工藤会裁判 判決不服で控訴 裁判長への発言に「脅しや報復の意図はない」
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特定危険指定暴力団・工藤會が関わったとされる一般市民襲撃4事件で、殺人と組織犯罪処罰法違反などの罪に問われ、死刑判決を受けた工藤會総裁・野村悟被告(74)と、無期懲役とされた会長・田上不美夫被告(65)は、地裁判決を不服として25日付で福岡高裁に控訴した。

左:野村悟被告
右:田上不美夫被告
4事件は1998年の元漁協組合長射殺(殺人)、2012年の元福岡県警警部銃撃、2013年の看護師襲撃、2014年の歯科医襲撃(いずれも組織犯罪処罰法違反)。24日の地裁判決は、無罪主張を退け4事件全てで野村被告の関与を認定。「首謀者」として極刑はやむを得ないと結論付けた。
弁護人は24日の判決直後と26日に野村被告と面会、気落ちした様子はなく4事件について改めて「無実です。先生、本当に知らないんですよ。私は頑張ります」と述べたという。
また、弁護団は26日、野村被告が判決言い渡し後に裁判長に「生涯、このこと後悔するよ」などと発言したことについて、「公正な裁判をお願いしたのに推認、推認で有罪を認定した。こんな判決では裁判官としての職務上、生涯後悔することになるという趣旨だった。脅しや報復の意図はない。言葉が切り取られている」という趣旨の説明をした。
福岡県警は「司法関係者に危害が及ぶ恐れがある」と判断し、これまで以上に警戒を強化した。
特定危険指定暴力団・工藤會が関わったとされる一般市民襲撃4事件で、殺人と組織犯罪処罰法違反などの罪に問われ、死刑判決を受けた工藤會総裁・野村悟被告(74)と、無期懲役とされた会長・田上不美夫被告(65)は、地裁判決を不服として25日付で福岡高裁に控訴した。

左:野村悟被告
右:田上不美夫被告
4事件は1998年の元漁協組合長射殺(殺人)、2012年の元福岡県警警部銃撃、2013年の看護師襲撃、2014年の歯科医襲撃(いずれも組織犯罪処罰法違反)。24日の地裁判決は、無罪主張を退け4事件全てで野村被告の関与を認定。「首謀者」として極刑はやむを得ないと結論付けた。
弁護人は24日の判決直後と26日に野村被告と面会、気落ちした様子はなく4事件について改めて「無実です。先生、本当に知らないんですよ。私は頑張ります」と述べたという。
また、弁護団は26日、野村被告が判決言い渡し後に裁判長に「生涯、このこと後悔するよ」などと発言したことについて、「公正な裁判をお願いしたのに推認、推認で有罪を認定した。こんな判決では裁判官としての職務上、生涯後悔することになるという趣旨だった。脅しや報復の意図はない。言葉が切り取られている」という趣旨の説明をした。
福岡県警は「司法関係者に危害が及ぶ恐れがある」と判断し、これまで以上に警戒を強化した。