住吉会系元組長 「瀬取り」で覚醒剤480キロ密輸認める
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水戸地裁(寺沢真由美裁判長)で7日、2017年8月に茨城県ひたちなか市付近の沖合で、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロを香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」元組長、海老沢浩被告(60)=宇都宮市平出町=の裁判員裁判初公判が開かれた。
海老沢被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。公判は16日に検察側の論告求刑があり、22日に判決が言い渡される予定。
冒頭陳述で検察は「複数の反社会的勢力が関わる組織的で計画的な犯行であり、被告は中心的な役割を担った」と事件の主犯格であることを説明。弁護側は「事件の首謀者は別の男2人であり、被告は連絡役にすぎない」と主張した。
起訴状などによると、海老沢被告らは2017年8月21日、ひたちなか市の東方沖で、船から覚醒剤を漁船に積み替え、同22日、同市の那珂湊漁港に陸揚げして輸入したなどとされる。押収された覚醒剤約480キロは国内押収量として当時過去4番目に多く、末端価格は約307億円に上る。
事件を巡っては主犯格とみられる海老沢被告の他に男女21人が逮捕された。このうち同法違反などの罪に問われた中国籍の男性は「故意があったとは認められない」として無罪判決が出ている。
水戸地裁(寺沢真由美裁判長)で7日、2017年8月に茨城県ひたちなか市付近の沖合で、船で受け渡しする「瀬取り」という手法で覚醒剤約480キロを香港から密輸したとして、覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの罪に問われた指定暴力団・住吉会系「羽黒一家五代目」幹部で「海老澤組」元組長、海老沢浩被告(60)=宇都宮市平出町=の裁判員裁判初公判が開かれた。
海老沢被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。公判は16日に検察側の論告求刑があり、22日に判決が言い渡される予定。
冒頭陳述で検察は「複数の反社会的勢力が関わる組織的で計画的な犯行であり、被告は中心的な役割を担った」と事件の主犯格であることを説明。弁護側は「事件の首謀者は別の男2人であり、被告は連絡役にすぎない」と主張した。
起訴状などによると、海老沢被告らは2017年8月21日、ひたちなか市の東方沖で、船から覚醒剤を漁船に積み替え、同22日、同市の那珂湊漁港に陸揚げして輸入したなどとされる。押収された覚醒剤約480キロは国内押収量として当時過去4番目に多く、末端価格は約307億円に上る。
事件を巡っては主犯格とみられる海老沢被告の他に男女21人が逮捕された。このうち同法違反などの罪に問われた中国籍の男性は「故意があったとは認められない」として無罪判決が出ている。