暴力団ニュース～ヤクザﾞ事件簿

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　８日午後３時４０分ごろ、福岡県筑紫野市光が丘３のマンション玄関ロビーで「男性が倒れている」と近くの住民から１１０番があった。このマンションに住む指定暴力団・工藤會系「二代目極政組」の江藤允政元組長（６５）で、腹部を銃撃されており、搬送先の病院で約１時間後に死亡が確認された。福岡県警は銃撃による殺人事件とみて捜査していて、工藤會内部でのトラブルの可能性が高いとみている。

　江藤元組長は腹などを３発撃たれたとみられ、県警は９日に司法解剖する。福岡県内では昨年１８件の発砲事件が発生。今年もこれまでに県警ＯＢや暴力団幹部らが撃たれる事件が３件起きていたが、死者は今年初めて。

　福岡県警によると、江藤元組長はオートロックのマンションの自動ドアと１階エレベーターの間にあお向けに倒れていた。県警は、ロビー内に待ち伏せていた何者かが外出しようとした江藤元組長を至近距離から銃撃した可能性が高いとみている。

　江藤元組長は工藤會三代目・溝下秀男会長の後を継ぎ、「二代目極政組」組長に就任した。溝下会長が２００８年７月に死亡した後、江藤元組長は工藤會内では主流派から転落したとの見方もあった。２００８年７月には江藤元組長に近かった篠崎組の篠崎一雄元組長が銃殺される事件も発生、江藤元組長は当時２年間の服役を終える直前の翌８月、収監中に突然と工藤會を除籍処分となり引退。筑紫野市の自宅マンションにはその年から暮らし始め、妻と子供１人がいた。

　今年４月には工藤會の捜査を長年担当した福岡県警ＯＢが北九州市で銃撃される事件が発生。県警が工藤會を家宅捜索し、全国の警察から応援を受ける異例の体制で組員の捜査や検挙などに力を入れていた。

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　８日午後３時４０分ごろ、福岡県筑紫野市光が丘３丁目のマンション入り口で男性（６５）が倒れていると、１１０番通報があった。県警によると、男性はこのマンションに住む指定暴力団・工藤會系「二代目極政組」の江藤允政元組長（６５）で、腹部付近を銃で数発撃たれていて、病院に運ばれたが死亡が確認された。

　江藤元組長は約４年前に工藤會から引退していて、県警は、何らかのトラブルを抱えていたとみて、殺人事件として調べている。

　現場は筑紫野市と小郡市の境に近い住宅街の一角で、福岡県内での発砲事件は今年４件目。４月には福岡県警の元警部が銃撃されて重傷を負う殺人未遂事件も起きていて、同県では昨年、全国最多となる１８件の発砲事件が発生している。

　福岡県警筑紫野署に８日午後３時４０分ごろ、住民から「福岡県筑紫野市光が丘のマンション入り口で作業服の人が倒れている」と１１０番があった。

　通報を受け署員が現場に駆け付けると、このマンションに住む指定暴力団・工藤會系二代目極政組・江藤允政元組長（６５）が腹から血を流して倒れていて、救急搬送されたが、約１時間後に病院で死亡が確認された。

　江藤元組長は工藤會から引退していたが、何者かに拳銃で腹を３発撃たれていて、同署は殺人事件とみて捜査を始めた。