虚偽担保設定:山口組最高幹部の一人逮捕 兵庫県警
指定暴力団山口組の直系組織侠友会会長寺岡修(60)らが、土地の差し押さえを免れるため、虚偽の担保を設定したとして、兵庫県警暴力団対策課などは16日、寺岡組長を強制執行妨害容疑などで逮捕した。寺岡組長は山口組の若頭補佐で最高幹部の一人。
捜査関係者によると容疑は、石材加工会社社長、大江嘉郎(46)▽無職、繁田昭夫(63)両容疑者=ともに同容疑などで逮捕=と共謀。大江容疑者が経営する会社が所有する兵庫県淡路市の土地が、借金返済の遅れで銀行に差し押さえられるのを防ぐため、繁田容疑者により担保が設定されているように見せかけることを計画。法務局に所有権移転請求権仮登記を申請し、実在しない担保を登記簿に記録させたとしている。
問題の土地に建つビルには暴力団関係者が出入りし、実質的な組事務所として使われていた可能性があり、県警はビルを使い続けるために差し押さえを免れようとしたとみて調べている。
捜査関係者によると容疑は、石材加工会社社長、大江嘉郎(46)▽無職、繁田昭夫(63)両容疑者=ともに同容疑などで逮捕=と共謀。大江容疑者が経営する会社が所有する兵庫県淡路市の土地が、借金返済の遅れで銀行に差し押さえられるのを防ぐため、繁田容疑者により担保が設定されているように見せかけることを計画。法務局に所有権移転請求権仮登記を申請し、実在しない担保を登記簿に記録させたとしている。
問題の土地に建つビルには暴力団関係者が出入りし、実質的な組事務所として使われていた可能性があり、県警はビルを使い続けるために差し押さえを免れようとしたとみて調べている。