幹部の恐喝事件受け山口組系「倉本組」本部を家宅捜索 県外の暴力団進出を警戒
静岡県警熱海署と県警捜査4課、組織犯罪対策課などは24日午前、今月18日に熱海署などに恐喝容疑で逮捕された特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目倉本組」幹部(46)=静岡県焼津市=の関係先としてし、和歌山県和歌山市の倉本組の本部事務所などを25人態勢で家宅捜索した。

静岡県警察本部
男は熱海市内で今年6月上旬、内装業者の紹介料名目として40代男性から現金10万円をだまし取ったとして、今月18日に熱海署などに恐喝容疑で逮捕された。県警は、男が人脈や縁故などを頼りに県内で新たな資金源を獲得しようとしたとみて、家宅捜索で倉本組の組織的な関与など実態解明を進めている
静岡県内では今年7月、浜松市中区の禁止区域で暴力団事務所を開設、運営したとして、大阪府大阪市の山口組系「秋良連合会」傘下組長が県暴力団排除条例違反の疑いで浜松中央署などに逮捕された。この事件で同組長は同月28日に不起訴処分となったが、現在も活動拠点を県内にとどめているとみられ、別の事件で恐喝未遂の疑いで逮捕、起訴されている。
また、伊豆市内の別荘で大量の大麻草を営利目的で栽培していたとして、長野県内に拠点を置く山口組傘下組織の幹部が今年6月に逮捕、起訴されている。静岡県内で新たな資金源を獲得していたとみられ、背景に勢力拡大の目的がある可能性が高い事件の摘発が相次いでいる。
県警は、県外の山口組系組織などが、静岡県内に勢力の拡大を狙う動きを活発化させていることから、組同士の新たな抗争の火種とならないよう、警戒や情報収集の徹底を進め、摘発を強化、組織の全容解明に向けた捜査を続けている。

静岡県警察本部
男は熱海市内で今年6月上旬、内装業者の紹介料名目として40代男性から現金10万円をだまし取ったとして、今月18日に熱海署などに恐喝容疑で逮捕された。県警は、男が人脈や縁故などを頼りに県内で新たな資金源を獲得しようとしたとみて、家宅捜索で倉本組の組織的な関与など実態解明を進めている
静岡県内では今年7月、浜松市中区の禁止区域で暴力団事務所を開設、運営したとして、大阪府大阪市の山口組系「秋良連合会」傘下組長が県暴力団排除条例違反の疑いで浜松中央署などに逮捕された。この事件で同組長は同月28日に不起訴処分となったが、現在も活動拠点を県内にとどめているとみられ、別の事件で恐喝未遂の疑いで逮捕、起訴されている。
また、伊豆市内の別荘で大量の大麻草を営利目的で栽培していたとして、長野県内に拠点を置く山口組傘下組織の幹部が今年6月に逮捕、起訴されている。静岡県内で新たな資金源を獲得していたとみられ、背景に勢力拡大の目的がある可能性が高い事件の摘発が相次いでいる。
県警は、県外の山口組系組織などが、静岡県内に勢力の拡大を狙う動きを活発化させていることから、組同士の新たな抗争の火種とならないよう、警戒や情報収集の徹底を進め、摘発を強化、組織の全容解明に向けた捜査を続けている。