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暴力団ニュース~ヤクザ゙事件簿

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海外と共謀し資金洗浄、組幹部ら口座に6億円

 米国から不正送金された詐欺事件の被害金を隠したとして、犯罪組織の一員とみられるナイジェリア人と暴力団幹部の男ら6人が組織犯罪処罰法違反(犯罪収益仮装)などの容疑で警視庁と新潟県警に逮捕された。

 幹部らの口座には3年間に米国や中東から計約6億円が入金されていた。マネーロンダリング(資金洗浄)を巡って、海外の犯罪組織と暴力団との共謀が明るみに出るのは異例。

 「口座をすぐに凍結してほしい」。2010年8月、新潟県内の地方銀行に、米国にある法律事務所から切迫した連絡が入った。しかし、すでに口座からはほぼ全額が引き出されていた。

 この3日前、事務所に顧客の債務者を名乗る人物から返済金として小切手が送り付けられた。顧客に「金が返され次第、日本の口座に送ってほしい」と頼まれており、同事務所は、ひとまず自己資金から2400万円を送ったが、間もなく小切手が偽造と気づいた。

 米連邦捜査局(FBI)の捜査で、債務者も顧客も同じナイジェリア人の男とみられることが判明。精巧な偽小切手を使った詐欺はナイジェリア犯罪グループの典型的な手口だった。

 国際刑事警察機構(ICPO)を通じて連絡を受けた警視庁などは、送金先の口座は暴力団組員の男(25)が開設し、銀行からの問い合わせに「振り込まれたのはパソコンの販売代金」とうそをついていたことを突き止めた。しかし、米国から関係者を呼んで事情を聞くなど捜査に時間がかかり、男や、極東会系組幹部の松林静一郎容疑者(42)など組関係者5人と、ナイジェリア国籍の会社員レイイサ・オギエモモ容疑者(46)を逮捕したのは2年余り後の先月18日~今月7日だった。

 組員らの口座には09年からの約3年間に米国やアラブ首長国連邦ドバイ、香港など複数の国や地域から計44回、計約6億円が送金されていた。入金直後に引き出され、松林容疑者がオギエモモ容疑者に渡していた。暴力団側への報酬は入金額の1・5%だったという。警視庁などは背後に国際犯罪組織があるとみている。

  
 

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