人は共謀して、今年５月２０日午後６時ごろから午後９時前までの間、広島市中区流川町の飲食店などで知人男性（２０代）に対して、「山に行くか殺されるかどっちがいいんや」、「家族とか親戚がどうなってもええんか」、「刺そうと思ったらいつでも刺せるんで」、「誰に借りるんや」などと言って現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。男性が警察に被害を届けたため未遂に終わった。

　同署は、事件の経緯や組織的な関与の有無などを捜査している。

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　広島県警江田島署は、知人男性に「山に行くか殺されるかどっちがいいんや」などと言って、現金を脅し取ろうとしたとして指定暴力団・六代目共政会系「三代目沖本組」組員・田中真斗容疑者（２２）＝住居不定＝と、設備工の男（１９）、自称・建設作業員の男（１９）の３人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。同署は「捜査に支障がある」として３人の認否を明らかにしていない。


江田島警察署

　田中容疑者は共謀して今年５月２０日午後６時ごろから午後９時前までの間、広島市中区流川町の飲食店などで知人男性（２０代）に対して、「山に行くか殺されるかどっちがいいんや」、「家族とか親戚がどうなってもええんか」、「刺そうと思ったらいつでも刺せるんで」、「誰に借りるんや」などと言って現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。男性が警察に被害を届けたため未遂に終わった。

　田中容疑者は今年４月２１日、広島市中区の公園で男性に乾燥大麻約３グラムを密売したとして、６月２７日に大麻取締法違反（譲渡）の疑いで逮捕され、７月１８日付で処分保留となっていた。

　福岡県警は、マッチングアプリで知り合った女性から金銭を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・道仁会傘下組員・時任浩季容疑者（２５）＝福岡県小郡市＝を恐喝未遂容疑で逮捕した。調べに対し、時任容疑者は「事実に間違いありません」と容疑を認めている。


福岡県警察本部

　時任容疑者は今年３月、マッチングアプリで知り合った福岡県筑紫野市在住の女性（当時２６）に対し、マッチングアプリのメッセージを使い、「もう顔写真もトークも晒すわ」などと送りつけ、金銭を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

　被害者の女性が警察に相談して事件が発覚、時任容疑者を逮捕した。

　静岡県警細江署組織犯罪対策推進本部と県警捜査４課は２８日、過去の借金に関して因縁を付けて知人男性から現金を脅し取ろうとしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目國領屋一家」幹部（４９）＝住所不詳＝を恐喝未遂の疑いで逮捕した。


静岡県警細江警察署

　容疑者の幹部は今年４月ごろ、県西部在住の４０代の知人男性に対し、過去の借金に関して因縁を付けて現金を要求し、脅し取ろうとした疑いが持たれている。

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　北海道札幌中央警察署は２７日までに、マッチングアプリで知り合った男性をススキノの飲食店に誘い込み、高額な飲食代金を請求する「ぼったくり」グループを摘発し、２０代の男女４人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。同署は４人の認否を明らかにしていないが、マッチングアプリを悪用したぼったくりグループの摘発は道内で初めて。


札幌中央警察署

　４人は今月２５日から２６日の間、マッチングアプリで知り合った男性をススキノの飲食店に誘い込み、相手役の女がゲームで負けた方がショットで酒を一気飲みをしようと提案。何杯も飲ませたあと店側が、「ショット代は飲み放題に含まれない」として男性に飲食代金３０万円を要求。男性が支払いを拒むと「訴訟になるけどいいかい」、「業務妨害で捕まるのは君だよ」などと執拗に要求し、現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

　今年５月以降、マッチングアプリで知り合った男性を飲食店に誘い込む手口でのぼったくり被害の相談が相次ぎ、同署が内偵捜査をして今回の犯行を確認し逮捕した。代金を支払えない男性をATMまで連れて行き現金を引き出すよう要求したり、消費者金融に連れていかれるケースもあり、中には１４０万円を支払った男性もいたという。これまでの被害総額は１３００万円以上に上るとみられている。

　同署は、暴力団絡みの組織的犯罪の可能性も視野に、引き続き捜査している。

　香川県警高松北署は２１日、高松市内の男性に因縁をつけ、現金を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・二代目親和会傘下組員（２３）＝高松市飯田町＝と、無職の男（３７）＝高松市田村町＝の２人を恐喝未遂容疑で逮捕した。


高松北警察署

　容疑者の組員ら２人は共謀して、高松市在住の男性（５２）の娘らと、自身らの知人との間のトラブルが発生している事について因縁をつけ、２０２２年４月８日に高松市内で男性に対し、「娘がどうなっても知らんぞ。責任取らんかい」などど言い、現金を脅し取ろうとした疑いがもたれている。

　男性が警察に被害届を出して事件が発覚し、その後の捜査から２人を逮捕した。調べに対し、組員は「恐喝はしていません」、無職の男は「覚えていない」と、ともに容疑を否認している。

　沖縄県警浦添署は１４日、飲食店の男性経営者に用心棒代として金銭を支払うよう脅したとして、指定暴力団・旭琉会系「三代目ナニワ一家」組員（５４）＝浦添市＝を恐喝未遂容疑で逮捕した。


沖縄県警浦添警察署

　容疑者の組員は、飲食店を訪れ４０代の男性経営者に対し「ケツ持ちなしでどうやって商売するのか。沖縄をなめているのか。たっくるすぞ」などと恫喝し、用心棒代として金銭を支払うよう脅した疑いがもたれている。

　同署の調べに対し、容疑者の組員は「全く覚えていない」と容疑を否認している。

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　広島地検は、広島市内で会社を経営する４０代の男性から現金を脅し取ろうとしたとして、逮捕・送検されていた指定暴力団・六代目共政会傘下組長（６４）について、「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」として、２２日付けで不起訴処分とした。


広島地方検察庁

　組長は、組員１人と共謀して２０２２年１２月、広島市内の４０代男性の会社経営者に電話をかけ、暴力団組織名を名乗ったうえで男性から現金２４万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の疑いで今年４月逮捕・送検されていた。

　熊本県警天草署は、高齢女性から親族の借金を口実に現金を脅し取ろうとしたとして、暴力団・「三代目熊本會」組員・三宅和行容疑者（５７）＝熊本県天草市河浦町＝を恐喝未遂の疑いで逮捕した。同署は捜査に支障があるとして、三宅容疑者の認否を明らかにしていない。


熊本県警天草警察署

　三宅容疑者は今月５日、天草市在住の７０代女性の家の玄関で、女性の親族の借金を口実に取り立てと称し、女性から現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。

　女性と三宅容疑者は面識がなく、女性の親族が実際に借金をしていたのかなどは分かっていない。

　静岡県警下田署は１７日、知人男性から現金を脅し取ろうとしたとして、４月２７日に傷害容疑で富士署に逮捕されていた特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員（６１）＝富士市中央町１丁目＝を恐喝未遂の疑いでを再逮捕した。調べに対し、組員は容疑を否認している。


静岡県警下田警察署

　組員は今年３月２８日、静岡県東部在住の知人男性（６０代）に電話をかけ、「俺はヤクザもまだやっている」、「金を返してくんねえか」などと現金を脅し取ろうとした疑いがもたれている。

　警視庁は、男性を脅して借りた金の倍以上の金額の借用書を書くよう要求し、金を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・住吉会系「稲葉興業会」会長・酒井功芳容疑者（６３）を恐喝未遂容疑で逮捕した。調べに対し、酒井容疑者は「脅したつもりはない」と容疑を否認している。


酒井功芳容疑者(63)

　酒井容疑者は今年２月に仲間と共謀して、東京都日野市在住の男性（５８）から現金を脅し取ろうとした疑いが持たれている。男性は酒井容疑者に紹介された知人から金を借りていたが、酒井容疑者は「俺らの業界では元金の２倍、３倍で返すのは当たり前」となどと言って、倍以上の金額の借用書を書くよう要求したという。

　沖縄県警豊見城署は２１日、知人男性に対して因縁をつけて脅し、現金を要求したとして指定暴力団・旭琉會系「二代目功揚一家」組員・山城大地容疑者（２７）＝那覇市＝を恐喝未遂の疑いで逮捕した。


沖縄県警豊見城警察署

　山城容疑者は今月１６日と１７日、電話や対面で自営業の知人男性（２０代）に対して因縁をつけて脅し、「金を払え」などとと数百万円を要求した疑いがもたれている。

　同署は、捜査に支障が出るとして認否を明らかにしていないが、金銭トラブルがあったとみて、詳しく調べている。

　北海道警函館西署は１５日、交通事故の相手を脅迫し、執拗に電話をかけて金を要求したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目誠友会」傘下組員・和山靖亨容疑者（５１）＝函館市大手町＝を恐喝未遂の疑いで逮捕した。調べに対し、和山容疑者は「強めの口調で過度な請求はしていない、不適切な言葉で脅したつもりもない」と供述し、容疑を否認している。


北海道警函館西警察署

　和山容疑者は今年１月１日、函館市内で発生した車両同士の交通事故で、相手の車の男性運転手に対し、「お前、どこのやつにぶつけたかわかってんのか」などと脅迫したうえ、その後も執拗に電話をかけ「足りない分はお前が出せ」、「保険屋で賄えない分はお前が出せ」などと話し、金を要求しようとした疑いが持たれている。被害者の男性は現金を渡さず、２月に同署に相談して事件が発覚した。

　栃木県警組織犯罪対策１課と小山署、佐野署は１３日までに、知人男性を脅迫して念書を書かせたうえ、現金を恐喝しようとしたとして、自動車販売業で指定暴力団・松葉会系出羽家一家七代目幹部で「舘野組」組長・舘野哲也容疑者（５４）＝小山市間々田＝と、同組員・松田翔太容疑者（３４）＝栃木県下都賀郡野木町若林＝ら男３人を恐喝未遂の疑いで逮捕した。


栃木県警小山警察署

　舘野容疑者ら３人は今年３月２０日、小山市内や佐野市内などの駐車中の乗用車内で、２０代の知人男性に対し「こいつ殺して終わらせちまおう」などと脅迫し、念書を書かせたうえ現金を恐喝しようとした疑いがもたれている。

　被害者の男性が小山署に届け出たため、犯行は未遂に終わった。

　広島県警は６日、暴力団組織名を名乗ったうえで会社に電話をかけ、経営者の男性から金を脅し取ろうとしたとして、指定暴力団・六代目共政会系「永尾組」組長・永尾陽二容疑者（６４）＝広島市中区三川町＝と、永尾組組員・佐藤学容疑者（４６）＝中区三川町＝を恐喝未遂の疑いで逮捕し、７日午前１０時頃から共政会本部を捜査員３２人態勢で家宅捜索した。


共政会本部を家宅捜索


　２人は２０２２年１２月２６日、佐藤容疑者が４０代男性が経営する会社に電話をかけ、「永尾組の佐藤ですが」「私ももらってこいと言われているんです」などと言って、現金２４万円を脅し取ろうとした疑いがもたれている。捜査に支障があるとして２人の認否を明らかにしていない。

　経営者の男性が県警に届け出て犯行は未遂に終わっていたが、県警は、事件のいきさつや組織的な関与の有無などを調べている。