キャバクラ経営者 「山健組」系組員に用心棒代支払いで勧告
兵庫県公安委員会は18日、5年間にわたり指定暴力団・神戸山口組系「山健組」系の組員に用心棒代を支払っていたとして、県暴力団排除条例に基づき、受け取った山健組傘下組員と、神戸・三宮の歓楽街でキャバクラやガールズバーを運営する2社に今後利益供与を行わないよう勧告した。
県警暴力団対策課によると、2社は2011年12月ごろ~今年1月ごろ、計380万円を用心棒代として組員に手渡していたという。2社を経営する男性は同期間中、キャバクラやガールズバーを同地区で5~7店展開し、1店当たり年間10万円の支払いを組員に持ち掛けていた。実際にトラブルの解決を依頼したことはなかったが、2社の社長を務める男性は「これから暴力団が必要になると思った」と県警に説明したという。
今年5月末に県警が立ち上げた「歓楽街特別暴力団対策隊」(特暴隊)の一斉調査で発覚。一連の調査では、三宮の飲食店のうち少なくとも約150店舗が昭和60年代以降、みかじめ料や用心棒代として2億円超を山健組側に支払っていたことが判明している。

県警暴力団対策課によると、2社は2011年12月ごろ~今年1月ごろ、計380万円を用心棒代として組員に手渡していたという。2社を経営する男性は同期間中、キャバクラやガールズバーを同地区で5~7店展開し、1店当たり年間10万円の支払いを組員に持ち掛けていた。実際にトラブルの解決を依頼したことはなかったが、2社の社長を務める男性は「これから暴力団が必要になると思った」と県警に説明したという。
今年5月末に県警が立ち上げた「歓楽街特別暴力団対策隊」(特暴隊)の一斉調査で発覚。一連の調査では、三宮の飲食店のうち少なくとも約150店舗が昭和60年代以降、みかじめ料や用心棒代として2億円超を山健組側に支払っていたことが判明している。
