「池田組」組長襲撃 山健組傘下「妹尾組」若頭に懲役4年6か月・罰金30万円の判決
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岡山地裁(吉田真紀裁判官)で17日、2022年10月に特定抗争指定暴力団・池田組の組長を襲撃したとして傷害などの罪に問われた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下「三代目妹尾組」若頭・吉永淳被告(51)の判決公判が開かれ、吉永被告に懲役4年6か月、罰金30万円(求刑・懲役6年・罰金30万円)の判決を言い渡した。

岡山地方裁判所
吉永被告は2022年10月26日、岡山県岡山市北区の理髪店内で散髪中だった池田組の池田孝志組長(78)に対し、 「いけだー」と怒声をあげながら持っていた催涙スプレーを噴射してサバイバルナイフを振り回し、組長ボディーガードの池田組組員2人にケガをさせたとされている。吉永被告はその場で組員に取り押さえられ、池田組長にケガはなかった。
吉田裁判官は判決で、現場周辺を下見し、サバイバルナイフなどを準備した計画性を認定。殺傷能力の高いナイフを組員の間近で振った態様は「粗暴で危険極まりない」とした上で、学校や住宅が密集する現場の状況から「地域に多大な恐怖と不安を与えた」と非難し、弁護側の、「池田組組員2人に反撃されケガを負った点を考慮すべき」との主張に対し、誰がどのように反撃したかは証明されておらず、反撃があったとしても「防衛行為として許容される」と退けた。
岡山地検は、理由を明らかにしていないが池田組長らに対する殺人未遂罪については不起訴とし、ボディーガードの池田組組員に全治2か月のケガを負わせたとして傷害罪で起訴していた。
岡山地裁(吉田真紀裁判官)で17日、2022年10月に特定抗争指定暴力団・池田組の組長を襲撃したとして傷害などの罪に問われた、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組傘下「三代目妹尾組」若頭・吉永淳被告(51)の判決公判が開かれ、吉永被告に懲役4年6か月、罰金30万円(求刑・懲役6年・罰金30万円)の判決を言い渡した。

岡山地方裁判所
吉永被告は2022年10月26日、岡山県岡山市北区の理髪店内で散髪中だった池田組の池田孝志組長(78)に対し、 「いけだー」と怒声をあげながら持っていた催涙スプレーを噴射してサバイバルナイフを振り回し、組長ボディーガードの池田組組員2人にケガをさせたとされている。吉永被告はその場で組員に取り押さえられ、池田組長にケガはなかった。
吉田裁判官は判決で、現場周辺を下見し、サバイバルナイフなどを準備した計画性を認定。殺傷能力の高いナイフを組員の間近で振った態様は「粗暴で危険極まりない」とした上で、学校や住宅が密集する現場の状況から「地域に多大な恐怖と不安を与えた」と非難し、弁護側の、「池田組組員2人に反撃されケガを負った点を考慮すべき」との主張に対し、誰がどのように反撃したかは証明されておらず、反撃があったとしても「防衛行為として許容される」と退けた。
岡山地検は、理由を明らかにしていないが池田組長らに対する殺人未遂罪については不起訴とし、ボディーガードの池田組組員に全治2か月のケガを負わせたとして傷害罪で起訴していた。