工藤会事件であいさつ料800万円被害に給付金 福岡地検
福岡地検は4日、福岡県行橋市発注の工事を受注したゼネコンが特定危険指定暴力団・工藤会へのあいさつ料として金を脅し取られた事件で被害回復給付金支給制度を適用し、同会系組長にわたった金と同額の800万円を被害者側に支給すると明らかにした。決定は昨年11月29日付。
犯罪収益を没収・追徴し被害者に返還する制度で、地検によると、あいさつ料を巡る事件での適用は珍しいという。
地検の公告などによると、組長は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の罪に問われ、懲役2年、執行猶予3年、追徴金800万円などの福岡地裁小倉支部判決が確定している。この追徴金が給付金に使われる。

犯罪収益を没収・追徴し被害者に返還する制度で、地検によると、あいさつ料を巡る事件での適用は珍しいという。
地検の公告などによると、組長は組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の罪に問われ、懲役2年、執行猶予3年、追徴金800万円などの福岡地裁小倉支部判決が確定している。この追徴金が給付金に使われる。
