山口組系「國粹会」傘下組長ら8人逮捕 銀座でみかじめ料徴収
警視庁組織犯罪対策4課は13日、東京・銀座の飲食店関係者からみかじめ料名目で現金を脅し取ったとして、指定暴力団山口組系国粋会傘下「十四代目生井一家」総長、梅木寿史容疑者(54)ら8人を恐喝容疑で逮捕した。
組織犯罪対策4課によると、梅木容疑者が所属する国粋会は銀座の繁華街を「縄張り」とし、構成員らが銀座の店を回って強制的にみかじめ料を集めていたとみられる。今年4月、数十店舗が同庁に被害相談をしていた。
捜査関係者によると、銀座のみかじめ料の相場は月約5万円といい、少なくともほかに数十店舗が8人が所属する組などにみかじめ料を支払っていたとみられる。
以前は引き換えに、この暴力団と関係がある右翼団体名義の領収証を受け取った。店でのトラブルを防ぐため組員が定期的に巡回に来て、店に飾る花のリースも酒の仕入れも、指定された店を使ったという。
関係者によると、銀座では通常のみかじめ料だけでなく、店舗近くの路上を勝手に区切って「駐車場」に設定して駐車代数万円を要求したり、客引きの元締らにも数万円を支払うよう要求したりする例もあった。
定期的に店舗周辺を巡回し、決まった客引き以外を使っていないかも監視していたという。
みかじめ料の要求は暴力団対策法で禁じられているが、水面下では各地で続いているとみられ、都道府県公安委員会が毎年500件前後の中止命令を出している。また、みかじめ料を支払った側も条例に違反しているとして勧告されることがある。
銀座には約1400軒の飲食店が集まり、組織犯罪対策4課は今年4月、銀座にある数十店の飲食店から事情を聴き、梅木容疑者らに脅されなかったかを捜査。恐喝容疑での立件に向けて調べを進めていた。

組織犯罪対策4課によると、梅木容疑者が所属する国粋会は銀座の繁華街を「縄張り」とし、構成員らが銀座の店を回って強制的にみかじめ料を集めていたとみられる。今年4月、数十店舗が同庁に被害相談をしていた。
捜査関係者によると、銀座のみかじめ料の相場は月約5万円といい、少なくともほかに数十店舗が8人が所属する組などにみかじめ料を支払っていたとみられる。
以前は引き換えに、この暴力団と関係がある右翼団体名義の領収証を受け取った。店でのトラブルを防ぐため組員が定期的に巡回に来て、店に飾る花のリースも酒の仕入れも、指定された店を使ったという。
関係者によると、銀座では通常のみかじめ料だけでなく、店舗近くの路上を勝手に区切って「駐車場」に設定して駐車代数万円を要求したり、客引きの元締らにも数万円を支払うよう要求したりする例もあった。
定期的に店舗周辺を巡回し、決まった客引き以外を使っていないかも監視していたという。
みかじめ料の要求は暴力団対策法で禁じられているが、水面下では各地で続いているとみられ、都道府県公安委員会が毎年500件前後の中止命令を出している。また、みかじめ料を支払った側も条例に違反しているとして勧告されることがある。
銀座には約1400軒の飲食店が集まり、組織犯罪対策4課は今年4月、銀座にある数十店の飲食店から事情を聴き、梅木容疑者らに脅されなかったかを捜査。恐喝容疑での立件に向けて調べを進めていた。
