高級食材取り込み詐欺 山口組系益田組幹部ら9人を逮捕
警視庁は13日までに、食品販売会社の社員を装い、食肉や海産物の販売会社から商品をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目益田組幹部で、「坂田組」組長・坂田宏樹容疑者(41)=神奈川県伊勢原市下糟屋=、山下純一容疑者(41)=静岡県伊東市岡=ら2人と、会社員・比下剛浩受刑者(5)=別の詐欺事件で受刑中=ら3人を含む9人の男を詐欺容疑で逮捕した。

左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
9人は2018年3月、共謀し、東京都荒川区の「ケイズコーポレーション」という実体のない食品販売会社の社員を名乗って、福岡県の食肉会社や東京都の海産物販売会社に取引を持ちかけ、事件前に小規模の取引をして信用させ、両社が扱う黒毛和牛や冷凍ホタテなどの商品計約325万円相当をだまし取った疑い。商品を転売して現金化し、組織の資金にしたとみている。認否を明らかにしていない。
坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6,000万円の被害が確認されている。取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。
比下容疑者はグループのまとめ役とみられ、平成30年に同様の別事件で逮捕され、実刑判決が確定して受刑中だった。


左:坂田宏樹容疑者
右:山下純一容疑者
9人は2018年3月、共謀し、東京都荒川区の「ケイズコーポレーション」という実体のない食品販売会社の社員を名乗って、福岡県の食肉会社や東京都の海産物販売会社に取引を持ちかけ、事件前に小規模の取引をして信用させ、両社が扱う黒毛和牛や冷凍ホタテなどの商品計約325万円相当をだまし取った疑い。商品を転売して現金化し、組織の資金にしたとみている。認否を明らかにしていない。
坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で、これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6,000万円の被害が確認されている。取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。
比下容疑者はグループのまとめ役とみられ、平成30年に同様の別事件で逮捕され、実刑判決が確定して受刑中だった。
