覚醒剤480キロ密輸 住吉会系元組長に無期求刑
>>関連記事
茨城県ひたちなか市付近の沖合で2017年8月、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロを香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」元組長、海老沢浩被告(60)=栃木県宇都宮市平出町=の裁判員裁判論告求刑公判が16日、水戸地裁(寺沢真由美裁判長)で開かれた。検察側は「首謀者として最も責任の重い立場にあった」として、同罪の最高刑となる無期懲役、罰金1千万円を求刑した。

押収された覚醒剤

論告で検察側は「組織的かつ計画的犯行であり、密輸された覚醒剤の量は極めて大量で、(大量輸入を可能とする)瀬取りという最も悪質な態様で行われた」と指摘。「犯行は常習的なもので、更生可能性は極めて低い」と強調した。
弁護側は「被告は円滑に進むよう間に入った連絡役にすぎない」とし、既に同罪で懲役23年の判決が出ている男(54)より罪は軽いとして、懲役20年の適用を求めた。海老沢被告は「一日も早い社会復帰を願い、日々反省して生きたい」と述べた。
判決は22日に言い渡される予定。
起訴状などによると、海老沢被告らは2017年8月21日、ひたちなか市の東方沖で、船から覚醒剤を漁船に積み替え、同22日、同市の那珂湊漁港に陸揚げして輸入したなどとされる。
茨城県ひたちなか市付近の沖合で2017年8月、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロを香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」元組長、海老沢浩被告(60)=栃木県宇都宮市平出町=の裁判員裁判論告求刑公判が16日、水戸地裁(寺沢真由美裁判長)で開かれた。検察側は「首謀者として最も責任の重い立場にあった」として、同罪の最高刑となる無期懲役、罰金1千万円を求刑した。

押収された覚醒剤

論告で検察側は「組織的かつ計画的犯行であり、密輸された覚醒剤の量は極めて大量で、(大量輸入を可能とする)瀬取りという最も悪質な態様で行われた」と指摘。「犯行は常習的なもので、更生可能性は極めて低い」と強調した。
弁護側は「被告は円滑に進むよう間に入った連絡役にすぎない」とし、既に同罪で懲役23年の判決が出ている男(54)より罪は軽いとして、懲役20年の適用を求めた。海老沢被告は「一日も早い社会復帰を願い、日々反省して生きたい」と述べた。
判決は22日に言い渡される予定。
起訴状などによると、海老沢被告らは2017年8月21日、ひたちなか市の東方沖で、船から覚醒剤を漁船に積み替え、同22日、同市の那珂湊漁港に陸揚げして輸入したなどとされる。