ATM18億円不正引き出し 山口組本部など一斉捜索
2016年に17都府県の現金自動預払機(ATM)から偽造カードを使って計約18億円が引き出された事件で、福岡、千葉など5県警は26日、窃盗容疑などで、指定暴力団・山口組総本部や山口組系弘道会本部事務所、指定暴力団・住吉会を一斉捜索した。
捜索対象は兵庫、愛知、東京、埼玉の1都3県5カ所で、高知、佐賀、長崎各県警も捜査員を派遣。巨額の不正引き出しに暴力団が深く関与し、組織的に行われたとみて、事件の全容解明を急ぐ。
事件は16年5月に発生。南アフリカのスタンダード銀行の顧客情報を基に偽造されたカードで東京、愛知、大阪など17都府県のコンビニで一斉に現金が不正に引き出された。
捜査関係者によると、海外のハッカー組織も関わっているとみられる。警察庁は国際刑事警察機構(ICPO)ルートで海外の捜査当局と情報交換を進めている。
各県警がこれまでに逮捕した、現金を引き出す「出し子」の供述や周辺の捜査から、事件に暴力団が関与していた疑いが判明。引き出された現金は暴力団に上納されていた可能性がある。

捜索対象は兵庫、愛知、東京、埼玉の1都3県5カ所で、高知、佐賀、長崎各県警も捜査員を派遣。巨額の不正引き出しに暴力団が深く関与し、組織的に行われたとみて、事件の全容解明を急ぐ。
事件は16年5月に発生。南アフリカのスタンダード銀行の顧客情報を基に偽造されたカードで東京、愛知、大阪など17都府県のコンビニで一斉に現金が不正に引き出された。
捜査関係者によると、海外のハッカー組織も関わっているとみられる。警察庁は国際刑事警察機構(ICPO)ルートで海外の捜査当局と情報交換を進めている。
各県警がこれまでに逮捕した、現金を引き出す「出し子」の供述や周辺の捜査から、事件に暴力団が関与していた疑いが判明。引き出された現金は暴力団に上納されていた可能性がある。
