和歌山県は12日、従業員が暴力団に関係していたとして、建設業法に基づき土木建築会社「酒井組」(同県有田市)の建設業許可の取り消し処分をしたと明らかにした。処分は11日付。
県によると、酒井組が3月、和歌山市に新たに開設した営業所の50代の男性所長が暴力団関係者だった。同社から提出された書類を基に、県警に問い合わせて判明した。
建設業法は役員や営業所の代表者などに、暴力団組員や、組を辞めて5年以内の元暴力団関係者が就くことを禁じている。許可がない業者は請負代金が一定額を超える工事を受注できない。
酒井組は取材に「(男性が)暴力団関係者だとは知らなかった」としている。
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