「匿名・流動型犯罪グループ」位置づけのヤミ金グループ 男9人を再逮捕
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沖縄県警合同捜査本部は6日、沖縄県内を拠点とするヤミ金グループメンバーの男9人が今年2月に出資法違反容疑で逮捕された事件で、法定金利の7~8倍の超高金利で現金を貸し付け利息を得ていたとして、同容疑で無職の男(26)=沖縄市=など本島中部の男計9人を再逮捕した。県警は「捜査に支障がある」として、いずれの認否も明らかにしていない。
押収品
このヤミ金グループははSNSなどを使って誘客をし、沖縄本島在住の20代~60代の男女計6人に複数回にわたって数万円ずつの現金を貸し付けていて、数か月の間の利息分だけで元金の額を上回っていた。
グループ指示役の県人関係者の男2人はカンボジアから指示を送っていたとみられ、暴力団関係者との接点があるとみられている。グループの取り立ては悪質で、返済できない債務者には「売春して返せ」と迫られて売春行為に及んだなどとして、債務者が警察に相談していた。
このヤミ金グループは「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」と位置付けられた犯罪グループとされ、債務者は全国に600人以上、貸付総額は約4億円に上るとみられている。
沖縄県警合同捜査本部は6日、沖縄県内を拠点とするヤミ金グループメンバーの男9人が今年2月に出資法違反容疑で逮捕された事件で、法定金利の7~8倍の超高金利で現金を貸し付け利息を得ていたとして、同容疑で無職の男(26)=沖縄市=など本島中部の男計9人を再逮捕した。県警は「捜査に支障がある」として、いずれの認否も明らかにしていない。
押収品
このヤミ金グループははSNSなどを使って誘客をし、沖縄本島在住の20代~60代の男女計6人に複数回にわたって数万円ずつの現金を貸し付けていて、数か月の間の利息分だけで元金の額を上回っていた。
グループ指示役の県人関係者の男2人はカンボジアから指示を送っていたとみられ、暴力団関係者との接点があるとみられている。グループの取り立ては悪質で、返済できない債務者には「売春して返せ」と迫られて売春行為に及んだなどとして、債務者が警察に相談していた。
このヤミ金グループは「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」と位置付けられた犯罪グループとされ、債務者は全国に600人以上、貸付総額は約4億円に上るとみられている。
沖縄拠点の「ヤミ金」グループ 男9人を逮捕 「匿名・流動型犯罪グループ」と位置づけ捜査
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沖縄県警は14日午前、沖縄県内を拠点として県内外を移動しながら全国各地の600人以上に、法定利息を超える違法な高金利で現金を貸し付けてヤミ金業を営んでいたとして、「匿名・流動型犯罪グループ」と位置付けられた犯罪グループの20代から50代の男9人を出資法違反(高金利)の疑いで逮捕した。
押収品
北中城村のアジト摘発
逮捕された9人のグループは、全国各地の600人以上に法定利息を超える違法な高金利で金を貸し付けた疑いが持たれている。2021年頃から、債務者の返済が滞ると貸付業者が執拗に電話をかけ、「強盗して返済しろ」と迫るなど過激な督促行為を繰り返し、返済できない債務者には、別の債務者の返済金の「出し子」などとして活動させ、「アルバイト料」を返済に当てさせるなどしていた。返済は基本的に非対面で、口座に振り込ませるなどしていて、メンバーらはお互いの素性を知らず、偽名で呼び合っていた。
県警が特定しているだけで全国に600人以上の債務者がいて、債務は約4200件、貸し付けた額は計4億円以上にのぼり、過激な督促行為についての相談が相次いだことを受け、沖縄県警が沖縄署署長を長とする130人体制の合同捜査本部を設置していた。2023年8月には沖縄県北中城村の同グループのアジトに捜査1課特殊犯捜査班(SIT)が閃光弾を使って突入し、家宅捜索して携帯電話67台やパソコン6台などおよそ90点を押収し、詳しく解析して捜査を進めていた。
グループの指示役はカンボジアから指示を送っていたとみられ、県警は警察庁などと情報共有して逮捕に向けて調整している。同本部は、このグループがメンバーや活動拠点が流動的な「匿名・流動型犯罪グループ」、いわゆる「トクリュウ」と位置づけ、背後の暴力団組織との繋がりも視野に、事件の全容解明を進めている。
沖縄県警は14日午前、沖縄県内を拠点として県内外を移動しながら全国各地の600人以上に、法定利息を超える違法な高金利で現金を貸し付けてヤミ金業を営んでいたとして、「匿名・流動型犯罪グループ」と位置付けられた犯罪グループの20代から50代の男9人を出資法違反(高金利)の疑いで逮捕した。
押収品
北中城村のアジト摘発
逮捕された9人のグループは、全国各地の600人以上に法定利息を超える違法な高金利で金を貸し付けた疑いが持たれている。2021年頃から、債務者の返済が滞ると貸付業者が執拗に電話をかけ、「強盗して返済しろ」と迫るなど過激な督促行為を繰り返し、返済できない債務者には、別の債務者の返済金の「出し子」などとして活動させ、「アルバイト料」を返済に当てさせるなどしていた。返済は基本的に非対面で、口座に振り込ませるなどしていて、メンバーらはお互いの素性を知らず、偽名で呼び合っていた。
県警が特定しているだけで全国に600人以上の債務者がいて、債務は約4200件、貸し付けた額は計4億円以上にのぼり、過激な督促行為についての相談が相次いだことを受け、沖縄県警が沖縄署署長を長とする130人体制の合同捜査本部を設置していた。2023年8月には沖縄県北中城村の同グループのアジトに捜査1課特殊犯捜査班(SIT)が閃光弾を使って突入し、家宅捜索して携帯電話67台やパソコン6台などおよそ90点を押収し、詳しく解析して捜査を進めていた。
グループの指示役はカンボジアから指示を送っていたとみられ、県警は警察庁などと情報共有して逮捕に向けて調整している。同本部は、このグループがメンバーや活動拠点が流動的な「匿名・流動型犯罪グループ」、いわゆる「トクリュウ」と位置づけ、背後の暴力団組織との繋がりも視野に、事件の全容解明を進めている。
無登録でヤミ金 男性数人に約400万円貸付 道仁会系組員を逮捕
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熊本県警熊本中央署は、男性数人に計約400万円を貸し付けて無登録で貸金業(ヤミ金)を営んだとして、自称・アルバイトで指定暴力団・道仁会系組員・河上直樹容疑者(48)=熊本市西区上熊本=を貸金業法違反の疑いで逮捕した。同署は「捜査に支障がある」として河上容疑者の認否を明らかにしていない。
熊本中央警察署
河上容疑者は2017年11月から2023年9月までの間、熊本県知事の登録を受けていないにも関わらず、男性数人に対し、1人当たり数十万円から約100万円の合計約400万円を貸し付けて、無登録で貸金業を営んだ疑いが持たれている。
同署は、不法に得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて、詳しく調べるとともに余罪についても捜査している。
熊本県警熊本中央署は、男性数人に計約400万円を貸し付けて無登録で貸金業(ヤミ金)を営んだとして、自称・アルバイトで指定暴力団・道仁会系組員・河上直樹容疑者(48)=熊本市西区上熊本=を貸金業法違反の疑いで逮捕した。同署は「捜査に支障がある」として河上容疑者の認否を明らかにしていない。
熊本中央警察署
河上容疑者は2017年11月から2023年9月までの間、熊本県知事の登録を受けていないにも関わらず、男性数人に対し、1人当たり数十万円から約100万円の合計約400万円を貸し付けて、無登録で貸金業を営んだ疑いが持たれている。
同署は、不法に得た利益が暴力団の資金源になっていたとみて、詳しく調べるとともに余罪についても捜査している。
年利83%のヤミ金 合法装い札束前で証拠写真 督促に暴力団員同席 ヤミ金業社2人を逮捕
警視庁生活経済課は6日、法定金利を超える違法な高金利でヤミ金業を営んだとして、東京都台東区台東1丁目にある貸金業「コスモ・エージェンシー」代表取締役・松村正雄容疑者(68)=台東区=と、同社社員・永戸雅也容疑者(60)=葛飾区=の2人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(高金利)の疑いで逮捕した。調べに対し2人は「金融機関が金を貸さないので人助けだと思って貸していた」などと供述し、いずれも容疑を認めている。
ヤミ金業社2人を逮捕
松村容疑者ら2人は2019年3月以降、無登録で貸金業を営み、「即日融資」を謳い不動産や銀行の通帳を担保に、審査なしで都内の約110の法人や個人に対し、法定金利を超える年利83%ほどの違法金利で約44億円を貸し付け、約6億円の利息を得たとみられている。
貸付の際に札束前で証拠写真
松村容疑者らは貸し付けの際、積み上げた札束の前に借受人を並ばせ、「笑って笑って」などと言って笑顔にさせた上、写真を撮影。貸し付けの契約書には法定内の金利が書かれていて、松村容疑者らは貸し付けを証明するための証拠写真を残したとみられている。
借受人の中には、新型コロナウイルス禍で収入が減った飲食業者や、価格が高騰する不動産の購入を急ぐ不動産業者もあり、松村容疑者らは事業資金が必要な個人事業主などの弱みに付け込んでいたとみられる。同社は業界では老舗として知られていて、自社ホームページは持たず、主に口コミなどで集客していた。
また、返済が滞った借受人には、勤務先に押しかけたり、返済督促の際に暴力団員を同席させて「若い衆を押しかけさせる」などと脅すなど、長年にわたり悪質な取り立てを繰り替えしていたとみられていて、2022年11月に借受人の弁護士から「無登録の業者が貸金をしている」と警視庁に相談があり事件が発覚した。
コスモ・エージェンシーは1997年に貸金業者として設立。顧客の返済能力の調査義務違反などで2018年12月に東京都から業務停止処分を受け、2019年春に廃業届を出していたが、その後も社名を変更せずに水面下で無登録の貸金業を続けていて、事務所内には過去の登録票を掲げていた。
警視庁は、余罪や違法な貸し付けで得た金の流れ、暴力団との関係性など全容解明を進めている。
ヤミ金業社2人を逮捕
松村容疑者ら2人は2019年3月以降、無登録で貸金業を営み、「即日融資」を謳い不動産や銀行の通帳を担保に、審査なしで都内の約110の法人や個人に対し、法定金利を超える年利83%ほどの違法金利で約44億円を貸し付け、約6億円の利息を得たとみられている。
貸付の際に札束前で証拠写真
松村容疑者らは貸し付けの際、積み上げた札束の前に借受人を並ばせ、「笑って笑って」などと言って笑顔にさせた上、写真を撮影。貸し付けの契約書には法定内の金利が書かれていて、松村容疑者らは貸し付けを証明するための証拠写真を残したとみられている。
借受人の中には、新型コロナウイルス禍で収入が減った飲食業者や、価格が高騰する不動産の購入を急ぐ不動産業者もあり、松村容疑者らは事業資金が必要な個人事業主などの弱みに付け込んでいたとみられる。同社は業界では老舗として知られていて、自社ホームページは持たず、主に口コミなどで集客していた。
また、返済が滞った借受人には、勤務先に押しかけたり、返済督促の際に暴力団員を同席させて「若い衆を押しかけさせる」などと脅すなど、長年にわたり悪質な取り立てを繰り替えしていたとみられていて、2022年11月に借受人の弁護士から「無登録の業者が貸金をしている」と警視庁に相談があり事件が発覚した。
コスモ・エージェンシーは1997年に貸金業者として設立。顧客の返済能力の調査義務違反などで2018年12月に東京都から業務停止処分を受け、2019年春に廃業届を出していたが、その後も社名を変更せずに水面下で無登録の貸金業を続けていて、事務所内には過去の登録票を掲げていた。
警視庁は、余罪や違法な貸し付けで得た金の流れ、暴力団との関係性など全容解明を進めている。
無許可で「ヤミ金業」 山口組系司興業傘下「梶田組」組長ら3人を逮捕
岩手県警は25日、岩手県盛岡市内で無登録で現金を貸し付けるいわゆる「ヤミ金業」を営んでいたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目司興業傘下「二代目梶田組」組長・上川秀光容疑者(48)=岩手県滝沢市鵜飼樋の口=ら3人を貸金業法違反の疑いで逮捕した。県警は3人の関係性や認否を明かしていない。
岩手県警察本部
上川容疑者らは共謀して、盛岡市内で2019年1月から2022年8月までの間、無登録でいわゆる「ヤミ金業」を営み、複数人に対し現金あわせて数百万円を貸付しつけ、違法な高金利を得ていた疑いが持たれている。金を借りた被害者から「金利が高くて返せない」などと警察に相談があり発覚、その後の捜査から容疑が固まったとして逮捕に至った。
県警は、他にも同様の余罪があるとみて詳しく調べている。
岩手県警察本部
上川容疑者らは共謀して、盛岡市内で2019年1月から2022年8月までの間、無登録でいわゆる「ヤミ金業」を営み、複数人に対し現金あわせて数百万円を貸付しつけ、違法な高金利を得ていた疑いが持たれている。金を借りた被害者から「金利が高くて返せない」などと警察に相談があり発覚、その後の捜査から容疑が固まったとして逮捕に至った。
県警は、他にも同様の余罪があるとみて詳しく調べている。
「ヤミ金」SNSで借り手を募集 山口組系「一道会」傘下組員ら2人を逮捕
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福岡県警は19日、SNSで借り手を募って違法な金利で現金を貸し付け、最大で法定の34倍を超える利息を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「一道会」傘下組員・東悠将こと木下悠将容疑者(25)=千葉県成田市=と、無職・折居彦容疑者(25)=同=の2人を出資法違反の疑いで逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。
福岡県警察本部
木下容疑者ら2人は、今年7月から8月にかけてSNSで借り手を募って保険証や顔写真などを送らせ、福岡県に住むパートの女性など3人に違法な金利で現金を貸し付け、計7回にわたり貸付金から差し引いたり、木下容疑者らが管理する銀行口座に振り込ませたりして、法定利息を超える13万8000円を受け取った疑いが持たれている。
被害者の1人には貸付金の額面8万5000円に対し5万円を渡し、1人には5万円に対し2万8000円を、1人には11万5000円に対して6万3000円を渡していて、貸付金額の半分近くを先に利息として差し引いて徴収。1~2週間の返済期限に遅れた者には一括返済を求めていた。
県警は、一道会の組織的な関与や資金源になっていた可能性もあるとみて、事件の全容解明を進めている。
福岡県警は19日、SNSで借り手を募って違法な金利で現金を貸し付け、最大で法定の34倍を超える利息を受け取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「一道会」傘下組員・東悠将こと木下悠将容疑者(25)=千葉県成田市=と、無職・折居彦容疑者(25)=同=の2人を出資法違反の疑いで逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。
福岡県警察本部
木下容疑者ら2人は、今年7月から8月にかけてSNSで借り手を募って保険証や顔写真などを送らせ、福岡県に住むパートの女性など3人に違法な金利で現金を貸し付け、計7回にわたり貸付金から差し引いたり、木下容疑者らが管理する銀行口座に振り込ませたりして、法定利息を超える13万8000円を受け取った疑いが持たれている。
被害者の1人には貸付金の額面8万5000円に対し5万円を渡し、1人には5万円に対し2万8000円を、1人には11万5000円に対して6万3000円を渡していて、貸付金額の半分近くを先に利息として差し引いて徴収。1~2週間の返済期限に遅れた者には一括返済を求めていた。
県警は、一道会の組織的な関与や資金源になっていた可能性もあるとみて、事件の全容解明を進めている。
10日に1割の違法金利でヤミ金 酒梅組幹部ら4人を逮捕
大阪府警捜査4課は21日までに、無登録で10日に1割の違法金利で貸金業を営んだとして指定暴力団・十代目酒梅組幹部・金和信容疑者(54)=大阪市西成区山王=ら男女4人を貸金業法違反(無登録営業)容疑で逮捕した。同課は4人の認否を明らかにしていない。
大阪府警察本部
金容疑者ら4人は共謀し、2021年5月8日から7月26日、無登録で貸金業を営み、京都府在住の60代男性に対して6回にわたり、10日に1割の違法金利で計800万円を貸し付け、利息を受け取っていたという。
大阪府警察本部
金容疑者ら4人は共謀し、2021年5月8日から7月26日、無登録で貸金業を営み、京都府在住の60代男性に対して6回にわたり、10日に1割の違法金利で計800万円を貸し付け、利息を受け取っていたという。
貸金業法違反 小原組組員の逮捕を受け「共政会」本部を家宅捜索
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広島県警は16日、貸金業の登録を受けずに違法に現金を貸し付けたとして指定暴力団・六代目共政会系「六代目小原組」組員・林邦彦容疑者(60)が逮捕されたことを受け、共政会の本部事務所を捜査員33人体制で家宅捜索した。
共政会本部を家宅捜索
林容疑者は、貸金業の登録を受けずに2018年1月から去年8月ごろまでの間、借受人5人に対して合わせて現金77万円を違法に貸し付けたとして逮捕・送検されたことを受けて行われた。県警に寄せられた匿名の情報提供をもとに、林容疑者が使用する口座の入出金状況などについて捜査したことで発覚した。林容疑者は黙秘を続けている。
県警は14日にも小原組の事務所の家宅捜索を行っていて、組織的な関与を含め詳しく調べている。
広島県警は16日、貸金業の登録を受けずに違法に現金を貸し付けたとして指定暴力団・六代目共政会系「六代目小原組」組員・林邦彦容疑者(60)が逮捕されたことを受け、共政会の本部事務所を捜査員33人体制で家宅捜索した。
共政会本部を家宅捜索
林容疑者は、貸金業の登録を受けずに2018年1月から去年8月ごろまでの間、借受人5人に対して合わせて現金77万円を違法に貸し付けたとして逮捕・送検されたことを受けて行われた。県警に寄せられた匿名の情報提供をもとに、林容疑者が使用する口座の入出金状況などについて捜査したことで発覚した。林容疑者は黙秘を続けている。
県警は14日にも小原組の事務所の家宅捜索を行っていて、組織的な関与を含め詳しく調べている。
ヤミ金の関係先として「五代目山健組」本部を家宅捜索
兵庫県警は12日、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目山健組幹部で「三代目宮鉄組」組長・松森治容疑者(58)がヤミ金融を営んだなどとして、今月10日に貸金業法違反と出資法違反の疑いで逮捕された事件の関係先として、「五代目山健組」本部事務所や近隣の「山健会館」など関係施設3か所を貸金業法違反容疑などで家宅捜索した。五代目山健組本部事務所の捜索は、山口組への復帰後初めて。
山健組本部を家宅捜索
関連施設の捜索
松森容疑者は2015年8月14日~16年4月16日、無登録で知人の会社役員男性(71)に計70万円を貸し付けて、法定金利を4万4700円上回る6万円の利息を受け取った疑い。松森容疑者は「覚えがありません」と容疑を否認している。
工藤会の資金源「ヤミ金融」摘発 十数か所を一斉捜索
福岡県警は20日午前、違法な金利で貸し付ける「ヤミ金融」グループを摘発し、無職・渡辺直浩容疑者(49)=福岡県筑紫野市=や、神守泰雄容疑者(49)=福岡市南区=ら5人を出資法違反の疑いで逮捕し、関係先として特定危険指定暴力団・工藤会幹部の自宅など福岡県内の十数か所を一斉に家宅捜索した。
左・神守泰雄容疑者
右・渡辺直浩容疑者
渡辺容疑者や神守容疑者ら5人は、2019年12月から2020年1月にかけて、佐賀県在住の男性会社員など2人に現金を貸し付け、利息として法定のほぼ10倍となる5万5000円を受け取った疑いが持たれている。5人は全国の約1000人に電話をかけて現金を貸し付けていて、管理する口座にあわせて2億円近くの入金が確認されているという。
このヤミ金融グループが得たとみられる金の一部が、工藤会の資金源になっていたとみて実態解明を進めている。
左・神守泰雄容疑者
右・渡辺直浩容疑者
渡辺容疑者や神守容疑者ら5人は、2019年12月から2020年1月にかけて、佐賀県在住の男性会社員など2人に現金を貸し付け、利息として法定のほぼ10倍となる5万5000円を受け取った疑いが持たれている。5人は全国の約1000人に電話をかけて現金を貸し付けていて、管理する口座にあわせて2億円近くの入金が確認されているという。
このヤミ金融グループが得たとみられる金の一部が、工藤会の資金源になっていたとみて実態解明を進めている。
無登録で高金利の貸金業 道仁会系幹部ら4人を逮捕
佐賀県警組織犯罪対策課などは7日、無登録で高金利の貸金業(ヤミ金)を営んだとして指定暴力団・道仁会系幹部ら4人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで逮捕した。認否は明らかにしていない。
道仁会系幹部(65)=唐津市材木町=、同組員(44)=同市和多田先石=、同組員(24)=自称多久市北多久町多久原=、同組員(65)=唐津市和多田本村=ら4人は共謀し、2017年5月ごろから2020年4月ごろまでの間、無登録で貸金業を営み、20~70代男女5人に計140万円を貸し付け、2018年6月11日から2021年4月19日までの間、110回にわたり法定の金利を超える計301万円を利息として受け取った疑い。
道仁会系幹部(65)=唐津市材木町=、同組員(44)=同市和多田先石=、同組員(24)=自称多久市北多久町多久原=、同組員(65)=唐津市和多田本村=ら4人は共謀し、2017年5月ごろから2020年4月ごろまでの間、無登録で貸金業を営み、20~70代男女5人に計140万円を貸し付け、2018年6月11日から2021年4月19日までの間、110回にわたり法定の金利を超える計301万円を利息として受け取った疑い。
高金利でヤミ金業を運営 山健組傘下会長を再逮捕
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兵庫県警暴力団対策課と加古川署は2日、高金利でヤミ金業を営んだとして、当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「五代目山健組」傘下「二代目武神会」会長・岡田渉容疑者(48)=姫路市=を貸金業法違反などの疑いで再逮捕した。調べに対し岡田容疑者は黙秘している。
再逮捕容疑は2015年6月3日~昨年12月15日、無登録で県内の電気工事業経営の男性(43)らに現金計220万円を貸し付け、法定金利(1日当たり0・3%)を超える0・35%の利息を受け取る契約を結ぶなどした疑い。利息分を含めた計355万円を知人の30代女性名義の口座に入金させていた。
岡田容疑者は今年2月、姫路市の男性が集団暴行を受けて京都府福知山市の山林で遺体が見つかった事件に絡み、傷害致死罪と死体遺棄罪で起訴されている。
兵庫県警暴力団対策課と加古川署は2日、高金利でヤミ金業を営んだとして、当時・特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「五代目山健組」傘下「二代目武神会」会長・岡田渉容疑者(48)=姫路市=を貸金業法違反などの疑いで再逮捕した。調べに対し岡田容疑者は黙秘している。
再逮捕容疑は2015年6月3日~昨年12月15日、無登録で県内の電気工事業経営の男性(43)らに現金計220万円を貸し付け、法定金利(1日当たり0・3%)を超える0・35%の利息を受け取る契約を結ぶなどした疑い。利息分を含めた計355万円を知人の30代女性名義の口座に入金させていた。
岡田容疑者は今年2月、姫路市の男性が集団暴行を受けて京都府福知山市の山林で遺体が見つかった事件に絡み、傷害致死罪と死体遺棄罪で起訴されている。
「ヤミ金営業」工藤会系組員を逮捕
福岡県警大牟田署は、福岡県内の60代女性に現金数十万円を貸し付け「ヤミ金業」を営んでいたとして、特定危険指定暴力団・工藤會系組員、平野健太容疑者(40)を貸金業法違反の疑いで逮捕した。
平野容疑者は福岡県知事の登録を受けずに貸金業を営み、去年6月から10月にかけて福岡県内に住む60代の女性に、現金あわせて数十万円を貸し付けた疑いがもたれている。平野容疑者の認否は明らかにしていない。
平野容疑者は、不特定多数のマンションなどのポストに「金貸します」などと書かれたちらしを入れ、電話してきた人に金を貸し付けていた。
「ヤミ金」の別の利用者から寄せられた相談をきっかけに捜査を進め、平野容疑者の関与が明らかになった。
警察は、他にも平野容疑者の「ヤミ金」を利用していた人を複数確認していて、工藤会の資金源になっていたとみて、裏付け捜査を進めている。
平野容疑者は福岡県知事の登録を受けずに貸金業を営み、去年6月から10月にかけて福岡県内に住む60代の女性に、現金あわせて数十万円を貸し付けた疑いがもたれている。平野容疑者の認否は明らかにしていない。
平野容疑者は、不特定多数のマンションなどのポストに「金貸します」などと書かれたちらしを入れ、電話してきた人に金を貸し付けていた。
「ヤミ金」の別の利用者から寄せられた相談をきっかけに捜査を進め、平野容疑者の関与が明らかになった。
警察は、他にも平野容疑者の「ヤミ金」を利用していた人を複数確認していて、工藤会の資金源になっていたとみて、裏付け捜査を進めている。
「給与ファクタリング」実質的経営者 怒羅権のメンバー逮捕
「給与ファクタリング」と呼ばれる新手の「闇金」を営んだとして業者の男らが逮捕された事件で、警察は新たに、実質経営者とみられる準暴力団の・「怒羅権」のメンバーとみられる藤岡剛容疑者(40)を貸金業法違反の疑いで逮捕した。
藤岡剛容疑者
藤岡容疑者は、今年3月以降、貸金業の登録をせずに、4人に29万円を違法に貸し付けた疑い。
「給与ファクタリング」
ホームページ
藤岡容疑者は、借り手に将来支払われる給与を債権とみなして金を貸し付ける「給与ファクタリング」と称して、金を貸し付けていたとみられ、これまでに従業員ら7人が逮捕されている。その後の警察の調べで、売り上げ金が藤岡容疑者に渡っていることがわかった。
藤岡容疑者は容疑を否認しているが、警察は実質的な経営者とみて、怒羅権
藤岡剛容疑者
藤岡容疑者は、今年3月以降、貸金業の登録をせずに、4人に29万円を違法に貸し付けた疑い。
「給与ファクタリング」
ホームページ
藤岡容疑者は、借り手に将来支払われる給与を債権とみなして金を貸し付ける「給与ファクタリング」と称して、金を貸し付けていたとみられ、これまでに従業員ら7人が逮捕されている。その後の警察の調べで、売り上げ金が藤岡容疑者に渡っていることがわかった。
藤岡容疑者は容疑を否認しているが、警察は実質的な経営者とみて、怒羅権
静岡県内最大の闇金 「東一家」総長ら再逮捕
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静岡県警は、今年7月に組織的恐喝の疑いで指定暴力団・稲川会系「二代目東一家」総長、東重欽(チョン・インモ)容疑者(70)=韓国籍=らが逮捕された事件で、東容疑者らが闇金営業を行い、顧客管理などの役割分担を組織的に行っていた疑いが強まったとして貸金業法違反などの疑いで再逮捕した。
再逮捕されたのは、東重欽容疑者と東一家幹部の2人。東容疑者らは無登録で貸金業を営み、法廷金利を超える利息で県東部の男性に50万円を貸し付けた疑いがもたれている。
2人は、貸し付けた金の取り立てで男性から現金を脅し取った疑いで7月逮捕され、家宅捜索などから闇金営業の疑いが強まり、18日に2人を再逮捕した。
顧客数は200人に上り、貸し付けていた金額も合わせて約1億円と県内最大規模の闇金事件とみられている。
静岡県警は、今年7月に組織的恐喝の疑いで指定暴力団・稲川会系「二代目東一家」総長、東重欽(チョン・インモ)容疑者(70)=韓国籍=らが逮捕された事件で、東容疑者らが闇金営業を行い、顧客管理などの役割分担を組織的に行っていた疑いが強まったとして貸金業法違反などの疑いで再逮捕した。
再逮捕されたのは、東重欽容疑者と東一家幹部の2人。東容疑者らは無登録で貸金業を営み、法廷金利を超える利息で県東部の男性に50万円を貸し付けた疑いがもたれている。
2人は、貸し付けた金の取り立てで男性から現金を脅し取った疑いで7月逮捕され、家宅捜索などから闇金営業の疑いが強まり、18日に2人を再逮捕した。
顧客数は200人に上り、貸し付けていた金額も合わせて約1億円と県内最大規模の闇金事件とみられている。
組長が組員にヤミ金 山口組系藤友会ナンバー3を逮捕
静岡県警富士宮署、県警捜査4課、組織犯罪対策課は28日、無登録で金を貸し付ける「ヤミ金融業」を暴力団関係者らに対して営んだとして、指定暴力団・山口組系藤友会傘下の組長(50)=富士市天間=を貸金業法違反と出資法違反の疑いで逮捕した。
藤友会系の現役組員や元組員といった「身内」をはじめ、密接な関係がある共生者らを狙い、法外な利息で金を貸し付ける行為を繰り返していたとされる。
逮捕容疑は2016年4月から2018年4月ごろまでの間、無登録かつ法定利息を超える高金利で複数人に対して約10回、計約500万円を貸し付けた疑い。
容疑者は藤友会のナンバー3。少なくとも1カ月当たり10%以上の利息を受け取り、藤友会の資金源にしていたという。現金の受け渡しなどに若い組員を使うなど、組織的にヤミ金業を続けていたとみられる。
容疑者を含む藤友会系の組員らが正月飾りやだるまの購入を商業者に組織的に迫るなどした事件を捜査する過程で発覚した。
県警は、傘下の組員や共生者らを返済困難に陥らせることで藤友会の支配下に置き続け、組織の影響力拡大などにつなげていたとみて実態解明を進める。
藤友会系の現役組員や元組員といった「身内」をはじめ、密接な関係がある共生者らを狙い、法外な利息で金を貸し付ける行為を繰り返していたとされる。
逮捕容疑は2016年4月から2018年4月ごろまでの間、無登録かつ法定利息を超える高金利で複数人に対して約10回、計約500万円を貸し付けた疑い。
容疑者は藤友会のナンバー3。少なくとも1カ月当たり10%以上の利息を受け取り、藤友会の資金源にしていたという。現金の受け渡しなどに若い組員を使うなど、組織的にヤミ金業を続けていたとみられる。
容疑者を含む藤友会系の組員らが正月飾りやだるまの購入を商業者に組織的に迫るなどした事件を捜査する過程で発覚した。
県警は、傘下の組員や共生者らを返済困難に陥らせることで藤友会の支配下に置き続け、組織の影響力拡大などにつなげていたとみて実態解明を進める。
タクシー運転手相手にヤミ金融 住吉会系幹部を逮捕
警視庁小松川署は15日、法定金利の2倍以上で違法に金を貸し付けていたとして、指定暴力団・住吉会系幹部を出資法違反の容疑で逮捕した。
逮捕されたのは住吉会系「家根弥一家」幹部、大野桂一容疑者(48)。
大野容疑者は去年1月、東京都台東区の路上に駐車したタクシーの中で、タクシー運転手の男性(30代)に対し法定金利の2倍以上で現金5万円を貸し付け、違法な利息2万5000円を受け取った疑いが持たれている。
警視庁によると、大野容疑者は男性のタクシーに乗り込み、ドライブレコーダーに映像が残らないようエンジンを切らせた後、現金を受け取っていた。大野容疑者は「古い話なので、覚えていない」などと容疑を否認している。タクシー運転手の間では大野容疑者の連絡先が口コミで広まっていたといい余罪についても調べている。
逮捕されたのは住吉会系「家根弥一家」幹部、大野桂一容疑者(48)。
大野容疑者は去年1月、東京都台東区の路上に駐車したタクシーの中で、タクシー運転手の男性(30代)に対し法定金利の2倍以上で現金5万円を貸し付け、違法な利息2万5000円を受け取った疑いが持たれている。
警視庁によると、大野容疑者は男性のタクシーに乗り込み、ドライブレコーダーに映像が残らないようエンジンを切らせた後、現金を受け取っていた。大野容疑者は「古い話なので、覚えていない」などと容疑を否認している。タクシー運転手の間では大野容疑者の連絡先が口コミで広まっていたといい余罪についても調べている。