覚醒剤100キロ密輸 「山健組」傘下会長に懲役25年、罰金1千万円
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鹿児島県の徳之島沖から覚醒剤約100キロを密輸したとして、覚せい剤取締法違反などの罪に問われた、自営業で元暴力団組幹部、魚山恭嗣被告(70)と、指定暴力団・神戸山口組系山健組傘下、與組幹部で「誠心会」会長、藤村誠也被告(69)の裁判員裁判で、福岡地裁は22日、魚山被告に懲役27年、罰金1千万円(求刑懲役30年、罰金1千万円)、藤村被告に求刑通り懲役25年、罰金1千万円の判決を言い渡した。

足立勉裁判長は判決理由で「複数の組員らが役割分担して実行した組織的、計画的な犯行だ。密輸量は膨大で、同種事案の中で最も重い部類に当たる」と指摘。多額の報酬を目当てに魚山被告はグループのまとめ役、藤村被告は現場責任者として積極的に関わったと述べた。
その上で足立裁判長は、2人が首謀者の指示を受けて行動していた点を考慮し、ともに無期懲役を選択した上で、刑法の酌量減軽の規定を適用し、有期刑が相当とした。
判決によると、2人は昨年2月、東シナ海上で国籍不明の船から覚醒剤約100キロを漁船に積み替え、徳之島の漁港に陸揚げした。

鹿児島県の徳之島沖から覚醒剤約100キロを密輸したとして、覚せい剤取締法違反などの罪に問われた、自営業で元暴力団組幹部、魚山恭嗣被告(70)と、指定暴力団・神戸山口組系山健組傘下、與組幹部で「誠心会」会長、藤村誠也被告(69)の裁判員裁判で、福岡地裁は22日、魚山被告に懲役27年、罰金1千万円(求刑懲役30年、罰金1千万円)、藤村被告に求刑通り懲役25年、罰金1千万円の判決を言い渡した。

足立勉裁判長は判決理由で「複数の組員らが役割分担して実行した組織的、計画的な犯行だ。密輸量は膨大で、同種事案の中で最も重い部類に当たる」と指摘。多額の報酬を目当てに魚山被告はグループのまとめ役、藤村被告は現場責任者として積極的に関わったと述べた。
その上で足立裁判長は、2人が首謀者の指示を受けて行動していた点を考慮し、ともに無期懲役を選択した上で、刑法の酌量減軽の規定を適用し、有期刑が相当とした。
判決によると、2人は昨年2月、東シナ海上で国籍不明の船から覚醒剤約100キロを漁船に積み替え、徳之島の漁港に陸揚げした。
