通信事業者かたり架空請求で1200万円詐取 山口組系「弘道会」傘下幹部を逮捕
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大阪府警は5日、通信事業者をかたって利用料金の支払いができていないなどと架空の請求をし、現金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下幹部・木村尚俊容疑者(47)=住所不詳=を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、木村容疑者は容疑を否認している。
木村尚俊容疑者(47)
木村容疑者は2022年11月から12月にかけて、大阪府在住の女性(70代)に対し、通信事業者をかたって「利用料金について話があるので連絡がほしい」などとメールを送信し、メールを見て電話をしてきた女性に「あなたの電話番号がハッキングされ、犯罪に使われていて93人に被害をもたらしている。賠償する必要がある」などとウソを言って約1200万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
木村容疑者は特殊詐欺グループに電話回線を提供する「道具屋」とみられ、いずれも通信事業会社の「合同会社スタートアップ」と「合同会社太田商会」の実質的経営者で、別の電気通信事業者から購入したNTT東日本のインターネット電話(IP電話)回線を特殊詐欺のかけ子グループに提供し、46都道府県の約850人、約20億円の詐欺被害に関与したとみられている。
大阪府警は5日、通信事業者をかたって利用料金の支払いができていないなどと架空の請求をし、現金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下幹部・木村尚俊容疑者(47)=住所不詳=を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、木村容疑者は容疑を否認している。
木村尚俊容疑者(47)
木村容疑者は2022年11月から12月にかけて、大阪府在住の女性(70代)に対し、通信事業者をかたって「利用料金について話があるので連絡がほしい」などとメールを送信し、メールを見て電話をしてきた女性に「あなたの電話番号がハッキングされ、犯罪に使われていて93人に被害をもたらしている。賠償する必要がある」などとウソを言って約1200万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
木村容疑者は特殊詐欺グループに電話回線を提供する「道具屋」とみられ、いずれも通信事業会社の「合同会社スタートアップ」と「合同会社太田商会」の実質的経営者で、別の電気通信事業者から購入したNTT東日本のインターネット電話(IP電話)回線を特殊詐欺のかけ子グループに提供し、46都道府県の約850人、約20億円の詐欺被害に関与したとみられている。
暴力団員は対象外の新型コロナ対策支援金10万円を詐取 山口組傘下幹部と妻ら3人を逮捕
福島県警は、暴力団員らは需給対象外である新型コロナ関連の経済対策である給付金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部・松澤盛時容疑者(52)=福島県会津若松市=と、その妻で飲食業の女(54)、運転代行業の男(73)=会津若松市=の3人を詐欺の疑いで逮捕した。
福島県警察本部
松澤容疑者ら3人は共謀して2021年12月、会津若松市が募集した緊急経済対策の「新型コロナウイルス感染症対策事業者支援金」に、暴力団員などが受給対象外となっている事を知りながら、妻が会津若松市で経営する飲食店に関する虚偽申請をして、支援金10万円を口座に振り込ませてだまし取った疑いが持たれている。
松澤容疑者の妻が経営する運転代行業で働く男が松澤容疑者の妻名義で申請し、松澤容疑者の妻の口座に振り込ませていた。県警は、3人が共犯関係にあるとして認否をあきらかにしていない。
福島県警察本部
松澤容疑者ら3人は共謀して2021年12月、会津若松市が募集した緊急経済対策の「新型コロナウイルス感染症対策事業者支援金」に、暴力団員などが受給対象外となっている事を知りながら、妻が会津若松市で経営する飲食店に関する虚偽申請をして、支援金10万円を口座に振り込ませてだまし取った疑いが持たれている。
松澤容疑者の妻が経営する運転代行業で働く男が松澤容疑者の妻名義で申請し、松澤容疑者の妻の口座に振り込ませていた。県警は、3人が共犯関係にあるとして認否をあきらかにしていない。
コンビニで購入装いタバコ2箱持ち去る 山口組系竹中組傘下「篠原会」幹部を逮捕
愛知県警南署は、2022年1月に名古屋市熱田区のコンビニでタバコ2箱を代金を支払わずに持ち去ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」幹部で、「三代目秀仁会」会長・加藤歩容疑者(43)=大阪府八尾市=を詐欺の疑いで逮捕した。
南警察署
加藤容疑者は2022年1月、名古屋市熱田区にあるコンビニでタバコ2箱の購入を装い、「あっ、お金忘れたわ。近くのマンションだから取ってくるわ」などとウソをついて持ち去り、だまし取った疑いが持たれている。
県警による暴力団捜査の過程で、今回の事件が発覚した。調べに対し、加藤容疑者は「やってない」と否認しているが、同署は余罪についても詳しく調べている。
南警察署
加藤容疑者は2022年1月、名古屋市熱田区にあるコンビニでタバコ2箱の購入を装い、「あっ、お金忘れたわ。近くのマンションだから取ってくるわ」などとウソをついて持ち去り、だまし取った疑いが持たれている。
県警による暴力団捜査の過程で、今回の事件が発覚した。調べに対し、加藤容疑者は「やってない」と否認しているが、同署は余罪についても詳しく調べている。
身分隠してホテルに宿泊 工藤會系長谷川組傘下「永田組」組長ら4人を逮捕
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福岡県警博多署は29日、暴力団員であることを隠して福岡市内のホテルに宿泊したとして、特定危険指定暴力団・工藤會系「二代目長谷川組」組長代行で、「永田組」組長・永田尊重容疑者(45)=千葉県市川市新田2丁目=と、永田組組員・橋詰拓弥容疑者(37)=ら4人を詐欺の疑いで逮捕した。同署は4人の認否を明らかにしていない。
博多警察署
永田容疑者ら4人は今年1月9日、暴力団員の宿泊を拒否している福岡市内のホテルに暴力団員であることを隠して宿泊した疑いが持たれている。4人はチェックインの際、「暴力団関係者ではない」などの反社会勢力排除条項のある宿泊約款を示され、橋詰容疑者が署名。ホテル従業員に対し、暴力団関係者でないと騙して宿泊契約を結んだとされる。
逮捕のきっかけとなったのは、永田容疑者ら4人がこのホテルで1泊し、翌10日に福岡市中洲の路上を歩いていたところ、パトロール中の博多署・中洲特別捜査隊に職務質問を受け、「母体組織の挨拶のため福岡に来た」などと話したことから、反社会勢力排除条項のあるホテルに宿泊した疑いが浮上した。
福岡県警博多署は29日、暴力団員であることを隠して福岡市内のホテルに宿泊したとして、特定危険指定暴力団・工藤會系「二代目長谷川組」組長代行で、「永田組」組長・永田尊重容疑者(45)=千葉県市川市新田2丁目=と、永田組組員・橋詰拓弥容疑者(37)=ら4人を詐欺の疑いで逮捕した。同署は4人の認否を明らかにしていない。
博多警察署
永田容疑者ら4人は今年1月9日、暴力団員の宿泊を拒否している福岡市内のホテルに暴力団員であることを隠して宿泊した疑いが持たれている。4人はチェックインの際、「暴力団関係者ではない」などの反社会勢力排除条項のある宿泊約款を示され、橋詰容疑者が署名。ホテル従業員に対し、暴力団関係者でないと騙して宿泊契約を結んだとされる。
逮捕のきっかけとなったのは、永田容疑者ら4人がこのホテルで1泊し、翌10日に福岡市中洲の路上を歩いていたところ、パトロール中の博多署・中洲特別捜査隊に職務質問を受け、「母体組織の挨拶のため福岡に来た」などと話したことから、反社会勢力排除条項のあるホテルに宿泊した疑いが浮上した。
「フラット35」融資金詐欺 新たに2人を逮捕し「池田組」傘下幹部ら3人を再逮捕
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警視庁暴力団対策課は27日、住宅ローン専門会社大手「SBIアルヒ」の代理店を運営する会社の元社員らがSBIアルヒから長期固定金利型住宅ローン「フラット35」の融資金をだまし取ったとされる事件で、新たに別の代理店運営会社の元社員の女(31)=静岡市葵区=と、ローン申請の名義人とみられる職業不詳の男(35)=名古屋市中川区=の2人を詐欺容疑などで逮捕した。
警視庁本部
2人は2021年2月、元社員の女が融資の受け付け担当だったSBIアルヒ代理店を通じ、職業不詳の男名義でフラット35の融資を申請し、企業の在籍証明書や源泉徴収票などを偽造して会社員であるよう装わせ、SBIアルヒから融資金1510万円をだまし取った疑いが持たれている。
同課は27日、この事件で不正な融資を仲介したなどとして、すでに逮捕されている特定抗争指定暴力団・池田組系「孝昇会」幹部・塚田修容疑者(51)=東京都墨田区石原2=ら3人も詐欺容疑などで再逮捕した。
警視庁暴力団対策課は27日、住宅ローン専門会社大手「SBIアルヒ」の代理店を運営する会社の元社員らがSBIアルヒから長期固定金利型住宅ローン「フラット35」の融資金をだまし取ったとされる事件で、新たに別の代理店運営会社の元社員の女(31)=静岡市葵区=と、ローン申請の名義人とみられる職業不詳の男(35)=名古屋市中川区=の2人を詐欺容疑などで逮捕した。
警視庁本部
2人は2021年2月、元社員の女が融資の受け付け担当だったSBIアルヒ代理店を通じ、職業不詳の男名義でフラット35の融資を申請し、企業の在籍証明書や源泉徴収票などを偽造して会社員であるよう装わせ、SBIアルヒから融資金1510万円をだまし取った疑いが持たれている。
同課は27日、この事件で不正な融資を仲介したなどとして、すでに逮捕されている特定抗争指定暴力団・池田組系「孝昇会」幹部・塚田修容疑者(51)=東京都墨田区石原2=ら3人も詐欺容疑などで再逮捕した。
ブランド和牛の事業展開名目での融資詐欺事件 山口組系「藤友会」を家宅捜索
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静岡県警は22日、静岡県富士宮市でブランド和牛事業を展開する名目で不動産会社から6000万円をだまし取ったとして、元暴力団組員ら男3人が逮捕された詐欺事件で、関係先として特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」を家宅捜索した。
藤友会を家宅捜索
この事件は、県警の「藤友会」への内偵捜査の過程で発覚し、東京都渋谷区の食肉販売業で山口組系「後藤組(2008年解散)」の元組員(61)、食肉販売業の社長の男(66)=広島県広島市=と、この会社で経理の男(46)の3人を詐欺の容疑で逮捕していた。
3人は2022年1月ごろ、経営不振の牧場を買い取り「事業が軌道に乗れば返済する」などと融資話を持ち掛け、返済する意思がないにもかかわらず、富士宮市内でブランド和牛事業を展開する名目で県外の不動産会社から現金6000万円を借り受け、だまし取った疑いが持たれている。県警は3人の認否を明らかにしていない。
県警は、藤友会本部のを家宅捜索で金の流れなどを調べている。
静岡県警は22日、静岡県富士宮市でブランド和牛事業を展開する名目で不動産会社から6000万円をだまし取ったとして、元暴力団組員ら男3人が逮捕された詐欺事件で、関係先として特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」を家宅捜索した。
藤友会を家宅捜索
この事件は、県警の「藤友会」への内偵捜査の過程で発覚し、東京都渋谷区の食肉販売業で山口組系「後藤組(2008年解散)」の元組員(61)、食肉販売業の社長の男(66)=広島県広島市=と、この会社で経理の男(46)の3人を詐欺の容疑で逮捕していた。
3人は2022年1月ごろ、経営不振の牧場を買い取り「事業が軌道に乗れば返済する」などと融資話を持ち掛け、返済する意思がないにもかかわらず、富士宮市内でブランド和牛事業を展開する名目で県外の不動産会社から現金6000万円を借り受け、だまし取った疑いが持たれている。県警は3人の認否を明らかにしていない。
県警は、藤友会本部のを家宅捜索で金の流れなどを調べている。
和牛事業への融資名目で6000万円詐取 解散した山口組系「後藤組」元組員ら3人逮捕
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静岡県警は、返済する意思がないにもかかわらず静岡県富士宮市内で和牛事業を展開する融資名目で、不動産会社から現金6000万円を借り受け、だまし取ったとして、東京都渋谷区の食肉販売業で指定暴力団・六代目山口組系「後藤組(2008年解散)」の元組員(61)、食肉販売業の社長の男(66)=広島県広島市=と、この会社で経理の男(46)の3人を詐欺の疑いで逮捕した。
静岡県警察本部
3人は2022年1月ごろ、経営不振の牧場を買い取り「事業が軌道に乗れば返済する」などと融資話を持ち掛け、返済する意思がないにもかかわらず、富士宮市内でブランド和牛事業を展開する名目で県外の不動産会社から現金6000万円を借り受け、だまし取った疑いが持たれている。県警は3人の認否を明らかにしていない。
特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」への内偵捜査から事件が発覚した。3人は富士宮市内の牧場に新しい牛舎を建築するなど、事業の拡大を目指していたが、資金難となっていた。
県警は、だまし取った金が暴力団に流れていたとみて、余罪なども含め調べを進めている。
静岡県警は、返済する意思がないにもかかわらず静岡県富士宮市内で和牛事業を展開する融資名目で、不動産会社から現金6000万円を借り受け、だまし取ったとして、東京都渋谷区の食肉販売業で指定暴力団・六代目山口組系「後藤組(2008年解散)」の元組員(61)、食肉販売業の社長の男(66)=広島県広島市=と、この会社で経理の男(46)の3人を詐欺の疑いで逮捕した。
静岡県警察本部
3人は2022年1月ごろ、経営不振の牧場を買い取り「事業が軌道に乗れば返済する」などと融資話を持ち掛け、返済する意思がないにもかかわらず、富士宮市内でブランド和牛事業を展開する名目で県外の不動産会社から現金6000万円を借り受け、だまし取った疑いが持たれている。県警は3人の認否を明らかにしていない。
特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「藤友会」への内偵捜査から事件が発覚した。3人は富士宮市内の牧場に新しい牛舎を建築するなど、事業の拡大を目指していたが、資金難となっていた。
県警は、だまし取った金が暴力団に流れていたとみて、余罪なども含め調べを進めている。
被害総額3000万円超の還付金詐欺で組員2人の逮捕受け 山口組系「清水一家」を家宅捜索
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静岡県警は20日、還還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人が電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで19日に逮捕された事を受け、清水一家の本部事務所を家宅捜索した。
清水一家本部を家宅捜索
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
この詐欺グループによる被害総額は20府県で3000万円以上にのぼり、 県警は、還付金詐欺で得た被害金が清水一家に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
静岡県警は20日、還還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人が電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで19日に逮捕された事を受け、清水一家の本部事務所を家宅捜索した。
清水一家本部を家宅捜索
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
この詐欺グループによる被害総額は20府県で3000万円以上にのぼり、 県警は、還付金詐欺で得た被害金が清水一家に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
新型コロナ「事業復活支援金」50万円詐取 山口組傘下組員を逮捕
兵庫県警西宮署は19日、暴力団員であることを隠して国の新型コロナウイルス対策「事業復活支援金」に申請し、現金50万円をだまし取ったとして、建築関係の会社役員で特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員(55)=兵庫県神戸市灘区=を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、男は「間違いない」と容疑を認めている。
西宮警察署
男は2022年5月9日、新型コロナウイルス対策で国が中小企業に対して実施していた「事業復活支援金」に、インターネットを使い暴力団員であることを隠して申請し、同月26日に現金50万円を振り込ませてだまし取った疑いが持たれている。
男が経営する建築関連会社は、実際に新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、事業に影響があったという。
西宮警察署
男は2022年5月9日、新型コロナウイルス対策で国が中小企業に対して実施していた「事業復活支援金」に、インターネットを使い暴力団員であることを隠して申請し、同月26日に現金50万円を振り込ませてだまし取った疑いが持たれている。
男が経営する建築関連会社は、実際に新型コロナウイルス蔓延の影響を受け、事業に影響があったという。
弘道会傘下幹部経営の産地偽装しゃぶしゃぶ店 店舗の不正賃貸借契約で再逮捕
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愛知県警捜査4課は19日、愛知県豊田市のしゃぶしゃぶ店がスーパーで買った肉を「鹿児島県産黒豚」や「黒毛和牛」などと虚偽表示して提供し摘発された事件で、この店舗を暴力団員であることを隠して賃貸借契約を結んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系十代目稲葉地一家傘下「稲神総業」幹部・鈴木浩且容疑者(46)=豊田市常盤町=と、店従業員の男(36)=同市山之手8=の2人を詐欺容疑で再逮捕した。同課は、鈴木容疑者らの認否を明らかにしていない。
美食家しゃぶしゃぶとん吉
鈴木浩且容疑者(46)
鈴木容疑者ら2人は2023年7月、暴力団員であることを隠して豊田市にある店舗の賃貸借契約を結んだ疑いが持たれている。鈴木容疑者らは契約締結後の同年9月に「美食家しゃぶしゃぶとん吉」を開店し、9月からの4か月間で600万円ほどの売り上げがあったとみられている。
鈴木容疑者が経営する「美食家しゃぶしゃぶとん吉」は、スーパーなどで買った「交雑種」の豚肉や牛肉を、実際には取り扱っていない「鹿児島県産黒豚」、「黒毛和牛」などとホームページやメニュー表などに虚偽表示していたほか、消費期限が切れた豚肉を客に提供したとして、今年1月29日に鈴木容疑者ら4人が不正競争防止法違反の疑いで逮捕されていた。
愛知県警捜査4課は19日、愛知県豊田市のしゃぶしゃぶ店がスーパーで買った肉を「鹿児島県産黒豚」や「黒毛和牛」などと虚偽表示して提供し摘発された事件で、この店舗を暴力団員であることを隠して賃貸借契約を結んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会系十代目稲葉地一家傘下「稲神総業」幹部・鈴木浩且容疑者(46)=豊田市常盤町=と、店従業員の男(36)=同市山之手8=の2人を詐欺容疑で再逮捕した。同課は、鈴木容疑者らの認否を明らかにしていない。
美食家しゃぶしゃぶとん吉
鈴木浩且容疑者(46)
鈴木容疑者ら2人は2023年7月、暴力団員であることを隠して豊田市にある店舗の賃貸借契約を結んだ疑いが持たれている。鈴木容疑者らは契約締結後の同年9月に「美食家しゃぶしゃぶとん吉」を開店し、9月からの4か月間で600万円ほどの売り上げがあったとみられている。
鈴木容疑者が経営する「美食家しゃぶしゃぶとん吉」は、スーパーなどで買った「交雑種」の豚肉や牛肉を、実際には取り扱っていない「鹿児島県産黒豚」、「黒毛和牛」などとホームページやメニュー表などに虚偽表示していたほか、消費期限が切れた豚肉を客に提供したとして、今年1月29日に鈴木容疑者ら4人が不正競争防止法違反の疑いで逮捕されていた。
還付金詐欺 「出し子」リーダーと現金回収役の山口組系「清水一家」傘下組員2人を逮捕
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静岡県警は、還付金詐欺の「出し子」グループのリーダーで特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「六代目清水一家」傘下組員・小室健一容疑者(32)と、現金の回収役とみられる同組員・佐藤賢一容疑者(40)の2人を電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕した。
静岡県警察本部
小室容疑者と佐藤容疑者は特殊詐欺グループの一員として2023年11月21日、神奈川県内の男性(60代)に「かけ子」グループが区役所職員を装い、「旦那さんと奥さんに所得税の還付金があります」などとウソを言って近くの金融機関に誘い出し、「ATMの操作方法を教えます」などと言って男性の口座から約50万円を送金させたうえ、静岡県沼津市内のコンビニ店のATMから送金させた現金約50万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
2023年10月に静岡県御殿場市内で起きた還付金詐欺事件で、「出し子」グループの清掃業の男(39)が逮捕され事件が発覚した。この男は今回逮捕された小室容疑者と佐藤容疑者の2人から指示を受けた「出し子」グループの実行犯の1人とみられ、この2人が絡む「出し子」グループによる還付金詐欺被害は、20府県で被害総額約3000万円に上るとみられている。
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静岡県警察本部
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2023年10月に静岡県御殿場市内で起きた還付金詐欺事件で、「出し子」グループの清掃業の男(39)が逮捕され事件が発覚した。この男は今回逮捕された小室容疑者と佐藤容疑者の2人から指示を受けた「出し子」グループの実行犯の1人とみられ、この2人が絡む「出し子」グループによる還付金詐欺被害は、20府県で被害総額約3000万円に上るとみられている。
県警は、還付金詐欺で得た被害金が暴力団に流れていたとみて、金の流れなど捜査するとともに詐欺グループの全容解明を進めている。
妻子のみ居住装い妻名義で賃貸借契約を締結 山口組傘下組長を逮捕
兵庫県警暴力団対策課や神戸水上署などは19日、暴力団員の入居などが認められていない集合住宅に、妻子のみが居住するかのように装って賃貸借契約を結んだとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組長(53)=住所不詳=を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し男は黙秘している。
兵庫県警察本部
男は妻(30代)と共謀して2023年8月、規約に暴力団排除条項があり暴力団員の入居などが認められていない大阪府堺市北区の集合住宅に、自分も同居する事を隠して妻子だけが住むように装い、妻名義で不動産賃貸借契約を結んだ疑いが持たれている。妻と子供だけが住民票を移していたが、県警が実際には男も住んでいたことを確認した。
男は他2人と共謀し、実際には転居事実がない堺市北区内にある住宅一室に転入したとする虚偽の住民票を登録したとして、今年1月30日に電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されていた。
兵庫県警察本部
男は妻(30代)と共謀して2023年8月、規約に暴力団排除条項があり暴力団員の入居などが認められていない大阪府堺市北区の集合住宅に、自分も同居する事を隠して妻子だけが住むように装い、妻名義で不動産賃貸借契約を結んだ疑いが持たれている。妻と子供だけが住民票を移していたが、県警が実際には男も住んでいたことを確認した。
男は他2人と共謀し、実際には転居事実がない堺市北区内にある住宅一室に転入したとする虚偽の住民票を登録したとして、今年1月30日に電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されていた。
被害総額1億円超の特殊詐欺グループにアジトを仲介 不動産会社役員の男を逮捕
警視庁暴力団対策課は、介護保険料の還付金があるとして高齢女性から現金約50万円をだまし取ったとして、不動産会社役員の男(39)=千葉県浦安市高洲=を電子計算機使用詐欺と窃盗などの疑いで逮捕した。
警視庁本部
男は共謀して2022年5月、茨城県在住の女性(69)に対し、市役所職員になりすまして「介護保険料の還付金がある」などと電話をかけ、ATMを操作させて約50万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
男は特殊詐欺グループの「かけ子」が拠点とする東京都内の賃貸物件を仲介したとみられ、調べに対し「仲介したことは間違いない」などと供述している。
同課はこれまでに、この特殊詐欺グループの指示役やかけ子など計9人を逮捕していて、このグループが2022年3月~6月に約110件の犯行に関与し、被害総額は計約1億円に上るとみて調べている。
警視庁本部
男は共謀して2022年5月、茨城県在住の女性(69)に対し、市役所職員になりすまして「介護保険料の還付金がある」などと電話をかけ、ATMを操作させて約50万円を振り込ませ、だまし取った疑いが持たれている。
男は特殊詐欺グループの「かけ子」が拠点とする東京都内の賃貸物件を仲介したとみられ、調べに対し「仲介したことは間違いない」などと供述している。
同課はこれまでに、この特殊詐欺グループの指示役やかけ子など計9人を逮捕していて、このグループが2022年3月~6月に約110件の犯行に関与し、被害総額は計約1億円に上るとみて調べている。
キャバクラ店で男性客を泥酔させクレジットカード4枚詐取 男女10人を逮捕
愛知県警中署などは18日までに、今月5日に客にアルコール度数96%の酒を飲ませ、泥酔させてクレジットカードをだまし取ったとして、名古屋市中区錦三丁目のキャバクラ店「ONLY(オンリー)」の実質的経営者・小笠原拓容疑者(26)=名古屋市北区石園町3=ら店の関係者の男女10人を準詐欺の疑いで逮捕し、19日に送検した。
小笠原容疑者ら10人は今月5日、会社役員の男性客(55)に、アルコール度数96%のウォッカ「スピリタス」をテキーラに混ぜて提供して泥酔させ、クレジットカード4枚をだまし取った疑いが持たれている。クレジットカードは店の系列店で1650万円ほど使われていて、被害者の男性が「覚えのないカード利用がある」などと警察に相談し被害が発覚した。
キャバクラ店「ONLY」を摘発
このキャバクラ店周辺では、2023年11月から2月上旬までに同様の被害が15件発生していて、被害総額は約2300万円に上り、同署は、余罪があるとみて捜査するとともに、売り上げ金が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて調べている。
「準詐欺罪」は詐欺行為ではないが、被害者の判断能力の低さを利用して誘惑的手段によって、被害者から財物等を得ることで成立する。刑法248条に規定され、刑罰は詐欺罪と同じで10年以下の懲役となっている。
小笠原容疑者ら10人は今月5日、会社役員の男性客(55)に、アルコール度数96%のウォッカ「スピリタス」をテキーラに混ぜて提供して泥酔させ、クレジットカード4枚をだまし取った疑いが持たれている。クレジットカードは店の系列店で1650万円ほど使われていて、被害者の男性が「覚えのないカード利用がある」などと警察に相談し被害が発覚した。
キャバクラ店「ONLY」を摘発
このキャバクラ店周辺では、2023年11月から2月上旬までに同様の被害が15件発生していて、被害総額は約2300万円に上り、同署は、余罪があるとみて捜査するとともに、売り上げ金が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて調べている。
「準詐欺罪」は詐欺行為ではないが、被害者の判断能力の低さを利用して誘惑的手段によって、被害者から財物等を得ることで成立する。刑法248条に規定され、刑罰は詐欺罪と同じで10年以下の懲役となっている。
特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」リーダー格 住吉会傘下組員ら男3人を逮捕
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警視庁は8日までに、特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」リーダー、指定暴力団・住吉会傘下組員・池田幹一郎容疑者(53)=東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目=ら男3人を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。池田容疑者は黙秘し、他2人は認否留保や否認している。
警視庁本部
池田容疑者ら3人は他の仲間と共謀して2021年5月31日~6月2日、東京都目黒区在住の無職女性(76)に息子を装って電話をかけ、「取引先の会社に損失を出してしまい補塡しなければならない」などとウソを言い、女性からキャッシュカード3枚をだまし取ったうえ、ATMから現金100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループのリーダー格で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
警視庁は8日までに、特殊詐欺の受け子グループ「Dの箱」リーダー、指定暴力団・住吉会傘下組員・池田幹一郎容疑者(53)=東京都武蔵野市吉祥寺東町3丁目=ら男3人を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。池田容疑者は黙秘し、他2人は認否留保や否認している。
警視庁本部
池田容疑者ら3人は他の仲間と共謀して2021年5月31日~6月2日、東京都目黒区在住の無職女性(76)に息子を装って電話をかけ、「取引先の会社に損失を出してしまい補塡しなければならない」などとウソを言い、女性からキャッシュカード3枚をだまし取ったうえ、ATMから現金100万円を引き出して盗んだ疑いが持たれている。
池田容疑者は「Dの箱」と呼ばれる約10人程の特殊詐欺の「受け子」グループのリーダー格で、ウソの電話をかける「かけ子」グループの指示役同士でやりとりし、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などを用いて、受け子に指示を出していたとみられている。
「Dの箱」はかけ子グループから「業者」と呼ばれ、「詐取金を持ち逃げしない」などと評判が良く信頼されていたという。
「飛竜まつり」でも露店出店の権利詐取 山口組系「國領屋一家」傘下組長ら3人を再逮捕
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静岡県警は6日、2023年5月に開催された「浜松まつり」で露店の出店権利をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=らが詐欺容疑で逮捕された事件に関連して、同月27日、28日に浜松市内で開催された「第33回遠州はまきた飛竜まつり」でも出店権利をだまし取っていたとして、和田容疑者とその妻(69)=同=、露天商の男(54)=浜名区横須賀=の男女3人を詐欺の疑いで再逮捕した。
和田強容疑者(72)
和田容疑者ら3人は共謀して、2023年5月27日、28日に開かれた飛竜まつりで、暴排条項の規定があるにもかかわらず、和田容疑者が実質経営する露店であることを隠して主催者側に虚偽の許可申請をし、出店権利をだまし取った疑いが持たれている。飛竜まつりでは、お好み焼きやチュロスなど10店舗の露店を出店し、2日間で約270万円の売り上げがあったとみられる。
「出店申込書」「誓約書」「本人確認書」などの許可申請書類は、逮捕された露天商で「静岡県西部街商協同組合」理事の男が同組合を介し、祭りの実行委員会に提出していた。
県警捜査4課、組織犯罪対策課、浜松東署、浜北署などは、和田容疑者が約30年近くにわたり、同様の手口で複数の祭り会場の露店出店権利を不正に得ていたとみていて、露店の売上金が國領屋一家に流れていたとみて全容解明を進めている。
静岡県警は6日、2023年5月に開催された「浜松まつり」で露店の出店権利をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家傘下「四代目宮野組」組長・和田強容疑者(72)=浜松市浜名区小松=らが詐欺容疑で逮捕された事件に関連して、同月27日、28日に浜松市内で開催された「第33回遠州はまきた飛竜まつり」でも出店権利をだまし取っていたとして、和田容疑者とその妻(69)=同=、露天商の男(54)=浜名区横須賀=の男女3人を詐欺の疑いで再逮捕した。
和田強容疑者(72)
和田容疑者ら3人は共謀して、2023年5月27日、28日に開かれた飛竜まつりで、暴排条項の規定があるにもかかわらず、和田容疑者が実質経営する露店であることを隠して主催者側に虚偽の許可申請をし、出店権利をだまし取った疑いが持たれている。飛竜まつりでは、お好み焼きやチュロスなど10店舗の露店を出店し、2日間で約270万円の売り上げがあったとみられる。
「出店申込書」「誓約書」「本人確認書」などの許可申請書類は、逮捕された露天商で「静岡県西部街商協同組合」理事の男が同組合を介し、祭りの実行委員会に提出していた。
県警捜査4課、組織犯罪対策課、浜松東署、浜北署などは、和田容疑者が約30年近くにわたり、同様の手口で複数の祭り会場の露店出店権利を不正に得ていたとみていて、露店の売上金が國領屋一家に流れていたとみて全容解明を進めている。
無職男の書類偽造し住宅ローン融資金を詐取 「池田組」傘下幹部ら5人を逮捕
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警視庁暴力団対策課は5日、無職の男の勤務先などの書類を偽造して住宅ローン「フラット35」の融資金を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・池田組系「孝昇会」幹部・塚田修容疑者(51)=東京都墨田区石原2=と、不動産仲介業の男(47)=さいたま市北区=、住宅ローン会社の元社員ら男5人を詐欺や有印公文書偽造・同行使容疑などの疑いで逮捕した。警視庁は5人の認否を明らかにしていない。
塚田修容疑者(51)
塚田容疑者ら5人は共謀して2020年6月、実際には無職の男(44)が住宅を購入する際、偽造した企業の在籍証明書や健康保険証、給与証明書などを使って「フラット35」を扱う住宅ローン会社「SBIアルヒ」に融資を申し込み、2780万円を振り込ませて詐取した疑いが持たれている。
塚田容疑者が無職の男を仲介業者の男に紹介し、仲介業者の男が実在する企業の在籍証明書や健康保険証などを偽造していた。塚田容疑者は紹介料として融資を受けた男から数百万円を受け取ったとみられている。
フラット35は、政府が出資する独立行政法人・住宅金融支援機構と民間の金融機関が連携して提供している最長35年の全期間固定型住宅ローンで金利が固定される。
警視庁は、不動産仲介業の男が事件を主導したとみていて、他にも同様の手口で4件、あわせて約1億円の不正融資に関与した疑いがあるとみて余罪などを調べている。
警視庁暴力団対策課は5日、無職の男の勤務先などの書類を偽造して住宅ローン「フラット35」の融資金を詐取したとして、特定抗争指定暴力団・池田組系「孝昇会」幹部・塚田修容疑者(51)=東京都墨田区石原2=と、不動産仲介業の男(47)=さいたま市北区=、住宅ローン会社の元社員ら男5人を詐欺や有印公文書偽造・同行使容疑などの疑いで逮捕した。警視庁は5人の認否を明らかにしていない。
塚田修容疑者(51)
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塚田容疑者が無職の男を仲介業者の男に紹介し、仲介業者の男が実在する企業の在籍証明書や健康保険証などを偽造していた。塚田容疑者は紹介料として融資を受けた男から数百万円を受け取ったとみられている。
フラット35は、政府が出資する独立行政法人・住宅金融支援機構と民間の金融機関が連携して提供している最長35年の全期間固定型住宅ローンで金利が固定される。
警視庁は、不動産仲介業の男が事件を主導したとみていて、他にも同様の手口で4件、あわせて約1億円の不正融資に関与した疑いがあるとみて余罪などを調べている。