平成11年の組長代行射殺 元幹部に懲役14年
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和歌山県新宮市で平成11年9月、指定暴力団・山口組系の元組長代行を射殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた同じ組の元幹部、上田英昭被告(56)=愛知県碧南市=の裁判員裁判で、和歌山地裁は22日、懲役14年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

上田英昭被告
弁護側は無罪を主張し、実刑が確定した実行犯の男2人は法廷で被告の関与を否定したが、武田正裁判長は「被告による殺害の指示があったとする2人の供述調書や別の公判での証言は内容が具体的で信用できる」と判断し、共謀を認定。「拳銃を用意するなど不可欠な役割を担い、長期間逃亡するなど反省の態度がない」と指摘した。
判決によると、上田被告は11年9月29日夜、新宮市内の路上で組関係者の男2人と共謀し、対立する暴力団に移ろうとした中林喜文元組長代行=当時(56)=の左側頭部などを拳銃で5発撃ち、殺害した。
被告は事件後に行方が分からなくなり、和歌山県警が殺人容疑で指名手配。約15年後の26年7月に目撃情報から愛知県高浜市で発見、逮捕した。

和歌山県新宮市で平成11年9月、指定暴力団・山口組系の元組長代行を射殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた同じ組の元幹部、上田英昭被告(56)=愛知県碧南市=の裁判員裁判で、和歌山地裁は22日、懲役14年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

上田英昭被告
弁護側は無罪を主張し、実刑が確定した実行犯の男2人は法廷で被告の関与を否定したが、武田正裁判長は「被告による殺害の指示があったとする2人の供述調書や別の公判での証言は内容が具体的で信用できる」と判断し、共謀を認定。「拳銃を用意するなど不可欠な役割を担い、長期間逃亡するなど反省の態度がない」と指摘した。
判決によると、上田被告は11年9月29日夜、新宮市内の路上で組関係者の男2人と共謀し、対立する暴力団に移ろうとした中林喜文元組長代行=当時(56)=の左側頭部などを拳銃で5発撃ち、殺害した。
被告は事件後に行方が分からなくなり、和歌山県警が殺人容疑で指名手配。約15年後の26年7月に目撃情報から愛知県高浜市で発見、逮捕した。
